超音波加湿器のおすすめ人気は?白い粉がつく理由と掃除方法も紹介!
冬に乾燥対策として使うイメージがある加湿器ですが、じつは一年中使えることを知っていましたか?超音波加湿器やスチーム式などさまざまなタイプがありますが、それぞれおすすめのポイントを紹介します。また、超音波加湿器特有の白い粉が出る問題や、その掃除方法についてもくわしく紹介していきます。おすすめの人気器具の中から、ぜひ自分にぴったりの超音波加湿器を見つけてみましょう!
目次
冬だけじゃない!じつは一年中使える加湿器
加湿器と言えば、冬の乾燥する時期に使うことで、喉をうるおし、乾燥を防いでくれる効果があるので、風邪予防として使っている人も多いのではないでしょうか?そのため、春になると押入れの奥に仕舞ってしまうことが多いです。そもそも、冬以外の季節は湿度も高いし、加湿器を使う意味が無さそうだと思ってしまいます。しかし、実は加湿器は一年中役に立つアイテムなのです。
年々暑くなっている夏にはエアコンが必需品で、付けないと耐えられないと思っている方は多いと思います。エアコンは室内の空気を取り込んで冷却していますが、その際に空気の水分を奪ってしまうものが多いです。そのため、エアコンを使うと室内の湿度が低くなり、乾燥してしまいます。また、夏は外と中との気温差もあり、そこに追い打ちを掛けるかのように空気も乾燥していると、夏風邪の原因となってしまいます。
エアコンで乾燥した室内に加湿器を追加すると、湿度が適当に保たれ、夏風邪予防にもつながります。さらに、気化タイプや超音波加湿器を使うと、部屋中に水のミストを拡散しているのと同じ状態になるので、部屋の気温を下げてくれる効果があります。
夏には屋外の道路などで打ち水をしている光景をよく見かけますが、それと同じような効果が得られます。風邪予防にも部屋の温度の冷却にも使えるので、ぜひおすすめです。今回はそんな加湿器のおすすめを紹介していきます。
加湿器の種類は?
一口に加湿器といっても、超音波加湿器やスチーム式加湿器など、種類は様々です。1つづつ紹介していきますので、自分のスタイルにあった加湿器を選ぶようにしましょう。
超音波加湿器
超音波加湿器は、加湿器内部の水に超音波を当てて振動させることで、水の分子を細かくして空気中に排出する仕組みの加湿器です。イメージでいうと、細かい霧の出る霧吹きで水を拡散して、加湿しているようなものです。煙のように蒸気が出ているので、触ると熱くて危険なのではないかと思ってしまいがちですが、熱を使わずに蒸気を発生させているので、小さい子供がいる部屋でもおすすめで、安全に使うことが出来ると人気です。
スチーム加湿器
スチーム式加湿器は別名ポット型とも言い、お湯を沸騰させることで水蒸気を発生させて加湿するタイプの加湿器です。昔の家庭にはよくあった、ストーブの上でやかんのお湯を沸かしているようなものです。熱湯を沸かすため、水道水の中の雑菌を死滅させることが出来て、衛生面ではとても清潔な加湿器です。また、器具の掃除の手間もほとんどなく、お手入れが楽なのも人気なポイントです。
ただし、お湯が沸くこぽこぽという音が少々気になるという方もいるかもしれません。そして、100度以上の熱湯になるので、室内で動物を飼っていたり、小さい子どもがいる場合は火傷の危険があり、使用はおすすめしません。そして、お湯を沸かすための消費電力がたくさん必要なので、毎月の電気代が高くなりがちです。しかし、掃除の手間がなく、衛生的な加湿が出来るので、健康に気を使っている方にはおすすめです。
気化加湿器
気化タイプの加湿器は、専用のフィルターに水を染み込ませ、そこに風を送ることで水蒸気を発生させる方法の加湿器です。扇風機にぬれたタオルを掛けておくと涼しくなりますが、それと同じ原理です。そのため、気化タイプの加湿器は室温を下げる効果があり、夏でも人気でおすすめの加湿器です。
熱湯を沸かすことで水蒸気を発生させるわけではないので、触っても熱くなく、安全性が高いのがポイントです。小さい子供がいる家庭でも安心して使うことが出来ます。さらに、ファンが回るだけの運転なので、静音性が高くて静かなのも特徴です。そして、一般的な他の加熱式の加湿器に比べて電気代が安いのもメリットです。
しかし、加熱しない分、タンクの中で水の雑菌が増えてしまうのがデメリットと言えます。水は毎日交換して、加湿器用洗剤やクエン酸、重曹などでしっかりと殺菌して洗わないと、体調不良の原因になってしまうので、注意が必要です。
ハイブリッド加湿器
ハイブリッド型加湿器は、先ほど紹介した気化式加湿器に、加熱ヒーターを追加した作りになっています。2つの加湿器を合体させたものなので、ハイブリッドという名前が付いているのです。気化式加湿器だと、部屋の湿度を上げるのに時間が掛かってしまうことや、室温が下がってしまうという点が使いにくいと感じることもも多いですが、ハイブリッドにすることで、そのデメリットを解消しています。
ハイブリッド型は2つの加湿器のメリットが組み合わさっているので、最強の加湿器なのではと思ってしまいますが、もちろんデメリットもあります。まず、お湯を沸騰させるわけではないのため、雑菌の繁殖には注意が必要です。また、気化式に比べて加熱ヒーターの消費電力もかかるので、電気代がその分上がってしまいます。どの加湿器を使うにしても、こまめなお手入れは必要なので、放ったらかしないように注意しましょう。
超音波加湿器のおすすめの選び方は?
