エアコンの暖房の適温・適正温度は?自動にしたときの標準温度も調査!

エアコンの暖房機能を使用するとき、設定温度は何度にするのが適正温度なのだろうかとよく悩むものです。その時の体調や人によって、エアコンを使った暖房の適温というものは個人差があるのも事実です。ですが、なるべく多くの人が快適に過ごせる温度に設定したいものです。今回は、エアコンの暖房の適温・適正温度についての詳しい解説や、自動機能を使ったときの標準温度について紹介します。

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目次

  1. 1エアコンの暖房の適温・適正温度はどれくらい?
  2. 2エアコンの暖房の適温・適正温度について解説!
  3. 3エアコンの暖房を自動運転にした場合の標準温度について
  4. 4エアコンの暖房を適温・適正温度で上手に使おう!

エアコンの暖房の適温・適正温度はどれくらい?

エアコンは室内の温度を手軽に適温に保てるとても便利な家電製品です。夏場に限らず、冬にも暖房はかかせないものです。部屋で快適に過ごすためにも必須の家電であるエアコンを使用するとき、一番悩むのが設定温度をどうしたら良いか、という人も多いのではないでしょうか?いったい何度が適温なのだろうか、風向はどうしたらよいものか、と色々悩むことが多いものです。

エアコンは設定温度が高すぎても低すぎても、室内を快適な空間にするのは困難です。そして、室温が適していないとリラックスして過ごすのは難しいものです。温度を適温に設定しないことでデメリットもあります。無駄な電力を使ってしまったり、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。

エアコンを正しく使いこなし、適正温度に設定することで、室内はたちまち快適に過ごせる空間となります。今回は、エアコンの使い方のコツや、暖房機能を使うときの適温・適正温度について詳しく紹介します。

エアコンの暖房の適温・適正温度について解説!

エアコンを使って室内を暖かくしたいとき、エアコンの温度は何度に設定するのが適切なのか、どうしてこの温度が最適なのか、具体的に知らない人も多いのではないでしょうか?せっかくエアコンを使うのなら賢く上手に使いたいものです。

ここでは、日常生活を快適に過ごすための適温・適正温度について詳しく解説します。日常生活を快適に過ごすことのできる適温・適正温度を知って、快適な室内空間を作り出しましょう。

暖房器具の中で温度設定がしやすいエアコン

ストーブやオイルヒーターはその本体自体が発熱することで空気を温めていきます。一方、エアコンは室内と室外のの空気を取り込んで設定温度に適した空気を排出することで室内の温度をコントロールします。そのため、室内の温度を管理しやすいことに大変長けています。

温度設定さえしておけば、その指示通りに室内温度をエアコンが自動的に調整してくれます。そのため、自分で室内の温度をいちいち確認する必要がありません。結果、室温が快適に保たれ、日常生活を快適に過ごすことができます。

エアコンは温度設定ができるため、夏場も冬場も使用することができ、オールシーズン室内の温度を快適に保つことのできるものです。また、壁に設置するものが多く、場所をとらないのも魅力です。エアコンは暖房器具の中でも利便性が高く、とくに温度設定がしやすいことがメリットといえる家電製品です。

環境省発表の暖房の適正温度とは?

環境省の発表によりますと、冬期間に使用する際のエアコンの暖房は室温20℃を目安に設定するのが望ましいとされています。また、エアコンのみの暖房の利用だけでなく、さまざまな工夫をすることを提案しています。

ひとつはショウガやにんにく、大根などの身体を温める食材を摂って身体自体を温めることです。エアコンだけでは冷え切っているとあたたまりにくいものです。おいしく温まる食べ物を食べることで、エアコンを過剰に稼働させずに適切な設定温度で使うことができます。

また、洋服を1枚多く着込むことも勧められています。エアコンを使うとどうしても薄着をしがちです。薄着だと室温が低く感じられるものです。ストールや羽織ものを1枚だけ着込むだけでも体感温度は変わってきます。

冷たい空気が入らないようにカーテンを閉めることも適正温度を保つことに役立ちます。日が落ちてくると必然的に気温もグッと下がってきます。外の気温が下がる前にカーテンを閉めることで、冷気をシャットアウトすることができます。室温が無駄に下がらないため、エアコン暖房も正常に稼働し、電気代がかかるのを防ぐことにもつながります。

とても寒い日は、エアコンの暖房を使用しても室内の温度がなかなか上がらないことが多いものです。エアコンの暖房をきちんとつけているのに、あまりにも寒いと感じる場合は、他の暖房器具を併用することなどが推奨されています。

適正温度の他に環境省は、節電についても触れています。エアコン暖房の温度設定を1℃下げることで、約10%の消費電力の削減にもなり、電気代を節約することにもつながるということが発表されています。

20度は本当に適温なの?

