キッチンペーパーは電子レンジで使える?発火する原因や注意点を解説!

キッチンペーパーを電子レンジで使う方法を徹底解説!野菜の加熱や豆腐の水切りなど電子レンジでのキッチンペーパーの使い方を詳しく紹介します。ペーパーが発火する原因や対処法、注意点などもピックアップしています。

キッチンペーパーは電子レンジで使える?発火する原因や注意点を解説!のイメージ

目次

  1. 1キッチンペーパーは電子レンジで使えるのか徹底解説!
  2. 2キッチンペーパーの電子レンジでの使い方
  3. 3キッチンペーパーが電子レンジの中で発火する原因
  4. 4キッチンペーパーが電子レンジで発火した時の対処法
  5. 5キッチンペーパーの電子レンジで加熱する際の注意点
  6. 6キッチンペーパーと電子レンジの便利な活用法
  7. 7キッチンペーパーを電子レンジで安全に活用しよう

キッチンペーパーは電子レンジで使えるのか徹底解説!

野菜の水気を拭き取ったり油を吸い取ったりするのに便利なキッチンペーパー。使い勝手が良く手頃な価格で購入できるため、自宅に買い置きしている方も多いのではないでしょうか?料理に掃除にと大活躍のキッチンペーパーですが、実は今レンジ調理にも使えると話題になっています。

本記事では電子レンジでのキッチンペーパーの使い方やアレンジ活用法などを詳しく紹介します。加熱時の注意点も解説しているので「火事になることはないの?」「発火した時はどうすればいい?」などの疑問を持つ方は必見です。ぜひこの機会に安心安全な使い方をマスターして家事の時短を実現しましょう。

キッチンペーパーの電子レンジでの使い方

はじめに電子レンジでキッチンペーパーを使用する際の使い方を紹介します。レンジ加熱をする場合、ペーパーの素材選びや加熱時間など覚えておきたいことがいくつかあります。向いている食材についても触れているので調理の参考にしてみてください。

フェルトタイプのキッチンペーパーを使う

キッチンペーパーには、表面がデコボコしたエンボスタイプと厚手で破れにくいフェルトタイプの2種類があります。どちらのペーパーもパルプを原料にして作られますが、その製造方法や使い方は大きく異なります。エンボスタイプはパルプの隙間が密に加工されていて、水や油を吸収しやすいという特徴があります。

フェルトタイプはパルプが立体的に加工されていて、水や油を吸収して保持するという特徴があります。2つのうちレンジ加熱に向いているのはフェルトタイプのペーパーです。フェルトタイプは水や油だけでなく熱にも強いため、食材の水分と栄養を逃がさずに調理できるのがメリットです。

キッチンペーパーの電子レンジでの加熱方法

まずは耐熱皿に濡らしたキッチンペーパーを敷きます。その上に食材を並べ、フタをするように濡らしたペーパーをかぶせましょう。あとはレンジでチンするだけで美味しい料理の完成です。

単にラップをするだけだと食材によってはしんなり、べっちゃりとして思った通りに仕上がらないこともあるでしょう。しかしペーパーを使えば蒸し器で蒸したような美味しさが手軽に実現できます。

キッチンペーパーを使ったレンジ加熱のおすすめ食材

キッチンペーパーを使ったレンジ調理に向いているのは、じゃがいもやさつまいもなどの野菜類です。じゃがいもなら丸ごと1個をペーパーにつつんで加熱するだけで、じゃがバターやポテトサラダが簡単に作れます。

水で茹でるのとは違い、水溶性ビタミンなどが流出しにくいのも嬉しいポイント。出来立てはホクホクとしていて野菜の旨みが存分に感じられるでしょう。かぼちゃや人参など火の通りが悪い野菜の加熱にもこの調理法が適しています。

クッキングペーパーもレンジ加熱できる?

お菓子作りやオーブン調理に欠かせないクッキングペーパー(クッキングシート)もレンジ調理が可能です。例えば魚や肉、きのこなどをシートに包んで加熱すれば包み蒸しがあっという間に作れます。

中華ちまきや焼きそば、チャーハンなども包んでチンするだけで出来上がり。食材の水分をしっかりと中に閉じ込めてくれるため、旨みや風味が逃げないのもポイントです。時短料理やおかずがもう1品欲しい時に大活躍してくれるでしょう。

キッチンペーパーが電子レンジの中で発火する原因

レンジの中で卵が爆発したりアルミホイルから火花が出たりするように、キッチンペーパーも使い方を誤ると発火することがあります。ここからは発火の原因となる事柄を3つにわけて解説します。見落としがちな原因もあるので、間違った使い方をしていないかぜひ確認してみてください。

