フードプロセッサーとミキサーの違いは?おすすめ兼用タイプあり!
フードプロセッサーとミキサーは同じような働きをする気がしますが、実際には全く違います。料理によって使い分けることができます。フードプロセッサーでできてミキサーでできないことや、反対にミキサーでできてフードプロセッサーにはできない仕上がりがあります。フードプロセッサーはプロの料理人も料理の下ごしらえでよく使います。フードプロセッサーとミキサーそれぞれの特徴などをまとめてありますので購入時の参考にしてください。
目次
フードプロセッサーとはどんな電化製品?
フードプロセッサーは、主に調理の下準備をしてくれる製品です。昔はプロの料理人が使いヨーロッパのレストランには欠かせない機械です。今は家庭用に使いやすい大きさで簡単に作業ができるような製品がたくさん出ています。むかしのフードプロセッサーはボタン二つもしくは三つぐらいでした。最近のものはいろいろな機能が付いていたり、切り方も増えています。
昔の機能が少ないフードプロセサーでは、みじん切りやお魚のすり身などに使っていました。みじん切りなどを包丁ですると5分ぐらいかかるところをフードプロセッサーを使うと5秒ぐらいで出来上がります。多少のお魚の骨は細かくピューレ状にすることができます。アーモンドなどのナッツ類も粉状にあっという間に出来上がるので調理の時間短縮に重宝されていました。
最近のフードプロセサーは、付属のカッターを付け替えることにより、すりおろす、スライサー、みじん切り、ホイッパー、練る、千切り、少し太めの千切り、肉のミンチなど、いろいろな下ごしらえが簡単に出来て料理の幅を広げてくれます。そして、簡単に素早くできるので楽しく調理をすることができます。業務用だけではなく家庭用のコンパクトサイズも販売されています。
ミキサーとはどんな製品?
ミキサーは、名前のとおりで、食材をミックスします。カッターは一つで高速に回転して素早く食材をカットします。そして滑らかなスープ状に仕上げていきます。水分と一緒に回転させないとスープ状にはなりません。野菜ジュース、スムージー等が簡単に作れます。
ミキサーの、カップ部分はプラスチックでできているものと、ガラスでできているものがあります。プラスチックの製品は熱いスープなどの食材は入れることができません。ガラス製品はスープを作るときの多少熱い材料もミキサーにかけることができます。暑いものと冷たいものを作りたい方には、兼用できるガラス製品がオススメです。
ミキサーを購入するときに、コーヒーミルといって小さなコーヒー豆が挽ける瓶がついているものがあります。ミキサーのみではコーヒー豆を挽く代用はできません。小さい方はカッターの形が多少違い、硬いものを砕く力があり、素早く細かくできますので、パセリやふりかけなど粉末状にする代用品にもなります。
フードプロセッサーとミキサーは違いは何?
フードプロセッサーは、カッターを変えることができいろいろな切り方が可能ですが、ミキサーはカッターを変えることはできず、ひとつの下ごしらえしかできません。違いとしては、ミキサーはいろいろな材料をなめらかに混ぜ合わせ、スープ状にするには優れている商品で、フードプロセサーはいろいろな食材をいろんな形にカットすることができます。
ミキサーの場合はカッターではなくて、付属の容器そのものを変えると粉状にすることができます。それと違い、フードプロセッサーは容器は変えずに、カッターのみ付け替えるといろいろな切り方ができるようになっています。
フードプロセッサーでミキサーの代用はできる?
同じように食品をカットする機械ですが、仕上がりが変わってきます。フードプロセッサーでミキサーの代用はできます。スープを作るときに食材を入れてフードプロセッサーで混ぜると、多少食材のつぶつぶが気になる程度です。フードプロセッサーと違い、ミキサーでスープを作るときにはつぶつぶ感はなくフードプロセッサーでは表せない滑らなスープを作ることができます。
ミキサーでフードプロセッサーの代用はできる?
