実家が汚い!掃除するべき?汚部屋をどう片付ける?断捨離の方法は?

実家が汚い時の対処法について紹介します。実家が汚部屋になった原因や片付けほうが良い理由、どのように片付けるのかに注目!汚い実家のいらないものを断捨離をし、掃除するためのポイントや片付けるメリットを解説します。

実家が汚い!掃除するべき?汚部屋をどう片付ける?断捨離の方法は?のイメージ

目次

  1. 1実家が汚い!汚部屋の片付けと掃除のコツ
  2. 2実家が汚い原因や理由
  3. 3汚い実家を片づけた方が良い理由
  4. 4実家が汚いとき汚部屋をどう片づける?
  5. 5実家が汚いときの断捨離の方法
  6. 6実家が汚いときは家族と話し合いながら

実家が汚い!汚部屋の片付けと掃除のコツ

汚い実家

実家が汚いときの片付け方や掃除のコツについて紹介します。久しぶりに実家に帰ると汚い、と感じたことがあるでしょうか?両親に片付けを勧めても、なかなか掃除をしてくれないかもしれません。実家をきれいに片付けして快適な部屋にする方法をチェックしましょう。

実家が汚い原因や理由

親世代の認知能力や判断能力の低下

実家が汚い原因や理由は両親の状態が関係しているようです。まず、両親が高齢になり、身体の機能が変化していることに注目しましょう。50代や60代になると、人間は様々な機能が低下してきます。20代や30代の認知能力や判断能力とは異なる場合があります。部屋を見たときに、全体を認識する能力が低下しているわけです。

部屋全体を認識することが出来ると、色々なものが散らかっていると感じるのです。両親からすれば、全体よりも部分的なところに注目するため、汚部屋だとは感じないのでしょう。この能力の違いがお互いのイライラやストレスの原因となります。実家が汚部屋になっていても、部分的に片付いていることがあるでしょう。

お互いの認知能力や判断能力の違いを考慮して、実家が汚いと感じた理由を伝えるのがおすすめです。毎日生活している人と、久しぶりに訪れる人では印象も異なります。いきなり帰ってきて「実家が汚い」と伝えても、相手には伝わりにくいでしょう。

親世代の体力や気力の低下

歳をとると動くのがしんどくなってくるので物を仕舞うのが苦手になるそうです。もったいなくて捨てられないのもきりがないので、いつ使うの?と怒らず優しく捨てるように促すのがコツだそうですよ。

片付けはとても労力を伴います。親世代は体力や気力が低下し、気持ちはあっても行動に移すのが困難な時があるのです。高いところの物を取るのも腕が上げにくいため、片付けが進まないこともあるでしょう。同様に動く体力が低下しているため、近くに必要なものを集めていることも汚い原因になります。

ホメオスタシス(現状維持)が作用している

久しぶりに帰ってきた実家は、いつもと変わらない雰囲気に安心感を覚えるでしょう。このいつもと変わらない雰囲気は、良い面も悪い面もあります。実家の片付いていない汚部屋が、そのままになっている場合があるからです。夏なのに冬関係の物が出たままになっている、という問題も起きます。

こういった状態は、ホメオスタシスという「現状維持」の心理が関係しているそうです。年齢を重ねると現状維持するようになり、環境を変えることが苦手となります。ホメオスタシスは人間の精神を守るための機能であり、調整するために必要な部分です。身体を動かして熱が発生したら、汗をかいて体温調整するのも同様といえます。

親の代わりに片付けをしようとしても、断られることがあるでしょう。両親としては現状維持の気持ちが強くなっており、環境を変えられるのを嫌がっているのです。実家を自分の部屋に置き換えて考えれば、いきなり片付けられるのは止めて欲しいという気持ちを、理解することができるでしょう。

セルフネグレクトに気づいていない

時々、テレビ番組で「ゴミ屋敷」や「汚部屋」が特集されています。ゴミ屋敷の原因は、大きな心理的ショックだと考えられています。同時に、「セルフネグレクト」が関係しているようです。「ネグレクト」は育児放棄や介護放棄を意味する言葉です。セルフネグレクトの場合は、「自分で自分の世話を放棄する」といえるでしょう。

例えば、高齢になって夫を失った妻が何もしなくなる場合があります。これは、いつも世話をしていた夫の存在が無くなり、意欲を失っている状態です。友人なども居なくなり、きれいにする意味が無くなると、身なりや部屋の掃除をしなくなります。最初は1日、2日程度だった放置が、どんどんひどくなって部屋が汚部屋状態になってしまうのです。