加熱時間が長すぎる

加熱しすぎなければ大丈夫だと思います。
逆に言えば食材でも加熱しすぎると燃えますよ。

発火原因の1つが長時間の加熱によるものです。大きめの耐熱皿にのせたカット野菜を調理する場合、加熱時間の目安は600Wで5分、500Wで6分です。適当に加熱するのではなく、時間設定を短めにして確認しながら作業すると発火を避けることができるでしょう。

またキッチンペーパーをレンジで使用する際はペーパーの素材にも気を配る必要があります。一般的にキッチンペーパーはパルプから作られるものがほとんどですが、中にはプラスチックが含まれているものもあります。

プラスチックは熱で軟らかくなる性質を持っており、加熱し過ぎると発火する恐れがあるので注意が必要です。レンジ調理を目的にキッチンペーパーを購入する際は、加熱が可能かどうかもあわせて確認するようにしてください。

電子レンジのオーブン機能で燃える

発火原因の2つめはオーブン機能の使用によるものです。電子レンジは水分を含む食材に電磁波をあて、発熱させることで調理しています。その際の食材の温度は100℃ほどで、ものによっては140℃近くになるものもあります。それがオーブン機能を使うと最高で250℃とレンジ調理の倍以上の温度に跳ね上がります。

レンジ加熱には耐えられるキッチンペーパーですが、オーブン機能を使うと熱に耐えきれず最終的に発火してしまうのです。

電子レンジの庫内が汚れていて発火する

発火原因の3つめは庫内の汚れによるものです。ラップをせずに料理や食材をレンジ加熱していると、気づかないうちに庫内に汚れがたまっていきます。それを放置して使い続けていると食べ物のカスや焦げが発火して燃えることがあるのです。

これはキッチンペーパーを使っていない時でも起こる可能性があります。見落としがちな場所に汚れがつくこともあるため、定期的に掃除して庫内を清潔に保つことを心がけましょう。

キッチンペーパーが電子レンジで発火した時の対処法

ここからはレンジの中でキッチンペーパーが発火した時の対処法を紹介します。庫内が急に燃えると動揺して正しい対処がとれないこともあります。どうすれば最小限の発火にとどめられるかを知っておくことは、万が一のための備えにもなります。

対処法①電子レンジのドアを開けない

レンジの使用中に発火が起こった場合、火や煙が収まるまでドアを開けてはいけません。なぜならドアを開けると庫内に空気が入り、火の勢いが増してより危険な状態になる恐れがあるからです。また他のものに引火して燃え広がる可能性もあります。

煙には害になるものが含まれていることもあるため、素早く換気を行うのも重要なポイントです。火と煙が落ち着いてドアを開ける際も、部屋の窓を開けたままにしておくのを忘れないようにしてください。

対処法②電子レンジの加熱を止める

レンジの中のキッチンペーパーが発火したらすぐに加熱を止めて様子を確認します。間違ってもドアを開けて中を直接確認しないようにしましょう。火が収まっても煙が落ち着くまではドアを閉めたままにしておくのが無難です。

対処法③コンセントを抜く

電子レンジの加熱を止めたらコンセントも抜いておきます。レンジの取り消しボタンがない場合はコンセントを抜くだけでも構いません。これで大体の発火は対処することができるでしょう。コンセントのほこりが原因で発火することもあるので、プラグにたまったほこりは乾いた布などで拭き取り定期的に掃除をするようにしましょう。

対処法④近くに置いてある可燃物を離す

レンジの近くに燃えやすいものがあると、それに引火して広範囲が燃えることもあります。発火したらすぐに可燃物を周囲から遠ざけ、それ以上燃え広がらないようにしてください。発火すると驚いて対処できないこともあるので、普段から周りには何も置かないようにするのがよいでしょう。

対処法⑤どうしても消えない場合は水で消火

しばらく様子を見ても鎮火しない場合は消火器か水をかけて消火します。ドアを開けてしまい、周囲に燃え広がった場合も同様の対処法で火を止めてください。それでも火の勢いが収まらず、いつまでも燃え続ける場合は消防署(119)に電話しましょう。

大切なのはパニックにならず冷静に対処することです。発火時の対処法を知っていれば落ち着いた行動を取ることができるでしょう。

キッチンペーパーの電子レンジで加熱する際の注意点

ではキッチンペーパーがレンジの中で燃えないようにするには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?ここからはレンジ加熱する際の注意点を4つ紹介します。安心安全に美味しい料理を作るためにも調理前にはぜひ確認しておいてください。

注意点①濡らしてから加熱する

ふかし芋など野菜を加熱調理する際は必ずキッチンペーパーを濡らしてから使用します。さつまいもやじゃがいもなどの根菜類は水分含有量が少なく、長時間加熱すると発火の原因になることがあるからです。かぼちゃや人参、ごぼうなども水分が少ない野菜なので注意が必要です。

