トランギアのストームクッカーが超便利!使い方から種類まで!

キャンプや山登りの楽しみの一つである「山ごはん」ですが、トランギアのストームクッカーは知っていますか?フライパンとソースパンがセットになっており、持ち運びにも便利なため世界中に根強いファンの多いアウトドア用品です。トランギアならではの洗練されたデザインで、山ガール達にも人気のストームクッカーですが、詳しい使い方や応用レシピまで紹介していきます。これを読めば、きっと山でごはんを食べたくなること間違いなしです。

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目次

  1. 1トランギアのストームクッカーが超便利!
  2. 2トランギアのストームクッカーについて解説!
  3. 3トランギアのストームクッカーで作る料理レシピ
  4. 4トランギアのストームクッカーでアウトドアを楽しもう!

トランギアのストームクッカーが超便利!

山登りをする方なら愛用者も多くいる「トランギア」のストームクッカーが、何にでも使えて便利だと話題になっています。料理をするための調理器具であるトランギアのストームクッカーですが、その使い方は幅広く、煮込み料理から炒め物、ごはんを炊くのにも使えます。そんなトランギアのストームクッカーについて、詳しい使い方や料理のレシピなどについてまとめていきます。

最近は「山ガール」といった言葉も流行するほど、登山やハイキングが若い女性にも浸透しています。都会で疲れた毎日を、自然に囲まれて過ごすことでリフレッシュさせたいと考える方が増えているようです。そして、ハイキングに欠かせないのが「山ごはん」と呼ばれる料理です。山の上で料理をすることで、いつもと違ったおいしさが楽しめると人気を集めています。

「山ごはん」というと、キャンプファイヤーでマシュマロを焼いたり、飯号でごはんを炊いたりした経験がある方も多いのではないでしょうか?小学校時代のキャンプやボーイスカウトで、みんなで協力して作った料理の味はいつもより美味しかった思い出があると思います。そして、山で料理を作るのに欠かせないのが料理グッズですが、「高そう」「わざわざ買うほどでもない」と思っている方も多いでしょう。

しかし、山での料理グッズは機能性を重視して作られているので、無駄な装飾がなく洗練されたデザインのものが多いので、家庭での料理グッズが好きな方にもおすすめです。そして、トランギアのストームクッカーは、山料理愛好家の間でも人気が高く、世界的な超ロングセラー商品として長く愛されています。これをみれば、普段登山やピクニックをしない方でもストームクッカーが欲しくなること間違いなしです。

トランギアのストームクッカーについて解説!

普段登山をしなかったり、アウトドア用品にあまり詳しくないのであれば、「トランギア」、「ストームクッカー」と言われても、何のことかピンとこない方も多いでしょう。トランギアのストームクッカーとは、一体何に使う道具なのでしょうか?使い方やその誕生の秘密まで、トランギアのストームクッカーについてこれから詳しく解説してきます。

トランギアのストームクッカーとは?

まず、「トランギア」というのは、スウェーデン発祥のポータブルストーブ関連製品メーカーのことを指します。また、トランギアの製品が広く普及していることから、トランギア製のポータブルストーブ製品のことを指す場合もあります。トランギアが生まれたのは1925年のことで、農業に従事していた創始者が開発しました。卓越したデザインと優れた技術により、世界中にファンの多いブランドです。

そして、「ストームクッカー」というのは、アルコールバーナーを使って料理を作るための調理器具のことです。そのため、アルコールバーナーを固定するためのベースとなる部分と、その熱を逃がさないようにした風防とゴトクによって構成されています。ベース部分の側面の穴から空気を取り込む仕組みとなっており、より強い火力が出るようになっています。主に、山で料理をする際に使われることが多いです。

山に登る時は、テントや食料、水など大量の荷物が必要です。そのため、調理器具はかさばらないことが大きなポイントになります。そんな中で、トランギアのストームクッカーは、セットでコンパクトにまとめることができるのはもちろん、軽量化されているので持ち運びにぴったりなのです。トランギアはすっきりとしたデザインで耐久性もバツグンなので、ハイキングや本格的な登山にも耐えうる仕様です。

