かますのおすすめレシピまとめ!混ぜご飯などアレンジいっぱい!

かますをもっと美味しく食べられるアレンジレシピを紹介します。秋になると脂が乗って美味しいかますは塩焼きが定番ですが、他にも色々なアレンジをして食べられます。焼き物からご飯ものまで、人気のレシピを紹介します。

かますのおすすめレシピまとめ!混ぜご飯などアレンジいっぱい!のイメージ

目次

  1. 1かますを美味しく食べるため人気レシピを紹介!
  2. 2かますはどんな魚?
  3. 3かますのフライパンでできる簡単レシピ
  4. 4かますの人気おかずレシピ
  5. 5かますの人気ご飯ものレシピ
  6. 6かますのレシピまとめ

かますを美味しく食べるため人気レシピを紹介!

かますはスーパーの鮮魚コーナーでもよく見かける人気の魚です。時速150㎞の速さで泳ぐ魚食性の魚であり、旬の秋になるとよく脂が乗って美味しくなります。

かますの食べ方でよく見かけるのは定番の塩焼きや干物ですが、実は塩焼き以外も煮たり蒸したりとさまざまな食べ方ができる魚といわれています。この記事では、かますをもっと美味しく食べられるおすすめの人気レシピを紹介します。

かますはどんな魚?

クセのない白身魚

かますはサンマなどと同じ白身魚です。クセが少なくたんぱくであるため、刺身や焼き物をはじめ様々な調理法に合います。赤身の魚に比べて脂肪分が少なくあっさりめですが、旬のものは脂がよく乗っており上品な味わいです。一年中水揚げはされていますが、産卵に向けて栄養を蓄えている秋から初冬にかけてが旬となっています。

また、筋肉が発達しているため良質なたんぱく質を摂ることができます。その他EPAやDHAといった生活習慣病などを予防する栄養素や、ビタミンDやビタミンB1が含まれています。

かますの主な料理

かますは水分量が多く身が柔らかいのであまり生食されませんが、鮮度のいいものは刺身で食べられます。特に皮に旨味と弾力がありますので、皮つきのまま刺身で食べるのが人気です。しかしそのままでは歯切れが悪いため、湯引きや炙りにすると食べやすくなります。

料理の中でもっとも人気なものは塩焼きと干物です。塩をまぶして置いておくと水分が抜け、たんぱく質が凝固して身がしまり、塩焼きにすると旨味が増して非常に美味しいです。開いて塩水に漬け、干したものを焼いても甘味があって美味しく食べられます。

そのほか、塩を振って余分な水分を抜いたものをすり身にすると、弾力があって美味しいかまぼこになります。白身魚のクセがないたんぱくな味は様々な調理法に合い、煮物や蒸し焼き、天ぷらなども人気です。

かますの目利き方法

美味しいかますの目利き方法として、見分けるポイントは二つあります。種類と鮮度のチェックです。まず、かますにはアカカマスとヤマトカマスという二つの種類があります。アカカマスの方が味としては美味しいと言われており、身体の線や鱗などで見分けます。

鮮度の見分け方は目が透明であるかどうか、胴に丸みがあり体表に張りと艶があるかどうか、鱗が残っているか、エラが鮮紅色であるかどうかです。ただ量り売りの場合、腹が膨れているものの中には、捕食したイワシなどのエサが入っていることがあります。

「ヤマトカマス」は腹鰭と背鰭を結ぶ線がほぼ垂直になるのに対し、「アカカマス」は腹鰭がやや前(頭側)によっているので、斜めになります。また、色も「ヤマトカマス」より「アカカマス」は黄色みが強く、尾鰭も黄色っぽい色をしています。
ウロコは「アカカマス」のものはややはがれやすいですが、「ヤマトカマス」のウロコは細かく、はがれにく感じです。
また、鰓耙(さいは)と呼ばれる弓状の突起が「アカカマス」が2本なのに対し、「ヤマトカマス」は1本しかありません。