エアコン暖房の室内の適温は20℃とされていますが、はたして20℃という温度は本当に適切な温度なのだろうかと、疑問を持つ人も多いのではないでしょうか?冬場の寒い時期にエアコン暖房の設定温度を20℃にしてしまうと寒く感じるのでは?と不安に思うことがあるものです。

体感温度というものは、年齢や体形、人の感覚によって異なるものです。また、エアコン暖房の設定温度も地域や国、環境によってさまざまというのが実情です。人によっては28℃でも肌寒いと感じる人もいるくらいです。

エアコン暖房20℃がなぜ適温なのでしょうか?それは多くの人が集まる空港を参考にすると分かりやすいでしょう。なぜ、空港なのかというと、空港は色んな国や地域から来た人が集まる場所です。温かいところや寒いところから、老若男女問わず多くの人々が行きかうスポットと言えます。空港の温度こそ適温を知るのにうってつけです。

誰もが適温と感じる空間を求められている空港で、目標とされている設定温度は22℃です。環境省が発表している適温の20℃よりも少しだけ温かめの設定です。空港は多くの人が行きかい、また、出入りも激しい場所です。少し高めに設定しておくことで冷たい外気が入ってきても、その温かさを保つことができます。

空港のように公の場は比較的、高めの室温に設定されていることが多い傾向にあります。一方、一般家庭は人の出入りが激しくないため、温度設定は20℃と公の場に比べて低めでも、十分温かさを保つことができます。このことからみて、適温が20℃というのは適正であることが分かります。

一般的なエアコンの暖房の設定温度の傾向は?

適正ば室温は20℃とされているエアコン暖房の設定温度ですが、一般的な家庭の設定温度はどのような傾向があるのでしょうか?ここでは冬期間の一般的なエアコンの暖房設定温度の傾向について紹介します。

住んでいる地域が比較的気温の低い寒い地域では、設定温度を適温の20℃よりも数度高めに設定していることが多いです。北海道などの寒冷地では、室内にいるときに薄着で過ごす人が多いため、室温が本州の家庭よりも比較的高く設定しています。

また、あまりにも寒い日はストーブを焚く家庭も多いですが、最近では寒冷地用のエアコンも販売されており、エアコン暖房を使用している家庭も増えてきています。冬の寒い日に温かい室内で半そでを着てアイスクリームを食べることもあるほど、北海道の室内はとても温かいです。

一方、温かい地方の一般家庭では室温を適温よりも低めにしている家庭が多いです。寒冷地に比べて外の気温が高いこともあり、室内の気温設定が高くなくても比較的温まりやすいものです。また、服を何枚か厚着したり、こたつなどの他の暖房器具を併用している家庭が多いです。

このように、一般的なエアコン暖房設定温度は北に行くほど高くなり、南に行くほど低くなる傾向があります。その他にも、年齢やその人の体感温度によって設定温度はまちまちです。中には30℃という高い温度設定にしている人もいます。平均的には18~22℃にしている一般家庭が多いです。

赤ちゃんがいる場合のエアコン暖房の適温は?

赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんが体調を崩さないように室温に特に気を使っている人も多いのではないでしょうか?ここでは赤ちゃんがいる場合のエアコン暖房の適温について詳しく紹介します。

赤ちゃんがいる場合に気を付けたいのは、部屋を温めすぎないことです。室内を熱くしてしまうと、赤ちゃんが汗をかいてしまい、逆に体を冷やしてしまう原因になります。また、赤ちゃんが暑くないか寒くないかを確認するときに、手を触って確認をする人が多いです。しかし、手の温度や汗だけで赤ちゃんがどう感じているかを判断するのは危険です。

特に新生児の赤ちゃんはまだ、体温調節が上手くできず、手足が冷えやすいものです。そのため、手が冷えていても、体は温かい状態であることが多いです。そのため、手の温度でむやみに室温を上げ下げしてしまうと、赤ちゃんの過ごしやすい室温にならず、汗をかいてしまったり、体を冷やしてしまう原因になります。