定期的に実家に帰って、外に出るのに付き合うだけでも改善される場合があります。セルフネグレクトが悪化する前に、定期的な帰省をしていきましょう。

汚い実家を片づけた方が良い理由

安全性

「部屋が散らかっていると、転んで危ないよ」「ハウスダストやダニで体の調子が悪くなるよ」というように、片付けないことによる弊害を説明するのが効果的です。

汚い実家を片づけた方が良い理由を解説します。実家の両親が高齢の場合、安全性に繋がってきます。足元に荷物が散らかっている状況は、つまずく原因になります。また、高いところに荷物を置いていると地震で落下する危険性があるのです。実家の安全性を高めるためにも、片付けが非常に重要となります。

地面には余計なものを置かない、というルールを設定するだけで実家が汚いのを改善できます。実家が漫画や雑誌を積み重ねていたら、散らかる前兆です。地面に物を置かないだけで、移動するための道が確保されて快適な生活に繋がります。

散らかっている状態と汚い状態を分けて、整理整頓と掃除を行っていきましょう。掃除をするのにも散らかっていては危険です。まずは、一箇所に不要なものを集める方法もおすすめです。散らかっていては掃除をする気持ちにもならないので、断捨離のスタート地点に不用品をかためてみましょう。

衛生面

実家が汚い状態は衛生面が良くないといえるでしょう。ホコリが溜まった状態はハウスダストの原因になります。実家に帰省し、咳やくしゃみが出るときは汚い状態が原因かもしれません。ハウスダストによるアレルギーが咳やくしゃみを引き起こしているのです。実家の空気の流れを良くしてあげましょう。

衛生面が悪い状態が続くと、肌荒れやかゆみに繋がります。両親が身体を掻く動作をしていたらダニが理由かもしれません。実家を汚いままにしていると、衛生面はどんどん悪化するでしょう。

精神面

探しているものが見つからない場合、イライラやストレスの理由になります。実家も断捨離を進めないと、どんどん精神面が不安定になります。実家が散らかっていると、意欲も湧かないため、色々なことが面倒になるのです。快適な生活空間を作り出すことで、精神面を改善しましょう。

家族とのコミュニケーションになる

実家に帰省して片付けをすることは、家族のコミュニケーションになります。古い写真や思い出の品が出てくると、懐かしい思い出話に花が咲きます。共同作業を行うことで、お互いの変化を感じる場合があります。一度に一気に片付けるのではなく、世間話をしながら、身近なところを片付けましょう。

生前整理になる

両親が亡くなってから実家の片付けをするのは大変です。何が必要か分からないこともあるでしょう。子どものことを考えて、実家の荷物を断捨離するのは重要なことです。着なくなった洋服はもちろんですが、権利書や銀行関係の書類を整理しておきましょう。生前整理をして、後々のトラブルを防ぐことがおすすめです。

安心して子どもを連れて帰省できる

玄関マットは真っ黒でキッチンの床はベタついていて、蛇口や引き出しの取っ手、ゴミ箱の蓋も真っ黒……居間の絨毯も薄汚れ……ハイハイする息子を連れて行ったので、ホントに最悪です。

実家が汚い状態では、孫たちを連れて行く気持ちにならないでしょう。先程の安全面や衛生面を含めて、汚い実家に赤ちゃんを連れて帰省するのは避けたい事柄です。孫たちに汚い実家だと嫌がられないように、実家をしっかりと掃除します。子どもたちに主婦のお手本となる実家になりましょう。

実家が汚いとき汚部屋をどう片づける?

捨てられない理由を無視しない

実家が汚いときに、汚部屋をどうやって片付ければよいのでしょうか?ポイントは持ち主の気持ちに配慮しながら、断捨離を進めていくことです。汚いからといって、勝手にすてるのはよくありません。持ち主が残している理由を聞いて処分するか決めましょう。同じ様な物が残っている場合、片方だけ残すように選択肢を与えるのがおすすめです。

あまり「捨てる」という言葉を使わずに、「整理していこう」という風に、自然と処分できるように誘導しても良いでしょう。捨てるのは勿体ないという気持ちが強くなりやすいので、整理することでより良い環境になるのを強調するのです。

会話をしながら一緒に片づける

あなたが、最低限の掃除や整理してみては。両親もしぶしぶ応じると思いますが。最初からうまく行きません。少しずつ時間を 掛けて行きましょう。

部屋が汚いことは分かっていても、身体のエネルギーが足りない場合もあります。会話をしながら一緒に片付けることで支えになることが大切です。一人では汚いままでも、一緒になら片付ける人も多いでしょう。汚い状態が改善されたのを分かりやすくするために、一箇所ずつ整理するのがおすすめです。

片づけと掃除の目的をきちんと伝える

なぜ片付けと掃除をしなければならないのか明確にしましょう。先程の安全面や衛生面を説明し、汚いままから改善する目的を決めます。片付ける本人に目的が見つからなければ、汚い状態に戻ってしまうのです。しんどい、めんどくさいというデメリットよりも、安全で快適な環境になるメリットを伝えましょう。

