茶渋を落とす方法は?重曹やクエン酸・ハイターを使った取り方も!

茶渋を落とす方法について解説します。つけ置きなどで重曹やクエン酸、ハイターを使った茶渋の取り方を紹介します。茶渋を取る注意点や予防法、おすすめアイテムについてもまとめているので、お手入れの参考にしてみてください。

茶渋を落とす方法は?重曹やクエン酸・ハイターを使った取り方も!のイメージ

目次

  1. 1茶渋の落とし方を徹底解説!
  2. 2茶渋の成分と落としにくい理由
  3. 3茶渋の取り方【つけ置き】
  4. 4茶渋の取り方【擦り落とす】
  5. 5茶渋を取る時の注意点と予防法
  6. 6茶渋におすすめの洗剤・アイテム
  7. 7茶渋を綺麗に落としてお気に入りのコップで一息つこう

茶渋の落とし方を徹底解説!

茶渋のついたマグカップ

息抜きにティータイムでコーヒーや紅茶、お茶を愉しむ方は多いのではないでしょうか。しかし、飲んだ後、コップを放置してしまうと茶渋がついてしまうことがあります。もし、その汚れがついてしまったら、早いうちにハイターや塩、重曹とクエン酸などで汚れを取り除く対策が必要です。

飲み終わったらすぐ洗うことが一番の予防法ですが、この記事では、茶渋の落とし方を徹底解説します。その他、茶渋の成分についてや予防法、おすすめの洗剤なども紹介しているので、参考にしてみてください。

茶渋の成分と落としにくい理由

茶渋とは?

茶渋のついた急須

茶渋とは、端的にいうとステイン(着色汚れ)です。茶渋そのものに害はありませんが、菌が繁殖しやすくなるため、すぐ落とすことをおすすめします。しかし、中国茶などの文化には、ティーポットにあえて茶渋をつけることがあり、それを養壺(ヤンフー)といいます。お茶の香りや味に深みを出すためです。

紫砂壺のような茶器は、洗剤を使わず水洗いしてしっかり乾かすようにお手入れします。いずれにしても、茶渋から菌などが繁殖しないよう、コップやティーポットなどの種類に合わせて適したお手入れしましょう。

茶渋の成分

茶渋の原因になる茶葉

紅茶や緑茶など飲み物に含まれるポリフェノールやカテキン、タンニンなどが、茶渋の主な成分です。その飲み物の成分が、水などに含まれるミネラルなどの金属イオンと結合することで、茶渋が発生します。コーヒーは、お茶ではありませんが、同じ成分により着色汚れが発生します。

水に溶けにくい物質であるため、コップやティーポットに残りやすくなるのです。陶器のようなザラザラした部分に、茶渋は付着しやすく、ガラスのようなツルツルしたコップにはつきにくい性質があります。また、紅茶のように色の濃い飲み物は、カテキンの含有量が多く、茶渋がつきやすい特徴があります。

茶渋が落としにくい理由

茶渋がついたまま長時間放置すると、コップやティーポットなどにこびりついてしまうため、落ちにくくなります。茶渋は水にとけにくく、酸性汚れのため、食器用に使われる酸性洗剤では落ちにくいのです。そのため、一度着色汚れがついてしまったら、なかなか食器用洗剤で洗っただけでは落としにくいものです。

また、ミネラルの含有量の違う軟水や硬水によっても、茶渋のつき具合は違ってきます。硬水よりミネラルなどの含有量が少ない軟水の方が、茶渋は付着しにくいといえます。しかし、茶渋がつかないわけではないので、対策や落とし方を知り、綺麗なコップでティータイムを愉みましょう。

茶渋の取り方【つけ置き】

つけ置き方法①重曹

コップに付着した茶渋の取り方として、重曹は効果的です。掃除用ではなく料理用の重曹が、口をつける食器にはおすすめです。つけ置き方法は、洗い樽などの容器にお湯1Lに対して重曹大さじ3を加え、コップや急須などを入れます。あるいは、直にコップや急須、水筒などに、お湯と重曹小さじ1を入れ、かき混ぜます。