エアコン暖房の設定温度は、まずは適温とされる20℃を目安にしましょう。赤ちゃんの適温を知るためには、体を触ってみて判断しましょう。背中が汗ばんでいたら室内が暑い証拠です。逆におなかや体全体が冷えていたら寒いということになります。

また、赤ちゃんのために夜間もエアコン暖房を利用している人も多いのではないでしょうか?寒いときはつい付けておきたくなるエアコンですが、冬にエアコンを付けていると室内が大変乾燥します。空気が乾燥すると赤ちゃんの健康に影響することがあります。湿度は40~60%を保つように心がけましょう。

日中は室温にも気を付けられますが、夜中だと赤ちゃんの夜泣きに気を取られてしまったり、眠気に襲われたりして室温や湿度に気が回らなくなることがあります。その場合は、エアコンを自動でオフになるようタイマーで設定しておくと安心です。

湿度によっても暖かさの感じ方は変わる?

温かさの感じ方は湿度によって大きく変わってきます。夏場だと気温がそれほど高くないのにとても暑く感じ、息苦しさを覚えることがあります。エアコンの効いた室内に入るととても涼やかで快適と感じることがあるものです。

一方、冬場は夏場と比べて空気自体が乾燥しています。空気が乾燥していると体感温度はとても寒く感じられるものです。それは外でのことだけでなく、室内の体感温度にも影響します。エアコンは空気を循環させるため排出される空気は乾燥していて、室内の湿度が必然的に下がります。

冬場はもとの空気自体が乾燥していいるため、さらに湿度が下がります。たとえ室温が適温だとしても、湿度がとても低いと、エアコン暖房でせっかく暖かくしても、その暖かさは感じにくいです。

エアコンの暖房効果を最大限に引き出すため、湿度は40~60%を保つようにしましょう。湿度を保つことで、エアコンのパフォーマンスが上がるとともに、体感温度も上昇し、設定温度が低めでも快適に過ごすことができます。室内が乾燥しているときに、湿度を上げる対策方法を3つ紹介します。

1つ目は加湿器を使うことです。加湿器を使えば適切な湿度を常に保つことができます。加湿器といえば熱い蒸気が出てくるイメージがある人も多いのではないでしょうか?最近では熱くない蒸気が出る超音波型の加湿器もあるので、小さな子供がいる家庭でも安心して使うことができます。

2つ目はバスタオルなどの濡れた布をハンガーや物干しにかけて干すことです。布の水分が空気中に蒸発し、湿度を上げる手助けになります。乾燥している日に洗濯をすると、湿度を上げることができるばかりでなく、室内星でも乾くのが早いため、生乾きも防ぐことができ、一石二鳥でおすすめです。

3つ目は水を入れたコップを置くことです。ただの水を室内に置くだけでは一見効果が無いように思える人もいるのではないでしょうか?実は水の入ったコップを置くだけでも加湿効果があります。美術館の展示スペースでは湿度を上げるために水の張ったコップをそばにおいておくこともあります。

脂肪量や男女でも暖かさの感じ方は違う!

暖房の暖かさの感じ方は筋肉量や脂肪の付き具合、男性か女性化の性別によっても異なります。ここでは、脂肪量や男女の違いによっての暖かさの感じ方、体感温度の違いについて詳しく説明します。

人の表皮、肌には暖かさを感じるポイントと寒さを感じとるポイントが存在します。そのポイントは暑さを感じる箇所よりも、寒さを感じる箇所が約10倍あるといわれています。そのため、人間は暑さよりも寒さに敏感です。

元々人間は寒さを感じやすいですが、脂肪の量が多いか少ないかで寒さの感じ方も変わってきます。脂肪量が多い人は熱がりなのに寒がりの人が多いです。それは、表皮の下にある皮下脂肪は熱を遮断する性質を持っているからです。そのため、脂肪量が多いと温かさを感じにくいのです。

脂肪のこの性質によって、体内の熱は保つ役割がありますが、逆に暑い日ですと熱がこもってしまう原因にもなります。また、脂肪は一度冷えると血流が少なくなり、温かくなるまで時間がかかるのも特徴です。