以上に紹介したように、加湿器には主に4種類のタイプがあります。たくさんあって選ぶのが難しいですが、選び方のポイントとしては、小さい子どもがいる家庭など、熱湯の危険を避けたい場合は気化式加湿器か超音波加湿器が人気です。そして、電気代が掛ってもいいから清潔な加湿器が欲しいという方にはスチーム式が人気です。また、気化式とスチーム式の両方のメリットが欲しい方にはハイブリッド型が人気です。
ここでは、店頭で最も見かけることの多い超音波加湿器についてまとめていきます。手軽な加湿器として、一度は見たことのある方も多いでしょうが、そのデメリットを知らないと健康に害を及ぼす可能性もあるため、しっかり確認してから購入することをおすすめします。
超音波加湿器のメリット
デザイン重視なら超音波加湿器!
超音波加湿器は、おしゃれな雑貨屋さんやインテリアショップに行くと必ずと言っていいほど置いてあります。大きさがコンパクトで、アロマオイルを垂らして使えるタイプの超音波加湿器も多いので、特に女性には好まれます。価格も数千円から出ているので、ちょっとしたプレゼントなどにも最適でおすすめです。
また、コンセントに差すだけで簡単に使うことができて、触っても火傷する心配がないので安心です。小さい子どもがいる家庭には特に人気です。オフィスのデスクに置けるような小型のタイプも出ているので、試しに安価な超音波加湿器を試してみるのもおすすめです。
超音波加湿器は電気代も安い!
超音波加湿器は、電気代が安いこともメリットの一つとして人気です。平均的な超音波加湿器の消費電力は32wで、1時間当たり約0.9円の電気代で済みます。ちなみに、電気代が高いことで知られるスチーム式加湿器の場合は、加湿時の消費電力が約305wで、特に消費電力の大きい湯沸かし立ち上げ時は約985wも消費してしまいます。したがって、電気代も加湿時は約8.2円、湯沸かし立ち上げ時は約26.6円です。
毎日使うことを考えると、超音波加湿器の電気代が安いことは嬉しいメリットです。そのため、一人暮らしで電気代を節約したい女性や、家族が多く加湿器を各部屋に置きたい方などに人気で、超音波加湿器はおすすめです。アロマオイルも垂らして使えるものが多いので、仕事帰りに自宅でリラックスするのにぴったりだといえます。
超音波加湿器のデメリット
反対に、超音波加湿器のデメリットとしては、こまめな掃除が必要ということが挙げられます。超音波加湿は、水道水をそのまま使えるので便利なのですが、フィルターなどを通さずにそのまま気化して部屋中に拡散するので、雑菌も一緒にまき散らしてしまう可能性が高いです。そのため、毎日除菌するなどこまめなお手入れが欠かせません。
そして、超音波加湿器を使っている人の声としてよく聞くのが、「部屋の家電に白い粉が付いて困る」ということです。後で詳しく紹介しますが、水道水に含まれる成分がそのまま拡散されるので、家電に白い粉として吸着してしまうというデメリットがあります。また、デザイン性を重視するあまり、水の入れ口が小さくて入れにくかったり、お手入れの際にタンクの中に手が入らず、十分に掃除が出来ないものもあります。
超音波加湿器で加湿器病になる?
先ほど、超音波加湿器はこまめなお手入れが必要と紹介しましたが、実際に使っていると普通に蒸気も出ているし、変なニオイや色が付いているわけでもありません。なぜそんな手間をかける必要があるのでしょうか?