汚い実家を整理した、というブログの体験談もおすすめです。ブログは個人の気持ちが正直に綴られているので、目的を見つける手段になります。汚い状態からの変化を確認させて、より良い環境にしましょう。
 

第三者の言葉を借りる

大人になっても実家では子供扱いされるのは定番です。汚い状態に対するアドバイスも、子供の余計なお世話だと思われるでしょう。自分の言葉で納得してもらえない場合、第三者の言葉を借りましょう。テレビや本の影響力は強いので用意するのがおすすめです。ネットの動画を見せるのも、視覚的に理解しやすいといえます。

専門業者に委託する

大きな荷物が汚部屋の原因になっている場合、専門業者に委託しましょう。実家が汚い理由に、個人では捨てられない大型ゴミが影響することがあります。また、捨てるのが後ろめたい場合、リサイクル業者に引き取ってもらう方法がおすすめです。大型ゴミは自治体ごとのルールを確認して処分しましょう。

専門業者に依頼する場合は、レビューなどを確認して怪しいところは避けましょう。ハウスクリーニングの相場は2DKであれば10万円から20万円ほどします。相場を比較して極端に安い場合、掃除をしてもらっても追加料金や損壊のトラブルが起きやすいようです。

実家が汚いときの断捨離の方法

物を捨てれば片付く

実家が汚いときの断捨離の方法を紹介します。掃除をするメリットは、物が減って片付くという点です。一度部屋が片付くと、自然とその状態を保つようになります。汚い状態がそのままになってしまうのと同様に、きれいなままを維持しようとするのです。


まずは大雑把に荷物を分類して、どんどん処分しましょう。細かい整理は後回しにして変化を目に見せることが大切です。物を捨てれば片付くことを実感させることで、断捨離に対して前向きになっていくでしょう。

断捨離するための同じ目的を持つ

断捨離をするときに、実家と自分で同じ目的を持つのが良いでしょう。自分も実家で生活している両親もメリットがある状態にするわけです。新しい家具を買うために汚い部屋を掃除する、という形も良いでしょう。お互いにメリットがあることで断捨離を共同して行えるようになります。

実家に子供を連れて来たいという気持ちがあっても、汚いからできない場合があります。両親の孫に会いたいのに会えないのは残念なことです。孫が来ても清潔で快適な空間にする、という同じ目的を持てば断捨離に取り組めます。

断捨離した後の生活を想像する

汚い部屋を掃除してからの生活を想像しましょう。実家の良い部分を残しながら整理すれば、快適な空間を作り出せます。思い出を残しながら、環境を良くすることで住みやすい実家になるでしょう。昔の実家を思い出すような部屋になれば気持ちがリフレッシュされます。

汚部屋のままでは気持ちも暗くなります。自分の残された時間を考えながら、より明るく前向きな部屋づくりにしましょう。実家を大きく改築できなくても、整理整頓された部屋ならインテリアを楽しめます。ゴミを捨てて出来たスペースに、新しい家具を置くのを想像してみましょう。断捨離をすることは、選択肢を増やすためといえるのです。

迷ったものは30日間のみ保管ルール

断捨離をするときにおすすめな方法は、迷ったものを「30日間だけ保管する」という方法です。掃除しながら処分に迷うものに、猶予期間を作るといえるでしょう。断捨離は「必要」、「不要」、「一時保管」の3つのゴミ袋を用意するのがおすすめです。どんどん袋に分けていくことが、断捨離の第一段階になります。

30日間経っても使用しない物や、絶対に必要という気持ちにならないものは処分しましょう。迷うものをすぐに捨てるのは躊躇しますが、1ヶ月経っても使いみちが見つからないのは不要といえます。最近は100均などで代用できるものが多いので、処分しても使うときに買い直すのがおすすめです。衣類の場合はリサイクルやバザーに出しましょう。

実家が汚いときは家族と話し合いながら

実家の庭

実家が汚い理由や対処法について紹介しました。実家が汚い理由は年齢の変化が原因といえるでしょう。環境を変えたくない気持ちや、体力的な不安が関係しています。一方的に実家の片付けを行うのではなく、両親と一緒に話し合って、少しずつ掃除を行いましょう。大きなゴミを2、3個処分するだけでも雰囲気が変わります。

大きなゴミを片付けてから、思い出の写真を整理していくと良いでしょう。掃除はきっかけがあるときがおすすめなので、家電や家具の買い替えがベストタイミングです。リサイクルショップやバザー、オークションなどで再利用してもらうと、勿体ないという気持ちも軽減できます。

実家で生活する両親の気持ちに配慮しながら、安全面や衛生面のためにきれいな状態に改善しましょう。快適な空間はリフレッシュに繋がり、老化を防ぐことになります!

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