パプリカの切り方は?簡単・きれいな細切りやサラダにおすすめのカットも紹介
パプリカにはたくさんの色があり栄養面から見ても積極的に使いたい食材ですが、切り方が難しいと敬遠していませんか?パプリカは切り方により食感が異なり、料理によって切り方を変えることで、さらにおいしく食べることができます。また、パプリカの切り方によっては苦みを抑えることも可能です。見た目が華やかになり豊富な栄養を取ることもできるパプリカの切り方や、レシピなどを紹介します。
目次
料理に色どりを添えてくれるパプリカ
赤や黄色など様々な色のバリエーションを持つ野菜、パプリカを毎日の食事作りにいかしていますか?色どりがきれいなだけではなく、とても優れた栄養を持つパプリカはきれいな色を生かすことで、お料理を一気にに華やかにしてくれます。料理の色どりは見た目の美しさだけではなく、視覚から受ける刺激によって食欲を増進させる効果も期待できます。鮮やかな色なので、かわいいキャラ弁づくりなどにも重宝します。
パプリカ簡単きれいに見える切り方やレシピを紹介!
初自炊~パプリカの切り方が分からない~ pic.twitter.com/qvrQ8Ty3LM
— 谷村 (@hanesman2) June 2, 2017
栄養が豊富で料理をおしゃれに色どりを添えるパプリカですが、いびつな形をしていて、種や中にわたがあるので、切りにくいと敬遠する人が多いのではないでしょうか。パプリカは、一度切り方や中わたの処理を覚えると簡単に料理ができて、使い勝手がいい野菜であることが分かります。生で食べることもできるのでサラダにプラスすると見た目も良く、簡単に栄養価も上げることができます。
パプリカ、大根、胡瓜、人参のスティックサラダを切り方替えただけで夫のテンション異様にあがる。 pic.twitter.com/rLLPrWmKSf
— 陸奥瑛子 (@mairo622) April 12, 2014
色が豊富なパプリカの切り方を工夫するだけで、いつもの料理がおしゃれに見え、かわいいお弁当作りにも役立ちます。毎日の料理やサラダ、お弁当に使えるパプリカの切り方についてパプリカの栄養やレシピを動画などと一緒に紹介します。切り方次第で料理をおしゃれにかわいい一皿に見せてくれるので、ぜひ参考にしてみてください。
パプリカとピーマンの違いについて
パプリカに似た野菜にピーマンがあります。ピーマンは独特の苦みがありピーマンが食べれないという子供も多く、苦手な野菜の代名詞のような存在です。パプリカはピーマンに形は似ていますが、肉厚でほのかな甘みがあります。苦手意識を持つ方はピーマンよりは少ないのではないでしょうか?ピーマンとパプリカの栄養素などのような違いがあるのか説明します。
パプリカとピーマンは栄養素も違う
ピーマンはトウガラシの品種の一つであり、果実にはカプサイシンを含みません。トウガラシはが細くて長く辛いのに対し、ピーマンはアマトウガラシとも言われます。日本では明治時代にスペインから導入され、改良されて季節に関係なく供給されています。
ピーマンの持つ栄養素は、ビタミンA、ビタミンC、ビンタンEを中心に鉄分やカルシウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。中でも注目なのがビタミンCで、レモンに含まれるビタミンCの約2倍の量を含んでいます。ビタミンCは通常熱に弱く、熱を加えると破壊されるのですが、ピーマンが持つビタミンCは熱に強く、加熱しても壊れにくいという特徴を持っています。
パプリカもピーマンも元は同じトウガラシ
パプリカもトウガラシの栽培品種の一つです。ピーマンと同じく果実には辛みを持っていません。パプリカは大型で肉厚のものが多く、果皮はやや硬くなっています。果肉には豊富な果汁を含んでいるため糖度が高いのが特徴です。甘みが強い果肉は加熱処理はもちろん、サラダなど生でも食べることができます。少し色どりを添えるだけでもおしゃれな見た目にすることができます。
栄養素を比べてみても、ピーマンとパプリカは似た栄養を含んでいます。両者ともに加熱にしてもビタミンが壊れにくく、鉄分やマグネシウムなどが含まれ、毎日の食卓で積極的に取り入れたい食材であることが分かります。生で食べることができるパプリカは、料理でも使いまわしができ、ピーマンほど独特な苦みが無いため子供でも受け入れやすい食材となっています。
パプリカはピーマンよりも栄養が豊富!
元は同じトウガラシの品種であることが分かったパプリカとピーマンですが、この2つの野菜はどこが大きく違うのでしょう?それはパプリカの持つ栄養素がピーマンよりも高いことにあります。ピーマンとパプリカはビタミンが豊富なのですが、パプリカは一個で一日に必要なビタミンCを補うことができてしまいまます。また、女性にはうれしいビタミンEに関してはピーマンのなんと5倍の量を含んでいます。
女性にうれしい栄養素を持つパプリカ
パプリカが持つ豊富なビタミンは、疲労回復や肌荒れ防止、アイチエイジングなどの効果が期待でき、女性には目が離せない働きを持つことが分かります。また、血圧を抑制する効果もあるとされ、高血圧でお悩みの人にもおすすめの食材であると言えます。ピーマンよりも苦みが少なく食べやすいパプリカなので、サラダや炒め物に積極的に取り入れると肌荒れにも効果が期待できます。
パプリカの苦みは切り方によって変わる?