一方、脂肪よりも筋肉の量が多い場合は脂肪量が多い人よりも皮下脂肪が薄いため、熱を発散させることが上手く行えます。また、筋肉量が多いと基礎代謝が高く、エネルギーを効率的に熱へと変換することができます。暑い時には熱をうまく発散し、寒い時は熱を上げて体の温度を保つことができるため、夏場にも冬場にも上手に対応することが可能です。

また、脂肪量も筋肉量も少ない人は、皮下脂肪が薄いため体内の熱をため込むことができず、さらに筋肉量が少ないため基礎代謝が低く体温調節がうまくいかないため、夏場でも寒さを感じやすいです。

適度な脂肪量があれば熱を保つことができ、かつ適度な筋肉量があることで基礎代謝があがり、体温のコントロールも上手くできるようになります。そのためには適度な運動が不可欠です。適度な運動をすることによって、体を温めることもできます。

また、運動は自律神経を整えることもできます・自律神経が乱れていると、熱さや寒さばかりでなく、気温の上下や気圧の変化にも敏感になります。日々の運動で自律神経を整えることも大切です。

脂肪量と筋肉量の多さ、その比率などによって暖かさの感じ方に違いがあることを紹介しました。では、ここからは、男性と女性の場合、暖かさの違いはそれぞれでどのように違うのかを詳しく解説します。

男性の場合、女性と比べて脂肪が少なく筋肉量が多いです。基礎代謝においても女性と比べて高いため、身体の中で多くの熱を作り出すことができます。そのため、暖かさを女性よりも感じやすいと言われています。

女性の場合、男性よりも脂肪が多いですが、筋肉量は少ないです。そのため男性よりも熱を作り出しにくく、冷えやすいです。男性よりも比較的体温が低いため、同じ室内温度の中にいても、最初は同じように暖かさを感じますが、男性と比べるとだんだんと身体が冷えていき、寒く感じるようになります。

エアコンの空調がきいたオフィスなどで男性は上着を脱いでも汗をかいているのに、女性は羽織ものをしてひざ掛けをかけている、という光景をよく見かけます。これは基礎代謝や脂肪率などの男性と女性の生理的な違いが影響しています。

男女間の温かさの感じ方の違いは、体感温度にして約2℃の差があると言われています。2℃の差がありますと、最初は男女ともに丁度良い暖かさだと感じていても、1時間もたてば女性は次第に寒く感じるものです。このように男性と女性では、体の脂肪量や筋肉量の違い、基礎代謝量の違いから暖かさの感じ方が異なります。

設定温度による電気代の違いは?

エアコンを使用する上でもっとも気になるのは電気代という人も多いのではないでしょうか?快適に過ごしたいけれど、電気代はなるべく抑えたいものです。ここではエアコン暖房の設定温度によって電気代はどのように違ってくるのかを紹介します。

暖房を使った場合のエアコンの電気代は、温度設定を1℃下げると約10%削減することができるといわれています。では、10%とは具体的に言えば一体どのくらいの額になるのかを掘り下げていきます。

1時間あたりの電力消費量が500wと仮定して考えてみましょう。設定温度は適温とされている20℃とします。この場合の電気代は1時間あたり約8円です。単純計算で12時間だと96円、約1か月の30日間ですと1920円かかるということになります。

この温度を1℃下げて設定温度19℃としてみましょう。すると電気代は1時間あたり約7.2円です。計算すると12時間で86.4円、30日間で1728円です。1か月あたりの電気代、ランニングコストを比較すると192円の差があることが分かります。

1年間という単位でみてみると、1℃違うだけで2304円の節約をすることができます。快適な日常生活を送るためにもエアコン暖房は使用したいですが、ランニングコストはなるべく抑えたいものです。

なお、この計算は環境などを考慮していないため、エアコン暖房のみの単純計算となります。室内の環境の違いによっては電力があまりかからずこの値よりも安くなることもありますので、あくまで参考までにしてください。

適温に設定しても寒い場合は他の暖房器具と組み合わせてみよう

エアコン暖房を適温に設定したとしても、そのときの気温や天候によって室内の暖まり方は変わるものです。エアコンを適切に使用しているのに寒さを感じる場合は、無理せずに他の対策をとりましょう。ここでは他の暖房器具との組み合わせ方や、おすすめの暖房器具を詳しく紹介します。

とても寒い日は特に室内全体を暖かくするまでの間に、すぐ自分の足元だけ暖めたいときもあるものです。そのときは足元だけを温める小型のファンヒーターがおすすめです。エアコンのように全体を温めるわけではないので、時間がかからず、すぐに暖かさを得ることができます。

