麦茶の飲み過ぎによるデメリット!メリットや体にいい飲み方は?

麦茶の飲み過ぎで起こるデメリットを徹底解説!ミネラル豊富で夏バテ予防にも人気の麦茶ですが、飲み過ぎると体に悪影響を及ぼすことがあります。メリットや体にいい飲み方、赤ちゃんへの与え方もあわせて紹介します。

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目次

  1. 1麦茶の飲み過ぎによるデメリットとメリットはある?
  2. 2麦茶の飲み過ぎによるデメリット
  3. 3麦茶を飲むメリット
  4. 4麦茶の体にいい飲み方
  5. 5麦茶は赤ちゃんが飲んでも大丈夫?
  6. 6麦茶は飲み過ぎなければメリットが多い飲み物!

麦茶の飲み過ぎによるデメリットとメリットはある?

暑い時や喉がかわいた時につい飲みたくなる麦茶。水分補給のために毎日飲んでいるという方も多いのではないでしょうか?実はそんな麦茶も飲み過ぎると体調不良の原因になることがあるようです。本記事では麦茶のデメリットやメリットについて詳しく紹介します。

意外と知られていない効果効能や気をつけたいポイントもピックアップしました。「体のためにはどんな飲み方がいいの?」「赤ちゃんに飲ませても大丈夫?」などの疑問を持つ方も必見です。ぜひ正しい飲み方で麦茶の健康効果を手に入れましょう。

麦茶の飲み過ぎによるデメリット

はじめに麦茶の飲み過ぎで起こる弊害について解説します。体にいいと人気の麦茶ですが、飲み方を間違えると思わぬ悪影響を及ぼすこともあります。ここでは飲み過ぎで起こるデメリットを3つにわけて紹介します。

麦茶の飲み過ぎのデメリット①太る・むくみ

麦茶に含まれるカリウムには利尿作用があり、身体を冷やしてくれる効果があると書きましたが、冷やし過ぎた麦茶を大量に飲むことによって身体を冷やす効果が効き過ぎて、血行が悪くなり浮腫んでしまうことがあります。

麦茶には利尿作用のあるカリウムが豊富に含まれています。本来カリウムは余分な水分や老廃物を排出する栄養素ですが、お茶を飲み過ぎると水分過多で体がむくんでしまうことがあります。むくみは血の巡りが悪くなることで起こるため、代謝が低下して太る可能性も高くなります。

麦茶の飲み過ぎのデメリット②下痢・頭痛

これは麦茶に限らないんですが、冷たいモノを一気にガブガブと飲むと、水分がうまく吸収できなかったり、お腹を壊しやすかったりするので、せっかく水分補給しようとしているのに効果がありません。

人によっては麦茶の飲み過ぎで下痢や頭痛が起こることもあります。下痢の原因として考えられるのが冷たいお茶による体の冷えです。よく「小麦アレルギーだと麦茶は飲めないの?」といわれますが、麦茶は大麦を焙煎して作られるため小麦アレルギーと直接的な関係はありません。

ただ大麦アレルギーを持つ人はそれが原因で症状が出ることもあります。麦茶を飲むと頭痛が起こるという方も大麦アレルギーの可能性を疑った方がよいかもしれないでしょう。気になる場合は病院での検査をおすすめします。

麦茶の飲み過ぎのデメリット③冷え性になる

麦茶に含まれるカリウムや原料の大麦には体を冷やす働きがあります。そのため大量にお茶を飲み過ぎると冷え性になる可能性があります。疲れやすくなったり夏バテになったりすることもあるので、暑い季節でも冷たいお茶の飲み過ぎには注意が必要です。

ただ麦茶には冷え性改善に効果的なGABAやアルキルピラジンも含まれているため、適量なら夏バテ予防やほてり解消に効果的です。

麦茶を飲むメリット

続いて麦茶を飲むことで期待できるメリットについて紹介します。飲み過ぎで起こるデメリットもありますが、基本的にお茶は健康的な飲み物です。意外な効能もあるのでぜひチェックしてみてください。

麦茶を飲むメリット①貧血予防

麦茶には貧血の原因となるタンニンがあまり含まれていません。抗菌効果や抗酸化作用が期待できるタンニンですが、鉄イオンと結合すると鉄分の吸収を妨げるという欠点があります。そのため貧血の人がタンニンを含む飲み物を飲むと症状が悪化することがあります。

タンニンを多く含む飲み物には緑茶や紅茶、コーヒーなどが挙げられます。貧血気味の人は予防のためにもタンニンの少ない麦茶を飲むことをおすすめします。

麦茶を飲むメリット②胃痛を抑える

静岡大と京都薬科大との共同研究で、麦茶の抽出成分をテストしたところ、胃の粘膜を保護、糖尿病の合併症防止、炎症を抑える作用などの機能が判明。

麦茶には胃の粘膜を保護、修復して胃痛を抑える働きが期待できます。胃酸を分泌するカフェインが含まれていないため、胃に負担をかける心配がないのもメリットです。炎症を抑える作用もあるので胃炎の時に飲むのもおすすめです。

