クッキーの種類を作り方別に紹介！それぞれのクッキーの名前と特徴まとめ

身近なお菓子の一つでもあるクッキーには、豊富な種類が展開されているのを知っていますか？クッキーはお菓子の中でもメジャーになり、お菓子コーナーではさまざまなクッキーが販売されているのを見かけることができるでしょう。

また、自分でクッキー作りに挑戦する方も多く、クッキーの種類を知っておくことで一層幅が広がります。この記事では、クッキーの種類を作り方別に紹介していきますので、参考にしてみてください。

薄焼きクッキーは一般的な手軽に作ることができる種類の一つです。生地を薄く伸ばしたところへ、好みの型抜きで型を取っていきます。生地はプレーンが主流ですが、ココアや抹茶等のフレーバーを加えることで味の変化を楽しむことができるでしょう。

型抜きクッキーの代名詞ともいえるので、自宅で取り入れる方も多いのではないでしょうか？生地を作ってしまえば、型を抜くだけで簡単に作れるため子どもと一緒にお菓子作りを楽しむことも可能です。焼いたときに火が均一に通るように、生地の厚さに差が出ないように伸ばしてください。

サブレは型抜きクッキーの種類でも、食感に大きな特徴を持っています。サクッとした食感がクセになるため、自宅で作る方も多いでしょう。サブレはショートニングと薄力粉を1：1で作るため、程よいサクッとした食感を楽しむことができます。

味わいはバターを多めに使用しているためか、鼻を抜けるバターの風味が堪りません。家庭でも作られることが多いですが、お土産のお菓子としても有名です。サブレの名前の由来でもあるsabléは砂をまくという意味を持ち、名前の通り砂が崩れるような食感に仕上げるのが特徴です。

アイシングクッキーは薄焼きクッキーの上にアイシングを用いて、カラフルなクッキーに仕上げたお菓子です。アイシングとは粉糖と卵白を混ぜ合わせたクリームになり、そこへ着色料を使用して色付けします。氷という意味を持つアイシングは、その名前の通り氷のように見えることから名づけられました。

シンプルなクッキーにアイシングを行なうことで、巧妙な細工がされたクッキーに仕上がるのが特徴です。家庭でも挑戦しやすく、バースデーケーキなどの飾りつけとしても人気のクッキーです。贈り物としても相応しいので、挑戦する方が多い種類の一つです。

ジンジャークッキーは名前の通り、生姜を生地に取り入れたクッキーです。ジンジャービスケットやジンジャースナップという名前でも親しまれており、生姜以外にもさまざまな香辛料を使用するため味わい深いクッキーに仕上がるのが特徴です。

ジンジャークッキーの生姜感を強くしたいときはすりおろし、控えめにしたい場合は粉末を使用するのがおすすめされています。薄焼きでサクッと食べるのも美味しいですが、アメリカ風に厚めに焼いても食感を楽しめるでしょう。

ジンジャークッキーに使用される生姜は病気予防としても知られており、多くの国で食べられているクッキーとしても馴染み深いでしょう。

SNSで話題になったことから人気を高めているのが、キラキラとした可愛らしい見た目が印象的なステンドグラスクッキーです。ステンドグラスクッキーは薄焼きクッキーで型抜きをして、その中に再度型抜きをします。その後、あいた穴の中に砕いたキャンディーを入れて焼き上げます。

キャンディーが溶けて固まることで、光に透かすとキラキラとしたステンドグラスのようなクッキーに仕上がることから名前が付けられました。

見た目だけではなく、食べるとクッキーのサクサク感とキャンディーのカリッとした食感、甘みが口の中に広がります。グラデーションカラーなどアレンジを楽しめるので、子どもと一緒に作ってみても良いでしょう。

ジャムサンドクッキーは名前の通りクッキーの間にジャムを挟んで、可愛らしく仕上がるのが魅力です。ジャムサンドクッキーは基本のクッキーが作れる方であれば、自宅でも簡単に作ることができるため人気の高さを伺うことができます。クッキーを型抜きして、重ねたときに上にくるクッキーは小さい型で中をくり抜きましょう。

下部分のクッキーにジャムを塗って、上部分を乗せたら出来上がります。くり抜かれた部分からジャムがのぞき、見た目が可愛いクッキーに仕上がります。いちごジャムを使用するのが定番ですが、その他のジャムを使用して見た目に華やかさを出してみるのもおすすめです。