トランギアのストームクッカーSシリーズ

トランギアのストームクッカーSシリーズは、1.0Lのソースパン2つにフライパンがセットになっています。ソースパンとフライパンは、熱伝導率の高いアルミが外側で、耐久性の高いステンレスが内側に使用されています。そのため、長く丈夫に使えると口コミで人気です。また、Sシリーズには別売りの0.6Lのケトルを収納することもできてしまいます。ちなみに、ソースパンは底の深いもので、フライパンは底が浅くなっています。

トランギアストームクッカーSシリーズは、トランギア製品の中でもコンパクトなことが特徴です。ソースパンとフライパンの大きさは、直径が18cm・高さが10cmです。また、別売りのケトルはソースパンの中にすっぽり収まるサイズになっているので、トランギアの一式を全部まとめてもすっきりコンパクトに持ち運びできます。山登りやハイキングには荷物が多くなりがちなので、これは非常に嬉しいポイントです。

そして、トランギアのストームクッカーSは、セット外の別売り部品を追加して楽しむこともできます。上の写真のマルチディスクは、使い方がいろいろと幅広く便利な部品です。例えば、パスタを茹でた後の湯切りをするときや、簡単なまな板の代わりにもなります。さらに、雪山登山の際は雪上のベースプレートとしても役立ちます。もちろん、ソースパン・フライパンなどと一緒に収納することが可能です。

また、トランギアのストームクッカーSは、別売りの収納袋を使えばひとまとめにすることができます。専用袋は赤い色がポップで可愛らしいので、登山やキャンプに持っていくのが楽しみになりそうです。素材は化学繊維で丈夫なため、少々汚れてもサッと拭けばきれいに元通りです。使い方に限らず、アウトドアには土汚れや汗の汚れも付きがちなので、いつでも清潔に使用できるのは重要なポイントです。

そして、一口にトランギアストームクッカーSサイズといっても様々なバリエーションがあります。まず、上の写真の「ストームクッカーS・デュオサール」は、フライパン1つ・ソースパン2つがセットになったもので、最もスタンダードなタイプです。価格は税抜15000円です。初めてトランギアのストームクッカーを購入する人にはおすすめのタイプです。この他にもハイグレードなタイプが出ているので、トランギアに使いなれたら手を出すのもおすすめです。

次に、「トランギアストームクッカーS・ウルトラライト」は、その名の通り通常よりも強度のあるアルミニウムを使用することで軽量化を図ったタイプです。軽量化を図っているとはいえ、フライパンの内側はノンスティックコーティングが施されています。普通のフライパンなら調理時に肉などを焼くと焦げ付いてしまいますが、これならくっつかず、調理後の後片付けもラクラクです。定価は10500円です。

「ストームクッカーS・ULハードアノダイズド」は、「ストームクッカーS・ウルトラライトモデル」を原型にしつつ、アルミニウムの腐食を防ぐためにハードアノダイズド(陽極処理)加工を施したシリーズです。ハードな環境で使うことを想定しているなら、こちらがおすすめです。ただし、値段は17000円と、他のトランギアストームクッカーSシリーズよりは多少上がってしまいます。

「ストームクッカーS・ブラックバージョン」は、「ストームクッカーS・ウルトラライトモデル」の表面に黒色塗装の施されているシリーズです。セットの内容は、通常のトランギアストームクッカーSシリーズと変わりません。値段は13000円です。黒色だと大人っぽくカッコいいイメージになるので、男性向きのデザインとなっています。また、少々汚れても目立ちにくいので、アウトドアでがっつり使いたい人にもおすすめです。

ここまで紹介してきたトランギア・ストームクッカーSシリーズですが、一人分の調理をするのにぴったりだとブログなどで人気です。コーヒーを沸かしたりするのにも使えるので、ピクニックや山登りでちょっと一息つく時に役立ちます。トランギアにはオプションの製品が多数出ているので、少しづつ買い足していくのも楽しみです。

トランギアのストームクッカーLシリーズ

トランギアのストームクッカーLシリーズは、Sシリーズよりも大きいので、大人数の料理を調理する時に便利です。Sシリーズと異なる点は、セットの内容が1.5Lと1.75Lの2つのソースパンで容量が異なる点です。たった0.25Lのちがいですが、ラーメンを作る時は1.75L、ごはんを炊く時は1.5Lと使い分けることが出来るので、とても便利です。また、Sシリーズと同じくフライパンも付いているので、炒め物もお手の物です。