麦茶を飲むメリット③妊婦のつわりを抑える

吐き気や気持ち悪い症状が続くつわり。風味が良くさっぱりとしている麦茶はつわり中でも飲めるお茶として人気があります。赤ちゃんにも安心なノンカフェインで、食物繊維やミネラルなどの栄養が豊富に含まれているのもメリットです。冷たいお茶は体を冷やしてしまうので常温か温かくして飲むようにしましょう。

麦茶の体にいい飲み方

ここからは体にいい麦茶の飲み方を紹介します。飲み過ぎるとデメリットのある麦茶も、ポイントを押さえて飲めばさまざまなメリットが期待できます。貧血や胃痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

麦茶の飲み方①常温で飲む・温めて飲む

体を冷やす働きのある麦茶はキンキンに冷たくして飲むと、冷え性や下痢を引き起こす可能性があります。そのためお茶を飲むときは夏でも常温、もしくは温めてから飲むのがおすすめです。また温かい麦茶にはヒートショックを予防する効果も期待できます。

常温より温かいお茶の方が効能が発揮されやすいので、メリットを最大限に取り入れたいなら温かいお茶を飲むようにしましょう。

麦茶の飲み方②一気飲みしない

大量の麦茶を一気に飲むと、体を冷やすだけでなくむくみや気持ち悪いなどの症状が出ることがあります。水分補給の観点から見てもお茶は少量をこまめに飲む方が効果的です。1回量はコップ半分(100~200ml)を目安にするとよいでしょう。

麦茶の飲み方③食前食後に飲む

胃痛や炎症の抑制に効果的な麦茶ですが、食事中に飲むと胃酸が薄まってしまうというデメリットがあります。これはお茶の中にカフェインが含まれていないためで、胃が弱いと消化不良を起こすこともあるようです。

胃の調子が悪い時に麦茶を飲むなら食前が最も効果的です。食前に飲むと胃の粘膜を保護できるだけでなく、血糖値の急上昇を抑える働きも期待できるようになります。歯磨きができない時は食後にお茶を飲んで虫歯予防に役立てるのもおすすめです。

麦茶は赤ちゃんが飲んでも大丈夫?

最後に赤ちゃんに麦茶を飲ませる時のポイントを紹介します。「いくつから飲ませても大丈夫なの?」「どんな効果が期待できるの?」などの疑問にも触れているので、赤ちゃんがいる家庭は必見です。

ベビー麦茶を選ぶ

ノンカフェインの麦茶は赤ちゃんが安心して飲める飲み物の1つです。赤ちゃんはカフェインを分解する能力が弱いため、カフェインを含む飲み物を口にすると興奮したり落ち着きがなくなったりします。はじめて赤ちゃんに麦茶を飲ませる時は、ベビー用と記載があるものを選ぶようにしてください。

ベビー用のお茶は普通のお茶より風味がやわらかく、苦みが少ないという特徴があります。大人用のお茶でも代用できますが、その場合は2~4倍に薄めて使用します。

麦茶を飲ませ始める時期

市販のベビー用麦茶はそのほとんどが生後1ヶ月から飲用可能となっています。赤ちゃんが嫌がらなければ生後1ヶ月から飲ませ始めてもよいですが、それほど焦る必要はありません。はじめは母乳やミルクだけでも栄養は十分なので、離乳食開始の生後5~6ヶ月ごろから徐々にスタートしていくとよいでしょう。

早ければ9ヶ月ごろには大人と同じ濃さの麦茶が飲めるようになります。ただし離乳食の進み具合によっては赤ちゃんが嫌がることもあるため、様子を見ながら飲ませるようにしてください。

麦茶の飲ませ方

初めて赤ちゃんに麦茶を飲ませる時はスプーン1杯からスタートします。大麦アレルギーがあるかもしれないので最初はスプーンを口につける程度で十分です。問題なさそうなら少しずつ量を増やしていきましょう。飲ませる時の温度はミルクと同じ人肌に保ち、赤ちゃんが火傷をしないように注意します。

哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんはマグや哺乳瓶からお茶を飲むのを嫌がる場合があります。その時は無理に飲ませずに離乳食用のスプーンでゆっくり与えるようにしてください。

麦茶を赤ちゃんが飲むメリットとデメリット

赤ちゃんはたくさん汗をかいてもミネラルを自分で補うことができません。そのため麦茶を飲ませるのはミネラル補給の点からも大きなメリットがあると言えます。また大人と同様に食前のお茶には胃腸の保護、食後のお茶には虫歯予防の効果も期待できます。

赤ちゃんに麦茶を与える際は注意しなければならないこともあります。それが煮沸していない水道水や硬水を使わないということです。赤ちゃんは胃腸の発達も未熟なため、これらでお茶を作るとお腹の調子が悪くなる恐れがあります。赤ちゃん用の麦茶手作りする際は、煮沸した水道水や軟水で茶葉を煮出すことが重要です。

麦茶は飲み過ぎなければメリットが多い飲み物!

本記事では麦茶のデメリットとメリットについて詳しく紹介しました。飲み過ぎるとデメリットもありますが、適量を正しく飲むと貧血予防や胃痛改善などの効果が期待できます。ノンカフェインなので妊娠中の女性や赤ちゃんが安心して飲めるのもポイントです。くれぐれも飲み過ぎには注意して麦茶のメリットを最大限に活かしましょう。

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