ガレットという名前で親しまれているクッキーの正式名称はガレット・ブルトンヌになり、フランス発祥のお菓子として有名です。日本でもお土産や手作りをする方が多いクッキーの種類になり、平たくて丸いフォルムをしています。本場では薄いものをガレットと呼んでいますが、日本では厚焼きサブレの総称として定着しています。

一つあたりのボリュームがあるので、焼き加減に少々苦戦してしまう方も多いようです。出来上がりはホロっと崩れるように口の中にクッキーが広がり、バターの風味と生地の甘みに翻弄されるでしょう。通年販売している店舗も多いので、自分好みのガレットを見つけたいと思っている方も多いです。

ポッシュ・ド・サブレは名前にもあるように、サブレに似たような味わいを堪能できるクッキーです。絞り出しクッキーの種類では定番のお菓子になり、子どもの頃に作った記憶がある方も多いでしょう。絞り出しクッキーは比較的簡単に作ることができるので、お菓子作りが初めてという方でも取り入れやすいのが特徴です。

型抜きのサブレとは違い、生地を冷やす前に絞り出して成形するため時間の短縮ができるのも大きなメリットです。自分好みの形に絞り出して作ることができるので、シンプルなものからおしゃれなものまで幅広いデザインが印象的でしょう。

ラングドシャは日本では正方形の形が主流のため、絞り出しクッキーの印象が薄いという方も多いです。しかし、本場フランスでは絞り出した形のままの楕円形が主流になるため、絞り出しクッキーの種類に分類されます。この形はラングドシャの名前の由来でもある「猫の舌」が意味しています。

ラングドシャは他の小麦粉を使用したクッキーに比べると、食感の違いに魅了されるでしょう。卵白を加えた生地で軽い食感のラングドシャは、そのまま食べるのはもちろんのことチョコレートをサンドした商品も販売されています。シンプルなレシピが多いので、作りやすいという点も人気のポイントです。

ビスキュイはビスケットの語源となったお菓子としても有名で、さっくりとした食感が特徴的なクッキーです。他のクッキーの種類に比べるとバターやショートニングの量が少ないため、硬めの仕上がりになるのがポイントです。ビスキュイはそのまま食べるのも良いですが、ケーキのデコレーションなどに使用されることも多いお菓子です。

そのため、意外にも身近なクッキーとして知られています。その他にもチョコレートやナッツなどを使用してデコレーションを行なうことで、見た目も可愛らしいクッキーに仕上がります。

メレンゲクッキーは名前の通り、メレンゲをクッキーにしただけのシンプルなお菓子です。軽い食感が特徴的で、絞り口によって形を自由自在に変えることができます。扱いやすい生地になるため、子どもと一緒に簡単にお菓子を作りたいときにも重宝するレシピが豊富に展開されています。

真っ白のきれいなクッキーが焼きあがるので、他のスイーツのトッピングとしても活用が可能です。手作りをしたメレンゲクッキーは冷ました後に、瓶やカンに入れて保存するのがおすすめされています。また、メレンゲクッキーを焼く際には焦げ付きを抑えるためにも、低温で焼き上げるようにしてください。

バニーユはサブレの一種になり、発酵バターをふんだんに使用しているのが特徴です。口に入れた瞬間にホロっと崩れて、バターの風味が口の中に広がるでしょう。作る際のポイントとして、卵白はしっかりと乳化させるようにしましょう。また、生地は温かくならないように注意します。

生地が温まってしまうとバターが溶けだしてしまうので、注意すべきポイントといえるでしょう。お菓子作りが得意な方は、自分好みの味になるように配合を変えてみるのもおすすめです。

レシピによってはバニラを加えて甘さをプラスしたり、アーモンドパウダーを使用したものもあります。その日の気分で味わいを変えることができるため、面白みを感じられるクッキーとしても人気です。

アイスボックスクッキーは成形した生地を冷やしてから、包丁などでカットしてそのまま焼き上げたクッキーです。手軽に作ることができることから、多くの方が取り入れている製法のお菓子といえます。クッキーの型を使用する必要がないため、クッキーが食べたいと思ったときにすぐに作ることができるのがメリットでしょう。