また、小型なのでかさばらず、電気代もエアコンほどかかりません。寒い外から帰ってきたばかりの時や、朝起床したときに、すぐに少しだけ足元を暖めるためにはピッタリの電化製品です。

室内の暖かさをあまり感じられず、ダイレクトに暖を取りたい人にはこたつがおすすめです。広い室内をエアコンで温めるのには時間が少々かかってしまい暖かさを感じにくいですが、こたつだと空間が狭いためすぐに暖まります。部屋が暖まるまでの間、こたつで暖をとるのも良いでしょう。

こたつといえば昔ながらの古いデザインのイメージが強い人も多いのではないでしょうか?最近では現代風のリビングにも合うおしゃれなデザインのこたつが多く販売されています。そのデザインはカフェに合うようなこじゃれたものや、木の質感を生かしたモダンなものまでさまざまです。自分の家に合ったデザインのこたつを探してみると良いでしょう。

エアコンで電気を使っているので、他に電気を使いたくない場合は湯たんぽがおすすめです。最近ではお湯を入れるタイプの他に、電子レンジで温めるものや湯煎して何度でも使えるタイプのものが売られています。湯たんぽをそのまま置いておくとすぐ冷めてしまいますが、タオルなどの布で包んで使えば長時間暖かさを持続させることが可能です。

シンプルな使い心地で人気の湯たんぽですが、使い方に少しだけ注意が必要です。湯たんぽを長時間、直接肌に当ててしまうと低温やけどになるおそれがあるので、眠る時に使用する場合は布団の中でも直接触れない位置に置いて使いましょう。

就寝時やデスクワークの時、少しだけ寒いので暖かさを足したいときに便利なのが電気毛布です。エアコンも電気代のランニングコスト面ではとても優秀な電化製品ですが、電気毛布も同じく電気代がさほどかからないのが特徴です。

毛布といっても商品によって大きさはさまざまです。軽く持ち運びにも便利なので手軽に使用することができ、寝るときの毛布として使用したり、デスクワークの時のひざ掛けとして使うのにピッタリです。温度調整のできる電気毛布もあるので、その時の寒さに応じて暖かさを調節できるところも魅力です。

エアコンを使ったとき、適正な温度にしているのに少しだけ肌寒く感じることもあるものです。就寝時や起床時、寒い外から帰ってきた帰宅時などはすぐに暖かさを感じたいものです。そんなときは我慢せずに他の暖房器具を使用してみましょう。

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エアコンの暖房を自動運転にした場合の標準温度について

エアコンの暖房機能といっても使い方はさまざまです。温度調整の他に風向や風の強さが調整できる機能がほとんどのエアコンについています。エアコンを使っている人の中では、自動運転に設定している人が多いのではないでしょうか。ここではエアコンの暖房を自動運転にしたときに設定する標準温度について詳しく解説します。

エアコンの自動運転とは?

エアコンの自動運転とはその名の通り、自動にエアコンの風量や風向を温度設定に合わせて調節する運転機能のことを言います。温度を設定しておけば、エアコンが自動的に室内の温度を感知し、その室温を設定した温度にするために合わせた風量を輩出します。また、最近のエアコンでは室内を均等な温度にするためのセンサーや人を感知する機能がついており、効率的に室内温度を調整することができます。

エアコンの自動運転を使う場合は少しだけ注意が必要です。自動運転にしていると、エアコンは室内の温度がその設定温度になるまでパワーを出して稼働し続けます。つまり、室温が上がらないとずっとエアコンは室温を上げようとして全力で稼働することになり、無駄な電力がかかってしまう原因になります。

それを防ぐにはエアコンの効きをよくすることが肝心です。エアコンの効きが悪くなっている原因として最も考えられるのが、窓や隙間から暖かい空気が逃げていってしまっていることです。せっかく暖かな空気をエアコンが作り出してくれていても、その空気が部屋にとどまらないことにはいつまでたっても設定温度には届きません。まずはその暖気を逃がさないように対策をしましょう。

まずは空気が逃げないように逃げ道をふさぎましょう。特に気を付けたいのが窓です。窓は外気にさらされてとても冷えているため、室内の暖気を冷やしてしまいます。そのため、カーテンをしっかりと閉めるのがポイントです。

