酢玉ねぎの効果・効能と作り方は？ダイエット方法と食べ方も紹介！

テレビで取り上げられたことで注目を浴びた酢玉ねぎですが、美味しくて料理にも使いやすいうえにダイエットにも効果があると人気です。玉ねぎも酢もどちらも健康効果が高く、この2つを組み合わせることでさらに健康効果がアップし、作り方も簡単なので誰でも手軽に取り入れることができます。

ダイエットに効果的である、といっても酢玉ねぎばかりを食べるわけではなりません。健康効果の高い酢玉ねぎを普段の食事に取り入れる食べ方で健康的にやせるというのが酢玉ねぎを使ったダイエットになります。また、ダイエット効果だけではなく、生活習慣病を予防するという意味でもこの酢玉ねぎには多くの効果が期待され、家族全員でぜひ食事に取り入れて欲しい食材です。

酢玉ねぎの持つ素晴らしい効果や効能、作り方や食べ方、保存方法や日持ちなどを紹介していきます。酢玉ねぎはそのまま食べても美味しいですが、料理に使うことでさらに美味しく食べることができ、健康効果がアップします。ぜひ紹介するレシピなどを参考に毎日の生活に取り入れてみてください。

酢玉ねぎはスライスした玉ねぎを酢に付け込んだものを食べて、ダイエットや健康維持に役立てる食材です。酢も玉ねぎも家にストックがある場合が多く、簡単に作れてすぐに実践できるという手軽さからとても人気になっています。酢玉ねぎというきちんとしたレシピで作ったものを食べたことが無くても、何と無く味のイメージがつかみやすいのではないでしょうか？

イメージ通り、美味しくて様々な料理に使いやすいというメリットがあり、テレビを見たりして一度はチャンレジっしてみようと思っている人も多いと思います。酢につけた玉ねぎを食べるだけで、健康維持に役立ったりダイエットができるのであれば、簡単で手軽なのでとても魅力的な食材であると言えます。

酢玉ねぎの材料である玉ねぎには一体どのような効果があるのでしょうか？玉ねぎは血液をサラサラにすると聞いたことがあると思います。玉ねぎには血圧下げたり、体温をあげたりといった効果があることが分かっています。その他にも健康維持に役立つ成分を玉ねぎは多く含んでいることが分かっています。酢玉ねぎの栄養成分と効果や効能について説明をします。

玉ねぎに含まれる成分ケルセチンはポリフェノールの一種です。ワインでおなじみのポリフェノールは血液をサラサラにすることで有名になりました。ケルセチンはその血液をサラサラにする効果があることが分かっています。ケルセチンはブロッコリーやレタスなどに含まれている成分ですが、その中でも特に含有量が多いのが玉ねぎとなっています。

ポリフェノールには抗酸化作用はじめ、がん細胞の増殖阻止作用、抗炎症作用などを持っていることが近年の研究によりわかっています。ケルセチンはポリフェノールが属するフラボノイドの中でも特に強い抗酸化作用があるため、ガンや動脈硬化を予防する効果に優れているものと期待されています。

血液の主成分である赤血球は本来自由に変形する性質があります。それより細い血管内でもスムーズに血液は流れることができるのですが、活性酸素のダメージを受けると赤血球の柔軟性は失われます。その為血液が血管を通りにくくなり、様々な症状がでるようになります。ケルセチンの抗酸化作用はこのような活性酸素のダメージから赤血球を守ってくれ、血液の流れを良くし様々な症状の防止や改善に役立つと期待されているのです。

ケルセチンのこういった効果は血流に関係するものが多く、特に血圧を下げるといった効果には大きな改善がみられることが分かっています。血管をしなやかに丈夫にすることは健康を維持する上ではとても重要な事なのです。酢玉ねぎに使われる酢にも血栓を予防したり、血液の浄化作用があり、この2つを組み合わせることで大きな健康効果があると考えらてれいます。

また、ケラセチンの効果で注目をしたいのが、内臓脂肪の燃焼を助けてそれを排出するといった働きです。ケラセチンにはコレステロールを低下作用は認められていたものの、この内臓脂肪の燃焼については明らかにされていませんでしたが、サントリー食品の研究結果によりケラセチンを12週間にわたり摂取し続けた結果、内臓脂肪の減少に効果が見られたことが報告されています。

