アロンアルファの取り方!はがし方一覧【手/服/机/プラスチック/金属】

アロンアルファの取り方を一覧にしてまとめました。手や服、プラスチックに金属など、はがす場所と素材別で取り方を説明します。はがし方の動画も紹介しているので、なかなかアロンアルファが取れない時の参考にしてください。

アロンアルファの取り方!はがし方一覧【手/服/机/プラスチック/金属】のイメージ

目次

  1. 1アロンアルファの取り方を徹底解説!
  2. 2アロンアルファの取り方【手】
  3. 3アロンアルファの取り方【服】
  4. 4アロンアルファの取り方【机】
  5. 5アロンアルファの取り方【プラスチック】
  6. 6アロンアルファの取り方【金属】
  7. 7アロンアルファの取り方【ゴム・ガラス・その他】
  8. 8アロンアルファの取り方まとめ

アロンアルファの取り方を徹底解説!

瞬間接着剤の中でも有名なアロンアルファですが、手などに間違ってつけてしまって焦った経験を持つ人も多いのではないでしょうか?接着力の強いアロンアルファですが、ついてしまったら絶対に取れないというわけではありません。

取り方には色々な方法があり家にあるもので簡単に取ることができる場合もあります。本記事ではアロンアルファのはがし方を素材別に一覧にして載せてあります。もし間違ってつけたくない場所へつけてしまった時は、この一覧を参考にはがしてみてください。

アロンアルファの取り方【手】

アロンアルファのはがし方①除光液を使う

アロンアルファなどの瞬間接着剤の主成分は、シアノアクリレートという化合物です。マニキュアの除光液にはアセトンという成分が含まれてるのですが、このアセトンにはシアノアクリレートを分解してくれる性質があります。その性質を利用して、手にアロンアルファがくっついてしまった時は除光液を使ってはがすことができます

アロンアルファがくっついてしまった場所に除光液をなじませ、2~3分放置して端からゆっくりはがすようにして取るときれいに取れます。最近の除光液にはアセトンフリーのものもあるので、成分を確認してから使いましょう。

アロンアルファのはがし方②はがし液を使う

瞬間接着剤アロンアルファが指についたときの取り方、3つ目にご紹介するのは剥がし液で剥がす方法です。あまり御存じ無い方も多いかもしれませんが、アロンアルファには専用の剥がし液というものが販売されています。

アロンアルファを間違えて付着させてしまった場所にこの専用剥がし液を垂らすと、たちまちアロンアルファが剥がれてくれるという便利なものです。

ホームセンターなどに行くと、瞬間接着剤のはがし液が売られてるので、それを使うことでもはがすことができます。はがし液も除光液と同じくアセトンが使われており、これでアロンアルファのシアノアクリレートを分解します

取り方は除光液と同じですが、除光液に比べて刺激が強いので、皮膚が弱い人や敏感肌の人は注意しましょう。また、はがし液は安いものから高いものまで様々ありますが、できればアロンアルファ専用のはがし液を使ったほうが効果は高いです。

アロンアルファのはがし方③40℃以上のお湯につける

手や指同士がくっついてししまった場合は、お湯につけてとるのが一番です。40℃以上のやけどしない程度のお湯にアロンアルファがついた手や指をいれ、優しくもむようにしてはがしていきましょう。肌には一番優しい取り方なので、肌が弱い人には除光液やはがし液よりもこちらの方法がおすすめです。

取り切れなかったアロンアルファが白く手に残る場合もありますが、しばらくすると自然にはがれていきます。どうしても気になる場合は、軽石や爪やすりなどを使って軽くこするはがれます。強くこすりすぎると肌を傷つけてしまうので気を付けましょう。

アロンアルファの取り方【服】

アロンアルファのはがし方①アイロンを使う

衣類についたアロンアルファの取り方には、まずはアイロンを使った方法があります。これは、アロンアルファが熱に弱い性質を利用したはがし方です

まずはガーゼを用意し、アロンアルファのしみ込んだ衣服をはさみこみます。ガーゼは2~3枚重ねて使いましょう。衣服をガーゼではさんだら、アロンアルファのついた場所にアイロンをあててゆっくりと滑らせます。そうすると接着剤がガーゼにしみ出していくので、少しずつガーゼの位置をずらしながらアイロンをあてていきます。

ガーゼが汚れてきたら新しいものに替えながら、これを2~3回繰り返し行います。しばらくして接着剤が完全に取り除けたら終了です。上に乗せるガーゼは、キッチンペーパーでも代用可能です。

アロンアルファのはがし方②アセトンの原液を使う

衣類についたアロンアルファには、アセトンの原液を使って落とす取り方もあります。まずはアロンアルファのついた場所に3枚ほど重ねたガーゼを置きます。そして1~2枚のコットンにアセトンの原液を染みこませ、ガーゼの上からトントンと叩いていきます。ガーゼを替えながら2~3回繰り返すと取れていきます。