プレーン生地で作るのも良いですが、他の味と組み合わせた生地でカットしたものもメジャーです。密閉容器に入れておけば冷凍保存も可能になるので、保存が効くのも魅力です。解凍後はべちゃっとした食感になりかねないので、高温で焼き上げてみてください。

サブレディアマンはクッキーの中でも定番になり、お菓子を扱っているお店で見かけることも多いでしょう。ディアマンという名前はダイアモンドという意味を持っており、周りにデコレーションされたグラニュー糖がキラキラとしていることから名づけられました。アイスボックスクッキーの一つでもあるため、分別が難しいクッキーでもあります。

サブレディアマンの作り方のポイントとして、キレイな形のまま焼き上げるためには冷やす工程が大切です。冷やしが足りていないと、焼いている最中に生地が緩んでしまいます。そうすると生地同士がくっついてしまうため、焼き上がりがあまり美しくありません。

ショートブレッドは一般的に長方形になっており、フォークで数か所あけた穴が特徴的です。スコットランドの伝統的なお菓子になり、海外でも人気の高いクッキーとして親しまれています。長方形に冷やした生地を、適度な大きさの長方形に切り分けることで出来上がります。

名前にパンを意味するブレッドが入っていますが、ショートがサクサクといった意味を持っているためクッキーとして扱われています。使用する材料も4種類程とシンプルなため、作りやすい傾向にあるお菓子といえます。紅茶と共に味わうために作られたお菓子になるので、ティータイムのお供におすすめです。

フロランタンはクッキー生地の上にナッツが乗っている、クッキーの中でも作るのが難しそうに見える種類の一つです。イタリア発祥のお菓子になりますが、現在ではフランスを中心に作られ食べられているお菓子です。

フロランタンはサブレのようなサクッとした生地の上に、キャラメルでコーティングされたナッツを乗せるだけと意外にも簡単な作り方が魅力です。そのため、自分で挑戦してみる方も多いのではないでしょうか？

ですが、注意するポイントとして、カットする際にナッツ部分が崩れないようにすることが挙げられます。粗熱が取れたくらいが一番カットしやすいので、試してみてください。

ビスコッティはクッキーの中でも、硬さが魅力の種類となります。名前にもあるビスは2度、コットは焼くという意味を持ち、2度焼くことにより独特の硬さを持ったクッキーに仕上がります。1度焼きではなく2度焼きにすることにより、水分がしっかりと飛びます。そのため、長期の保存も可能になるといわれています。

ビスコッティはそのまま食べると硬いので、コーヒーやワイン、アイスにつけて食べるのがおすすめされています。バナナなどの果肉を加えることで、フルーティーなビスコッティが出来上がるので試してみてください。

スノーボールは丸く焼いたクッキーに粉砂糖を振りかけることで、雪の玉に見えることから名前が付きました。スノーボールは材料も少なく、簡単に作れることから子どもと一緒に作る家庭も多いようです。

食感はサクッとしており、口の中でホロホロと崩れていきます。この独特な食感に魅了される方が多く、市販として洋菓子店でも人気のある商品として販売されていることが多いです。見た目も可愛らしいので、手作りをして手土産にするのも良いでしょう。

チュイールはフランス語でタイルや瓦という意味を持ち、フランスで使用されている瓦を縦に割ったときのカーブ加減が似ていることからその名前がつきました。フランス風のせんべいとも呼ばれており、薄焼きにされたチュイールはサクサクとした食感を楽しむことができます。

チュイールの材料に食感の秘密があり、クッキー作りで使用する卵は卵黄だけを使っています。それゆえに、パリッとした魅力的な食感を生み出しているのです。材料を混ぜて焼くだけのチュイールは、お菓子作りが初心者の方にもおすすめのクッキーです。ぜひ挑戦してみてください。

お菓子作りをしたいけれど、あまり時間をかけられないという方におすすめがドロップクッキーです。ドロップクッキーは材料を混ぜ合わせた生地をスプーンに取り、成形をして焼くだけと非常にシンプルです。型抜きで作るクッキーとは違い、自然な成形が反対に良い味を出してくれるでしょう。

ドロップクッキーはさまざまな種類の食材を組み合わせることが可能ですが、中でもスタンダードになるのがチョコチップです。チョコチップを加えて、チョコの甘みを足したクッキーに仕上げてみると美味しく食べることができます。