かますの捌き方

スーパーで売っているかますは、既に捌かれているものがほとんどです。しかし自分で釣った場合は自分で捌かなければいけません。かますの捌き方には二種類あり、塩焼きにする場合と干物などにするために身を開く場合で異なります。それぞれの捌き方について、動画とともに紹介します。

塩焼きの場合

【手順】

  1. 背びれに注意しながら、尾から頭にかけて鱗をとります。
  2. エラに包丁を入れ、エラを取り除いてしっかり洗い流します。
  3. 腹の部分に包丁を入れ、はらわたを取り出し、しっかり洗います。
  4. 洗い流した後は水気を拭き取ります。

塩焼きにする場合の基本的な処理は以上です。ここから更に飾り包丁を入れると火の通りが良くなり、塩がきちんと染み渡るようになります。切り方はお好みですが、動画のように×印を入れたり斜めに三本切り込みを入れることが多いです。焼き上がりの見栄えも良くなります。

背開きの場合

【手順】

  1. 背びれに注意しながら、尾から頭にかけて鱗をとります。
  2. 鱗を洗い流した後、背びれの少し上に切り込みを入れます。
  3. 尾の付け根から首元まで、背骨に沿って包丁を一直線に入れていきます。
  4. 中骨・腹骨を断ち切ります。
  5. カマを裂いてエラ、内臓を取り除きます。
  6. 血合いを取り除き、洗い流します。
  7. 水気を拭き取り、背骨を剥がして尾の部分で断ち切ります。

干物などを作る際の開き方です。エラの下に切り込みを入れておくことで、背中に包丁を入れた後開きやすくなっています。かますは歯が鋭いため、洗う時や向きを変える時は歯で怪我をしないように気をつけましょう。心配であれば口の部分を先に切り取ってから身を切っていくことをおすすめします。

Thumbカマスの刺身のさばき方と美味しい食べ方は?味や炙りの作り方も紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

かますのフライパンでできる簡単レシピ

かますのムニエル

【材料】

  • かます 3~4尾
  • 塩・胡椒 適量
  • バター 6切れ
  • オリーブオイル 適量
  • ブロッコリーやトマトなどのお好きな野菜

【手順】
  1. かますの鱗を剥ぎます。
  2. 腹を開いて内臓や血合いを取り出し、流水ですすぎます。
  3. 頭を落とし、三枚におろして骨を取ります。
  4. 開いた身に塩胡椒、小麦粉をまぶします。
  5. フライパンにオリーブオイルとバターを熱し、かますの皮目を下にして置き、両面を揚げ焼きにします。
  6. かますを取り出した後、同じフライパンでブロッコリーやトマトなどの野菜を蒸し焼きにします。
  7. 野菜を取り出し、バターと醤油を絡めてソースを作ります。
  8. かますと野菜を盛り付けてレモンを乗せ、ソースをかけます。

塩胡椒で味付けした後小麦粉をまぶして焼いたムニエルです。白身のたんぱくな味はムニエルにピッタリで、少し甘めのレモンやバターの風味とよく合い、香りも味も楽しめます。蒸し焼きにした野菜も一緒に盛り付けると見栄えがよくなり、野菜の甘味も一緒に楽しめます。

かますのアクアパッツァ

【材料】

  • かます 2尾
  • プチトマト 10個
  • 黒オリーブ輪切り 10個分
  • にんにく 2片
  • パセリ 大さじ2分
  • オリーブオイル 大さじ3
  • 塩 少々
  • 粗挽き黒胡椒 少々

【手順】
  1. 鱗を剥ぎ、内臓や頭を落として二等分にしたかますに塩と胡椒をすりこみます。
  2. プチトマトは半分、にんにく・パセリはみじん切りにします。
  3. オリーブオイルでかますの片面を焼き、裏返してにんにくを加え、香りを出します。
  4. トマトやオリーブ、水を加え、煮汁をかけながら強火で10分ほど煮ます。
  5. 皿に盛り付けて完成です。

アクアパッツァは難しいように聞こえますが、フライパンに材料を煮込むだけで簡単にできます。あっさりした白身にトマトやオリーブ、にんにくの味が染み込み美味しさが引き立ち、ワインなどによく合います。バジルなどのハーブを加えるとより風味や見栄えもよくなり、おもてなし料理としてもピッタリです。