ただアセトンの原液は強いため、手が荒れないようにビニール手袋などをつけて使用しましょう。また、気化したアセトン原液を吸い込むと気分が悪くなってしまうので、マスクをつけてしっかりと部屋の換気をしながら行いましょう。

アロンアルファのはがし方③クリーニング屋にまかせる

アイロンを使った方法は熱に弱い衣服には使えませんし、アセトン原液もデリケートな素材のものには使うことができません。また色落ちなどの可能性もあるため、大事な衣服はクリーニング屋におまかせすることをおすすめします。

費用はそこそこかかってしまいますが、傷めたくない衣服は無理して自分で処理しようとせず、プロにまかせましょう。その際にはアロンアルファがどこにどのくらいついたかをしっかりと伝え、どの程度落とすことができるかを確認しておきましょう。

アロンアルファの取り方【机】

アロンアルファのはがし方①専用のはがし液を使う

机についたアロンアルファは、専用のはがし液でおとすことができます。はがし液を接着剤がついてしまったところへ塗りこみ、しばらく放置して成分がしみ込むのを待ちます。あとはいらない布などでゆっくりと拭きとりましょう。

落ち方が悪い場合は、アロンアルファがついた場所にはがし液をぬり、その上からサランラップをかぶせます。15~20分ほど放置したあとにガーゼでふきとると、きれいにはがすことができます。これでも落ちきらない場合は、同じ方法を何回か繰り返し試してみましょう。

ただ何かでコーティングされているような机の場合、はがし液に含まれているアセトンでコーティングがはがれたり色落ちする可能性もあります。一度目立たない場所で試してから実行しましょう。

アロンアルファのはがし方②中性の洗剤を使う

机についてしまった場合には、中性洗剤を使う取り方もあります。まずは中性洗剤を少量、ぬるま湯にとかします。これをガーゼなどにふくませ、アロンアルファをがついた机を優しくこすります。何回かこすっているうちにはがれてきます。

こすっただけでは取れない場合には、中性洗剤をふくんだガーゼを置いた上からサランラップをかぶせてみましょう。しばらく放置したあとにこするとはがれる場合もあります。

アロンアルファのはがし方③アセトンも効果的

机についたアロンアルファをはがすには、アセトン原液を使った取り方も効果があります。アセトンをガーゼなどにしみこませ、机を優しくこすると落ちていきます。こすっただけで落ちない場合は、ガーゼをかぶせた上からサランラップをかぶせ、しばらく放置してから拭きとってみましょう。

ただし、はがし液と同じように表面のコーティングが落ちたり色落ちすることがあります。はがし液よりも効果が強い分、色落ちする可能性も高くなります。事務机などにはいいかもしれませんが、大事な机や高級素材の机やテーブルに使う場合には慎重に使用しましょう。

アロンアルファの取り方【プラスチック】

アロンアルファのはがし方①アルコールを使う

プラスチックの場合には、アルコールを使った取り方があります。アルコールの中にイソプロピルアルコールというものがあるのですが、これは消毒にも使われるアルコールです。このイソプロピルアルコールでプラスチックについたアロンアルファをはがすことができます

まずは布にイソプロピルアルコールを染みこませ、その布でアロンアルファがついたプラスチックをこすって落とします。ただし塗装がしてある場合は塗装がはげたり、素材によってはプラスチックが変色してしまう場合もあるので、まずは目立たない場所で試してから行いましょう。

イソプロピルアルコールを単体で探すと大変ですが、エタノールなどに含まれていることがあるので、薬局でこういった消毒液を探して対応しましょう。また、イソプロピルアルコールはとても手が荒れやすいので、素手では扱わないようにしましょう。

アロンアルファのはがし方②お湯に浸した布巾を使う

アロンアルファがついたばかりで固まってしまう前なら、お湯に浸した布巾で取り除くことができます。ただし完全にかたまってしまうと、布巾でふいたくらいではなかなか取ることはできません。

熱に強い素材のプラスチックでしたら、40℃以上のお湯にしばらくつけておくというやり方もあります。熱でふやかしてからサンドペーパーでこすったりヘラで取ったりしましょう。耐熱性でないプラスチックの場合は、変形する可能性があるのでやめておきましょう。

アロンアルファのはがし方③サンドペーパーを使う

プラスチックの素材はアセトンを使うと接着剤と一緒に溶けてしまうため、アセトンが含まれたものは使えません。そのため、サンドペーパーでこするのが確実な取り方です

まずは余計な部分を削らないように、アロンアルファがついていない部分をマスキングテープやセロハンテープで保護します。そして、最初に目の粗いサンドペーパーでアロンアルファを削り落とし、ある程度落ちたら目の細かいサンドペーパーで磨いていきます。くれぐれも削りすぎには注意してください。