シガレットクッキーはラングドシャと同様の生地を薄く伸ばして、筒状に丸めたお菓子です。パフェなどにトッピングされていることが多いので、見かけたことがあるという方も多いでしょう。ラングドシャの魅力でもある食感を大切にしているので、同様に美味しく食べられること間違い無しです。

シガレットクッキーは高級洋菓子店のアソートの中にも入っていることが多く、自分で同じような味を再現してみたいと考える方も少なくありません。シンプルな材料で作ることができるので、自宅で挑戦してみてはいかがでしょうか？

カリッとした食感が特徴的なクロッカンは、名前は聞いたことがあるけれどどのようなお菓子なのか分からないという方も多いのではないでしょうか？クロッカンシューというスイーツがあるため、混同しやすいともいわれています。

クロッカンという名前はフランス語でカリカリしているという意味を持ち、名前の通りの食感を楽しむことができます。ナッツを取り入れているものが主流になり、生地の食感とナッツの歯ごたえを感じることができるでしょう。硬いクッキーにはなるものの、口の中に入れた瞬間に広がるナッツの香りが美味しいと評価を得ています。

アマレッティはイタリアの伝統菓子になり、日本でも多くのファンがいるクッキーの一つです。ホロっと崩れるような食感が特徴的で、アーモンドの香りがしっかりと感じられる美味しいお菓子として人気を博しています。

アマレッティは卵白を加えることで崩れるような食感を出していますが、卵白の軽量には注意が必要ともいわれています。卵白の割合が多くなってしまうと、柔らかすぎて丸めることができなくなります。反対に少ないと生地がとても硬くなるので、割合には注意をして加えてください。

ココナッツマカロンは名前にマカロンとあるため、可愛らしいマカロンを想像する方も多いでしょう。しかし、ココナッツマカロンは形こそマカロンに似ていますが、味わいや食感は少々違っている印象を受けるお菓子です。

ココナッツの味わいはもちろんのこと、シナモンを加えることで鼻から抜けていく独特の風味が特徴的です。手で成形をするのも良いですが、スプーンや小さじ用スプーンで成形をするときれいな見た目に仕上がるのでおすすめです。カリカリとした食感が堪らないという声も多く挙がっているので、ぜひ挑戦してみてください。

クッキーに欠かすことができないのが、生地作りです。生地に使用する材料はどの種類もほぼ同じになり、粉の配分と水分量によってクッキーの仕上がりを左右するともいわれています。クッキーの種類に応じた粉の配分が必要になるので、粉の多い少ないに合わせた種類を紹介します。

クッキーにはさまざまな種類が展開されていますが、生地のタイプによって向き不向きがあります。そのため、クッキーの基盤は生地にあるといっても過言ではないです。クッキーの生地は粉の配分で変わってくるため、粉の配分に応じたクッキーを作るのが適切です。

粉が多いもの、少ないものによってクッキーのタイプが異なるため、自分が作りたいクッキーの粉の配分をある程度覚えておくと良いでしょう。

クッキーを作る際に粉の多いものは、生地が硬めです。そのため、形をしっかりと保ちたい型抜きやカットに向いています。生地を平たく伸ばしやすく、さらに生地同士がくっつきにくいという性質も持っています。

手で成形をするクッキーにも向いているので、一般的にスタンダードなクッキーを作りたい方には粉が多めの生地が適しています。粉が多すぎてしまうとパサパサとした食感に仕上がってしまうので、適切な量で生地を作るようにしてください。

粉が少ない生地の場合は、水分量が多くなりゆるい生地を扱います。そのため、絞り出しやスプーンで成形するクッキーに向いているでしょう。粉の多い生地では作ることが難しい、自然な見た目のクッキーが作れます。

また、扱いやすく失敗が少ないため、お菓子作りが初心者という方でも作りやすい種類が多いのも特徴です。水分量が多いとべちゃっとしたクッキーになり、焼き上がりがサクッとしないこともあるため、水分量に注意が必要といえます。

クッキーの種類を作り方別に一覧にして紹介しました。クッキーは作り方もさまざまですが、作り方の中にも多くの種類があります。普段何気なく食べているクッキーがどのような種類なのか？疑問に思った方は、クッキーの種類を見比べてみても面白いでしょう。

また、お菓子作りをしたいと考えている方は、比較的取り入れやすいクッキーから作ってみてください。種類の幅が広いため、さまざまな種類を取り入れてみましょう。