血管の健康を守り、また脂肪燃焼に大きな役割があることが分かったケラセチンを効果的に摂取るのにおすすめの野菜が玉ねぎなのです。ブロッコリーやレタスにもケラセチンは含まれていますが、何と言っても玉ねぎの含有量はとても多く、同じく血管や血流の改善に効果のある酢を合わせて摂取することでさらに大きな効果に期待ができると考えられています。

硫化アリルとは玉ねぎやニンニクといったユリ科の植物に含まれる成分です。わかりやすく言うと玉ねぎを切った時に目が痛くなる、それがこの硫化アリルなのです。玉ねぎを切った時に空気中に揮発した硫化アリルが目を刺激するために痛くなるのです。にんにくを生でかじると辛いのもこの硫化アリルの刺激です。

硫化アリルには様々な種類があり、その代表とされるのがアリインと呼ばれる成分です。人体に入るとアリシン呼ばれる物質に変化します。アリシンは強い殺菌作用があり、カビやチフスといった病原菌から身体を守り、寄生虫の駆除にも効果があります。

アリシンはビタミンB1と結合しアリチアミンという物質を作ります。このアリチアミンは血液中に長時間存在し、疲労回復に役立つことが分かっています。このため、にんにくや玉ねぎを疲れた時に摂取することで、ビタミンB1とアリシンの両方を効果的に摂取し、疲労に効果的だといわれているのです。

上記以外にも、硫化リアルは血栓予防や、血中コレステロールのコントロール、胃液の分泌促進、代謝促進、免疫機能の向上などの多くの効果が認められており、新陳代謝がアップすることで体の老廃物を排出することができ、ダイエットにも効果的であることが分かっています。

野菜には食物繊維を多く含むものがたくさんあります。玉ねぎにももちろん食物繊維はふくまれていますが、玉ねぎの食物繊維の特徴は水溶性の食物繊維と不溶性食物繊維を両方を含んでいることにあります。不溶性食物繊維は水に溶けず、体の中で水分を吸って膨らみ腸を刺激して便通を整える効果があり、不要物の排出に効果的です。現在の食生活においては食物繊維は不足気味で、積極的な摂取するのが望ましいとされています。

玉ねぎには水溶性の食物繊維である「イヌリン」という成分が含まれています。このイヌリンは腸内細菌の餌となり、腸内環境を整えるのに大きな役割をします。腸内環境が整うことで、自然な便通を得ることができ、老廃物を排出するのに効果的です。イヌリンは腸内細菌の活性化を促すのでプレバイオティクスと呼ばれています。

イヌリンは食物繊維ですので、消化器官では吸収されずに大腸に届きます。玉ねぎにはイヌリンのほかにも不溶性食物繊維を含んでいるため、満腹感の継続しやすく食欲をコントロールする力があるのでダイエットにも効果的です。食欲をコントロールしながら便通を整えることができる食物繊維の働きで、身体の機能が活性化し、減量と体重維持に役立つことが考えられます。

酢玉ねぎに使われる酢には数多くの効能があり、それは科学的にも証明がされています。酢の主成分である酢酸には血圧を上昇するホルモンを抑制する働きがあります。高血圧の人が摂取し続けることにより血圧が高かった人に一定の効果があります。しかし、血圧が正常の人やもともと低い人の血圧が下がるという事はなく、心配なく続けることができます。

また酢酸には糖の吸収を穏やかにするといった効果もあることが分かっています。食後に急激に血糖値が上がるのを防ぎ、肥満の予防に役立ちます。また血糖値が上昇するのを抑制する効果は糖尿病予防にも効果的で、毎日の生活に取り入れることで、肥満予防や糖尿病予防に効果が期待できるのです。

酢には血液をきれいにする効果もあります。酢が筋肉の中に溜まった老廃物質を分解し、筋肉を柔軟に保つ効果があります。その為血流がよくなり肩こりや疲労といった症状の改善にも効果があるとされています。酢には悪玉コレステロールを分解する効能もあるためこれらの脂質が体に溜まることも防いでくれる効果があり、その為動脈硬化などの生活習慣病も防げるのです。

その他酢には、においや味、成分が胃を刺激し、食欲の増進にも役立ちます。酢には強い殺菌効果が認められており、食品の防腐や殺菌に役立ちます。食品の消化を助けるとともに腸の動きも活発になり、腸内の環境を保ち、消化器官にも良い影響をもたらす酢は、毎日の食事に取り入れることで様々な健康効果がると考えられている食品なのです。
 

様々な健康効果がある酢玉ねぎは、家にある材料で作れるため簡単にチャレンジすることができます。作り方も簡単で、作って2，3日ごろから食べることができます。作り方を参考にぜひ作ってみてください。