つけ置きの時間は、汚れ具合に応じて調節しましょう。その後、すすいで完了です。重曹は研磨力もあるため、汚れ部分に重曹をかけて擦ることで着色汚れを落とすこともできます。汚れによっては、クエン酸と組み合わせる方法も効果的です。

つけ置き方法②塩素系漂白剤(ハイター) 

塩素系漂白剤(ハイター)なら、短時間で簡単に茶渋を落とすことができます。着色汚れだけでなく菌や匂いも取り除くことができるため、時間のない方にもおすすめです。液体タイプなら、水に適量の塩素系漂白剤を入れ、30分ほど時間を置きます。その後、しっかりすすいで完了です。泡タイプなら、汚れ部分にかけるだけです。

長い時間つけ置きをしないようにしましょう。塩素系漂白剤(ハイター)を使う場合、金属製の水筒やタンブラーは注意が必要です。次亜塩素酸ナトリウムの成分により金属が溶けたり、錆びの原因となるためです。金属製のものには、酸素系ハイターがおすすめです。

つけ置き方法③クエン酸・お酢を使う

茶渋は酸性の汚れのため、酸性のクエン酸やお酢はあまりおすすめではありません。しかし、重曹やハイターなどでつけ置きしても取れない場合、アルカリ性の水垢やカルシウム汚れが溜まってしまった可能性があります。その場合、クエン酸やお酢は効果的です。

洗い樽などにお湯と、クエン酸またはお酢を加えて、コップや急須をつけ置きする方法があります。あるいは、直にコップや急須、水筒などにお湯を入れて、クエン酸やお酢を加える方法があります。どちらも、お湯10に対してクエン酸やお酢1くらいの割合で、つけ置きします。約1時間ほどつけ置きして、よくすすいで完了です。

茶渋の取り方【擦り落とす】

擦り落とす方法①塩を使う

塩で茶渋取り

茶渋の取り方として、塩で擦り落とす方法があります。茶渋がついたマグカップなどに、塩とごく少量の水を加えて乾いたスポンジで擦り落とすだけです。粒子の細かいサラサラした塩よりも、粒子の粗いザラザラした粗塩などが適しています。ハイターや洗剤などと違って、食品のため小さな子供がいる家庭でも安心して使用することができます。

手に傷がある場合は傷がしみないように気をつけて、身近にある塩を使ってお手入れしてみてください。

擦り落とす方法②柑橘類の皮でこする

茶渋の取り方として、オレンジやレモン、ゆずなど柑橘類の皮で擦る方法があります。皮の白い部分で、茶渋を擦り落とすだけです。皮に切れ目を入れて、エキスを出しながら擦ります。オレンジなどの柑橘類に含まれるリモネンという成分が、茶渋を落とす効果を発揮します。皮だけでは着色汚れが取れない場合は、塩をつけて擦ってみてください。

皮と塩のダブル効果できれいにすることができるでしょう。柑橘類を食べたあとは、捨てずに着色汚れなどのお手入れに、ぜひ活用してみてください。

擦り落とす方法③歯磨き粉を使う

歯磨き粉で茶渋取り

茶渋の取り方として、歯磨き粉を使う方法があります。歯磨き粉をスポンジにつけて茶渋を擦り落とし、きれいにすすいで完了です。歯磨き粉の研磨力で汚れを落とすことができるため、茶渋汚れもきれいにすることができます。ただ、茶渋には、ステイン(着色汚れ)に特化した歯磨き粉がおすすめです。