かますのみりん漬け焼き

かますをみりんに漬け、弱火でじっくり蒸し焼きにしたレシピです。蒸し焼きにすることでふっくらとした仕上がりになり、みりんのコクと魚の旨味が身に凝縮されています。焦げやすいので焼く時間や火の強さに気をつけましょう。ご飯やお酒にも合います。

フライパンで☆かますのみりん漬け焼き レシピ・作り方 by はじゃじゃ|楽天レシピ

かますの南蛮漬け

こんがり焼いたかますに甘酸っぱい南蛮酢をかけた一品です。揚げ焼きにしていますが、南蛮漬けにすることでさっぱりと食べることができ、野菜もたっぷり摂れます。甘酸っぱい醤油風味の味にご飯がよく進みます。出来上がったばかりの温かい状態でも、冷蔵庫で冷やしても美味しく食べられます。

「きょうのギョちそう カマスの南蛮漬け」レシピ | レシピ紹介 | シブ5時 ブログ:NHK

カマスのバター醤油焼き

バターで焼いて醤油で味付けした濃厚な味付けも人気です。白身がたんぱくな味であるからこそ甘味とコクのあるバター醤油の味がよく染みて満足感があります。甘めの味が好きな人は醤油に少し砂糖を加えてもいいでしょう。

カマスのバター醤油焼き by れろれろぱー 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

野菜たっぷり蒸しカマス

フライパンに材料をいれ、ほんだしと酒で蒸し焼きにしたシンプルな料理ですが、かますの旨味や野菜の甘味が凝縮され、ご飯にもお酒にも合います。好みで醤油やポン酢、七味をかけてもいいでしょう。あらかじめ干物にしておいたりすでに下処理されているものを使えば、サッと作れて時短にもなります。

野菜たっぷり蒸しカマス by 沙耶(^ω^) 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

かますの人気おかずレシピ

かますの塩焼き

【材料】

  • かます 2尾
  • 塩 適量
  • お好みで大葉、レモン

【手順】
  1. 開いて内臓を取り出したかますを、塩水で洗います。
  2. 尾から身全体へ飾り塩をしていきます。
  3. グリルに入れ、片面に焼き目がついたら裏返します。
  4. もう片面もこんがりやけたら皿に盛り付け、大葉やレモンを飾ります。

塩焼きは一番人気であり、王道レシピといえます。かますを下処理して捌き、塩を振って焼くというシンプルな調理法ですが、焼き方や火を通すための切り方も様々あり奥が深いです。

焼く前に塩を振ることで水分が抜け、旨味が凝縮されて魚臭さもなくなります。パリッと皮目を焼いた後蒸し焼きにすると身がふっくらし食べ応えがあります。

かますの天ぷら

【材料】

  • かます 2~3尾
  • 塩 適量
  • 水 適量
  • 小麦粉

【手順】
  1. かますの鱗や内臓を取り除き、三枚におろします。
  2. 塩水にかますを15分程漬けます。
  3. キッチンペーパーに置き、水気を取ります。
  4. 卵と小麦粉を混ぜたバッター液にかますをくぐらせ、180℃の油で揚げます。

サクサクした衣とふっくらした白身の食感がくせになる一品です。ご飯にはもちろん、お酒のおつまみとしても美味しいです。白身自体はたんぱくですが、旨味が詰まっているため噛むほどに旨味が染み出して味わい深くなります。大葉や薬味のさっぱりした味とも合います。

かますクリームコロッケ

素焼きにしたかますの身に自家製ホワイトソースやキノコを混ぜて作れる簡単なコロッケのレシピです。かますは素焼きや干物にして水分を抜いておくことで旨味がぎゅっと凝縮され、より美味しくなります。手軽にできる上に魚が苦手な子供にとっても食べやすく、おかずにピッタリです。

