チャーハンの隠し味アイデア！ちょい足し調味料で美味しいチャーハンに

チャーハンは子供からも大人からも人気のある中華料理の一つです。中華料理店の定番メニューですが、自宅で作るという人も多いでしょう。そのチャーハンを作るときに最も多い悩みが「お店のような味付けができない」というものです。しかしその悩みは隠し味ををちょい足しするだけで解決します。

この記事では、ちょい足しするだけでチャーハンを劇的に美味しくする隠し味や調味料を紹介します。

コンソメを隠し味として使うとチャーハンに洋風のテイストが加わります。レタスチャーハンやバターを加えれば、まるでピラフのような洋風の変わり種チャーハンを愉しむことができるでしょう。いつものチャーハンに飽きたという人は、コンソメを隠し味の調味料としてちょい足ししてみましょう。

【材料】（1人分）

• ほうれん草　80g
• ベーコン　2枚
• コーン　50g
• ご飯　300g
• バター　15g
• コンソメスープの素　5g
• 塩コショウ　少々

1. ほうれん草を食べやすい大きさに、ベーコンを1cm幅に切ります。
2. フライパンを強火にかけ、バターを溶かします。
3. フライパンにベーコンを入れ、カリカリになるまで焼きます。
4. コーンとほうれん草を入れて炒めます。
5. フライパンにご飯と隠し味のコンソメを入れ、具材とよく混ぜ合わせます。
6. お好みで塩コショウを加え、味を調えたら完成です。

ベーコンをよく炒めることで水分が飛ぶため、パラパラのチャーハンに仕上がります。また、食感のアクセントにもなるので、仕上りの全体バランスも良くなるでしょう。

鶏がらを隠し味として使うと、シンプルながらコクのあるチャーハンに仕上げることができます。極めてシンプルな味わいなので、どの様な具材とも相性を選びません。チャーハンに色々な具材を入れたい人は、隠し味の調味料として鶏がらをちょい足しすることをおすすめします。

【材料】（1人分）

• キャベツ　1枚
• 白ネギ 1/4本
• 人参　1/4本
• ピーマン　1個
• 玉ねぎ　1/2個
• 豚肉　50g
• 卵 1個
• ご飯 200g
• サラダ油　大さじ1
• 鶏がら 小さじ2
• 醤油　小さじ2

1. 野菜をみじん切りに、豚肉を食べやすい大きさに切ります。
2. 卵を割りほぐし、ご飯とよく混ぜ合わせます。
3. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
4. 豚肉を軽く炒め、半分ほど火が通ったら野菜を入れて炒めます。
5. ご飯を入れて具材と混ぜながら炒めます。
6. 隠し味の鶏がらと醤油を入れ、味を調えたら完成です。

フライパンの鍋肌に沿わせながら醤油を入れると、香ばしい醤油の香りが楽しめるチャーハンが完成します。隠し味の鶏がらは入れすぎないようにしましょう。

中華だしを隠し味として使うと、中華料理店で食べるようなオーソドックスなチャーハンが完成します。具材にもシンプルな食材を使うことでお店の味を再現できます。他の中華料理と一緒にチャーハンを楽しみたい人は、隠し味の調味料として中華だしをちょい足しすると良いでしょう。

【材料】（1人分）

• 刻みハム　1枚
• 刻み青ねぎ １本
• 卵 2個
• ご飯 200ｇ
• 中華だし　大さじ2/3～1
• サラダ油　大さじ1

1. 卵を割りほぐします。
2. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
3. ハムとねぎをフライパンに入れ、軽く炒めます。
4. 卵を入れ、円を描くイメージで菜箸でかき混ぜます。
5. ご飯を入れて具材と混ぜ合わせながら炒めます。
6. 隠し味の中華だしを入れて味を調えたら完成です。

隠し味の中華だしは味見をしながら入れる量を調節しましょう。中華だしの量を少し減らし、お好みで醤油や塩コショウで味を調えても美味しいチャーハンが完成します。

ガッツリとしたチャーハンが好みの方は、焼肉のタレを隠し味に使ってみると良いでしょう。焼肉のタレを加えると濃厚かつインパクトのあるチャーハンをつくることができます。好みの焼肉のタレを使い、自分好みのチャーハンに仕上げましょう！