マグカップなどについた着色汚れにも効果があるため、ぜひ家にある歯磨き粉で茶渋落としを試してみてください。

茶渋を取るときに使えるアイテム

茶渋の取り方として、アクリルたわしやメラミンスポンジはおすすめのアイテムです。どちらも、洗剤などは使わずに、水をつけて擦るだけで、簡単に着色汚れを落とすことができます。そのほか、酸素系の漂白剤は、金属使用の水筒やタンブラーにもおすすめです。塩素系漂白剤より酸素系漂白剤は、金属が錆びたり溶けたりする心配がないためです。

アクリルたわし

茶渋の取り方として、アクリルたわしは効果的なアイテムです。水につけるだけで、簡単に茶渋を擦り落とすことができます。アクリルたわしとは、細かい溝のあるアクリルの毛糸でできたものです。手触りは柔らかくて繊維が細かいため、茶渋汚れをかきだすことができます。環境にもやさしく手荒れの心配もないので、ぜひ試してみてください。

メラミンスポンジ

茶渋の取り方として、メラミンスポンジもおすすめのアイテムです。メラミンスポンジに水をたっぷり含ませて擦るだけで、茶渋汚れを落とすことができます。メラミン樹脂から作られており、硬い無数の網目状になっているため、汚れを削り落とすことができます。研磨力があるため、細かな傷がつかないよう、使用には注意しましょう。

茶渋を取る時の注意点と予防法

茶渋を取る時の注意点

茶渋を取る時に注意が必要なステンレスボトル

茶渋を取る際、研磨力のあるアイテムや塩素系漂白剤は、注意が必要です。研磨力のある塩やメラミンスポンジなどを使用する場合は、カップなどに傷がつかないようにやさしく擦るようにしましょう。また、塩素系漂白剤は金属を溶かしたり錆びの原因となるため、金属製の水筒やタンブラーには使わないように注意してください。

洗浄力のある酸素系漂白剤なら、金属製のものにも使用可能です。塩と柑橘類の皮や重曹とクエン酸など、組み合わせることで茶渋をより効果的に落とすこともできます。以上のことに注意して、着色汚れをきれいに落としましょう。

予防①使用後はすぐ洗う

茶渋がつかないように使用後はすぐに洗った方が良いマグカップ

茶渋がつかない予防法として、使用後はすぐ洗うことをおすすめします。茶渋が付着しなければ、わざわざハイターなどで汚れを落とす手間もないので、一番の時短となる予防法です。

コーヒーや紅茶などを飲んだあと、そのまま放置せずにすぐ洗うようにしましょう。お気に入りのカップを長く愛用できるように、日々きれいに保つことを心がけましょう。

予防②すぐに洗えない場合は水につけておく

茶渋がつかいないように水につけておいた方が良い汚れたカップと皿

茶渋がつかない予防法として、すぐ洗えない場合は、水につけておくことをおすすめします。忙しい朝や疲れた夜など洗えない時は、軽くすすいでから水につけておきましょう。面倒な時もありますが、着色汚れがつくリスクを避ける対策をすることで、茶渋から菌が繁殖しないよう心がけてください。

予防③磁器製のカップを使用する

茶渋がつかない予防法として、磁器製のカップの使用をおすすめします。陶器のカップは、目には見えない凹凸があるため、茶渋が凹んだ中に入り込んでしまいます。そのため、着色汚れが付着して落としにくくなります。磁器製のカップに茶渋がつきにくいのは、凹凸がなくツルツルしているためです。

磁器は粒子の細かい陶石を使って目の細かい器が作られるため、着色汚れがつきにくいのです。着色汚れのつきにくいツルツルした磁器製のカップで、日々のティータイムを愉しんでみてください。

予防④米のとぎ汁で煮出す

茶渋予防のお米のとぎ汁で目止め

茶渋をつきにくくするために、お米のとぎ汁で煮出す予防法があります。お米のとぎ汁や小麦粉を溶かした水を入れた鍋に陶器を投入し、弱火で20分ほど煮ます。そのあと冷まして、陶器を洗い自然乾燥させて完了です。目に見えない凹凸をある程度埋めることができるため、汚れがつきにくくなるのです。これを、目止めといいます。