材料は玉ねぎ1個、酢（醸造酢やリンゴ酢など）250㏄～300㏄、ハチミツ大さじ2～5杯です。作り方は先ず玉ねぎを洗って皮をむきます。薄くスライスしておきます。保存容器に酢とはちみつを加えてまぜ、そこのスライスした玉ねぎを入れます。冷蔵庫で3日ほど寝かせたら完成です。

酢玉ねぎはスライスした玉ねぎで作る作り方が多く紹介されていますが、みじん切りの玉ねぎでも作ることができます。玉ねぎをみじん切りにすることですぐに食べることが可能です。作り方は玉ねぎ1個をみじん切りにして、酢200㏄、ハチミツ大さじ1で作ったつけ汁に加えます。玉ねぎをみじん切りにすることでドレッシングなどにも使いやすくなるので、料理と一緒に食べたい方はこちらの作り方もおすすめです。

はちみつを加えて甘さをプラスしていますが、それでも辛みが気になるという時の対処方法です。通常そのような時には水にさらすという方法が一般的ですが、水にさらすと玉ねぎの有効成分が水に溶けだしてしまうので、酢玉ねぎの玉ねぎは水にさらさずに空気にさらすようにします。ざるなどに並べて15分ほど放置すると辛みが抜けて、栄養成分が落ち着きます。空気にさらした後は上記の方法で酢に漬けて完成です。

酢玉ねぎの日持ちはどれくらいでしょうか？酢には殺菌効果があると説明をしましたが、ずっと保存できるわけではありません。玉ねぎは生の状態である為水分が出てきてしまうのです。その為酢玉ねぎの保存は季節に関係なく冷蔵庫で行い、日持ちは1～2週間程度となっています。新玉ねぎを使う場合は水分量も多くなりますので日持ちが悪くなることも考えられるので、1週間程度で食べきるのが良いでしょう。

せっかく作った酢玉ねぎを日持ちするよにするには、まず、調理器具や保存容器を熱消毒することをおすすめします。作る途中で雑菌が入ることも考えられるからです。お酢には殺菌作用がありますが、日持ちさせることを考えれば調理器具は熱消毒をするのが最良です。さらに使うはちみつも純正のものを使用します。純正のはちみつには殺菌効果があり、日持ちさせたい食品には純正はちみつを使用するのがおすすめです。

また、日持ちさせたいのであれば、取り出す時の道具（箸やスプーン）などにも注意が必要です。日持ちさせようと作るときに熱湯で消毒したにもかかわらず、途中で雑菌を入れてしまうと日持ちも悪くなってしまいます。清潔な橋やスプーンを使用してください必ず保存は冷蔵庫でするようにし、少しでも長く日持ちするように心がけましょう。

栄養成分と効果効能でも説明をしましたが、酢玉ねぎはダイエットにも効果的です。ダイエット方法としてはとても簡単で、普段の食事などに酢玉ねぎを取り入れるだけとなっています。玉ねぎに含まれるケルセチンや硫化アリルは血流を良くして代謝をあげてくれる効果があります。また玉ねぎに含まれているカリウムは身体にとって余分な塩分や水分を排出するためむくみ防止にも役立ちます。

また老廃物を排出するという効果は、食物繊維にもあります。その為老廃物が貯まりにくい身体作りにも役立ち、代謝の良いやせやすい身体になる効果が酢玉ねぎにはあるのです。また酢にも血糖値を急激に上げないなど肥満予防に役立つ効果があるため、酢玉ねぎはとてもダイエットには効果的となっています。

ダイエット方法でよくあるのが、置き換えダイエットです。しかしこのダイエット方法だと、一時的に体重を減少することはできますが、体質の改善にはあまり役立ちません。もしかしたら慢性的なカロリー不足に陥り、筋肉量を減らすために痩せにくい体になる可能性のあるダイエット方法です。酢玉ねぎを使ったダイエット方法は食事を置き換えるダイエット方法ではなく、普段の生活にプラスするだけのダイエット方法となります。

一度作ると2週間程度日持ちする酢玉ねぎを使ったダイエット方法は朝と晩、一日2回、一日60g程度を食べるだけになっています。たくさん食べれば効果があるダイエット方法ではないので注意してください。そのまま食べてもいいし、料理に使ってもいいとかなり簡単な方法です。日持ちがする酢玉ねぎですが、だんだんと酢の中にも有効成分が溶け込んでいくので、ダイエット方法の食べ方としては酢も一緒に摂ると効果的です。

