2022年04月22日公開
2024年11月22日更新
ペットボトルの潰し方を解説!道具なしの方法や潰すときの注意点も
ペットボトルの潰し方を解説します。「道具なし」と「道具あり」に分けて、それぞれの潰し方を詳しく説明!掃除機で圧縮する潰し方など、身近にある道具で簡単に潰す方法も紹介します。炭酸などの固いペットボトルに気を付けるなど、潰すときの注意点もまとめています。
ペットボトルの簡単な潰し方と注意点を解説!
ペットボトルは調味料や飲料に使われており、毎日の生活に欠かすことができない素材です。非常に便利な素材ですが、ゴミとして出すときに、かさばるというデメリットもあります。
ペットボトルは、潰してからゴミに出すことも多いですが、潰すのが大変だと感じることもあるでしょう。本記事では、ペットボトルのいろいろな潰し方をまとめています。潰すのに便利な道具も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
ペットボトルの潰し方【道具なし】
潰し方①手や足で潰す
最も簡単な潰し方は、手や足で潰す方法です。何かを準備する手間もなく、すぐに潰すことができます。柔らかいペットボトルであれば、力が弱い人でも簡単に潰せます。デメリットは、量が多いときに時間がかかることと、固いペットボトルが潰せないことです。
また、手や足で潰した場合、潰しきれずにカサが減らないこともあります。そのため、ペットボトルを大量にゴミ出ししたいときには、あまり向いていません。数本だけ潰したいときや、大人数で各自潰すときなどにおすすめの方法です。
潰し方②水を利用する
手で潰しにくいペットボトルは、水の圧力を利用して潰しましょう。ペットボトルの口ぎりぎりまで水を入れて、手で潰しながら一気に水を抜きます。すると、水が出るときの圧力で、簡単に潰すことができます。
空気が入ると膨らんでしまうため、水が抜け切る前に潰してしまいましょう。潰す際に水が飛び散りやすく、周囲が水で濡れないように配慮する必要があります。また、濡れた状態で潰すため、中が乾きにくいというデメリットもあります。
潰し方③お湯を利用する
固くて大きいペットボトルなどは、お湯を利用する潰し方がおすすめです。ペットボトルは熱湯で縮む性質があり、この性質を利用した方法です。まずは熱湯をペットボトルに適量入れて、フタをして軽く振ります。
そのまま2分ほど放置したら、お湯を捨ててすぐにフタを閉めてください。すると、大気圧の力で、ペットボトルが徐々に潰れていきます。自分で潰す手間は省けますが、その都度お湯を沸かさなければなりません。
また、時間もかかるため、大量に潰したいときには向いていません。どうしても自分の力で潰せないときなどの、最終手段として利用すると良いでしょう。
ペットボトルの潰し方【道具あり】
潰し方①「吸いまっせ!」を使用する
「吸いまっせ!」とは、ペットボトル専用の吸引型圧縮機です。吸込口をペットボトルの口に挿入し、レバーを前後して空気を吸引して使います。手で潰すよりも弱い力で、簡単に潰すことが可能です。
カサも1/2〜1/4程度に減るため、ゴミを出すときもかさばらずにすみます。ただ、圧縮した後そのままにしておくと、元の形に戻ってしまうようです。潰れたままにしておくためには、キャップをしておく必要があります。
しかし、分別してゴミに出すときは、再びキャップを外さなければなりません。この手間をなくすためには、潰したらすぐにゴミに出すのがおすすめです。
潰し方②マルチプレスを使用する
マルチプレスは、文房具で有名な「ぺんてる」から発売されている商品です。マルチプレスの中にペットボトルをセットして、足で踏むだけで簡単に潰せます。ペットボトルだけでなく、空き缶にも使うことができます。
短時間で大量のペットボトルを潰せますが、値段は4,000円程度とやや高値です。飲食店などを経営していて、常にペットボトルのゴミが出るような人におすすめです。
潰し方③ペットボトル潰し機を使用する
旭電機化成からは、マルチプレスとはまた異なった商品が発売されています。こちらも足で踏む商品ですが、ペットボトルを縦方向に潰すのが特徴です。
マルチプレスより軽く、安価で買うことができます。ただ、耐久性や安定性には欠けるため、その点は頭に入れておきましょう。
潰し方④空き缶プレス機で代用する
空き缶プレス機は、その名の通り空き缶を潰す機械です。空き缶専用の商品として販売されていますが、ペットボトルも潰すことができます。2,000円程度で買えるため、マルチプレスの購入をためらっている人にもおすすめです。
ただ、空き缶のサイズに合わせてあるため、大きいペットボトルには使えません。1lや2lの大きいサイズの場合は、他の方法で潰しましょう。
潰し方⑤掃除機で圧縮する
わざわざ専用の道具を買わなくても、掃除機でペットボトルを潰すことができます。まずは掃除機のノズルを小さいものに変え、そこにペットボトルを差し込みます。掃除機のスイッチを入れて、中の空気を吸いながら潰せばOKです。
この方法のポイントは、ペットボトルを差し込みすぎないことです。あまりに深くまで差し込んでしまうと、掃除機に負担がかかってしまいます。
軽く差し込み、手で押さえながら吸引してください。空のペットボトルが多く出たときに、掃除のついでに試してみると良いでしょう。
ペットボトルを潰すときの注意点
注意点①炭酸の固いペットボトルに気を付ける
ペットボトルは、商品ごとに固さが大きく異なります。比較的簡単に潰せるのは、水が入ったペットボトルです。逆に固くて潰しにくいのは、炭酸飲料や調味料などのペットボトルです。
特に炭酸飲料のペットボトルは、内側からの圧力に耐えられるように、耐熱耐圧構造になっています。底の形も少し変わっていて、他の商品よりも厚みがあるのが特徴です。
そのため、これらの耐熱耐圧のペットボトルは、無理に潰そうとすると怪我をする恐れがあります。手や足で潰せないときは、他の潰し方を試してみましょう。
炭酸飲料用のペットボトルは、丸くて凹凸が少なく、厚めで固くなっています。炭酸飲料の容器には、炭酸ガスの圧力に耐えることが求められます。そのため、容器を丸い筒状にして圧力を均等に受けるようにし、さらに一定の厚みを持たせています。また、底の形も特徴的で、5つの半球体の突起があり、花びらのようになっています。これは「ペタロイド(花弁)」とも呼ばれ、ガス圧に耐えるための理想的な形状とされています。
注意点②自治体の回収ルールを確認する
ゴミの分別方法は、各自治体によって異なります。ペットボトルは潰したほうが楽ですが、自治体によっては潰してはいけないこともあります。自治体のルールを破ってしまうと、ゴミを回収してもらえないこともあるでしょう。
特に引っ越ししたばかりのときなどは、前に住んでいた場所の方法でゴミを出しがちです。潰してしまう前に、まずは自治体の回収ルールを確認してみてください。
スーパーなどに置いてある、資源回収ボックスに捨てる場合も注意が必要です。回収ボックスごとにルールが異なるため、確認を怠らないようにしましょう。
ペットボトルの潰し方にはいろいろな方法がある
ペットボトルはそのまま潰すだけでなく、専用の圧縮機を使う潰し方もあります。圧縮機を使った潰し方は、手や足だけで潰すより楽に小さく潰せます。炭酸などのペットボトルは固いため、紹介したような道具を使うのがおすすめです。
わざわざ道具を買うほどでもない場合は、掃除機など身近な道具を利用してみましょう。水やお湯を使った手軽な方法もあるため、自分にあった潰し方を探してみてください。