サンドペーパーで削って傷が残ってしまった場合は、コンパウンドで磨くと傷もなくなってきれいになります。サンドペーパーはホームセンターなどで手に入りますが、100均でも販売されているので、簡単に入手することができます。

アロンアルファの取り方【金属】

アロンアルファのはがし方①アセトンやミネラルオイルを使う

金属にアロンアルファがついた場合、他のものと同様にアセトンではがせます。接着剤のついた部分にアセトンをたらし、数分放置してからいらない布で拭きとります。また、金属の場合アセトンだけでなく、ミネラルオイルを使ってもはがすことができます

ミネラルオイルと言われてもあまり聞き覚えがないかもしれませんが、実はベビーオイルやマッサージ用のオイルに含まれていて、私たちの身近なところで使われているオイルです。ミネラルオイルだけだとなかなか売っていないのこともあるので、そういった場合はベビーオイルやマッサージオイルで代用しましょう。

ミネラルオイルの取り方はもアセトンと一緒で、アロンアルファがついた場所にオイルをたらし、よくなじませてから拭きとります。これもなかなか取れない場合は、サランラップで覆ってオイルをよく浸透させてから拭きとりましょう。

アロンアルファのはがし方②爪ではがす

金属についた場合は、爪でひっかくとはがせる場合もあります。アロンアルファが乾いて指につかないことを確認してから、爪でひっかいてはがしてみましょう。うまくいけば端からきれいにはがすことができます。ただし爪が割れないように注意して、くれぐれも無理はしないようにしましょう。

アロンアルファのはがし方③専用のはがし液を使うのもOK

金属についた場合も、専用のはがし液ではがすことができます。金属の場合は変色や変形の心配がほとんどないので、はがし液を使った取り方が一番手っ取り早いでしょう。やり方は他のものと一緒で、アロンアルファがついた場所にはがし液をつけ、しばらくなじませてから拭きとります。

接着剤自体が取れても、表面に白く跡が残ってしまう場合があります。そういう場合は耐水ペーパーで削りましょう。その後にコンパウンドなどを塗りこむと、白い跡が目立たなくなります。

アロンアルファの取り方【ゴム・ガラス・その他】

アロンアルファがゴムについた場合

アロンアルファがゴムについた場合は、はがし液やアセトン、除光液を使ってはがすことができます。はがし液などを布にしみこませ、アロンアルファがついた場所を拭いて落とします。範囲がせまい場合は綿棒の先にはがし液などをつけ、叩くようにして落とすこともできます。

アロンアルファがガラスについた場合

ガラスについた場合は専用のはがし液ではがすの取り方が一番効果的です。もちろん除光液やアセトンでも効果はあります。液をしみこませた布で拭きとって落としましょう。

拭きとるだけで落ちない場合は、やはりサランラップでしばらく覆っておくと取りやすくなります。液をしみこませたコットンなどを当てて、その上からサランラップでおおって放置します。しばらくしたら当てていたコットンで拭きとればきれいに取れます。

ガラスだとカッターなどではがすこともできますが、やはりはがし液を使うのが一番安全です。完全なガラス製ならば変色や変形の心配もないので、安心して使うことができます。

アロンアルファがその他についた場合

車やフローリング、メガネのレンズや鏡についた場合も、除光液やアセトン、はがし液を使って落とすことができます。はがし液などをなじませて拭きとるか、布に液をしみこませてから叩くようにして拭きとっていきます

ただし、車やフローリングは塗装やコーティングがはげてしまう可能性もあるので、必ず目立たない場所で試してから実行しましょう。特に車は失敗してしまうと大打撃なので、自信がない場合は始めから塗装屋に相談したほうがいいでしょう。

また、メガネのレンズはガラス製ならはがし液などで落とせますが、プラスチックのレンズだとレンズまで溶けてしまうのでアセントンが含まれているものは使えません。自分のレンズがどちらかわからない場合は、メガネ屋へ行って取ってもらうのが一番です。

アロンアルファの取り方まとめ

アロンアルファの取り方を素材別にまとめました。間違えて手や指についてしまうとあわててしまうものですが、家庭で簡単に落とすことができるので落ち着いて対処しましょう。

また、アロンアルファを使う時は始めから他の場所につかないように準備してから使用することも大事です。他の場所にもつかないようにあらかじめ保護したり、汚れてもいい衣服を着たりして、しっかりと対策をしてからアロンアルファを使用するようにしましょう。万が一不要な場所についてしまった場合は力任せにはがそうとせず、本記事で紹介したやり方を一度試してみてください。

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