酢にもたくさんの効果があることを説明しましたが、これらの効果は毎日とり続けることで得られる効果です。ダイエット方法にしても、1，2日で効果が得られるものではありません。ダイエット方法としては緩やかな効果になるかもしれませんが、続けることで体質がやせやすくなり、少しずつ変化が分かるダイエット方法です。その他の健康効果も続けることで得られるものですので、毎日継続することをおすすめします。

酢玉ねぎはそのまま食べても美味しく食べることができます。でもその食べ方だと飽きてしまうし、酢が苦手という人もいるかと思います。酢玉ねぎを使った料理にするの食べ方だと食べやすく続けやすいでしょう。いくつかのアレンジレシピを紹介します。

じゃがいも3個は皮をむきレンジで2分ほど加熱します。ベーコン3枚は適当な大きさに切ります。フライパンにオリーブ油を熱して酢玉ねぎ大さじ3、ベーコン、じゃがいもを加えて炒めます。焼き色がついたら塩こしょうをして、最後にマヨネーズをお好みの量加えて完成です。子供でも大好きな味なおすすめの食べ方です。

酢玉ねぎをお好みの量を用意します。ここで使う酢玉ねぎはスライスした酢玉ねぎを用意してください。カニカマ（サラダブレーク）1/4パックを酢玉ねぎの上に裂いてのせて、ごま油小さじ1程度、黒コショウ少々、かき醤油1たらし、白いすりごまをかけて完成です。簡単な作り方ですので朝食や夕食の一品としてもおすすめの食べ方となっています。この食べ方ですとカニカマの風味で子供でも食べることができます。

アボカド1/4個は食べやすい大きさに切ります。酢玉ねぎ40gを用意し、アボカドに柚子胡椒小さじ1程度を加えて和えます。お好みでトマトやハムを入れても豪華に美味しく食べることができます。アボカドも森のバターと呼ばれるほどの栄養価ですので、酢玉ねぎと合わせて食べることでさらに栄養を効果的にとることができるおすすめの食べ方です。

どうしても酸っぱいのが苦手という人に試してほしい食べ方となります。かぼちゃの甘みで酸っぱさが緩和されるので食べやすいレシピです。かぼちゃは一口大に切り分けて水からゆでておきます。柔らかくなったら、皿に盛り、酢玉ねぎをのせ、マヨネーズを添えて完成です。かぼちゃの皮はお好みで取り除いてください。簡単な作り方ですので、時間がない時の副菜としてもおすすめの食べ方です。

とても健康効果が高い酢玉ねぎですが、玉ねぎにはにおいの成分アリシンが含まれているため口臭などが気になることも多いと思います。そんなな時試してほしい食べ方をいくつか紹介します。

食前に牛乳を飲むことにより、におい成分であるアリシンを包み込んでくれる効果が期待できます。また食前に牛乳を飲むことで胃の中の膜を張り、アリシンの吸収を抑えて全身に匂い成分が運ばれるのが阻止されるため、体臭を防ぐ効果にも期待ができます。

緑茶に含まれるカテキンやフラボノイドには消臭に効果があることが分かっています。その為、食後すぐ緑茶を飲むことにより、玉ねぎの匂いを抑える効果に期待ができます。また、カフェインによる利尿作用で既に吸収された匂い成分アリシンの排出を促す効果にも期待できます

リンゴやチョコレートに含まれるポリフェノールには消臭効果があります。食後すぐにこれらの食品を摂取することにより、匂い成分のアリシンによるにおいのもとを抑えてくれる効果に期待ができます。食事後のデザートにリンゴやチョコレートを食べるとに消臭効果となりますので、朝食時にはこういったデザートを利用するのもおすすめの食べ方です。

食事の付け合わせとして出されることの多いパセリですが、栄養価は高く、また細菌増殖を抑えるのにも効果的です。口臭予防やその改善にも大変効果がある野菜なのです。すこし食べるだけで口の中がさっぱりとするのを感じることができるパセリは、玉ねぎの匂い消しとして一緒に食べるのもおすすめの食べ方となっています。

酢玉ねぎについて、効果や効能、ダイエット方法、アレンジのレシピなどを紹介しました。酢玉ねぎは一度作ると2週間ほど日持ちがするので、いろいろな料理に活用することもでき、ダイエット方法としても簡単に取り入れることができます。健康効果も高く、作り方も簡単ですので、毎日続けるのも苦になりません。ぜひ酢玉ねぎをダイエットや健康作りに役立ててください。