2019年09月19日公開
2024年09月27日更新
市販・手作りクッキーの賞味期限!賞味期限切れクッキーや保存方法も!
クッキーは賞味期限が切れていても保存状態がよければ食べてしまいます。しかし、市販のクッキーと手作りでは賞味期限にかなりの差があることがわかりました。そこで、賞味期限を比較して腐るとどうなるかを検証し、美味しく食べる保存方法も紹介します。
目次
クッキーの賞味期限はどのくらい?
クッキーとひと言で言っても沢山の種類があります。アイシングされたものやクリームが挟まったもの、スポンジのようにふわふわなクッキーもあります。そして、中の材料や個包装をしてるかによっては賞味期限は様々あることがわかります。
そこで、それぞれのお店で販売しているクッキーの賞味期限を比較するので、食べるときの参考にしてください。ちなみに賞味期限というのは、未開封できちんと保存したときに美味しく食べられる期限のことで、消費期限とは意味が違います。
また、消費者庁によると賞味期限は本来の美味しく食べられる期限より若干短く設定しているということです。これらを踏まえて有名なお店のクッキーや市販で売られている人気のクッキーの賞味期限を紹介します。
市販クッキーの場合
まずは、市販で売られているクッキーの賞味期限を比較してみます。プレゼントなどに人気のクッキーから子供が大好きなクッキーまでありますが、その中でも大半の人が知っている商品を紹介します。
商品名 | 賞味期限 |
ロイズバトンクッキー | 3ヶ月 |
ステラおばさんのクッキー | 製造日より60日間または120日間 |
モロゾフクッキー各種 | 製造日より314日または345日 |
江崎グリコビスコ | 約10か月間 |
ブルボンプチラングドシャ | 約8か月 |
イトウ製菓バタークッキー | 1年 |
比較してわかる通り、クッキーの種類によって賞味期限がかなり違うことがわかります。チョコレートやバターがたくさん入っているクッキーは比較的賞味期限が短いです。これは油分が多いので腐る原因になるからです。またスーパーやコンビニエンスストアで売っているクッキーは、添加物や保存料が入っているため賞味期限が長いです。
手作りクッキーの場合
次に手作りクッキーの賞味期限ですが、だいたい1週間が目安になります。できれば常温保存が最適ですがバターや卵を使ったり、使う器具をお店のように毎回雑菌処理はしないので、1週間も常温で置いておくのは不安になるかもしれません。
ただ、焼いたクッキーの水分をきちんと乾燥させたり乾燥剤と一緒に冷暗所に保存しておけば、ほとんど腐ることはなく食べられます。しかし、出来立ての風味をしっかり味わいたいときは3日以内に食べきるのがおすすめです。
クッキーの賞味期限切れはいつまで大丈夫?
クッキーは一度に食べる量がそれほど多くないので、残ってしまうことが多く棚の奥にしまってしまいます。そして、忘れたころにクッキーの残りがあることに気づき出してみると賞味期限が切れていたということはだれでも経験するでしょう。
しかし見た目は問題ないし、変な臭いもしないので食べられると思ってしまいます。そういう時はどう判断すればよいのでしょうか?SNSなどの口コミなどもふまえて考えてみます。
市販クッキーは賞味期限切れ1ヶ月でも平気?
冒頭でも少し説明しましたが、市販のクッキーに表示されている賞味期限は実際美味しく食べられる期限より短く設定しています。なので、賞味期限切れでも2、3日ならほとんど味に変わりはないでしょう。しかし、1ヶ月となると迷ってしまいます。
まずは、見た目が大丈夫か確認するのが大前提です。また、臭いを嗅いでみて変な臭いはしないかも必ず確認しましょう。どちらも問題なければ、食べてみて確認するしか方法はありません。あとは保存方法が違うと風味や固さが変わるので、食べられるかどうかは自分の食感に頼らざるを得ません。
口コミでは賞味期限が切れても1か月前後だと普通に食べている人が多かったです。手作りクッキーは可愛くて食べるのがもったいないと思っているうちに日にちがたってしまい、結局食べずに飾っているという人もいました。
口コミ
賞味期限が4ヶ月ほどブッチしたクッキーを食べてしまいました
— 猫金魚 (@hambaka_mogu) September 16, 2019
大丈夫そうだったら残りも食べよう( ˇωˇ )
もらったクッキーが勿体なくて食べるのためらってたら、賞味期限切れとった😂サクサク感が少し無くなってたけど、まあ普通に食べられたからよかった💦
— Meimei0720@Aqours 5th day2ありがとうございました (@Meimei0720) September 10, 2019
賞味期限切れのクッキーおいちくない
— てうたろ (@2teuteu) July 25, 2013
市販クッキーの実際に日持ちした日数は?