まず、「トランギアストームクッカーL・デュオサール」は、いちばんスタンダードなタイプです。セットの内容は、1.5Lと1.75Lのソースパンと、フライパンです。フライパンの直径は22cmとなっており、2人分の料理なら余裕で作れる大きさです。また、別売りで0.9Lのケトルも付けることが出来ます。0.9Lもあれば、4人分程度のお茶を沸かすのも余裕で出来ます。価格は16500円です。

「ストームクッカーL・ウルトラライト」は、Sシリーズで紹介したものと同じタイプです。アルミニウムを使用することで、軽量化を図っています。サイズは直径は22cmで、高さは10.5cmとなっています。登山に行く際は、出来るだけ荷物を軽くした方が体力の消耗が少なくておすすめなので、こちらの商品はとても使いやすいと口コミで話題になっています。価格は11500円です。

「ストームクッカーL・ULハードアノダイズド」は、トランギアSシリーズで紹介したようにアルミニウムの腐食を防いで強化したタイプとなっています。本体のカラーが落ち着いたシルバーメタリックなので、おしゃれに使うことが出来ます。2人分のラーメンを茹でるのにちょうどよい大きさなので、山ごはんをつくるのに最適な器具です。価格は19000円です。

「ストームクッカーL・ブラックバージョン」は、トランギアウルトラライトモデルの表面に黒色塗装を施したタイプなので、軽量でありつつ引き締まった印象のデザインが特徴的です。Sシリーズと同じく、フライパンとソースパンの内側にはノンスティック加工がされているので、食材がくっつきにくいと人気です。価格は14500円です。

トランギアのストームクッカーの基本的な使い方

それでは、ここからトランギアストームクッカーの使い方を紹介していきます。山で使うアウトドア用品なので、なんとなくとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。トランギアのストームクッカーを使いこなして、登山デビューしてみるのもおすすめです。

使い方はいたって簡単で、ベースにゴトクをセットし、燃料を入れたゴトクの中央にセットします。そして、最後にライターかマッチでアルコールに着火すれば完了です。ゴトクの上にソースパンやフライパンを置いて使います。トランギアのストームクッカーはシンプルな構造が特徴で、ベースの横に開いている穴から酸素が供給されるようになっているので、安定して燃料が燃える仕組みとなっています。

特に、トランギアのストームクッカーは、余分な機能が付いておらず、調理をするためだけのシンプルな作りなので、メンテナンスが簡単で使い方も誰にでも分かりやすいのが特徴です。キャンプや山登りでは、器具が故障してしまうと、そのまま単なる重りとして帰るまで運ばなければならなくなるので、使い方が簡単で壊れにくいことは最大のメリットであると言えます。

燃料のアルコールは着火や消火も簡単

トランギアのストームクッカーの燃料は、アルコール燃料となっているためドラッグストアなどでも簡単に手に入ります。燃焼時間は、1回のアルコール使用量(約100ml)で約25分となっています。ちょっとお湯を沸かしたり、ごはんを炊くのに丁度いい時間です。なお、長時間の煮込みが必要な料理には短いですが、着火作業は本当に簡単なので、延長する場合でも手間になりません。

トランギアのストームクッカーの着火方法は、ライター等でアルコールに着火するだけです。非常に簡単なのですが、ここでやけどを負ってしまう人が意外とたくさんいます。その理由は、着火してすぐの炎が青色をしているので、晴天下では見えにくい場合があるからです。気付かないままに炎に手を近付けてしまい、思わぬ怪我をしてしまうことに繋がりますので、十分注意するようにしましょう。

ちなみに、登山やハイキングでの料理中に火傷をする人は案外多いようです。慣れない調理器具を使う作業になりますし、火をおこしている地面が平らでないので、ぐつぐつ煮えている鍋をついうっかりひっくり返してしまうケースが非常に多いです。やけどしてしまった場合の応急処置としては、まず、すぐに冷水をかけて冷やすことです。もし、衣服の上から熱湯を浴びてしまった場合は、無理に衣服をはがさず、上から冷水をかけます。

