そうめんにみかんを入れる理由は？発祥やおすすめレシピも紹介！

飲食店で注文して出てくるそうめんやスーパーの惣菜コーナーで売っているそうめんには、地域によってみかんが入っていることがあります。あまり馴染みがなく、不思議に思う人もいるでしょう。

本記事ではそうめんにみかんを入れる理由やその発祥についてまとめました。また、おすすめのレシピやみかん以外のフルーツと合わせたレシピも紹介していますので、馴染みがない人もぜひ試してみてください。

なぜ、そうめんにみかんを入れるのでしょうか？栄養面や味覚的なアクセントのためでは？と思う方も多いですが、実は彩りを目的としているといいます。器に入った真っ白なそうめんを華やかに彩るためのトッピングとして、みかんが入れられているのです。

そのため、店によってはみかん以外にさくらんぼを入れる店もあるようです。瑞々しい果物がツヤッとしたそうめんに合わせやすいため、みかんやさくらんぼが選ばれています。

では、みかんを入れるようになった発祥や地域による違いはあるのでしょうか？そうめんにみかんを入れる風習については、地域限定の風習ではありません。しかしながら、九州地方では比較的みかんやさくらんぼを入れて食べていることが多いようです。

その中でも鹿児島県ではみかんだけでなく、スイカも入れるそうです。スイカも綺麗な赤色がそうめんを彩る手助けをしてくれています。発祥については、はっきりとしていません。以上のことから、そうめんにみかんを入れることは、特定の地域で始まった風習というわけではなく、飲食店や家庭によってそれぞれ違いがあるのでしょう。

そうめんは意外とフルーツとの相性がよく、野菜や魚介類と合わせてパスタやサラダのような感覚で食事を楽しむことができます。さまざまなフルーツと組み合わせたレシピも考案されているようです。

瑞々しいフルーツという観点からすると、スイカやレモン、グレープフルーツなどが合いそうです。フルーツは彩りが綺麗ですので、見た目が華やかになり食欲の促進にも繋がります。食材との合わせ方次第で、そうめんに合うフルーツのレパートリーを増やすことができます。

缶詰のみかんをふんだんに乗せたそうめんです。みかんも冷蔵庫でしっかり冷やすことで、より美味しく仕上がります。これほど沢山のみかんが入っていたら子供は喜んで、そうめんより先にみかんを食べてしまうことでしょう。

七夕にそうめんを食べると大病にかからないといわれるようになってから、そうめんは七夕の行事食となりました。天の川や織姫の織糸に見立てて食べるようになったという説もあり、星形に切ったハムなどの具と合わせてみかんもトッピングされています。具沢山で可愛い1品です。

きゅうりとみかん、さくらんぼとカラフルな食材がそうめんに浮いていて、見るだけで楽しい気分になれます。茹で上がったそうめんのヌメりを、しっかりと流水で洗って取りましょう。そのようにすることで瑞々しさが増し、きゅうりや果物との絡みが良くなりツルッと食べやすくなります。

そうめんは夏が旬の食材です。色鮮やかなみかんを入れることで、いつものそうめんに飽きてしまった時にも新鮮な気持ちで食べることができます。みかんは缶詰などでも手軽に手に入る食材ですので、ぜひ一度、紹介した食べ方を試してみてください。

夏のメニューに欠かせないそうめんの食べ方をアレンジして、暑い夏を明るく楽しく元気に過ごしましょう。