賞味期限は実際の期限より短く設定していると紹介しましたが、消費者庁では一定の安全を見て食品の特性に応じ、1未満の係数(安全係数)をかけて期間を設定することが基本ですと書かれています。
そして安全係数を0.8以上に設定することが望ましいとも書かれているので、各社はこれに沿って賞味期限を設定していると考えられます。そこで、先ほど紹介したクッキーの賞味期限を安全係数を使用し計算して比較しました。
商品名 | 0.8(安全係数)をかけて計算した賞味期限 |
ロイズバトンクッキー | 3か月半 |
ステラおばさんのクッキー | 製造日から72日間または144日間 |
モロゾフクッキー各種 | 製造日から378日または414日 |
江崎グリコビスコ | 約12か月間 |
ブルボンプチラングドシャ | 約9か月半 |
イトウ製菓バタークッキー | 1年2か月 |
このように計算すると賞味期限が少し伸びたので、期限が切れてもすぐ腐るという心配はしなくてよいし、風味が多少保たれるので安心です。しかしあくまでもパッケージに書かれた賞味期限がメーカーから出している指標なので、できるだけ賞味期限は守りましょう。
手作りクッキーはいつまで大丈夫?
手作りクッキーに関しては市販クッキーとは違い賞味期限が設定されていないので、あくまでも自分の感覚で大丈夫かどうかを判断しなければいけません。市販のクッキーは個包装されて乾燥剤が入っているものが多いのに対し、手作りは殆ど個包装されずジップロックなどにまとめて入れられて保存することが多いのが現状です。
そうなると開けるたびに空気に触れ乾燥し風味や食感がなくなってしまいます。それを考えるとやはり1週間以内に食べることが望ましいでしょう。ただ、1回に食べる分だけをわけて保存したり、市販の乾燥剤を使用するともう少し保存しても食べられるかもしれません。
クッキーの賞味期限切れが傷んでいるかの見分け方
賞味期限切れのクッキーを食べるかどうかの判断は、自分自身の責任でと言われてもやはり目安は必要です。そこで、本当にクッキーが腐るとどのような状態になるのかSNSの口コミも取り入れて紹介します。
クッキーが腐るとどうなる?
- カビが生える
- 変な臭いがする
- 油臭くなっている
- 糸が引いている
腐るとこれらの症状が見られるので、すぐ処分してください。市販のクッキーは湿気で触感が落ちたり風味が全くなかったりすることがありますが、上記の症状は手作りクッキーの場合が殆どです。ただ、真夏に湿気の多い場所での保存だと、個包装していないクッキーは市販でも同じような症状が出る可能性はあります。
口コミ
手作りクッキーは腐ると思います!!!#reco1134
— アキびん (@akibinxxx) January 29, 2019
クッキーだから食べないと腐るし…。ただ、食べるのにやっぱり抵抗あるなぁ。。。
— 高円寺【神戸梵々】@スワローズ、パは楽天推し 笑 (@bonbon_swallows) October 24, 2015
まるで踏絵のようだ。。。#swallows pic.twitter.com/B05QSoF2lm
腐ると食中毒になる危険も?
腐ると食中毒になる可能性は十分にあります。市販のクッキーではほとんどないかもしれませんが、手作りのクッキーなると食中毒になった事例もいくつかあります。なぜならクッキーには腐りやすい油や卵が使われていますが、どちらも酸化したり湿気の多い場所だと菌を多く繁殖しやすいのです。
また、材料に使われる小麦粉は殺菌処理されていないため、加熱する前のクッキーの生地をそのまま食べると食中毒になる危険性が高まります。生地をそのまま食べることはあり得ないと考えるかもしれませんが、子供が間違って誤食したり味見と言ってふざけて食べてしまう可能性もあるので、危険だということを必ず認識しておきましょう。
クッキーの保存方法
常温で置いておくとクッキーが腐るかもと不安になる前に、きちんとしたクッキーの保存方法を覚えておくことが大切です。保存方法を知っておくと風味や味を損なわず賞味期限切れに近くても美味しく食べる事が出来ます。
美味しいクッキーや手作りクッキーはいっぺんに食べると勿体ないと思ってしまい残してしまうことが多いと思うので、保存方法をしっかり覚えておきましょう。
常温保存が基本
クッキーは焼き菓子なので、基本的には中の菌は死滅していることになります。なので、常温保存が基本の保存方法になります。市販のクッキーはパッケージなどに保存方法が記載されているので、表示に沿って保存してください。
手作りクッキーも常温保存ですが、しっかりと粗熱を取らないと腐る原因になります。そのあとはジップロックやタッパーなどに空気をなるべく入れないように密閉して保存します。
そして、常温保存する場合は直射日光が当たらない風通しの良い場所に置きましょう。梅雨の時期や真夏はかなり湿気が多くクッキーでも傷みやすいので、賞味期限切れする前に美味しく食べることも必要かもしれません。
冷蔵庫に保存した方がよい?