赤パプリカが一番苦いのです。#林修の今でしょ講座 #サラダ
— 味博士の研究所 (@ajihakase) May 16, 2017
→パプリカは切り方によって味が変わる!味覚センサーで証明してみた https://t.co/7JO1z79I9e pic.twitter.com/BTu5A0C6CI
パプリカの細胞は縦向きに並んでいます。細胞にはピーマンやパプリカの苦み成分が含まれているため、その繊維を傷をつけてしまう切り方、つまり横向きに切ると苦みや香りをつようく感じてしまいます。その為、パプリカの繊維に沿った切り方になる縦向きに切ると苦みが出にくく、甘みを感じる美味しい切り方となっています。サラダに使う場合は甘みを感じる縦にカットする方法がおすすめです。
パプリカの切り方によっては食感にも変化
繊維に沿って切るとことで、苦みを抑えられるパプリカですが、実は縦に切るとパリパリとした食感になります。細胞を破壊することなくカットされるのでパプリカ本来の食感が楽しめスティックサラダなどでも美味しく食べることができます。逆にパプリカを横にカットすると繊維が破壊され、柔らかい食感になります。料理によってつ切り方を変えると食感も変化するのでいろいろと試してみてください。
切り方だけでなく調理方法にも一工夫
切り方を工夫しても子供などがどうしても苦みを感じる場合は、熱を加えてみることもおすすめします。焼いたパプリカは甘みが増し、青臭さが無くなり子供でも食べやすくなります。夏7月から10月にかけてがパプリカの美味しい時期ですので、この時期に積極的にとりたいビタミン類しっかりと取る為にも、いろいろ工夫して食卓に利用すると良いでしょう。
パプリカの切り方を紹介!アレンジも!
料理に色どりを添えるだけだでなく優れた栄養かのあるパプリカですが、切り方ひとつで料理によく味が染みたり、食感がよく歯ごたえが楽しめる料理になったりします。基本的な切り方から、ちょっとおしゃれな飾り切りまで動画などを使って紹介します。
パプリカの切り方基本その1「種の取り方」
こちらの動画はパプリカの基本的な切り方の説明です。まず最初にパプリカはいびつな形をしているので、くぼみなどをしっかりと流水で洗い、余分な水分はペーパータオルなどで拭いておきます。ヘタの部分とした皮をそれぞれ1㎝程度切り落としたら、縦に一か所切り込みを入れ、中のわたと種をナイフを使って取り除きます。ナイフを使うのは繊維を傷つけないためです。あとは細切りや角切りなどにカットして使います。
パプリカの切り方基本その2「細切り」
パプリカを料理する上で一番使用頻度が高い細切り切り方です。この動画では縦半分にカットして種を取り除いていますが、基本1の要領で先に全部の種を取り除いてから細切りにしても良いです。半分でカットして場合は余分にカットする部分が少なく形も活かせるので、お好みで使い分けると良いでしょう。
パプリカの切り方基本その3「角切り」
細切りの次に良く使うのが角切りです。色紙のように小さくかわいくカットされたパプリカは煮込み料理や炒め物などに使え、料理も見栄えも良くなります。少し加えるだけでも栄養価がアップするので、ぜひ活用してください。小さ目に切ると小さな子供で食べやすく見た目もかわいいのでお弁当にもおすすめです。
パプリカの切り方「型抜き」
しろたんのリース風ローストビーフサラダ!しろたんはスライスチーズ、レッドペッパーと型抜きしたパプリカを散らしています。 pic.twitter.com/MntTj8syE1
— 熊猫 (@shen_mao) December 24, 2017
パプリカは色々な色があり、はっきりとした色合いは他の野菜では出せない独特な色を持っています。そのつややかでカラフルなパプリカの色を生かして、型抜きで抜くと、簡単にかわいい形を作ることができます。サラダなどにポイントで使ってみてもかわいいし、キャラ弁づくりにも大いに役立ちます。星やハートで型抜きしたパプリカはとてもおしゃれに料理を彩ってくれ、かわいい形に子供も喜びます。
パプリカの切り方応用編
パプリカの基本の切り方に慣れたら、ぜひ挑戦して欲しいのが応用編です。パーティー等のおもてなし料理サラダの飾りつけにポイントづかいするとおしゃれに料理が引き立ちます。短い細工用のナイフがあると作業しやすいので、ぜひ一本持っていると便利です。100円ショップのお弁当を作る便利グッズのコーナーにも取り扱いがあります。かわいくハートなどにもチャンレジしたいパプリカの切り方アレンジです。
基本の切り方を使ったパプリカのレシピ
見た目のり色合いも美しく、料理に使うとおしゃれさがアップするパプリカですが、どんな料理に使うといいか悩むときもあると思います。ワンパターンになりがちなパプリカのおすすめレシピを、基本の切り方を使った種類別に紹介します。
基本の切り方細切りを使ったレシピ
バーニャカウダで頂く野菜スティックです。パプリカは細切りよりも少し太めにカットしてください。バーニャカウダのしっかりした味わいとパプリカの甘みはとてもマッチしてお酒とも合う一品です。オリーブオイル50㏄でにんにくのみじん切りを痛めアンチョビを崩しながら炒めます。生クリーム1カップとバター20gを加えて解けたらレモン汁を加えます。ブラックペッパーを加えたら完成です。
レンジで簡単常備菜。パプリカのガーリックマリネ|作り置き・常備菜レシピサイト『つくおき』 https://t.co/nXCOSUeK3h
— いまがわヤッキー (@i_magawa) April 16, 2018
これ美味しすぎてビックリした pic.twitter.com/naXQeLcpN9
細切りにしたパプリカを使ったマリネは常備菜としてもおすすめです。お酢に市販の調味酢やマリネ酢を使うと手間なしで簡単です。細切りにしたパプリカはふんわりラップで3分加熱します。すりおろしたにんにくと調味酢大さじ2、オイル大さじ1、塩少々、ローズマリーを好みで混ぜ合わせて、加熱したパプリカと合えたら完成です。お弁当の色どりとしてもおしゃれです。
見た目も華やか!色どりがかわいいパエリア
簡単にホットプレートできるパエリアにもパプリカを使ってみると見た目がおしゃれになります。サフランは300㏄水につけておきます。ホットププレートでみじん切りにしたにんにくを炒め、エビあさりをワインを加えて蓋をし蒸し焼きにします。一旦取り出したらみじん切りの玉ねぎとコメ1.5合を炒め、サフラン水とコンソメ、塩コショウで味付けします。焼いた具材とパプリカをのせて中温で15分加熱し、保温で蒸らして完成です。
細切りにしたパプリカを使ったこんなアイデア料理はいかがでしょうか?パプリカは細切り、キュウリも細切りにしておきます。8枚切りの食パンを2枚用意し、1枚は真ん中を抑えてぺったんこにします。もう一枚の中心を四角くくり抜き、2枚を天板に並べてトーストし、その時にウィンナーも一緒に焼きます。ピザ用チーズにかたくりと牛乳を加えレンジで加熱し、焼きあがったトーストに流し込んだら簡単チーズフォンデュの完成です。
基本の切り方角切りを使ったレシピ
こちらもマリネのレシピです。黄色と赤のパプリカ各1/2個は基本の切り方を参考に角切りにしてください。きゅり半分をスプーン使って種をくり抜きます。たこときゅうりも角切りにして、液体塩麴大さじ1、オリーブオイル大さじ1、レモン汁大さじ1を混ぜ合わせ、角切りにした野菜とたこをあえて冷蔵庫で味をなじませれば完成です。ちょっとしたお酒のおつまみにも合うおしゃれなマリネレシピです。
おしゃれなサラダレシピ動画です。野菜レタスを中心に家にある野菜を利用すると良いとおもいます。エビは先に炒めておきます。オリーブオイル大さじ1、バルサミコ酢大さじ1、コショウ一つまみを混ぜたドレッシングでパプリカやサラダの野菜をあえてエビをトッピングしたら完成です。見た目も華やかなおしゃれなサラダです。おもてなしにどうぞ。
パプリカを小さな角切りにして、煮込み料理で一緒に煮こむと見た目も鮮やかになりおすすめです。こちらはハンバーグにかける野菜あんかけの中にパプリカを彩りよく加えられています。色紙のように見える角切りで見た目がかわいい出来上がりです。これだと子供も喜んで食べてくれそうです。普通のあんかけよりは色どりが鮮やかになり、かわいい色合いなのでお弁当の一品としてもおすすめです。
いつかは挑戦したい!かわいいベジタブルカービング
タイが発祥とされるフルーツカービングの応用で、野菜にカービングをするベジタブルカービングは、野菜を芸術的に見せる技術です。肉厚の人参やキュウリなどに施されることが多いのですが、パプリカはこのベジタブルカービングでもたびたび使用されています。何と言っても他にない美しい色合いは、華やかなカービングを際立たせてくれるます。
パプリカはニンジンなどと違って、細かな細工は出来ませんが、木の葉型にして抜き葉脈を残してくり抜いていったり、きれいな色を生かして細工を施したおわんに見立てたりと、色合いを活かして使われることが多いです。作品はとてもかわいくて芸術的です。毎日のお料理には不向きですが、それでもこんなにかわいいベジタブルカービングは、いつかはトライしてみてもステキです。
栄養たっぷりのパプリカを食卓で活用しよう!
パプリカについて栄養や切り方、レシピなどについて紹介しました。パプリカは切り方により食感が変わり、苦みを抑えることができます。生で食べても自然な甘みがある為、サラダやちょっとした色どりとして手軽に使っていくと、栄養価も上がるのでとてもおすすめの食材です。7月から10月ごろが美味しい季節ですので、夏場に不足しやすいビタミンを積極的にとる為にも、毎日の食卓に活用してください。