担々麺のカロリーは高い？汁なし担々麺は？ダイエット中の食べ方を紹介

担々麵は中国四川発祥の辛みを効かせた人気の中華料理・麺料理です。麺の上に豚ひき肉やザーサイの細切りがのっているものが一般的な担々麵として知られています。日本でも老若男女問わず人気のあるメニューとなっていますが、アレンジが加えられてお店によってさまざまな味を楽しむことができます。

担々麵や汁なし担々麵は美味しいですが、油分が多そうなのでカロリーが気になるところです。カロリーや糖質量についてまとめました。

担々麵のカロリーは食べる店や作り方によって大きく変わります。おおよそ目安カロリーは1食分が600gとすると、約760kcalとなっています。カロリーは他の麺類と比べても高めです。担々麵のスープベースに使われる練りごまが200kcal、ごま油が40kcalとカロリー数をさらに増やしています。また、麺だけでも350kcalほどあります。

1人前600gを目安に他の麺類と比較してみます。醤油ラーメンが414kcal、味噌ラーメンが510kcal、塩ラーメンが516kcal、豚骨ラーメンが636kcalとなっています。これを見ると、担々麵はどの麺類よりもカロリーが高いです。担々麵のカロリーの高さがわかります。

一方担々麵の目安の糖質量は炭水化物量81-食物繊維量8＝糖質量73gとなっています。うち麺の糖質量が64gとなっています。麺の占める糖質割合がとても高いことがわかります。

本場の中国四川省では、汁なし担々麵が一般的となっています。汁のある担々麵は日本独特の食べ方のようです。汁のある担々麵よりは汁なし担々麵の方がカロリーが低そうですが、どうでしょうか？汁なし担々麵のカロリーもまとめました。

汁なし担々麵の目安カロリーは、1食分が300gとすると、約700kcalとなっています。それでも上で紹介した醤油ラーメンや味噌ラーメン、塩ラーメン、豚骨ラーメンの一人前の目安カロリーよりも高い数値となっています。

一方、汁なし担々麵の1人前の目安糖質量は、炭水化物量77－食物繊維量6＝糖質量71gとなっています。糖質量は炭水化物量－食物繊維量で計算しています。やはり担々麵よりは汁なし担々麵の方が少しカロリー・糖質量ともに低いです。しかし他のラーメンと比べると高いのが一般的といえます。

カロリーや糖質量が高い担々麵ですが、上記に紹介したものは目安なので、もちろん使われる食材によってはさらにカロリー、糖質量が増えます。提供する店のアレンジによって高カロリーにも、低カロリーにもなりえるメニューです。そのため、担々麵はダイエット中の方は注意したいメニューのひとつです。

一人前の目安カロリーや糖質がどのラーメンよりも高く、ダイエットには不向きかと思われる担々麵、汁なし担々麵ですが、使われている成分を見てみると意外にダイエットに向く成分が入っていることがわかります。さて、担々麵にはどのような栄養がはいっているのでしょうか？詳細にみていきましょう。

担々麵はベースのスープの中に胡麻をたくさん使用した中華料理、麺料理です。胡麻には、リノール酸、オレイン酸という栄養成分が豊富に含まれています。このリノール酸、オレイン酸はコレステロール値を下げてくれる働きがあります。そのため中性脂肪を減らすことができ、肥満の解消に効果があると考えられています。

担々麵に豊富に使われる胡麻の栄養成分にはカルシウムも豊富に含まれます。カルシウムは脂肪の吸収を抑える働きもしてくれるので、体脂肪がつきにくくなり痩せるのに効果的です。以上のことから担々麵に使われるごまの栄養成分はダイエットに向いているといえます。

また、担々麵に欠かせないラー油にはカプサイシンという栄養成分が豊富に入っています。カプサイシンは、体脂肪燃焼に効果的な成分です。効率的に脂肪を燃焼することができ、肥満解消、痩せることができると期待できます。