ミキサーでフードプロセッサーの代用はできません。フードプロセッサーはいろいろな食材をいろいろな形にカットできたり、粉をこねたり、ピューレを作れますが、ミキサーは液状の状態のカット方法しかできません。フードプロセッサーでミキサーの代用は出来ても、反対のミキサーではフードプロセッサーの代用はできません。どちらかを悩んでいる方にはフードプロセッサーをおすすめします。
ミキサーのモーターは小さいので、少し粘り気があったり硬いものを無理に回そうとすると、モーターがすぐに壊れてしまいます。フードプロセッサーは多少硬いものや、粘りがあるものにも対応できます。
フードプロセッサーとミキサーが兼用になった商品
いろいろな会社からミキサーとフードプロセッサー兼用商品が発売されている
フードプロセッサーかミキサーかそれぞれの違いを比べても悩んでいる方には、フードプロセッサーとミキサーが兼用になった商品が発売されています。いろいろな会社から発売されていますのでそれぞれの特徴を記載します。
フードプロセッサーとミキサーの兼用商品を使うことで、キッチンの場所をとることなくいろいろな調理が簡単にできるようになります。
フードプロセッサーとミキサー兼用クイジナートの商品
一台でフードプロセッサーとミキサー兼用のクイジナート社の製品です。容器を変えればすぐに使えるようになっています。モーターがひとつなので、収納場所にも困りません。
ブレンダー(ミキサー)を使うときは1Lフードプロセッサーを使うときは1.25Lと、家庭で使うにはちょうどいい大きさになっています。兼用でないミキサーとプードプロセッサーの違いは、容量と回転スピードです。大人数の家族でなければ、1Lサイズがおすすめです。
ミキサーとフードプロセッサー兼用デロンギ製品
ミキサーとフードプロセッサーが兼用になったデロンギの製品です。アメリカ直輸入です。こちらもモーターは一つで容器を変えるだけですので、使い勝手がよいです。容量はミキサーが1.18Lですので、少し上記のものよりは大きめになります。
デロンギは、電気製品にとても強いですので、多少のことがあってもモーターが壊れることはないです。長年使用していただけます。
ミキサーとフードプロセッサー兼用山本電気商品
こちらの商品は、フードプロセッサー、ミキサー兼用とさらに、ジューサー昨日もついた一台10役の商品です。容器の大きさも1500Lで、少し大きめです。モーターもしっかりしていて、回転のスピード調節もできます。フレッシュなフルーツジュースも手で絞らないで付属のアクセサリーをセットいすればすぐにできます。少し値段が高いですが、これだけあればいろいろな料理が楽しめます。
商品の色は、白、赤、黒と選べるようになっています。ご自分のキッチンの雰囲気と合わせて購入することができます。付属のアクセサリーは収納するケースも付いていて片付けやすいようになっています。
ミキサーとフードプロセッサーが兼用になったハンドミキサー
海外では、多くの家庭がハンドミキサーを使用しています。日本でハンドミキサーといえば泡立て器ぐらいですが、ミキサーとフードプロセッサーが兼用になったハンドミキサーも販売されています。
本来のフードプロセッサーと比べると、容量が大幅に違い少ないですが、みじん切りなどの代用ができます。ミキサーのカッターがハンドミキサーの先に付いていて、付属の容器に食品を入れてミキサーを差し込んで回転させると素早く液状にすることができますのでミキサーの代用としても使用できます。
このフードプロセッサーとミキサー兼用ハンドミキサーは販売する会社によって、泡立て器の機能に違いがあり、ミキサーの先部分がプラスティックや、ステンレスのものがあります。
このハンドミキサーとミキサーの違いは、ハンドミキサーは直接鍋にミキサーの先をさして、スープ状にすることができます。ミキサーの器を洗う手間がなくなり、十分に普通のミキサーの代用になります。離乳食など小さなフードプロセッサーで簡単に素早く作ることができます。
添加物の入っていない野菜やフルーツのジュースもすばやく簡単に作れますので、健康に気をつけている方や、小さなお子様のおやつにおすすめします。本来のフードプロセッサーとの違いは容量と、こねる昨日がこちらのハンドミキサーにはついていませんので、こねる作業も必要な方はフードプロセッサーのほうをおすすめします。
フードプロセッサーで作れる食材の下ごしらえ
フードプロセッサーで人参や大根やキャベツの千切り
フードプロセッサーを使って数秒で野菜の千切りが可能になります。スライサーの代用にもなります。包丁で切るよりもはるかに早く、調理時間の大幅短縮になります。いろいろな野菜を切ってサラダにしたり、ナムルを作ったり、野菜のガレットなどいろいろな料理の下ごしらえがあっという間に出来上がります。
フードプロセッサーで出来るおすすめ自家製ミンチ