クッキーは常温保存が適当と言いますが、いくら冷暗所に保存しておいても真夏の暑い時期は不安です。しかし、冷蔵庫は湿気の多い場所なので、冷蔵庫に保存するときはきちんと密閉しなければいけません。市販のクッキーは個包装になっていたり乾燥剤が入っているので問題はないです。
手作りのクッキーの場合は、粗熱をきちんととるのはもちろん、できれば乾燥剤を一緒にいれてジップロックなどに入れて冷蔵庫保存をするのをおすすめします。
冷凍保存はできる?
冷凍保存の方法は他の保存方法と同じく必ず密閉しなければいけません。そうすると約1ヶ月は保存可能です。しかし、冷凍庫から取り出すとクッキーに含まれていたわずかな水分が常温に戻ることによって溶けだします。そうするとクッキーが湿気たような感じになります。
しっとりクッキーならそれでいいかもしれませんが、冷凍庫で保存したときは出した後できるだけ常温に放置しないで、冷たい食感を楽しみながら早めに食べましょう。
手作りクッキーを長く日持ちさせる方法
最後にクッキーを長持ちさせるポイントを紹介します。賞味期限が切れていなくても日数が近づくと、保存方法が悪ければクッキー本来のサクサク感がなくなります。特に手作りクッキーを作る時に日持ちさせるポイントを押さえておけば、大量に作っても安心です。あとは真空に近い状態で密閉すれば日にちがたっても美味しいクッキーが食べられます。
シンプルなクッキーを作る
クッキーに可愛くアイシングしたりクリームを挟んでしまうと、あまり長く日持ちさせるここが出来ません。アイシングは砂糖や卵、水を練りこんで作るものなので、最悪腐る原因を作ってしまう可能性があります。
生クリームやカスタードクリームも卵や脂質の多い材料を使うため、きちんと密閉して保存しても開けるたびに空気に触れ酸化を進行させてしまいます。結果、見た目は変わらなくてもしけっていたり油臭くなるのです。
クッキーを長持ちさせるなら、できるだけ材料をシンプルにしたクッキーがおすすめです。どうしてもそれだけでは物足りない時は、食べるときに湯煎したチョコペンなどでアイシングすれば子供も喜ぶし、中に挟むクリームも別に作っておいて直前にのせれば新鮮に食べる事が出来ます。
焼いた後にしっかり乾燥させる
湿気たりパサパサになる原因はクッキーの中の水分が関係します。手作りクッキーの場合、粗熱をきちんととらないで保存すると傷むのも早くなり湿気ります。オーブンで焼くときも時間をかけ、粗熱をとる時も常温でしっかり乾燥させれば賞味期限切れが近くてもサクッと感が残るクッキーが食べられます。
保存するときに乾燥剤を使用する
一番クッキーを長持ちさせるのに効果的な方法とは、乾燥剤と一緒に保存することです。海苔の箱などによく乾燥剤はついています。それを代用して密閉された袋の中に入れましょう。それだけでクッキーの乾燥を防ぎ、冷蔵庫でも長持ちさせる事が出来ます。
さらにクッキーをひとつずつ個包装し、乾燥剤をそれぞれ入れると1週間しかもたない手作りクッキーも多少日待ちさせても腐ることはなく普通に食べる事が出来ます。乾燥剤は100均ショップでも販売しているので、お菓子を手作りするときは用意しておくと便利です。
クッキーの賞味期限や傷んだクッキーの見分け方を知っておこう
クッキーは時間がたつと湿気てしまい、美味しく食べる事が出来ません。しかし表示している賞味期限に少し余裕があることとか、常温保存の方法を知ってけば、大量にクッキーを買ったり作っても安心です。どうしても湿気てしまったときは、レンジで少し温めれば風味も多少復活し美味しく食べられます。
クッキーは子供のおやつとしてもお呼ばれしたときの手土産としても喜ばれるお菓子です。もし自分の好きなクッキーがあったら、賞味期限が少し切れても安心して食べるために保存方法をきちんと守り、美味しく食べましょう!