じつは、超音波加湿器によって拡散される蒸気には、目に見えない雑菌が含まれていることがあります。こまめにお手入れをしていないと、カビが生えやすくなりますし、暑い夏場だととくにアメーバ類などの微生物まではっせいしてしまいます。そういった雑菌を知らず知らずのうちに吸い込むことによって、過敏性肺臓炎になってしまう症例が報告されています。
最悪の場合は、レジオネラ症という肺炎にまで発展してしまう危険性があります。実際に、2007年に一般の男性が超音波加湿器による肺炎で命を落としています。そこまでいく症例は少ないですが、やはり、毎日雑菌を吸いこんでいるというのは気分がよくありません。超音波加湿器を使う際は、こまめなお手入れをするようにしましょう。
また、こまめに超音波加湿器を掃除していても、別の要因で雑菌が増える場合もあります。加湿を過剰にしすぎると、部屋の家具の裏や日光の当たらない部分などに湿気が溜まり、カビが生えやすくなってしまいます。そうやって発生したカビも、知らないうちに空気中に拡散されて感染症を引き起こす可能性があります。加湿は大切ですが、60%を限度にして行なうように、湿度計などを上手に取り入れることをおすすめします。
超音波加湿器の白い粉って何?
超音波加湿器を使っている家庭では、家具や家電に白い粉が付いているのを発見してびっくりしたという方も多いのではないでしょうか?じつはその白い粉は、水道水に含まれるカルシウムやナトリウムなどのミネラルが結晶化したものです。特に、テレビなどは静電気を帯びているので、ミネラルが引き寄せられやすいです。本体が黒いと、白い粉の汚れが良く目立ってしまいます。
また、カルシウムは燃えるとオレンジ色になるという性質を持っているので、ガスコンロを着火すると炎がオレンジ色になるという現象も起こるようです。初めて見るとびっくりしてしまいますが、超音波加器湿特有の現象として覚えておいて損は無いでしょう。白い粉は水道水中のミネラル分なので、触っても害はありません。家具や家電に白い粉が付着して目立ってきたと思ったら、乾いた布などでさっと拭いて掃除すれば大丈夫です。
白い粉は超音波加湿器以外でも発生
超音波加湿器では特に白い粉が目立ちやすいですが、じつは、他のタイプの加湿器でも白い粉は発生しています。スチーム式や気化式でも発生しているのですが、たいていは加湿器内部やフィルターでろ過されているので、空気中には白い粉が拡散しにくい仕組みとなっているという違いがあります。
超音波加湿器の掃除方法
先ほど、超音波加湿器はこまめにお手入れをしないと、肺炎などの感染症になる可能性があると紹介しました。では、どうやって掃除すればいいのでしょうか?具体的な方法を紹介していきます。
まず、最も大切なのは、タンクの水を毎日入れ替えることです。そして、フィルターも使わない時には天日干しするなどして、雑菌を繁殖させないようにしましょう。そして、超音波加湿器本体を掃除する際には、クエン酸や重曹で殺菌することがおすすめです。クエン酸は弱酸性の物質なので、カルシウムやミネラルといったアルカリ性の白い粉の汚れを中和して掃除することが出来ます。
一方、重曹は弱アルカリ性の物質なので、クエン酸で落としきれなかったカルキの白い粉汚れを落とせます。また、カビの消臭効果があるので、掃除するたびに買ったばかりのようなピカピカの状態に戻すことが出来ます。超音波加湿器の掃除には、クエン酸と重曹があれば完璧です。また、クエン酸はレモンに含まれることでも有名です。また、重曹もベーキングパウダーとして料理に使われる材料なので、口に入っても害はありません。
おすすめの超音波加湿器:テクノス
テクノスの超音波加湿器は、3.7Lの大きめのタンクが特徴です。木造住宅なら5畳、鉄筋住宅なら7畳程度の広さまで加湿出来ます。また、本体のサイズは幅15.0×奥行31.6×高さ28.4cmとなっており、部屋の隅に置けるサイズ感となっています。大容量なので、いちいちタンクに給水する必要が無く、長時間の使用におすすめです。リビングやダイニングなど、家族が集まる空間に使用するのに人気の超音波加湿器です。
本体の色が淡いブルーになっており、スマートで爽やかな印象が人気の超音波加湿器です。リビングに置くのに違和感のないデザインとなっています。
おすすめの超音波加湿器:ダイソン
吸引力の変わらない掃除機で有名なメーカー「ダイソン」ですが、超音波加湿器も発売されています。楕円形になったフォルムが特徴で、近未来的な印象を受けるスタイリッシュなデザインです。超音波加湿器は雑菌が室内に広がるのが心配ですが、ダイソンの超音波加湿器ならUV-Cライトでミストを殺菌することで、3分間で99.9%のバクテリアを除菌することが出来て安心です。