【材料】（1人分）

• 長ネギの青い部分　1本分
• ウインナー　2本
• 卵　2個
• ご飯　200g
• 焼肉のタレ　大さじ3
• サラダ油 大さじ1

1. 長ネギとウインナーをみじん切りにします。
2. 卵を割りほぐし、ご飯と隠し味の焼肉のタレ大さじ1と混ぜ合わせます。
3. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
4. ウインナーとご飯を入れて炒めます。
5. 隠し味の焼肉のタレ大さじ2を入れ、味を調えます。
6. 長ネギを入れてご飯と混ぜ合わせ、軽く炒めたら完成です。

隠し味の焼肉のタレは鍋肌に沿わせながら入れ、水分を蒸発させてからご飯と混ぜるとパラパラのチャーハンになるでしょう。

ソースを隠し味としてちょい足しすると、そば飯のような変わり種のチャーハンに仕上がります。ソースの濃厚さが味をまとめてくれるため、どんな食材とも相性が良いです。隠し味に使うソースの種類はとんかつソースでもウスターソースでも何でも構いません。

【材料】（1人分）

• 玉ねぎ　1/4個
• ニンニク　1/2片
• ピーマン　1個
• ウインナー　2本
• 紅ショウガ　少々
• ご飯　200g
• 卵　1個
• ウスターソース　大さじ2
• 黒コショウ　少々
• サラダ油　大さじ1

1. 玉ねぎをくし切り、ニンニクを薄くスライス、ピーマンを細切り、ウインナーを輪切りにします。
2. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
3. フライパンに切った具材を入れて炒めます。
4. 卵を割り入れ、菜箸でほぐしながらかき混ぜます。
5. ご飯を入れ、具材や卵と混ぜ合わせます。
6. 隠し味のウスターソースと黒コショウを入れて味を調えます。
7. チャーハンを皿に盛り、紅ショウガを添えたら完成です。

レシピでは隠し味にウスターソースを使用していますが、別の種類のソースを使用しても美味しく頂けます。

ラー油を隠し味として使うと、ピリッと辛味の効いた刺激的なチャーハンが完成します。辛い食べ物が好きな人は、スーパーやコンビニでよく見かける食べるラー油を隠し味としてちょい足ししても良いでしょう。

【材料】（1人分）

• メンマ 50g
• 刻み青ネギ　30g
• 卵 2個
• 醤油　小さじ1
• ラー油 小さじ1
• 塩　少々
• 黒コショウ　少々
• サラダ油　大さじ1

1. 卵をボウルに割り、刻み青ネギと塩と黒コショウを入れてよく溶きほぐします。
2. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
3. 卵とご飯を入れ、混ぜ合わせながら炒めます。
4. メンマと黒コショウを入れ、よく混ぜ合わせます。
5. 隠し味のラー油と醤油入れて軽く炒めたら完成です。

ラー油は商品により辛味が異なるので、分量ではなく実際の味を見ながら辛さを調整する必要があります。好みの辛さになるように、少しづつ入れる量を調節しましょう。

キムチの素を隠し味として使うと、ニンニクと辛味が効いた食べ応えのあるチャーハンになります。豚肉やネギとの相性が抜群です。辛味が効いた濃い味のチャーハンを楽しみたい人は、隠し味の調味料としてキムチの素をちょい足ししましょう。

【材料】（2人分）

• 豚バラ肉 50g
• 卵　2個
• 長ネギ　1/2本
• ご飯　300g
• ゴマ油　大さじ2強
• 桃屋キムチの素　大さじ2

1. 豚肉を食べやすい大きさ、長ネギをみじん切りにします。
2. ボウルに卵を割り、溶きほぐします。
3. ボウルに温かいご飯を入れて混ぜます。
4. フライパンを強火にかけ、ごま油を入れます。
5. 豚肉の色が変わるまで炒めます。
6. ご飯を入れ、豚肉と混ぜながら卵に火を通します。
7. 隠し味のキムチの素で味を調えたら完成です。

レシピでは具材は卵だけですが、白菜キムチやニラを足しても美味しく仕上がります。他の具材を入れるときは、豚肉と一緒に炒めて火を通しましょう。

ウェイパーを隠し味として使うと、店で食べるような本格的なチャーハンが完成します。濃厚な味わいで様々な具材と相性が良いです。店の味を再現したい人は、隠し味の調味料としてウェイパーをちょい足ししましょう。

