アヒージョで残ったオイルがパスタソースに?人気のレシピを紹介!
アヒージョというスペイン料理を皆さんは知っていますか?様々な具材をオイルやニンニクなどで煮込むだけという手軽な調理方式なので実際に作られた方もいるでしょう。実は、アヒージョのオイルには具材の旨味がぎゅっと凝縮しているのでパスタなどの調理に最適なのです。こちらではアヒージョで余ったオイルを活かした人気パスタソースレシピを紹介します。ぜひ、今回のレシピを参考にして、自宅でも簡単に余ったアヒージョのオイルでさまざまな料理を作ってみましょう。
目次
アヒージョで余ったオイルがパスタソースになる!
アヒージョはオイルをふんだんに使うので、いざ器に盛りつけるとオイルが余ってしまうこともあります。余ったオイルには煮込んだ具材の旨味が濃縮されているので、是非とも再調理に利用しましょう。手軽にアレンジできる料理としてパスタソースにする方法があります。茹でたパスタを和えて味付けを整えるだけですので、とても簡単に素早くもう一品が作れるのです。では、これから人気のリメイクレシピを紹介していきます。
アヒージョのリメイクパスタ:オイルパスタ
ひとまずアヒージョのオイルは取っておいたけど、具がない。そんな時は冷蔵庫にあるもので作れるオイルソースがおすすめです。材料はベーコンや豚肉、火を通したブロッコリーなど。フライパンにアヒージョのオイルを熱して材料を炒めてマジックソルトなどで味付けを整えればパスタソースは完成です。オイルだけでなく余っている野菜なども一緒に消費できるのでオススメです。
基本的にオイルパスタにはどんな具材でも合いますが、パスタを麺ではなくペンネに変えると一捻りあって飽きません。小さめに切ったブロッコリーとベーコンをアヒージョのオイルで炒めて、サラダ用のペンネと和えたりすると美味しいおかずになります。味はブラックペッパーで整えるとシンプルな味付けになります。
アヒージョのリメイクパスタ:ペペロンチーノ
アヒージョの基本的な材料はオリーブオイル、にんにく、唐辛子です。なんとこれは人気のあるペペロンチーノと同じ材料なのです。アヒージョ=ペペロンチーノのパスタソースと言っても過言ではありません。むしろペペロンチーノの調理で重要なのはオイルにパスタのゆで汁を加えて乳化させる工程です。
アヒージョのリメイクパスタ:トマトソース
もしもトマトの缶詰があればこちらのレシピも人気です。作り方はアヒージョのオイルで玉ねぎを炒めて塩コショウで味付けをし、カットトマトとコンソメを入れて煮るだけ。オイルを活かしたソースと言うよりトマトがメインのパスタソースになります。むやみにオイルを引き立たせようとしなくとも、材料のひとつとして扱うことももちろん可能ですし、オイルの節約にもなっています。
アヒージョのリメイクパスタ:和風パスタ
スペイン料理のアヒージョが、和風パスタに大変身できます。こちらはアヒージョの具材をきのこ類にして作った際に少量取り分けて残しておき、それにパスタを和えてブラックペッパーなどで味を整えるだけで完成します。醤油とみりんを少量足すとよりさっぱりした味わいに出来上がります。
アヒージョのリメイクパスタ:海鮮クリームパスタ
出典: https://retty.me
エビやイカなどの海鮮アヒージョは人気があります。そんな時に是非ともオススメしたいのが海鮮パスタ。こちらも和風パスタ同様に基本的には和えるだけで海鮮パスタができますが、一工夫すればより美味しくなります。オイルに生クリームと粉チーズ、塩コショウを入れて汁気がなくなるまで炒めると、簡単にクリームパスタが作れます。ジューシーな具材はクリームとの相性ばっちりです。
アヒージョのリメイクパスタ:サラダパスタ
アヒージョのオイルには既に味がついているので、茹でたパスタの上に生野菜を乗せてオイルをかけるだけで出来上がりです。こってりしたアヒージョの後にさっぱりしたものが食べたいときは、迷わずサッと作れるサラダパスタが手軽で良いでしょう。オイルをベースにしたドレッシングは多々あり簡単に作れますので人気のレシピを2つ紹介します。
すり胡麻オイルドレッシング
ドレッシングの定番と言えば胡麻ドレッシング。材料はオイル大さじ2杯に練り胡麻大さじ2杯、すり胡麻小さじ2杯。調味料は酢大さじ2杯に砂糖小さじ2杯、それと卵黄1つ。これらをすべて混ぜ合わせたらオイルを加えてさらに混ぜて出来上がりです。胡麻の香ばしい匂いが食欲をそそります。
シーザードレッシング
こちらもサラダでは定番のドレッシングです。材料は3つほど。プレーンヨーグルト大さじ2杯、マヨネーズ大さじ1杯に粉チーズ大さじ1杯を混ぜ合わせて、さらにオリーブオイルを加えて混ぜるだけで完成します。味が薄ければ粗びき塩コショウを少々振って味を調節しましょう。味の調節は人それぞれに好みがあるので食卓の上には、粗びき塩コショウを置いておくと好みの味に個々で楽しめます。
