包丁の正しい捨て方とは?分別方法と安全な処理の仕方を解説!

包丁を使わない日がないご家庭は少ないと思います。一人暮らしの方でも包丁を持っていないと言う人は少ないのではないでしょうか。そんな毎日の生活に必要な包丁が寿命を迎えた時や切れ味が悪くなると新しい物に変えたいと思いますよね。そんな包丁を買い替えた後に、古い包丁の捨て方はどうすれば良いのだろうと思った事はありませんか?捨て方や地域によっても異なってくる分別方法をいくつか紹介させて頂きます。

包丁の正しい捨て方とは?分別方法と安全な処理の仕方を解説!のイメージ

目次

  1. 1包丁の捨て方はどうすればいい?
  2. 2包丁の捨て方を覚えておこう!
  3. 3包丁の捨て方は自治体で違う!
  4. 4包丁の捨て方はルールを守ろう!

包丁の捨て方はどうすればいい?

包丁を毎日使っていると、切れ味が悪くなってきた時に買い替える時と思いがちですが、正しく研ぐ事により切れ味が復活します。ですが、きちんと研げない場合は切れ味が復活しません。研ぎ屋に持って行くにも「店がない」や「面倒」と思い買い替えを考えると思います。

また切れ味だけでなく、「ハンドルがぐらついてきた」「切った時にまな板に手が当たる」などの包丁の寿命を向かえた場合や、新しい包丁が欲しいと思う事もあるかと思われます。

そんな買い換えを考えた時や、買った後に悩むのが包丁の捨て方ではないでしょうか。悩んだ末にまだ自宅にあるという方もいらっしゃるかもしれません。そんな頭を悩ませる包丁の処分方法を紹介させて頂きます。

包丁の捨て方を覚えておこう!

包丁の捨て方で一番気をつけたいのは安全面です。刃を剥き出しのままにして捨ててしまうと袋から飛びだしてしまったり、回収に来た清掃員が怪我をする恐れがあります。

他にも万が一、子供が拾ってオモチャの様に扱ってしまったり、不審者が拾ってしまって誰かを怪我させた場合には、捨てた貴方が責任に問われる可能性があります。そんな事態を避ける為にも捨て方を覚えておきたいものです。

包丁の種類

包丁と一言で言っても、軟鉄の地金と鋼を鍛接した構造の和包丁や洋包丁、中華包丁など用途に応じて多くの種類があります。一般家庭に多いのは三徳包丁やパン包丁、ペティナイフ、出刃包丁ではないでしょうか?

その他にも形だけでなく、刃の素材が炭素鋼、ステンレス包丁、セラミック包丁と異なる物も合わせると数え切れない種類があります。その素材によっても捨て方が異なる場合がありますので、注意が必要です。

包丁を捨てる理由

包丁は定期的に、適切に研いでいる事で、切れ味を保つ事が出来ます。ですが、きちんと研いでいても寿命を迎えて切れ味が落ちる事があります。また刃と持ち手のつなぎ目がぐらついてしまったり、錆びてしまったりとメンテナンスをしていてもどうしても買い換える時期が来ます。

また、長年利用すると研ぎすぎて包丁を使う際、まな板に手が当たってしまう場合、無理に固い物を切ってしまい刃が欠けた場合にも買い換え古くなった包丁を捨てる理由になるのではないでしょうか?

包丁を捨てる時はガムテープで刃先を覆う

包丁の捨て方はガムテープで刃の部分を完全にグルグル巻きにして覆ってしまう事です。テープで巻くことで触れても怪我はしませんし、粘着性が高いテープを使う事で簡単に剝がれないので、誰かが拾ってもトラブルを起こす危険性が減る処理方法になります。

段ボールで覆うことで親切な捨て方に

注意して欲しいのは、段ボールで覆うだけでは不十分な事です。覆うだけでは段ボールが外れてしまう可能性があるからです。この場合も、刃先を完全に包み込んだ後にガムテープなどの粘着力の強いテープで巻き、外れないように処理しましょう。

段ボールを巻く前に、先にガムテープをぐるぐる巻きにし、その後に段ボールや紙で覆い再度ガムテープを巻く事で更に丁寧な捨て方になりますので、不安な方は徹底しておくのも一つの手だと思います。また自治体によっては処理の為に「危険」「刃物」などの記載が必要な場合もあります。

金属ゴミを扱う自治体では紙類で覆うのがNGな場合も

基本的には自治体の分別方法では「厚紙や布などで包んで」と記載してあると思います。ですが、稀に特に指定がない場合もあります。厚紙などではなく、箱に入れることを指定している自治体もありますので、処理方法はお住いの自治体に確認をする必要があると思われます。

セラミック包丁はどのような捨て方ができる?

最近、軽くて切れ味も長持ちすると人気なのがセラミック包丁です。購入されている方も多いのではないでしょうか。こちらは「ジルコニアセラミック」という義歯にも使用される素材で作られています。

このジルコニアセラミックは「金属」ではなく「陶器」としての扱いとなります。処分する際、自治体によって金属と陶器で処理方法が異なりますので、こちらもお住まいの自治体での分別の確認が必要になります。

不用品回収業者にお願いする方法もおすすめ

不要になると「ゴミ」と考えてしまいますが、質の良い刃物や未使用品・まだ使える包丁であればリサイクル業者などで買取してもらえる可能性があります。買取が出来ない場合でも、不用品回収業者ならゴミとして包丁を引き取ってくれる場合もあります。

ゴミとなった場合でも、処分費用は業者により違いますので、事前に数社見積もりを依頼しても良いかもしれません。ですが、お気をつけ下さい。処分となると自治体の回収よりも高額になります。買取不可の場合は市町村の回収が一番安価で手軽かと思われます。

包丁の捨て方は自治体で違う!

包丁の捨て方は自治体で異なる

先にセラミック包丁が「陶器」になると書かせて頂いた様に、お住いの自治体によってはやはり分別方法に違いがあります。代表的な地域をいくつか調べましたので、ご確認ください。

包丁の捨て方:東京都

東京都の多くの区市町村での扱いは燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源物などに分別方法が分かれています。東京都では基本的に包丁の捨て方としては、燃えないゴミとして扱われている地域が多いですが、分別方法は東京都内でも地域によって異なります。

東京都新宿区においては燃やすゴミ、資源ゴミ、金属・陶器・ガラスごみが分類方法とされています。紙や布で包んで「キケン」や「刃物」と表示する事が基本的な処理方法となりますが、回収は金属・陶器・ガラスごみの日となります。

また西東京市においては「危険物」とされており、収集日は不燃ゴミの日という事ではありますが、袋を不燃物とは別に分類する事が義務付けされているようです。

町田市の場合、燃やせないