エアコンのフィンの掃除方法まとめ!カビやホコリを撃退しよう!

エアコンのフィンの正しい掃除方法を分かりやすく解説します。カビやホコリを除去し掃除をする時の、ポイントや注意点なども伝授するので、ぜひ参考にしてください。併せて、エアコンのフィンの掃除に使える、おすすめのクリーナーも紹介しましょう。

エアコンのフィンの掃除方法まとめ!カビやホコリを撃退しよう!のイメージ

目次

  1. 1エアコンのフィンの掃除方法を解説
  2. 2エアコンのフィンは汚れやすくホコリとカビが温存される
  3. 3エアコンのフィンを掃除するメリット
  4. 4エアコンフィンの掃除方法
  5. 5エアコンのフィンを掃除するときの注意点
  6. 6エアコンのフィンを掃除するのにおすすめのクリーナー
  7. 7エアコンのフィンを清掃して快適に過ごそう!

エアコンのフィンの掃除方法を解説

エアコンは私たちの生活に欠かせない、電化製品の一つです。夏は冷房として部屋を涼しく、冬は暖房として部屋を暖かくし、快適な温度を保ってくれます。そんな便利なエアコンも内部にカビやホコリが溜まると、効き目が悪くなったり、故障の原因になることもあります。

本記事では、エアコンのフィンのパーツにスポットを当てて、掃除方法や掃除する際の注意点などを解説しましょう。また、掃除をしないまま放置をしておくと、どのようなリスクが伴うのかも、チェックしてみてください。

エアコンのフィンは汚れやすくホコリとカビが温存される

エアコンの構造

エアコンが本体と室外機で1セットであることは、すでに知っている方も多いでしょう。本体と室外機は配管で繋がっており、冷媒というガスが両方を行き来しています。この冷媒ガスは温度調節をする重要な役割をしており、ガスが不足していたり漏れたりしていると、部屋が冷えなくなってしまうそうです。

本体の方はフィンとフィルター、ファン、ドレンパンと大きく分けて4つのパーツに分かれています。フィルターは空気中のゴミを吸収し、ファンは風を起こします。また、ドレンパンはフィンの下部に設置されており、結露によって生じた水分を屋外へ排出する役割があり、カビが生えやすいパーツです。

フィンはどのような役割をしている?

本記事のテーマであるフィンは、空気の温度調節をするパーツです。熱交換器と呼ばれることもあり、熱のやり取りをしてくれます。例えば温風であれば室内よりも高い温度を、冷風であれば室内よりも低い温度になるように、エアコン内で調節しなければなりません。その重要な役割を担うのがフィンです。

フィンはフィルターの奥側に設置されており、薄い金属板がズラッと並んだ構造になっています。ここにホコリやカビが溜まった状態だと、空気を冷やしにくくなり、その分冷えるまで時間がかかってしまうのです。そうなると、電力も多く使い電気代がかかってしまう事態になります。

フィンにホコリとカビが温存される理由

エアコンのフィンにカビやホコリが溜まってしまうのは、決して珍しいことではありません。快適な室温にするために、エアコンは暑い夏と寒い冬に多く使用します。人間が快適に感じる温度は20℃~30℃で、これはカビにとっても快適な温度であるため、カビが非常に発生しやすい環境になるのです。

また、カビは湿度も好みます。フィンに付着した結露によって湿度が高い状態になり、カビが発生しやすい原因になるのです。そして、フィンはホコリが溜まりやすい場所でもあります。フィルターがある程度のホコリを吸着しますが、小さなホコリはそれをすり抜けて、フィンまで到達します。

そして、フィンに付いている水分でホコリが付着しやすくなるのです。カビの大好物であるホコリが溜まると、カビがますます生えるという、悪循環になってしまいます。

エアコンのフィンを掃除するメリット

メリット①エアコンの効きがよくなる

エアコンの効きが悪くなる原因はいくつか考えられますが、その中の一つにフィンにカビやホコリが溜まっていることが、原因の場合があります。カビやホコリが付着すると、熱交換がスムーズに行えなくなり、快適な温度での送風ができなくなるからです。

フィンを掃除してカビやホコリを取り除くことで、正常に熱交換が行われて効きが良くなります。エアコンをつけても部屋が冷えないと感じたら、掃除をしてみてください。

メリット②健康被害のリスクを避ける

フィンに溜まったカビ菌が送風と一緒に排出されると、部屋の空気中にカビの胞子が散らばってしまいます。そして、それを部屋にいる人やペットが吸うことになるのです。体内にカビの胞子が入ると、アレルギーや喘息を引き起こす要因になる場合があります。そのような健康被害を防止するためにも、フィンの掃除は行った方が良いです。

メリット③電気代が節約できる

先述したように、フィンが汚れていると効率が悪くなり、部屋がなかなか快適温度になりません。そのため、設定温度をさらに上げたり下げたりしてしまいがちです。効率が悪いエアコンほど、電気代がかかってしまいます。

フィンをきれいに掃除して熱交換がスムーズに作動すれば、電気代の節約にもつながるでしょう。できれば効き目が悪くなる前に、掃除をしておくのがベストです。

メリット④エアコンの異臭の解消

エアコンから出てくる風が臭いと感じた経験のある方も多いでしょう。それは、フィンに付着しているカビ菌やホコリが原因であることが多いようです。送風に異臭を感じたら、カビの臭いも一緒に放出されていると考えて良いでしょう。

しかし、クリーナーを使って、カビやホコリを取り除き掃除をすることで、意外とスムーズに解消されます。ファンやフィルターも一緒に掃除をしておくと、さらに確実です。

フィンの掃除を怠るとどのようなリスクがある?

エアコンのフィンの汚れを放置したまま稼働させていると、いくつかのリスクを伴います。エアコンから悪臭がする、設定温度になるまで時間がかかるあるいは効き目がない、電気代がかかるなどです。また、夏場や冬場はエアコンをほぼ毎日使用するので、アレルギーや喘息を引き起こす、健康被害のリスクも伴う可能性があります。

フィンが汚れすぎて負担がかかってしまうと、故障の原因にもつながるでしょう。やはり、定期的なエアコンの掃除をした方が、望ましいといえます。

エアコンフィンの掃除方法

フィンの掃除頻度は?

エアコンの使用頻度にもよりますが、夏場と冬場に使用する場合は、年に2回を推奨します。少なくとも、年に1回は掃除をした方が良いです。そうすると、フィンへの負担が少なくなるため、エアコンが長持ちし買い替え時期も延びて、節約にもなります。ちなみにフィルターはさらに汚れやすいので、月に1~2回掃除をするのがおすすめです。

掃除をするための前準備

フィンの掃除方法を説明しましょう。まずは使用するものを準備します。あると便利なものは、掃除機、歯ブラシ、綿棒、つまようじ、ゴム手袋、エアコンクリーナーです。クリーナーなどを使用するため、電源が入っていると感電する恐れがあります。必ずコンセントを抜いておくか、ブレーカーを落としてから掃除をしてください。

それから、クリーナーで掃除をしている時に、汚れた液体などが下に垂れてしまうことがあります。床が汚れないように、防水性のあるビニールシートなどを敷いておくと良いです。

掃除手順①掃除機やブラシで汚れを落とす

掃除方法は、エアコンのカバーを外し、それからフィルターを外します。この時にフィルターも汚れているようであれば、掃除機やブラシなどでホコリを吸い取りましょう。外す時は壊れないように、丁寧にします。時間に余裕があれば、フィルターも一緒に掃除しておくのがおすすめです。

風向きを変えるルーバーというパーツを取り外します。すると、フィンが剥きだしになるので、まずは掃除機でホコリを吸い取りましょう。掃除機の先端をブラシに替えることができれば、さらに能率良くできます。

おおまかなホコリを吸い取ったら、細かい部分は歯ブラシや綿棒、つまようじなどを使って取り除きます。フィンはデリケートなパーツになるので、力を入れ過ぎずに丁寧にしましょう。

掃除手順②クリーナーで洗浄する

次にエアコンクリーナーをフィンにかけます。クリーナーの種類によってかける方法が多少違うので、使用方法や注意事項を確認してから、作業を行うようにしましょう。ここで、クリーナーをしっかり1本使い切るようにしてください。量が少ないと、汚れが取れ切れない場合があります。

洗浄液が完全に流れ落ちるまで、10~15分ほど放置しておきましょう。エアコンの内部が完全に乾いたらフィン、フィルター、ルーバーを、元のように取り付けます。再びコンセントを入れて、送風に設定し電源をつけてください。10分ほど送風運転をしたら、掃除は完了です。

気を付けるポイントは、エアコンが完全に乾いてないままパーツを元に設置すると、カビが発生する原因になるので、気を付けてください。

エアコンのフィンを掃除するときの注意点

注意点①エアコンの電源を落として電装部分を養生する

エアコンは電化製品ですので、電源を入れたままにすると、掃除している時に感電する恐れがあります。また、エアコン自体が故障する可能性もあるので、充分注意が必要です。一番の防止方法は、電源を切るだけでなく、コンセントからプラグを抜くことです。これで安心して掃除に取り組むことができます。

電源を切った状態の時は、ルーバーなどの可動部が閉じてしまいますが、これは手動でも動かすことができます。中には、動かせない機種もあるので、エアコンの取り扱い説明書を確認しておきましょう。

注意点②クリーナーや洗浄スプレーのリスクを知る

クリーナーを使用する方法は、簡単に汚れを取り除きやすいメリットがあります。しかし、クリーナーを使うことで伴うリスクもあることを、認識しておくと良いでしょう。どのようなリスクがあるのかというと、掃除をした後の洗浄液が本体内部に残ると、そこからカビを発生する可能性があります。

また、フィンが目詰まりして、水漏れの原因になることもあるでしょう。他にも、残った洗浄液で錆が付いて、電装パーツがショートしたりする可能性も、ゼロではありません。このようなリスクを回避するためにも、エアコンやクリーナーの使用方法や注意点を、掃除をする前にしっかりと確認しておきましょう。

注意点③業者に頼むことも視野に入れる

エアコンクリーナーを使って自分で簡単にできる掃除方法を解説しましたが、自分でする自信がない方や面倒な方は業者に頼む方法もあります。先述したように、自分でクリーナーを使って掃除をした場合、リスクを伴うこともあるので、無理をしないようにしましょう。壊れてしまうと、お金もかかってしまいます。

また、内部の奥の方のパーツは非常に繊細ですので、エアコンを長期に渡って使用していない方も、プロの業者に頼むことも検討した方が良いでしょう。

エアコンのフィンを掃除するのにおすすめのクリーナー

アース製薬 「超速乾 エアコン洗浄スプレー 」

超速乾タイプですので、液だれしないのが特徴の商品です。洗浄後にすぐ乾燥するので、乾くのを待つ必要がなく、エアコンをすぐに使うことができます。そのような手軽さから、掃除が苦になりません。臭いが気になる時などにも、サッとスプレーで掃除をすれば、スムーズに問題が解決できるでしょう。

消臭成分である植物ポリフェノールが配合されているので、タバコのヤニやカビの臭いを消してくれる効果があります。ロングノズル付きで、フィンとフィンの狭い隙間なども、簡単に掃除することが可能です。

アース製薬 製品情報

アーネスト「エアコンキレイサッパリ」

中性タイプのクリーナーですので、金属類のパーツを傷めにくく、フィンの掃除にピッタリの商品です。グリシン型両性界面活性剤と野菜洗い洗剤の相乗効果により、安全に汚れを落とすことができます。吹き出し口の洗浄にも使用できるので、一緒に掃除すると良いでしょう。

スプレー1本で内部洗浄と除菌、消臭ができて、洗浄後の防カビ効果もあります。低刺激な洗剤であるため、エアコンにも掃除をする人にも優しいクリーナーです。

アーネスト株式会社|アイデア雑貨商品 | アイデア雑貨の商品化 アーネスト株式会社

アース製薬「らくハピ エアコン洗浄スプレー」

原材料に緑茶ポリフェノールと除菌剤を使った、クリーナーです。フィンに付着したカビの増殖を抑制し、除去することができます。また、フィンの奥の方まで洗浄できる、縦長ワイド噴射式ですので、広範囲の防カビが可能です。

掃除中に力を入れなくても楽に持てるウイングヘッドになっており、手が疲れずに済みます。無香性タイプですので、香料が苦手な方や部屋にフレグランスを使用している方にもおすすめです。自動お掃除機能付きエアコンにも対応しています。

ショーワ「くうきれい」

ムースタイプのクリーナーで、アルミフィンに付着した汚れを洗浄できます。2本で1セットになっており、片方のムースでエアコン内部を洗浄し、もう片方のリンスで中和防食をしながら、素早く泡を消失して汚れを取り除きます。

また、汚水は排水ドレンから流れ出るのも、高ポイントです。不快な臭いやカビ、ホコリなどを排除して、冷暖房の効きも改善されます。1セットで6~8畳用部屋のエアコン1台分です。

ショーワ株式会社

エコワン「スイスクリーン エアコン内部クリーナー」

有害物質ゼロのエアコンにも体にも優しいクリーナーです。電解アルカリ水100%でできているので、エアコンからの風も無害で、きれいな状態で放出されます。主成分が水であるため、ドレンパイプやドレンパンを損傷させることもありません。

ジェットノズル方式で簡単に取り扱えるので、初めて掃除を試みる方にもおすすめです。洗浄、除菌、消臭が一度にできるので、エアコンの効きが悪くなったら、ぜひ使ってみてください。

エアコンのフィンを清掃して快適に過ごそう!

エアコンのフィンの掃除方法を徹底解説しました。クリーナーを使って、自分でも簡単に掃除をすることができます。また、掃除をする前に必ずエアコンの取扱説明書やクリーナーの使い方などを、確認してください。また、コンセントからプラグを抜いておくことも重要ポイントですので、忘れないようにしましょう。

フィンに関しては、年に1~2回の掃除で充分ですので、しっかり洗浄して快適なエアコン生活を送ってください。

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