2019年10月31日公開
2024年10月02日更新
画鋲の捨て方を徹底解説!安全に処分するには?自治体別の捨て方例も
画鋲の捨て方を詳しく解説します。画鋲をゴミとして処分したい時にどうやって処分したら良いのか分からず、独自で判断して捨てる方も多いと思います。これを機会に正しい画鋲の捨て方を学んで安全に処分できるようにしましょう。
画鋲の捨て方を徹底解説
画鋲が錆びてしまったり針の部分が曲がってしまったりすると、ゴミとして処分するでしょう。正しい画鋲の捨て方を知っていますか?何となく気になりながらそのままゴミ箱へ捨ててしまう方も多いです。実は画鋲にも正しい捨て方・処分の仕方があります。
そこで本記事では基本的な画鋲の処分の仕方や自治体によって決められた捨て方、処分するにあたってのマナーや注意点などを詳しく解説していきます。是非、参考にして正しい画鋲の捨て方を学びましょう!
画鋲の捨て方の基本
画鋲を捨てる時に針の尖った部分が気になったり、金属類又はプラスチック類に入るのでは?と処分の仕方に戸惑う方も多いです。ここでは、画鋲の基本的な捨て方・処分の仕方を解説します。
画鋲の捨て方の手順
まずは処分したい画鋲を集めて一所にまとめましょう。最初にまとめておけば画鋲を1個ずつ包まなくて良いので手間が省けます。集めた画鋲を厚紙で包んでからガムテープでぐるぐる巻きにします。この時新聞紙のような薄紙だと針が紙を突き破って飛び出してしまいます。厚紙が無く新聞紙を使用する場合は何重にも包むようにして下さい。
ガムテープで包んだら外側に分かり易くマジックなどで画鋲と書いて、自治体指定のゴミ袋の中に入れます。ゴミ回収の指定日にゴミ袋を出したら完了です。
ごみを回収する人への配慮が必要
画鋲をゴミとして処分する時にゴミ回収をする方へ配慮することも大切です。例えばいい加減な包み方をしたり、そのままゴミ袋に入れたりすると針が剥き出しになり回収する方が怪我をしてしまいます。また、マジックで画鋲とはっきり書いて表示しておくと、回収する側もゴミの中身を認識してケガを予防することができます。
もちろん自治体が指定するゴミ回収日を守ってゴミを出すことは基本中の基本です。捨てる側がルールを守りちょっとした思いやりを持つと、回収する側も安全にゴミを回収することが出来るので是非心掛けるようにして下さい。
画鋲の捨て方を自治体別にチェック
画鋲の基本的な捨て方を紹介してきましたが、各自治体によって多少ルールが異なっています。ここでは自治体別にどのようなルールがあるのか一緒にチェックしていきましょう。
画鋲の捨て方:横浜市
横浜市の場合は、画鋲は小さな金属類として分別します。小さな金属類とは一番長い辺が30センチメートル未満のものが対象です。画鋲の基本的な捨て方で厚紙で包むと先述しましたが、横浜市は新聞紙で包むように指定されています。画鋲の針が出ないように3重くらいにして包むと良いでしょう。回収者が分かるように表側に画鋲と明記して下さい。
金属類のゴミ回収は週に一度あるので、スムーズに処分することが出来ます。小さな金属類と缶やビン、ペットボトル類の回収日は同じですが、種類は異なるので分別して一緒に捨てないように注意して下さい。
画鋲の捨て方:品川区
品川区では陶器・ガラス・金属類として分別して捨てます。画鋲は針が飛び出して回収者がケガをする可能性があるので、新聞紙等で包んで赤い字でキケンと明確に書いて下さい。外から見てもキケンと分かるように必ず透明の袋に入れてゴミを出すようにしましょう。
また、品川区では陶器・ガラス・金属類のゴミは各戸収集を行っています。マンションや団地などの集合住宅にお住まいの方は指定された場所へ、一戸建てにお住まいの方は玄関や門の前等の決められた場所に出すようにします。
高齢者の方や体の不自由な方で陶器・ガラス・金属類のゴミ出しが困難な方は品川区清掃事務所へ相談すれば対応してくれるそうです。
画鋲の捨て方:さいたま市