注意点②2~3枚重ねて加熱する

エンボスタイプのキッチンペーパーの場合、1枚では加熱時に発火してしまう恐れがあります。そのためレンジ調理をする際は2~3枚を重ねて使用するようにしましょう。なお、フェルトタイプのキッチンペーパーの場合は水分保持力が高いので1枚の使用で問題ありません。

注意点③加熱し過ぎない

水分の多い食材や濡らしたキッチンペーパーも、加熱し過ぎると温度が上がって発火することがあります。そのため何を加熱するにしても長時間の加熱は禁物です。加熱は何回かにわけて行い、作業をしている間はそばを離れないことも大切です。

注意点④粘性の強い食材

粘度の強い食材や粘りのある野菜は加熱すると中の温度が高くなりやすいです。長時間の加熱は発火の危険性が高くなるため、キッチンペーパーを使ったレンジ調理にこれらの食品は使用しない方がよいでしょう。またチーズは溶けるとペーパーに張り付いて取れなくなるので注意してください。

キッチンペーパーと電子レンジの便利な活用法

最後にキッチンペーパーと電子レンジの活用法を紹介します。ただ野菜を加熱するだけでなく、豆腐の水切りやカリカリベーコンなど活用法は多岐に渡ります。便利な使い方をマスターして家事の時短に役立てましょう。

活用法①豆腐の水切り

豆腐は水分が多く、水切りをしっかりしないと料理が水っぽくなることも。普段なら30分以上かかる豆腐の水切りですが、キッチンペーパーとレンジを駆使するとたったの3分で行えます。まず豆腐1丁をペーパー2枚で包み、端の重なっている部分を下にして耐熱皿にのせます。ラップをせずに500Wのレンジで3分加熱すれば水切りは完了です。

より水分を抜きたい時は、豆腐の上に倍の重さの耐熱容器をのせた状態でレンジ加熱を行います。新しいキッチンペーパーで包みなおして5分ほど重しをのせれば、さらにしっかりと水分を抜くことができるでしょう。

活用法②カリカリベーコン

朝食やサラダのトッピングに便利なカリカリベーコン。美味しいけれどフライパンで作るのは手間だと感じることはありませんか?実はキッチンペーパーとレンジを活用すれば、あっという間にベーコンがカリカリに仕上がります。

耐熱皿に敷いたペーパーの上にベーコンを重ならないように並べ、その上からさらにペーパーをかぶせます。ラップをせずに500Wのレンジで3分半加熱したら出来上がりです。キッチンペーパーが脂を吸ってくれるので、カロリーが抑えられるのもポイントです。

活用法③肉まんの温めなおし

ペーパーとレンジを使った意外な活用法に肉まんの温めなおしがあります。肉まんは冷めると中の水分が蒸発してしまうため、レンジで温めても元の美味しさは味わえません。

しかし濡らしたキッチンペーパーで肉まんを包み、ラップをしてレンジで温めると出来立てのような味わいが復活するのです。この方法は冷凍に肉まんにも使えるので、自宅に買い置きしている方はぜひ試してみるとよいでしょう。

活用法④焼き芋

甘くてホクホクの焼き芋が自宅で作れたらと思ったことはありませんか?実は濡らしたキッチンペーパー2枚でさつまいもを包んでレンジでチンすると、とても美味しい焼き芋を作ることができます。

加熱時間の目安は600Wで2分と200Wで15分です。低温でじっくりと火を通すため、さつまいも本来の甘みが存分に引き出せるのがポイントです。芋の種類や大きさによっても加熱時間は変わるので、10分経ったらいったん取り出して竹串で火の通りを確認するとよいでしょう。

活用法⑤ドライハーブ

キッチンペーパーとレンジの組み合わせはドライハーブを作るときにも活躍します。まず耐熱皿に敷いたペーパーの上にハーブを並べ、もう1枚のペーパーで覆うようにかぶせます。

あとは600Wのレンジで1分、裏返してさらに1分加熱したらドライハーブの完成です。色が悪くなりがちなドライハーブもこの方法なら鮮やかに仕上げることができます。バジルやパセリなど好みのハーブで試してみてください。

キッチンペーパーを電子レンジで安全に活用しよう

本記事では電子レンジでのキッチンペーパーの使い方や注意点、おすすめの活用法などを紹介しました。火災の危険性もあるキッチンペーパーですが、使い方や注意事項をしっかりと守れば調理の時短も可能です。

野菜の加熱だけでなく、豆腐の水切りやカリカリベーコンなどさまざまな使い方ができるのも魅力でしょう。ぜひこの機会にいろいろな活用法を試して美味しい料理を作ってみてください。

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