本体の大きさは、高さ×幅×奥行:579×240×222mmで、少し大きめな印象です、しかし、夏にはミストを発生させずに送風機としても使えるくらい、しっかりと風が出るのが人気のポイントです。シンプルな形状なので、掃除が非常に楽です。ミストが出る部分に多少の白い粉が付きますが、さっと布で拭き取れば問題なく使えます。
デメリットを上げるとするならば、値段が高めなことがあります。1台46800円となっており、気軽に買うには手が出ない価格設定です。他の超音波加湿器であれば数千円で手に入るので、初めて買う人にはあまりおすすめしません。ただし、送風機としても一年中使う予定があれば、家具の一部として買って長く使えます。
おすすめの超音波加湿器:カドー
カドーの超音波加湿器は、他にないスタイリッシュなデザインが特徴的です。大きさが76x49x20cmあり、モダンなインテリアの部屋に置けば、何かのオブジェのようにも見えてしまいます。また、独自の技術によって開発された超微細なミストが本体の上部から拡散されるので、床などに水滴が付く心配もありません。
「最高の加湿器」というコンセプトで作られているので、その使いやすさもバツグンです。独自開発の抗菌成分「ゼオクレア」によって、空間中の浮遊菌を96.1%抑制しています。そのため、雑菌が空気中に浮遊する心配もあまりありません。そして、デザイン性の高さも人気のポイントです。本体のLEDが光り、その色によって空気中の湿度を知ることが出来ます。乾燥しているならイエロー、やや乾燥ならグリーン、十分な湿度ならブルーに光ります。
おすすめの超音波加湿器:エニープロ
エニープロの超音波加湿器は、コロンとしたフォルムと優しい木目が特徴です。お好みのアロマオイルを入れて焚くことができるので、ストレス解消にも役立ちます。心身ともに癒されたいならぜひおすすめの超音波加湿器です。また、機能面も充実しており、水不足であれば自動で停止する空焚き防止機能が付いています。付けたまま寝てしまっても安心です。
本体の大きさは、16.8x16.8x12.7cmと意外と小さめなので、卓上に置いても使えます。エアコンの効いたオフィスでパソコン作業をしていると、お肌が乾燥してしまいがちですが、この超音波加湿器を置いておけば美肌に近づけるかもしれません。小さくても300mlの水を入れることが出来るので、長時間加湿することが出来ます。
おすすめの超音波加湿器:アイリスオーヤマ
こちらは、シンプルな機能の家具や家電を多数開発しているアイリスオーヤマ製の超音波加湿器です。また、本体のカラーのラインナップは白、ピンク、オレンジがあるので、インテリアのアクセントとして置くのもおしゃれだと女性に人気です。また、アロマトレーが付いており、好きな香りのアロマオイルを垂らして使うことが出来ます。
対応畳数は、プレハブ用事つで8畳、木造住宅で5畳となっています。加熱しない超音波加湿器なので、子ども部屋用としてもおすすめです。操作方法は簡単で、つまみをひねれば無段階で水蒸気の量を調節することができます。加湿器の電源を入れると、ほのかに本体のLEDランプが点灯するので、お休み前のリラックスタイムの照明としても使えます。ベッドサイドに置けば、加湿もできて一石二鳥です。
また、タンクに抗菌剤の成分が配合されているので、雑菌の繁殖を抑制してくれる嬉しい効果があると人気です。掃除する必要はありますが、少しでも安全な方が健康にも効果的です。さらに、電源コードはすぐに外れるマグネット式になっているので、小さいお子さんが誤って引っかけてしまっても、本体が倒れる心配がありません。
超音波加湿器で健康的な生活を!
ここまで、4種類のタイプの加湿器を紹介してきました。確実にバクテリアを除菌したいならスチーマータイプ、電気代が抑えられてデザイン性の高い超音波加湿器など、好みによっていろいろと選べるのが嬉しいです。また、加湿器は冬だけでなく一年中使えるので、ぜひお気に入りの1台を見つけてみてはいかがでしょうか?風邪予防やお肌の乾燥防止にも役立ちます。
超音波加湿器はお手入れが肝心
超音波加湿器はインテリアショップなどでおしゃれな器具がよく販売されているので、試しに買ってみても良いかもしれません。しかし、使用する際は雑菌が繁殖しないように細心の注意を払いましょう。こまめにお手入れをせずに放ったらかしにしていると、最悪の場合肺炎になってしまいます。正しい方法で生活に取り入れて、健康的に超音波加湿器を使いましょう。