【材料】（1人分）

• 薄切りハム　2枚
• 刻み青ネギ　30g
• 卵　1個
• ご飯　200g
• ウェイパー　小さじ1
• コショウ　少々
• サラダ油　大さじ1

1. 薄切りハムを5mm角に切ります。
2. 卵を溶きほぐします。
3. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
4. 卵を入れ、かき混ぜながら30秒ほど火にかけたら皿に上げます。
5. ハムとご飯を入れ、薄い焼き色がつくまで炒めます。
6. 隠し味のウェイパーを入れてよく混ぜます。
7. 卵をフライパンに戻し、青ネギとコショウをを加えて軽く炒めたら完成です。

隠し味のウェイパーは味が濃いため、入れる量に注意しましょう。チューブタイプのウェイパーを使用すると、チャーハンと混ざりやすいです。

ガーリックパウダーを隠し味として使うと、ニンニクの味が効いたスタミナチャーハンができ上がります。ニンニクは焦げやすくガーリックチャーハンを作るのは難しいですが、隠し味の調味料としてガーリックパウダーをちょい足しすると簡単に完成します。

【材料】（1人分）

• ウインナー　2本
• 刻み青ネギ　30g
• 卵 1個
• ご飯　200g
• 醤油　小さじ1
• マヨネーズ　大さじ1
• ガーリックパウダー 少々
• 塩コショウ 少々
• サラダ油　大さじ1

1. ウインナーを細かく切り、卵を割り溶かします。
2. ボウルにウインナー、刻み青ネギ、ご飯、マヨネーズを入れて混ぜ合わせます。
3. フライパンを強火にかけ、サラダ油を入れます。
4. 卵とご飯を入れ、混ぜ合わせながら炒めます。
5. 鍋肌に沿わせるように醤油を入れ、よく混ぜます。
6. 火を止め、塩コショウと隠し味のガーリックパウダーで味を調えたら完成です。

火を止めてから隠し味のガーリックパウダーを入れると、ニンニクの香りが際立つチャーハンになります。

温かいご飯は柔らかく解れやすいため、卵や隠し味の調味料と混ざりやすくパラパラのチャーハンが作りやすいです。チャーハン作りで冷めたご飯を使用する場合は、電子レンジで温めてからフライパンに入れると良いでしょう。炊き立てのご飯は少し柔らかいため、チャーハン作りには向いていません。炊き上がってから少し蒸らしたご飯が最適です。

チャーハンを炒めている最中に隠し味の調味料を入れると、フライパンを振りながら調味料を混ぜなくてはなりません。すると、調味料がうまく混ざらず味にムラができる可能性があります。ですので、ボウルなどにご飯と調味料を入れて混ぜ合わせておくことを、おすすめします。

ご飯を混ぜすぎると粘り気が出てベチャベチャとした食感のチャーハンになってしまいます。ご飯と調味料を混ぜるときは、切るようにさっくりと混ぜましょう。

牛脂やラードなどの動物性の油を使用すると、肉の旨味がプラスされたコクのあるチャーハンが完成します。牛脂はスーパーの肉コーナーで売っているような小さなもので十分です。

ラードはチューブタイプのものも売っているので、手軽に使えそうなラードを購入すると良いでしょう。牛脂やラードは焦げやすいので、素早くチャーハンを作るのがコツです。

チャーハンをパラパラに作るコツは、ご飯1粒1粒を卵や油でコーティングすることにあります。先に卵を炒めておくことで、ご飯をフライパンに入れたときにすぐに卵と混ぜることができます。これによってチャーハンをパラパラに仕上げることができるのです。ご飯を入れるタイミングは、卵をかき混ぜながら10秒ほど炒めた後がベストです。

また、普段炒め物料理を作るときよりも、油を多めに使うこともポイントです。強火の火力と多めの油でカラッと手早く炒めあげるのが、美味しいチャーハン作りにおける重要なポイントであるといえるでしょう。

チャーハンを強火で調理すると、具材やご飯に含まれる余分な水分を蒸発させることができます。家庭用のコンロでは中華料理店のような火力は再現できませんが、それでも充分に美味しいチャーハンを完成することができます。ただし、強火で炒めるとチャーハンが焦げやすいので、炒めている最中は素早くかき混ぜたりフライパンを振りながら調理を行いましょう。

チャーハンは家庭でも手軽に作ることができる中華料理です。いくつかのポイントを守れば、家庭でも美味しいチャーハンが完成します。しかし、毎回同じ味付けでは飽きてしまいます。隠し味をちょい足しして、いつもとは違うチャーハンを楽しむのもおすすめです。ちょい足しアレンジによる美味しいチャーハンを愉しみましょう！