このように胡麻、ラー油などダイエットが期待できる成分が豊富に入っている担々麵ですが、もう一つ痩せるのに効果的なポイントがあります。それは担々麵が満腹感を得ることができるメニューであるということです。担々麵は腹持ちがよいメニューです。これは間食防止をすることにつながります。

間食をすることがなくなれば、間食分のカロリーがなくなり、1日のトータル摂取カロリーを大幅に抑えることができます。担々麵もただ食べるだけでなく、1日のトータル摂取カロリーを意識して食べれば、ダイエットにつなげることができます。

担々麵はこうしたことからダイエット中でも無理なく食べることができるおすすめのメニューといえます。ただし、カロリー、糖質がとても高いことには注意してください。気にせずにぱくぱくと食べ続けてしまうと1日の摂取カロリーオーバーになることも考えられます。

カロリーや糖質がとても高い担々麵ですが、意外にもダイエットに効果的な成分が入っていたり、間食防止効果があることがわかりました。ここからは担々麵で効果的に痩せるおすすめの食べ方、担々麵を食べる際の注意点について紹介します。担々麵を美味しく食べて「痩せ」につなげましょう。

担々麵を食べる際は生姜を入れて食べるのがおすすめです。冬場や冷え性の方におすすめされ、女性に人気の高い生姜ですが、体を温める効果を持っています。体を温めると、基礎代謝がアップして、体がポカポカしてきて痩せる体をつくることができます。

この生姜の栄養成分を有効につかうのがおすすめです。家でつくったりして担々麵に生姜を入れることができるようであれば積極的に入れましょう。

担々麵には、よく豚肉、豚ひき肉が使われています。それをヘルシーな鶏肉、鶏ひき肉に変えれば、大幅にカロリーをカットすることができます。豚ひき肉の100g当たりのカロリーは221kcal、鶏ひき肉の100g当たりのカロリーは166kcalです。

豚ひき肉を鶏ひき肉に変更するだけで55kcalもカロリーをカットすることができます。ヘルシーな鶏肉のひき肉に変更してダイエット効果を狙うのがおすすめの食べ方です。家で担々麵を作る際にはぜひ鶏ひき肉を利用してみてください。

担々麵をダイエット中に食べるには、食べ方も重要です。担々麵には芝麻醤（チーマージャン）というタレがベースに使われています。これはすりごまにごま油とサラダ油を混ぜてペースト状にしたもので、100gで657kcalもある高カロリー食材です。

もちろん1食分の担々麵に100gの芝麻醤は使われませんが、40～50gは使われています。50gと考えると328kcalが一食分の担々麵の芝麻醤に消費されています。

ダイエット中の方はなるべく高カロリーなものは摂取したくありません。そのため、スープはなるべく飲まないようにすればカロリーが大幅に抑えられます。また、

また、このほかにも糖質カットをした麺を使用するのもおすすめです。担々麵の中でも麺が多くの糖質を含んでいるので、麺を糖質カット麺等に変更すれば、大幅に糖質をカットしてストレスなく担々麵を楽しむことができます。

先ほども紹介したように担々麵にはカプサイシンを含むラー油が使われています。カプサイシンの栄養成分が摂取できるラー油ですが、食べすぎると胃に負担がかかってお腹を壊す原因になります。また、ラー油も油には違いないので摂ればとるほどカロリーが高くなることにも注意が必要です。お腹を壊さないためにも、また痩せるためにも、ラー油の摂りすぎには十分に気を付けましょう。

担々麵のカロリーや糖質、栄養、おすすめの食べ方などについて紹介しました。担々麵や汁なし担々麵は入っている成分などから意外にもダイエットに向くメニューであることがわかりました。しかし、高カロリーなメニューではあるので、痩せるためには食べ方に注意が必要です。

工夫次第でカロリーや糖質をカットできる方法も紹介しました。生姜を入れたり、糖質カット麺に変更したり、鶏ひき肉に変更したりと上手にカロリーを減らして担々麵を楽しみましょう。またラー油の摂りすぎには気を付けてください。