かますクリームコロッケ by 山口県漁協はぎ女性部 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

粉チーズがけのカマスの唐揚げ

天ぷらやフライのように衣をつけて揚げるレシピも人気ですが、カラッと揚げたかますの唐揚げも人気レシピです。このレシピでは小麦粉をつける段階や仕上げに粉チーズを使うことで、たんぱくな味のかますを洋風にしています。そのままでも美味しく、好みでソースやタバスコなどで食べても美味しいです。

粉チーズがけのカマスの唐揚げ★ by お料理ニャロメ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

かますのほぐし身ハンバーグ

子供から大人まで人気のハンバーグをかますのすり身で作ってみるのはどうでしょうか?火を通してすり身にしたかますは旨味が凝縮されており、シンプルな味付けでも深い味わいのハンバーグになります。晩ご飯のおかずなどにピッタリのレシピです。また干物にしていたかますの消費レシピとしても使えます。

かますのほぐし身ハンバーグ by 料亭浜みき 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

かますの柚庵焼き

醤油ベースのしっかりした味ですが、すだちの風味でさっぱりと食べられるレシピです。大根おろしを乗せて食べるとよりさっぱりした味わいになり、ご飯が進みます。このレシピのポイントは、かますの脂の乗り具合でタレにつける時間を変えることです。程よくタレを浸透させるのが美味しさの秘訣です。

カマスの柚庵焼き by 保田圭 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

かますの人気ご飯ものレシピ

かますと生姜の炊き込みご飯

かますを焼き、生姜や米などと一緒に炊飯器に入れて焼くだけのシンプルなレシピですが、炊きあがったご飯には生姜の香りや焼きあがった皮の香ばしさ、魚の旨味が詰まって食欲をそそります。レシピは2合分ですので、家族みんなで楽しめるレシピです。

香りふんわり!カマスと生姜の炊き込みご飯 by sa10ri工房 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが323万品

かますの炙り棒寿司

【材料】

  • かます 1尾
  • 水 適量
  • 塩 適量
  • 酢 適量

【手順】
  1. かますのうろこを剥ぎ、腹を開いて内臓を取り出します。
  2. 頭を落とし、三枚におろした後、腹骨をすきます。
  3. 濃度3%の塩水になるよう水に塩を加え、かますを40分漬けます。
  4. 酢に30分漬けます。
  5. ラップの上にかますを乗せ、その上に酢飯を乗せてラップで包みます。
  6. 巻きすで締め、ラップごと輪切りにし、ラップを外します。
  7. お好みで表面をバーナーで炙ります。

新鮮な魚を味わえる人気料理といえば寿司でしょう。新鮮なかますは生でも美味しいですが、酢締めにしても美味しく食べられます。少し手間はかかりますが、その分だけ旨味も増しますのでお祝いなどに是非作ってみてください。寿司に使うかますは水分をよく抜くことがポイントです。

お寿司に使うかますは、程よく水分が飛ばせるので冷蔵庫の中で干物にしましょう。ラップで包んで棒寿司にすると、かますもしっとり酢飯となじみます。

かますのまぜご飯

炊き立てのご飯にかますの塩焼き、青じそを混ぜたご飯のレシピです。魚の旨味に青じその香りや爽やかさが一体となって美味しさを引き出します。たんぱくで爽やかな味わいがご飯を進ませ、あまり食欲のない時や手軽にご飯を済ませたい時などにも役に立つレシピです。他にみょうがや梅肉などを混ぜても美味しくさっぱりと食べられます。

冷凍かますの混ぜご飯 レシピ 高城 順子さん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう

かますのレシピまとめ

かますは釣りにおいて人気の魚であり、スーパーでもよく売られています。塩焼きにして食べるのが定番ですが、その他にもフライパン一つでできるものや洋風の焼き物、少し変わったおかずなど様々なレシピがあります。どれも旬のかますを手に入れたら是非作ってみたいレシピです。

また刺身や寿司以外は基本、開いて焼いたものや干物にしたものを使うことが多いです。まとめて購入した時は、あらかじめ全て下処理をして干物にしておくと、アレンジレシピを作る際の時短にもなりますので参考にしてみてください。

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