除湿剤の捨て方を徹底解説!使用済みの処分方法は?注意点は?

除湿剤の正しい捨て方や主な注意点について詳しく紹介します。除湿剤の種類やゴミの分別区分などについても徹底調査!また、間違った捨て方や除湿剤の再利用方法も併せて解説していきます。除湿剤の処分に困っている方は必見です!

除湿剤の捨て方を徹底解説!使用済みの処分方法は?注意点は?のイメージ

目次

  1. 1除湿剤を正しい捨て方で処分する!
  2. 2除湿剤の捨て方【種類別】
  3. 3除湿剤の捨て方の注意点
  4. 4除湿剤は処分せずに再利用できる!?
  5. 5除湿剤の捨て方まとめ

除湿剤を正しい捨て方で処分する!

お部屋やクローゼットなどさまざまな場所の湿気を取り除いてくれる除湿剤は、日々の暮らしに欠かせないアイテムのひとつです。しかしその種類はバリエーション豊富で、ゼリー状のものからタンクタイプのものまで多岐に渡っています。

使用期限の過ぎた除湿剤を置いておくと水が溜まりますが、この水の正しい捨て方を知っている人は意外と少ないです。本記事で紹介している除湿剤の処分方法や注意点などを参考に、除湿剤の正しい捨て方を身に付けていきましょう。

除湿剤の捨て方【種類別】

スーパーやホームセンターではさまざまな除湿剤が販売されていますが、その種類はタンクタイプ・ゼリータイプ・ジェルタイプの3種類に分けることができます。ただし種類によって処分方法などは異なります。除湿剤それぞれの特徴をよく理解しておくようにしてください。

注意しなければいけないのは、自治体によってゴミの分別区分が異なってくるということです。間違った処分方法を行うと環境に悪影響を与える可能性もあります。除湿剤を処分する際は、各自治体のゴミ区分に従って捨てるようにしましょう。

捨て方①タンクタイプの場合

タンクタイプの除湿剤はプラスチック製の容器に入っているケースがほとんどです。使用期限を過ぎると容器内に水が溜まる仕組みとなっており、捨てる際には水道水を流しながら水溶液を処分します。塩化カルシウムの成分を含んでいる粒が残っている場合は、お湯を使ってトイレなどに流すようにしましょう。

タンクタイプの除湿剤には、透湿シールや水捨てシールが付いているものもあります。シールを剥がしてから捨てるのが一般的ですが、シールが剥がしにくい時はカッターやハサミを使って綺麗に剥がしてから容器内に溜まった水溶液を捨てるようにしてください。

捨て方②ゼリータイプの場合

ゼリータイプの除湿剤は、溜まった水溶液がこぼれたり溢れたりする心配がありません。捨て方も非常に簡単で、除湿剤がなくなっているのを確認してからゴミとして捨てるだけです。ただし、住んでいる地域によってゴミの分別区分は異なってきます。各地域の指定に従って除湿剤を捨てるようにしましょう。

最近ではゼリー状に固まるシートタイプの除湿剤も販売されています。シートタイプの除湿剤は、白い粒がなくなり全体がゼリー状になった段階で不燃ゴミとして捨てるのが一般的です。可燃ゴミと間違えないように気を付けてください。

捨て方③ジェルタイプの場合

食品やお菓子の乾燥剤としても使用されているジェルタイプには、優れた防湿性を誇るシリカゲルという物質が使われています。ジェルタイプの除湿剤を捨てる場合は、中身が完全にジェル状になっているのを確認してから捨てるようにするのがポイントです。

注意しなければいけないのは、発熱しやすい性質を持っているということです。ジェルタイプの除湿剤は吸水すると発熱する特徴があり、場合によっては発火の恐れも十分に考えられます。しっかりと吸湿させてからゴミとして処分するようにしましょう。

捨て方④自治体の除湿剤の捨て方例

除湿剤の捨て方は各自治体によって異なってくることが多いと言われています。例えばタンクタイプの除湿剤は中身が不燃物に分類される一方で、透湿シールや水捨てシールは可燃物として扱われるケースがあります。

ゼリータイプやジェルタイプについても同様のことが言えますが、自治体によっては使用する袋の種類も指定されていることがあるようです。神奈川県横須賀市では無色透明の袋に入れて捨てる必要があり、二重袋でゴミを出すことが禁止されています。

可燃ごみの日に出してください。なお、押し入れなどに入れる湿気取りは、水分を流してから出してください。

中身の除湿剤は、「不燃ごみ」に出してください。「容器包装プラスチック」は、無色透明(45リットル以下)の袋に入れて出してください。(二重袋で出さないでください)

除湿剤の捨て方の注意点

除湿剤の捨て方にはいくつかの注意点があります。除湿剤には石灰などの薬品が含まれており、直接触れると皮膚炎などを引き起こす可能性も十分に考えられます。除湿剤の種類によっては発火する恐れもあるようです。