アヒージョのリメイクパスタ︰ジェノベーゼ
ジェノベーゼとは、香草バジルをすり潰してからチーズとオイルを加えてペースト状にしたものにパスタを絡めた料理です。アヒージョの余ったオイルでジェノベーゼソースを作ることも出来ますし、アヒージョ自体にバジルペーストを混ぜてジェノベーゼ風アヒージョを作ることもできます。
アヒージョのリメイクパスタ︰スープパスタ
肌寒い日などには身体の芯から暖まるスープパスタがオススメです。作り方はアヒージョで余ったオイルにパスタのゆで汁を加えるだけです。油っぽさが気になる場合は、ゆで汁を多めに入れて塩胡椒やコンソメなどで味を整えましょう。パスタを麺ではなくサラダ用のペンネにするとスープも食べやすくなります。
パスタだけではない!様々なリメイクレシピ
これまではパスタソースへのアレンジを挙げていきましたが、パスタソース以外でもアヒージョのオイルは役に立ちます。アヒージョを作った後が毎回パスタではどんなに美味しくてもいつか飽きてしまいます。パスタではない料理でもアヒージョのオイルを活用できるレシピは沢山ありますので、さらに人気のレシピを3つほど紹介します。
アヒージョのリメイクレシピ︰パエリア
アヒージョと同じくスペイン料理であるパエリアも、使用する具材自体が似ているので簡単に作れます。パエリアはフライパンで調理しながらお米を炊くので、身近に炊飯器や鍋などが無いキャンプなどで活躍する料理です。材料も、好きな具材のみ用意するだけなので、ぜひ屋外での調理の際には活躍させてほしいレシピになっています。
アヒージョをリメイクしたパエリアの作り方は、まずオイルと具材を分けます。オイルは追加の具材を炒める時に使用して、取り分けた具材はアヒージョの調理で火が通っているのでお米が炊けたあとに加えて5~10分蓋をして蒸せば完成です。具材に味がついているので基本的な作り方の通りにすると味が濃くなってしまいます。パエリアの味付けは1番最後に整えるましょう。
アヒージョのリメイクレシピ:バケット
お店でアヒージョを注文するとバケットが添えられて出される事があります。実はアヒージョの食べ方には"オリーブオイルを先に食べる"というマナーがあるので、オイルを先に食べるためにバケットがセットになっているのです。アヒージョと一緒にパンを食べるのも良しですが、今回は残ってしまったオイルをアレンジして美味しいパンを作りるレシピをご紹介します。
アヒージョのオイルにはニンニクと唐辛子などが染み込んでいます。美味しいパンの作り方とは、ずばりガーリックトースト。用意したバケットをあえてアヒージョと一緒に食べずに、残ったオイルを塗ってオープンで焼けばあっという間にガーリックトーストが出来上がります。バケットの食べ方を変えたい時にオススメです。
アヒージョのリメイクレシピ:グラタン
アヒージョを作った時などはグラタンにすれば二度楽しめます。余ったオイルはホワイトソースを作るために使えますし、具材はそのままグラタンの具材として美味しく食べられます。基本的な材料にアヒージョを加えるだけで海鮮グラタンや野菜グラタンが簡単に作れてしまいます。
ホワイトソースは余ったオイルに小麦粉を混ぜて、牛乳を少しずつ加えながら伸ばしていきます。30秒ごとレシピ電子レンジで温め、都度かき混ぜてとろみが出てくれば出来上がりです。その後はグラタンを作る工程と同じです。オイルと具材には味がついているのでホワイトソースはやや薄味くらいが丁度いいでしょう。
アヒージョで余ったオイルは保存できる?
実のところ、アヒージョで使用したオイルは冷蔵庫で保管して持って一日です。余分な具材の欠片を取り除いて油こしでろ過しても変わりません。揚げ物と違い、アヒージョの調理は煮込むので具材の水分がオイルに溶け込んでしまいます。そのため雑菌が繁殖しやすくなり、保存可能期間が短くなるのです。できるだけ早めに使い切ってしまいましょう。
素材が良いオイルを使うなら日持ちする?
オリーブオイルにはエクストラ・ヴァージン・オイルやピュア・オリーブオイルなど品質の違いで種類が分かれていますが、賞味期限はどれも1~2年間までです。開封しているものは2~3ヶ月と短いです。期限ぎりぎりになってしまったら、結構なオイルの量を使うアヒージョはもってこいです。
アヒージョリメイクレシピのまとめ
アレンジレシピはいかかでしたか?アヒージョのオイルは色んな使いまわしができ、なおかつパスタソースは簡単に作れるので積極的に利用しましょう。オイルを捨てるのは手間がかかりるので、いっそ使ってしまえば処理もできるし料理もつくれるしで一石二鳥です。ぜひ作ってみてください。