これは、無理に衣服を剥がしてしまうと、弱くなった皮膚も一緒にべろりとはがれてしまうことが多いからです。そうなってしまうと、最悪の場合皮膚移植が必要になったり、完治して自分の皮膚が再生するまでに1年程度の長い時間が掛かってしまいます。火傷をすると痛くて焦ってしまいますが、冷静に対応するようにしましょう。

やけどした患部を冷やす時間は、おおよそ10分~30分です。この時間は、「もう大丈夫だろう」と思ってから最低5分は冷やすようにしましょう。皮膚の深部にまで炎症が広がっている場合、冷やし過ぎるということはありませんので、しっかりと冷やしましょう。もし、近くに冷水が無かったり、清潔な水が用意できない場合は、冷やしたタオルなどでも代用できます。

割合重度のやけどの場合、熱湯を浴びてからすぐに水ぶくれが出来ることがあります。重度の場合、痛覚がダメージを受けているので意外と痛みは無く、つぶした方が早く治るのでは?と思ってしまいそうになりますが、水膨れをつぶすことは絶対にやめましょう。無理につぶすと新しい皮膚にダメージを与えることになりかねませんので、優しくガーゼでくるんですぐに病院に行くようにしましょう。

ストームクッカーのフライパンは蓋にも使用できる!

底が浅めのフライパンと、煮込み料理にも使える深さのソースパンがセットになったトランギアのストームクッカーですが、セットには何か物足りなさを感じる人も多いのではないでしょうか?そうです、フタがありません。煮込み料理を作る時にフタをしなければ、永遠に煮込まなければなりません。そうでなくとも、本来なら使わなくてもいい火力を無駄に消費してしまいます。

無駄に火力を使ってしまうことはエコではありませんし、何といっても時間がもったいないこと限りなしです。ただでさえ荷物が多い登山やピクニックなので、できるだけ最小限のガスバーナーだけをパッキングして出掛けたいものです。そこで、セットについていないのであれば別売りのフタを買えばいいじゃないか?と思ってしまいますが、トランギアからは別売りのフタというものは販売されていません。

それならばと、別メーカーから出ているフタだけ買うという方法があります。実際に、アウトドアショップに行けばジャストサイズのフタが売っているので、単体で買うのもありです。また、嬉しいことに100円ショップでも家庭用なべのフタは販売されています。しかも、100円なだけあって小さい鍋用のフタはたいていの100円ショップに置いてあります。

しかし、別売りのフタを買うのは何んだか負けた気がしてしまいます。限られた物資の中から最適な方法を編み出してこそ、「アウトドアの達人」と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか?そこで、いま持っている物資を見渡してみると、ちょうど良さそうなものがありました。そう、「フライパン」です。トランギアのストームクッカーは、セットになっているだけあってすべてのパーツがぴったりはまるようになっています。

そのため、深いソースパンには底が浅めのフライパンがぴったりとはまります。これで、ごはんを炊いたりパスタをゆでたり、煮込み料理をするときだって短時間で効率よく加熱することが出来ます。エネルギーの無駄も省けて、余計な荷物も少なくなるので一石二鳥の解決策なのではないでしょうか。これぞ新の「アウトドアの達人」です。

しかし、「フライパンをソースパンのフタの代わりにする」という解決策には、1つ弱点があります。ご想像のように、フライパンとソースパンを同時に使えないことです。ガスバーナーをいくつか使用して、ごはんを炊きながら野菜炒めをつくるというような状況では、フライパンはフタの代わりには使えません。したがって、そういった状況の時は大人しく別のフタを買って使うようにしましょう。

もちろん、トランギアのファンであればストームクッカーを何セットも持っているというツワモノもいると思います。そういう方は、思う存分フライパンをソースパンのフタの代わりとして使って下さい。しかし、フライパンの本来の使い方は炒め物やパンケーキを焼くことなので、たまにはフライパンらしい使い方もすることをおすすめします。

火力が欲しい場合はガスバーナーを使ってみよう!