カーテンをきちんとしめることで、外の冷気をシャットダウンし、エアコンの暖気を保つことができます。ちなみに北海道などの寒冷地では暖気を逃がさないように、窓ガラスが二重になっていたりペアガラスを使用している家が多いです。

その他にも窓が床と接している場合は、床とカーテンの接地面に隙間がないか確認するもの大切です。冷たい空気は暖かな空気よりも下に溜まる性質をもっているため、下にカーテンの隙間があると冷気が入り込んでしまいます。カーテンは窓に合った大きさを使うのがおすすめです。冷気が入らないようにぴったりと隙間を埋める位の長さのあるものを使用しましょう。

JISにおけるエアコンの性能測定条件

そもそもJISとは日本工業規格のことを指します。日本の工業製品において、定められた測定法や国家規格をきちんとクリアしている商品にはJISのマークが付けられています。ここではエアコンについてのJISにおける性能測定の条件について解説します。

エアコンの主な性能測定条件は設定温度や室内の広さ、木造かどうかなどの家の構造、室内でのエアコンを付ける位置など細かく決まっています。暖房の場合は室温は15~20℃、室外温度6~7℃で測定しています。低温での測定は外気温最低-7℃での測定も行っています。

その細かい条件の中で測定した性能は、取扱説明書や店頭の商品の説明に詳しく記載してあります。ちなみに、エアコンのJISは2013年に改正されており、その際、騒音の項目も追加されています。

エアコンのJISにおける性能測定で出た結果は、使う上での消費電力量や風力も詳しく理解するポイントともなるので、エアコンを購入するときの参考にもなります。新しくエアコンを買うときは詳しい商品規格をぜひ見比べてみましょう。

エアコンの暖房は自動運転と弱運転はどちらがお得?

エアコンを自動運転に設定すると、強めの風と音がするため、電気代が気になり、弱運転にしている人も多いのではないでしょうか?実はエアコンの暖房は自動運転にしていた方がお得に使うことができます。

弱運転だと節電できているように感じますが、自動運転よりも室内を温めるのに時間がかかってしまうので、かえって電気代がかかってしまいます。そのため、自動運転で室内を一気に温めてしまう方がお得なのです。

自動運転で効率的に部屋を暖めるのには、エアコンの風向きを下にするのがポイントです。下には冷たい空気がたまっているので、風向を下にむけることで効率的に室内を暖めることができます。なお、最新機種では自動的に風向をコントロールしてくれるエアコンもあります。その際はエアコンにおまかせしてしまった方が効率的に室内を暖めることができるので、その機能を利用しましょう。

サーキュレーターを使って室内の空気を循環させると、さらに室内を早く暖めることが可能です。暖かい空気は上にたまりやすいため、サーキュレーターで空気を拡販して部屋全体を素早く暖められ、設定温度が低くても効率的に暖かさを感じることができます。サーキュレーターが無い場合は扇風機を使用しましょう。

人が快適と思える標準的な温度とは?

適正は温度は20℃とされていますが、実際に人が快適と思える温度は何度なんだろうか、と疑問に思う人もいるのではないでしょうか?窓からの冷気を遮断したり、サーキュレーターを使用し空気を動かすことで20℃でも快適に過ごすことは可能です。ですが、20℃でも少し肌寒い、もしくは反対に少し暑いと感じる人もいます。

空港などの人がたくさん行きかう公の場所では、温度が22℃に設定されています。人の出入りが激しく、外気も入りやすいため、適正の温度よりやや高めの温度です。暑がりの人や寒がりの人など、さまざまな人が行きかう場所の設定温度は人がもっとも快適と感じる温度といえるでしょう。

エアコンの暖房は適正温度の20℃を基準に、18~22℃とするのが標準的といえます。この温度に設定することで、日常生活を快適に過ごしやすい空間となります。外の気温やその時の体調によって快適な温度は変化しますので、その都度合わせた温度に設定するようにしましょう。

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エアコンの暖房を適温・適正温度で上手に使おう!

エアコンの暖房は、適切に使用することで快適な空間を作り出すことができます。エアコンは他の暖房器具と比べてもコストパフォーマンスが良いので、シチュエーションに合わせて上手に使うことで、節電や節約にもつながります。エアコンを適温・適正温度で正しく使って、日々の暮らしをより快適に過ごしてください!

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