さいたま市では燃えないゴミに分別して捨てます。画鋲は先が尖っているので新聞紙や厚紙で包んで画鋲とはっきり書いて表示して下さい。さいたま市は、上記の基本的な画鋲の捨て方を参考にすれば正しく捨てることができます。
ちなみにさいたま市では、燃えないゴミは中が見えるように透明の袋に入れるように定められています。画鋲の他にも最大の辺が90センチメートル未満の燃えないゴミと一緒に捨てることも可能です。冷蔵庫・冷凍庫・テレビ、洗濯機等の粗大ごみは、燃えないゴミとして回収されないので注意して下さい。
燃えないゴミは週に一度(祝祭日含む)収集されており、収集日の朝8時30分迄に指定の場所に出しましょう。
画鋲の捨て方:松戸市
松戸市は陶器類・ガラス等のゴミに分別して捨てます。画鋲は新聞紙や厚紙で包んで表側にキケンとはっきり書いてから捨てるようにして下さい。陶器類・ガラス等のゴミは透明のポリ袋に入れるように定められています。黒いゴミ袋や自治台の袋に入れても回収されないので注意して下さい。
松戸市の陶器類・ガラス等のゴミは指定された場所に収集日の朝8時30分迄に出すようにします。月に一度しか収集されないので、出し忘れがないようにしておきましょう。また、松戸市ではビール瓶等は陶器類・ガラス類ではなく資源ゴミに分類されるので注意が必要です。
画鋲の捨て方:川崎市
川崎市では小物金属のゴミに分別して捨てます。厚紙に包んで表側に画鋲キケンと明記してから捨てるようにして下さい。画鋲を含め釘やネジなどの小さなものは、さらに透明の袋に入れて出すように定められています。フライパンやヤカンのような小金属類は、袋に入れずそのままの状態で出して構いません。
ちなみに小物金属は30センチメートル未満のものを対象とし、ハンガーと傘に限り30センチメートル以上でもOKだそうです。川崎市の小物金属の収集は月に2度で他の市町村と比較すると少な目なので、ゴミを貯めこまないように注意しましょう。収集日の朝8時までに忘れないようにゴミを出して下さい。
画鋲の捨て方で注意すべき点
画鋲を捨てる時に全ての自治体で共通しているルールは厚紙や新聞紙で包むこと、表側にキケンまたは画鋲など中に何が入っているか表示することです。紙できちんと包むことにより針が回収者の手を傷つけることを防ぎ、キケンと明確に表示することにより回収者は慎重に取り扱うことができるからです。
その2点をしっかり守ってゴミ出しをすれば、回収する方が安全に仕事をすることができます。もちろん画鋲以外のキケンを伴うゴミに対しても同じことが言えます。簡単な事なので面倒がらずに正しい捨て方のルールを守るようにしましょう。
画鋲の捨て方でしてはいけない事
画鋲を捨てる時に絶対にしてはいけない事があります。一つ目はそれぞれの自治体が決めた捨て方のルールを守らないことです。
これは画鋲だけでなく全てのゴミ対象物に言えることですが、ルールを守らないと危険を伴い大きな事故に繫がることもあります。そのような理由も含めルールに従った捨て方をしていない場合は回収してもらえません。捨てる側も最初からやり直すのは2度手間になってしまいます。
二つ目は画鋲を分解しないことです。画鋲の種類によっては指で押す部分がプラスチック製の場合があります。燃えるゴミと燃えないゴミに分けようとプラスチックの部分を分解する必要はありません。無理に分解すると針の部分が飛んでしまったり、自分の指に刺さったりして危険です。まとめて燃えないゴミとして処分しましょう。
画鋲の捨て方・処分まとめ
画鋲の基本的な捨て方と自治体による捨て方の例を解説してきました。自治体によって捨て方や分別の仕方が違うことが分かったので、自分が滞在している自治体の回収方法はどうなのか確認する必要があります。詳しく知りたい方は各自治体のホームページを閲覧したり、電話で問い合わせをすれば係りの方が丁寧に教えてくれます。
どの自治体も共通して守らなければならないことは画鋲は必ず厚紙か新聞紙で包むこと、キケンとマジックで書いて回収者に分かるように表示することなので覚えておいて下さい。自治体の捨て方のルールを守って、安全かつスムーズにゴミ出しとゴミ回収ができるようにしましょう!