トランギアのストームクッカーは、SシリーズもLシリーズでもアウトドア用のアルコールランプで使用することが出来ます。アルコールランプは、小学校に理科の実験で使ったことがある方も多いでしょうが、ドラッグストアでも売っているアルコールを燃焼させることで火をおこします。トランギアのストームクッカーは、アルコールランプをすっぽり覆う囲いが付いているので、少々の風には対応できます。

アルコールランプの火力は比較的優しめなので、コーヒーを淹れるためのお湯を沸かしたりするのにちょうど良い火力となっています。ちなみに、水750mlをお湯に沸かすためには、アルコール14mlを消費して9分程度沸かす必要があります。アルコールランプは扱いやすいですが、火力が弱いことと、使用するぶんのアルコールをその都度持ち歩かなければならないのが少々面倒だと感じる人は多いです。アルコール代もばかになりません。

そのため、本格的な料理を山で作りたい方や、アルコールの詰め替えが面倒くさいという方には、「ガスバーナー」を使用することをおすすめします。しかし、残念ながらトランギア製の純正ガスバーナーは日本では未発売となっています。だからといってガスバーナーが使えないわけではなく、他メーカーのガスバーナーでも問題なく使用できるので、ここでは他メーカー製のガスバーナーでの使い方を紹介します。

それではここから、トランギアのストームクッカーのガスバーナーをセットする方法を紹介していきます。トランギアストームクッカーの本体には、空気穴とは別に大きめの穴が開いているので、そこから接続金具を通して固定します。そして、外側に出した金具にガスを接続すれば完了です。

ストームクッカーの本体から出たケーブルに引っかけそうで少し怖いですが、アルコールランプは本体に置くだけなので、それ自体をひっくり返してしまう可能性があることを考えると、ガスバーナーの方が安定感があります。なんといっても、ガスなので火力が十分あり、弱火にしたり強火にしたりといった調整が出来るのがたいへん便利なポイントです。

しかし、フライパンやソースパンを本体の上に置くことになるので、アルコールランプよりも火から器具までの距離が開いてしまうのが心配です。しかし、そんな心配は無用です。本体を置く風防は風を通しにくく、かつ、風防内部で「チムニー効果」が起こっているので、しっかりと火力を届けることが出来るのです。

ここで、「チムニー効果」とは何かと言うと、日本語で言うと「煙突効果」のことです。空気や水の性質として、高温のものは低温のものよりも上にいくというのは身近な原理です。お風呂に入るとき、上の方は温かいのに底の方は冷えていたという経験がある方も多いのではないでしょうか?それと同じことが、煙突の中でも起こります。

煙突内部の空気が外気よりも高温の時、高温の空気が上がることで浮力が生じ、煙突下部の空気取り入れ口がら外部の冷たい空気が引き入れられるという現象です。同様にして、トランギアのストームクッカーの場合でも、フライパンと火の距離が遠くても、高温の空気がフライパンまで届くため、しっかりと加熱することが出来るのです。

ちなみに、一般的なアウトドア用品サイズの小型のガスバーナーであれば、トランギアのストームクッカーにオプションで付けられるケトルに収納することが出来ます。アウトドアマスターであれば、いかにコンパクトに器具を収納できるかに命をかけている方も多いでしょうが、これは便利なポイントなのでおすすめです。

トランギアのストームクッカーで作る料理レシピ

それではここで、トランギアのストームクッカーを実際に使って作る料理のレシピを紹介します。SシリーズとLシリーズで大きさが異なるぶん、おすすめの料理も違ってくるので、購入する際の参考にしてみてはいかがでしょうか?トランギアのストームクッカーは、正しい使い方をすれば簡単に扱えるので、初心者にもおすすめです。

まずは基本のお米を美味しく炊こう

まずは、キャンプや山登りでの定番、ごはんの炊き方を紹介します。お米は夏の日中など、高温になる状況でも傷まずに持ち運べますし、何よりも日本人の食生活に古くから根付いているので、山の上で食べると格別に美味しいです。ごはんを炊ければ、カレー、おにぎり、ピラフ、オムライスなど、さまざまな料理にも応用できるので、ぜひマスターしてみて下さい。

