ハンバーグの隠し味でおすすめは?作り方の工夫でも味が変わる!

ハンバーグは好きですか?今や、国民的フードとなった感のある、ハンバーグの作り方ではさまざまな隠し味があります。そんな多彩なハンバーグの隠し味について、この記事では詳しく紹介していきます。おすすめの隠し味を、12選して紹介するとともに、ハンバーグでナツメグが必要かどうかなどの基本の作り方や、さらにハンバーグが美味しくなるいろいろなテクニックなども、併せて紹介していきます。

ハンバーグの隠し味でおすすめは?作り方の工夫でも味が変わる!のイメージ

目次

  1. 1ハンバーグの隠し味について知りたい!
  2. 2ハンバーグの隠し味におすすめの材料
  3. 3基本のハンバーグの作り方
  4. 4ハンバーグがさらに美味くなる作り方
  5. 5ハンバーグは隠し味でもっと美味しくなる!

ハンバーグの隠し味について知りたい!

ハンバーグの隠し味について知りたい!という要望に応えて、ハンバーグのいろいろな隠し味を探ってみました。ハンバーグに隠し味を入れることはありますか?ハンバーグは、今や国民的フードと呼んでも差し支えないほどに、子供のみならず大人にも大人気な料理です。

ハンバーグを食べたことのないという人はいないでしょうし、ハンバーグの作り方は大人の人の方が知っていることでしょう。そんなハンバーグだからこそ、多彩な隠し味が要求されているのかもしれません。

隠し味とは、本来の主要な食材以外のものを加えて調味する、料理技法のことを指します。隠し味によって、その料理にはアクセントが付くことになり、作り手の個性も隠し味に現れます。

今回の記事では、そんなハンバーグの隠し味におすすめの材料を、12選として紹介するとともに、隠し味を活かすためにも知っておきたい基本のハンバーグの作り方や、ハンバーグがさらに美味しくなる作り方のテクニックなども、あわせて紹介していきます。

ハンバーグの隠し味におすすめの材料

大人も子供も好きな、誰も知っているハンバーグだからこそ、自分だけのハンバーグを作り、自分だけのハンバーグを食べたいのも人情です。そんなハンバーグの隠し味におすすめの材料を調べてみたら、ナツメグばかりじゃありませんでした。なんと!ありとあらゆる隠し味が見つかりました。数多の隠し味の材料から、おすすめを12選して紹介していきます。

味噌

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「味噌」になります。えっ!味噌?と思われる方もいるかもしれませんが、これは割りと一般的な隠し味材料と言ってよいでしょう。

加える分量にもよりますが、ハンバーグ全体の味が和風に染まるようなこともなく、味にコクが生まれます。これは味噌の原材料である大豆に由来する、グルタミン酸成分が成せるワザと言えます。味噌は塩分が多いこともあって、隠し味として加える味噌の量は、ハンバーグ1人前当たり小さじ1~2が適当になります。

マヨネーズ

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「マヨネーズ」になります。隠し味としてのマヨネーズは、味噌ほどの驚きをもって迎えられることもないようです。ハンバーグのふっくらとした柔らかい旨味を仕上げるには、ハンバーグの挽き肉やつなぎに含まれている、肉汁や水分の流失を防ぐ工夫が原則です。

つなぎとしてのマヨネーズも、乳化された脂の粒子が、挽肉から肉汁や水分の流失を防いでくれます。また、マヨネーズはハンバーグにまろみやコクを与えてくれます。隠し味としてのマヨネーズの量も、味噌同様にハンバーグ1人前当たり小さじ1~2が適当になります。

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「麩」になります。麩は寒天とともに、パン粉に代わるハンバーグのつなぎとしては、プロの料理人に高い評価を受けている材料です。高い評価の根拠は、その保水力にあります。乾燥パン粉より生パン粉がベターと言われる、同じ理由で麩がハンバーグのつなぎとして、隠し味に評価されているのです。

麩はそのまま砕いて使用しても、牛乳などに浸してから使用してもかまいません。隠し味として加える麩の量は、ハンバーグ1人前当たり5g程度になります。

カレー粉

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「カレー粉」になります。カレー粉はナツメグやニンニクとともに、冷めてもその料理が美味しさを保てる調味料です。その特徴である香り、スパイシーさが、ハンバーグに複雑な旨みを加えます。