陶器などを購入した時に、コーティングしてから使うと汚れがつきにくいのでおすすめです。お気に入りのカップを長く使い続けられるように、ぜひ試してみてください。

茶渋におすすめの洗剤・アイテム

TRiBON

トライボンは、茶渋を落とすアイテムとしておすすめです。TriBoNは、ギリシャ語の「摩擦を起こす」フランス語の「良い」の意味があり、植物の葉から発想された製品です。トライボンを汚れ部分に、2~3プッシュしてスポンジや布で拭くだけです。

スポンジや布などで拭くことで摩擦が生まれ汚れを剥がし取り、さらに汚れがつきにくいようにコーティングします。トライボンは、緑茶抽出物と水、貝殻焼成カルシウムでできているため、安全で環境にもやさしい製品です。

魔法のガシガシふきん

魔法のガシガシふきんは、茶渋を落とすアイテムとしておすすめです。このふきんを水につけて擦るだけで、油汚れや茶渋をとることができます。レーヨン素材のふわふわ部分とアクリルと、ポリエステル素材のガシガシ部分の裏と表2種類で構成されているふきんです。ふわふわ面は、油汚れを繊維の溝でからめ取ることができます。

ガシガシ面は、茶渋やコゲなどの汚れを繊維の凹凸を使って簡単に落とすことができます。2種類の素材でできた便利なアイテムなので、着色汚れだけでなく油汚れなどのお手入れにも役立ててください。

マジカルウォーター

茶渋を落とすアイテムとして、マジカルウォーターはおすすめです。有害な成分は含まれていないため、安心して食器などの汚れを落とすことができます。マジカルウォーターは、高機能電解アルカリイオン水、酵素、液性からできています。

マジカルウォーターは、アルカリ性のため、酸性の汚れに対して高い洗浄効果を発揮します。カップなどについた汚れ部分にふきつけて時間を置き、スポンジと水で洗い完了です。小さなお子さんのいる家庭でも安心して使用することができるアイテムです。

パーソナルボトルクリーナー

茶渋の取り方として、パーソナルボトルクリーナーを使うこともおすすめです。パーソナルボトルクリーナーは、なかなかとれない水筒の中の汚れを落とす効果があります。パーソナルボトルクリーナーの正体は、小さくカットされたメラミンスポンジです。この便利なメラミンスポンジは、100均などで販売されています。

使用方法は、汚れが気になる水筒などに洗剤水とパーソナルボトルクリーナーを5~6個入れて、振るだけです。使い切りタイプで衛生的なアイテムなので、手が届きにくいボトルのお手入れに最適です。

超電水クリーンシュ!シュ!

電解水クリーンシュ!シュ!は、コーヒーや紅茶などの茶渋を落とすことができるおすすめのアイテムです。油やたんぱく質を分解する効果があり、電解水が浸透して汚れを浮かすことができるのです。界面活性剤や添加物を含まないので、2度拭きする手間も必要ありません。

汚れ部分にスプレー後、10秒~60秒くらい放置して、布などでふき取るか、水で洗い流すだけです。水に濡らしてはいけないものには、使用しないように注意しましょう。

茶渋を綺麗に落としてお気に入りのコップで一息つこう

コーヒーカップ

茶渋はハイターや重曹、クエン酸で落とすことができます。また、安心して使用することができる塩や柑橘類の皮などでも、汚れを落とすことができます。もし、カップに茶渋がついたまま、コーヒーなどを飲んでいるとしたら、今すぐぜひ紹介した方法を試してみてください。

綺麗にしたカップは、飲み終わったらすぐ洗うように心がけましょう。茶渋を綺麗に落としたお気に入りのカップで、気持ち良くゆったり快適なティータイムを過ごしてください。

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