ごはんの作り方は、まず、米を水でよく砥ぎます。最近では洗わなくてもすむ無洗米も安価で販売されているので、山で作るごはんにはおすすめです。そして、お米1合に対して水180mlを入れます。お米の炊き具合の好みは人によってさまざまなので、柔らかめが好きな人は水を少々多めに入れるようにしましょう。山ごはんでは、一緒に行く仲間の食の好みを知ることもできるのが楽しみの一つです。

そして、美味しくお米を炊き上げるために、炊く前に30分~1時間ほどお米を水にさらしておくのがポイントです。浸水が終わったら、ストームクッカーにフタをして火にかけます。この時に使うフタは、ストームクッカーのセットになっているフライパンでも大丈夫です。火にかけて沸騰してきたら、弱火にして15~20分ほどさらに炊いて行きます。ストームクッカーの中から「チリチリ」という音がしてきたら、炊きあがりまでもう少しです。

トランギアストームクッカーを火からおろしたら、そのままひっくり返して20分ほど蒸らすようにしましょう。もし、冬場など気温の低い時期であれば、タオルなどでくるんで熱が逃げないようにしましょう。炊きあがったご飯はふっくら仕上がっていて、普段食べる炊飯器のごはんとは比べ物にならない美味しさです。使い方も意外と簡単なので、ぜひ試してみて下さい。

ごはんを炊くのには、トランギアSシリーズもLシリーズでも大丈夫です。人数が多めであればLシリーズで炊くようにしましょう。Sシリーズは小型でありながら2人前くらいの料理なら余裕で作れます。ただし、ごはんを炊く際は吹きこぼれる場合があるので、多く入れ過ぎないように正しい使い方を守りましょう。

初心者向きメニュー「ゴロゴロ野菜のポトフ」

トランギアのストームクッカーは、煮込み料理もお手のものです。ポトフは火力を使うので、できればガスバーナーで加熱するのがおすすめです。難しそうなイメージがあるポトフですが、作り方はとても簡単です。使い方をしっかりマスターして、おいしい食事を楽しみましょう。

まず、2人分のポトフの材料は、ジャガイモ2個、ニンジン1本、タマネギ1個、キャベツ1/4個、ソーセージ適量、コンソメ1個、水300cc、塩コショウ適量です。たくさん人数がいる場合は、合わせて増やしましょう。

作り方は、まずじゃがいも、にんじん、たまねぎ、キャベツ、ソーセージをお好みの大きさに乱切りします。それから、ソースパンにコンソメキューブ、水、さきほど切った材料を入れて火にかけていきます。そのまま15分程度煮込んで、塩コショウで味を整えれば完成です。Sシリーズであれば2人分作れます。また、人数が多い場合はLシリーズがおすすめです。

とろーりとろける「チーズフォンデュ」

トランギアのストームクッカーでは、チーズフォンデュをつくることもできます。作り方はいたって簡単で、とろけるタイプのチーズをトランギアストームクッカーでとろかして、ソーセージやブロッコリーなどの食材を付けて食べるだけです。簡単でありながら、みんなのテンションが上がる料理なので、キャンプにはぴったりの料理です。好きな食材を揃えて試してみてはいかがでしょうか?

トランギアのストームクッカーでアウトドアを楽しもう!

ここまで、トランギアのストームクッカーの魅力について紹介してきました。アウトドア用品は使い方がよく分からなかったり、なんとなく買うほどでもないかなと思っていた初心者の方も、手に入れてみたくなったのではないでしょうか?意外と使い方も簡単で、丈夫なためお手入れも簡単です。トランギアのストームクッカーで作った料理は、しっかり火が通って美味しくなります。また、山で食べる料理は普段よりきっと美味しいはずです。

トランギアのストームクッカーには、SシリーズとLシリーズがあるので、お好みに合わせて選ぶことが出来ます。人数が2人以下の料理を作る場合や、コーヒーやお茶を淹れるのをメインで使うことを想定している場合なら、Sシリーズがおすすめです。一方、Lシリーズは大人数でも対応できるサイズ感になっています。まずはSシリーズを買ってみて、トランギアのストームクッカーの良さが分かった所でLシリーズに手を伸ばすのもおすすめです。

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