ただし、カレー粉はあくまでも隠し味ということをお忘れなく、隠れずに現れてしまっては、隠し味の存在意味がなくなります。ハンバーグのタネには、振り入れる程度にとどめてください。

ケチャップ

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「ケチャップ」になります。ケチャップは、ハンバーグに程よい酸味と甘味を加えてくれます。隠し味にはもってこいの存在かもしれません。隠し味として加えるケチャップの量は、ハンバーグ1人前当たり小さじ1~2が適当です。

コーヒーゼリー

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「コーヒーゼリー」になります。コーヒーゼリーは、カレーを作る際の隠し味としては、けっこうポピュラーな材料ですが、ハンバーグの隠し味としてはどうなのでしょうか?

ハンバーグにコクが生まれるのは想像がつきますが、肉汁たっぷりのフワトロなハンバーグになるのでしょうか。これを試作してみたネットの口コミでは、コーヒーゼリーによる、科学的メカニズムは分からないけれども、たしかにハンバーグはフワトロになったようでした。

にんにく

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「ニンニク」になります。ニンニクは、みじん切りかおろして、玉ねぎを炒める際に、一緒に炒め合わせます。これの粗熱を取ったら、ひき肉などと混ぜ合わせます。ニンニクであるから、ナツメグ同様にひき肉の臭みが取れるのは当たり前ですが、焼きあがったハンバーグには香ばしさが増強されています。

これぞ隠し味かもしれません。言われなければ分からないニンニクの力でした。隠し味として加えるニンニクの量は、ハンバーグ1人前当たり小さじ1です。

味の素

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「味の素」になります。味の素の正体は、グルタミン酸ナトリウムです。そうです、おすすめ材料のトップに挙げた味噌に含まれる成分である、グルタミン酸を化学的に合成したものです。

したがって、ハンバーグの隠し味としての役割は、旨味を加えることでコクを出します。隠し味として加える味の素の量は、一振りか二振りのごく少量をおすすめします。

牛脂

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「牛脂」になります。ハンバーグのタネを合わせる際に、細かく刻んで一緒に練り合わせます。これが加熱されれば、肉汁となってあふれるわけですから、そのハンバーグが美味しくなるのは目に見えています。

しかし、これも多ければ良いというものでもありません。隠し味として加える牛脂の量は、ハンバーグ1人前当たり1個が適当になります。

長芋のすりおろし

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「長芋」になります。長芋はお好み焼きなどの生地に混ぜ込むと、フワッやサクサク感が出ます。長芋を摺りおろして、ハンバーグのタネに合わせることで、仕上がるハンバーグがフワッと柔らかくなるのは肯けます。

冷めても柔らかさを保てるのは、弁当用に向いています。隠し味として使える長芋の量は、小さめのハンバーグ1個当たり10gがメドです。

豆乳

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「豆乳」になります。栄養素的には大豆由来ですから、味噌に近いと考えられます。豆乳を混ぜ込んだハンバーグはふっくら柔らかに仕上がります。

子供に喜ばれそうなハンバーグは、ヘルシーさが女性にも喜ばれそうです。隠し味として使える豆乳の量は、ハンバーグ1人前当たり大さじ1になります。

イチゴジャム

ハンバーグの隠し味におすすめの材料は、「イチゴジャム」になります。と、言っても、正確にはハンバーグではなく、ハンバーグ用ソースの隠し味です。ケチャップとは異なって、酸味はともかくイチゴジャムは甘味が強すぎて、ハンバーグの隠し味には個性が出すぎます。

けれども、イチゴジャムの酸味と甘味はソースでの隠し味ならおすすめできます。隠し味として使えるイチゴジャムの量は、ハンバーグ用ソース1人前当たり、小さじ1が目安になります。

基本のハンバーグの作り方

変化球といえる、隠し味の方から詳しく解説してきましたが、この章では、オーソドックスなハンバーグの、ナツメグの使い方も含めて、基本の作り方を紹介していきます。基本を押さえた上で、隠し味に挑戦すれば、また新たな発見が可能かもしれません。

ここで、ひとつ注釈をつけておけば、紹介する作り方ではつなぎに麩を使います。つなぎの基本はパン粉、と言われるかもしれませんが、つなぎの役割を考えれば麩の方が合理的です。したがって、このレシピでは、麩を隠し味ではなく、基本のつなぎとして使用しています。

材料

  • 合いびき肉(牛7:豚3)300g
  • 塩(肉の0.8%)2.4g
  • つなぎ(麩30g・牛乳30cc・玉ねぎ100g・卵1個・粉チーズ15g)
  • 調味料(塩小さじ、ブラックペッパー、ナツメグ各小さじ1/2)

作り方

  1. 合いびき肉は調理前30分には、冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
  2. 合いびき肉をボウルに入れて、塩を加えます。肉を練っていきますが、この際に手ではなくヘラを使って粘り気が出るまで練り上げます。肉に体温が移るのを防ぐためです。塩の効果で、肉の旨味が引き出され、肉同士の結着も強くなります。
  3. 玉ねぎを粗みじん切りにします。オリーブオイルをフライパンに入れて、玉ねぎをきつね色に炒めたら、粗熱を取っておきます。
  4. 麩は細かく砕きます。別のボウルに調味料も含めて、つなぎの材料をすべて加えます。これを手でよく混ぜ合わせておきます。
  5. 合いびき肉とつなぎを混ぜ合わせたら、空気を抜きながらハンバーグを成型します。成型したハンバーグは冷蔵庫で30分~1時間休ませます。
  6. この間に、オーブンを温めておきます。(フライパンだけでハンバーグを上手に焼き上げるのは、プロでもむつかしい作業です。素人の方こそオーブンを利用すべきです)
  7. よく熱したフライパンを中火にして、ハンバーグの両面を焼き上げます。
  8. ハンバーグをオーブンに移して、10分ほど焼き上げたら完成です。
  9. フライパンだけで焼き上げる場合は、片面をこんがり焼き上げたら、裏返したハンバーグにフタをすることで、蒸し焼きにします。この方法で、ハンバーグの中まで火が通るようにします。

ナツメグは必要?

ハンバーグにナツメグは必要?かと、問われると、必要と答えざるを得ません。ナツメグを必要としないくらいに、新鮮な肉ならば問題ありませんが、ひき肉というのは本来、肉の中でももっとも傷みやすいタイプの肉になります。

ナツメグは、そのひき肉の臭みを取り、玉ねぎから甘味を引き出す役割をもっています。また、ハンバーグを口に含んだ時の、ナツメグの香りも切り離せないものに思われます。

ハンバーグがさらに美味くなる作り方

ハンバーグがさらに美味しくなる作り方のポイントを、ここではいくつかに分けて紹介していきます。

材料を冷やしておく

基本的に、合いびき肉ばかりでなく材料はすべて冷やしておくのが、美味しいハンバーグのための原則です。炒めた玉ねぎなどは、特に注意が必要です。完全に冷め切るか、冷蔵庫で冷やしてから混ぜ合わせることをおすすめします。

先にひき肉と塩だけでこねる

合いびき肉は、他の材料と混ぜ合わせる前に、先に塩を加えて肉だけをこねておきます。これによって、肉から旨味が引き出され、肉同士が結着しやすくなって、肉汁の流失を防ぐ効果が得られます。

形成したら冷蔵庫で寝かす

ハンバーグを美味しくする作り方のポイントは、成型し終えたハンバーグをいったん冷蔵庫で寝かすことです。ハンバーグを落ち着かせることで、焼いた際に肉汁が流出することを抑えることができます。

蒸し焼きにする

ハンバーグを美味しく作るポイントには、蒸し焼きにする、という方法があります。前述したように、オーブンを使って仕上げ焼きするのがベストです。フライパンだけで焼き上げる時は、片面を焼き上げた後、ひっくり返したハンバーグにフタをして、蒸し焼きの状態にします。全体に熱が回ってハンバーグの中まで火が通ることになります。

生パン粉を使う

ハンバーグを美味しくする作り方のポイントは、生パン粉を使う、という点にもあります。これはつなぎの保水力が高いほど、肉汁などの流出を防げるからです。乾燥パン粉よりは生パン粉がおすすめになります。同じ理由で、麩や寒天を使うことがさらにおすすめになります。

ハンバーグは隠し味でもっと美味しくなる!

ハンバーグについて、おすすめの隠し味の材料をここまで詳しく解説してきました。それとともに、基本のハンバーグの作り方や、ハンバーグがさらに美味しくなる作り方なども紹介しました。基本を知った上で、隠し味を考えれば、いっそう美味しいハンバーグにたどり着けるかもせれません。

この記事を参考にして、ハンバーグは隠し味でもっと美味しくなる!ことを目指してください。

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