小さなお子さんがいる家庭では、細心の注意を払って除湿剤を捨てるようにしてください。使用済みの除湿剤には水が溜まりますが、その水をお子さんが誤飲してしまうケースも少なくありません。除湿剤を捨てる際には、さまざまな注意点を理解したうえで処分するようにしましょう。

ゴム手袋を着用して作業する

除湿剤には塩化カルシウムという成分が含まれています。この成分は塩分濃度が非常に高く、手で直接触れると肌荒れや皮膚炎などを引き起こす可能性もあります。除湿剤を捨てる際には、必ずゴム手袋などを着用して作業するように心掛けてください。

除湿剤の容器に溜まった水が手に付いてしまった場合は、水道水などで速やかに洗い流すのが重要です。特に肌の弱いお子さんはすぐに肌荒れを起こすこともあります。小さなお子さんのいる家庭では、手の届かない離れた場所などで捨てるようにしましょう。

除湿剤の水を庭などに捨てるのはNG

塩分濃度の高い除湿剤の水には除草効果などがある一方で、草木が育たない土壌にしてしまうというデメリットもあります。金属類にも悪影響を与えることが多く、なかには近所トラブルに発展するケースも少なくありません。

除湿剤の水を庭などに捨てると、自宅の外壁を劣化させる原因にもなると言われています。近くに自家用車がある場合は、車のボディー部分が錆びてしまうこともあるようです。

除湿剤の水を誤ってこぼしたら?

使用済みの除湿剤を長期間放置しておくと、溜まった水がこぼれて周囲が水浸しになってしまうことがよくあります。特に畳やカーペットなどに誤ってこぼすと、カビの発生や床の劣化に繋がる恐れもあると言われています。除湿剤の水をこぼしてしまったら、水拭きと乾拭きを根気よく繰り返して綺麗に拭き取るようにしましょう。

除湿剤の水を誤って飲んだら?

除湿剤を捨てる際に最も気を付けなければいけないのが、除湿剤の水を誤って飲んでしまった場合です。通常はあまり起こらないケースですが、好奇心旺盛な小さなお子さんが興味本位で飲んでしまうこともあります。溜まった水には大量の塩分が含まれており、それを摂取すると身体にさまざまな影響を与えてしまいます。

除湿剤の水を誤って飲んでしまった際には、たくさんの水を飲んで体外に排出することが重要です。体外へ排出した後も体調が芳しくない場合は、速やかに病院で受診することをおすすめします。

除湿剤は処分せずに再利用できる!?

使用済みの除湿剤を再利用したいと思ったことはありませんか?除湿剤がなくなった後はゴミとして捨てるのが一般的ですが、除湿剤に含まれている石灰などの化学成分は除草や融雪に使うことができます。

除湿剤の再利用方法はインターネット上でもたくさん報告されています。特にツイッターなどのSNSでは、再利用の効果に関する口コミが頻繁に投稿されているようです。除湿剤の処分にお困りの方は是非一度参考にしてみてください。

タンクタイプの場合

タンクタイプの除湿剤は再利用がやや難しい種類です。太陽光によって水分を蒸発させることで再利用が可能ですが、水分の蒸発に時間がかかるのであまり実用的な方法とは言えません。ただしゼリータイプやジェルタイプに比べて大容量で、吸水性能も折り紙付きです。再利用にこだわらないのであればタンクタイプの除湿剤を選ぶようにしましょう。

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ゼリータイプの場合

ゼリータイプの場合は、ゼリー状になった除湿剤を天日干しすることで再利用が可能です。水分が完全に蒸発するとゼリー状から石ころのような形状に変わります。これを繰り返せば数回は再利用できると言われており、なかには石灰の代わりとして庭などに撒く人もいるようです。

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ジェルタイプの場合

ジェルタイプは保水性に大変優れているので、プランターなどに置いて肥料の流出を防ぐといった再利用ができます。非常に長持ちするという点も大きな魅力で、インターネット上の口コミでは除草剤の代わりとして再利用する人もいます。ただし中身がピンク色になっている場合は、再利用せずそのままゴミとして処分するようにしてください。

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除湿剤の捨て方まとめ

除湿剤の正しい捨て方や注意点などについて紹介してきました。梅雨や雨が続く季節などの湿気取りに役立つ除湿剤には、タンクタイプやゼリータイプといったさまざまな形状のものがあります。種類によって捨て方も異なってきますが、間違った処分方法を行うと環境や人体に悪影響を及ぼすこともあると言われています。

除草や融雪にも利用できる除湿剤は、湿度の高い日本に欠かせないアイテムのひとつです。普段から除湿剤を使用している方は、正しい捨て方や再利用方法などをしっかりと覚えておくようにしましょう。

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