牛、豚、鳥なんでもお肉の塊を簡単にミンチにすることができます。ミンチ作業は手作業ですと本当に大変ですが、フードプロセッサーを使うと、数秒で出来上がります。
ミンチにしたあと、野菜もみじん切りにして餃子のたねや、つくね、ハンバーグ、そぼろ、春巻きの具など、いろいろできます。お肉でなくてもお魚も小骨ごとミンチにでき、つみれ、お魚バーグ、お魚ナゲットなどレパートリーが増えます。料理が楽しくなるのでおすすめです。
フードプロセッサーで生地の仕込みができる
フードプロセッサーでパンの生地や、餃子生地、タルト生地、クッキー生地などいろいろな生地をこね合わせることが素早くできます。今まで時間がかかっていたことが数分で出来上がるので、全て自家製で体に良い無添加の料理が作れるようになります。これからデザートにも挑戦する方にはおすすめです。
フードプロセッサーで大根おろしが数秒でできる
フードプロセッサーで簡単に大量の大根おろしが作れますので、大根おろしアートなど作って食卓を楽しく飾ることも可能です。
ミキサーで作るおすすめ下ごしらえ
ミキサーで作るジュース編
ミキサーならではのスープのなめらかさは、フードプロセッサーでは、代用できません。均等に細かく混ぜ合わせたいのであれば、ミキサーがおすすめです。
スムージーや、野菜ジュースはできるだけ固形がない方が飲みやすいです。無添加のフルーツスムージーは、バナナやいちご、お好みのフルーツをあらかじめ冷凍させておくことで、ミルクなどと一緒にミキサーにかければいつでも飲みたい時に冷たいスムージーを作ることができます。水分が少ないと回転しにくいですので、牛乳がなければオレンジジュースなどでも代用できます。
ミキサーで作るスープ編
野菜のポタージュスープはいろいろな種類がつくれます。玉ねぎとスープにしたい野菜とバターかオリーブオイルで炒めて、お水を具材ひたひたに入れます。濃厚ポタージュが好きな方は、牛乳や生クリームを入れてください。固形スープの素、塩コショウしてミキサーにかけるだけです。ハンドミキサーの場合は鍋に直接ミキサーを入れてスープ状にします。
注意しなければいけないことは、材料が熱すぎるとミキサーを回転させた時に、蒸気の勢いで蓋が飛んでしまうことがあります。よく蓋を押さえてミキサーを動かすか、少し冷めた状態でミキサーにかけてください。あまり、容器の容量いっぱいまで入れてしまうと、同じ現象が起こります。容器の7分目ぐらいがおすすめです。
コーンスープや、グリンピースのお豆のスープは、多少お豆の薄い皮が残ってしまう時があります。気になる方は、漉し器か、少し目の細かいザルで漉すととてもなめらかなお店のような仕上がりになります。
ミキサーでつくるクレープ生地
簡単になめらかに混ぜ合わせれるので、きれいなダマのないクレープ生地を作ることができます。パーティーのデザートや、おやつにささっと作れるのでおすすめです。簡単にできてしまい、中に入れる具材もいろいろなものが使えますので、デザート作りが苦手な方にもおすすめです。
実はクレープは、デザートだけではなく、フランスのガレットブルトンというランチにぴったりの一品を作ることができます。同じようにクレープ生地を作って、中に入れる具材をサラダとハムに変えるだけで出来上がりです。お好みでお肉と、サラダなど巻いて食べても美味しいです。
クレープ生地は作っておくと、冷凍保存もできます。食べたい時に好きなフルーツ入れたり、ジャムを塗って食べたり、チョコレート溶かしてアイスクリームと一緒に入れたり、いろいろ楽しむことができます。ミキサーを使うと簡単にできるので楽しい時間が過ごせます。
ミキサーで作れるおうちフラッペ
夏に食べたくなる冷たいフラッペをミキサーを使って簡単に作ることができます。材料は氷、インスタントコーヒー、牛乳、砂糖をミキサーで混ぜるだけです。後はお好みで生クリームやクッキーチョコレートソースなどかけて楽しめます。
氷や牛乳お好きなトッピングができるおうちフラッペは、ミキサーがあればすぐにできます。材料を変えて、抹茶フラッペや、キャラメルフラッペ、バナナフラッペや、いちごミルクフラッペなど作れるのでパーティーやおもてなしに喜ばれるデザートがつくれます。
フードプロセッサーとミキサーの違いまとめ
ヨーロッパのレストランでは、調理方法によってフードプロセッサーとミキサー、ハンドミキサーミニフードプロセッサー兼用の電化製品を使い分けるので全て揃っている厨房が多いです。主に食材のカットはフードプロセッサーで、スープやなめらかさが必要なソースはミキサーを使います。
普通の家庭では、量もたくさん作ることはないので、フードプロセッサーがあれば料理の幅も広がり、時間短縮で楽しく調理できるようになります。なめらかさが必要な方はやはりフードプロセッサーとミキサーが兼用の電化製品を揃えた方が良いです。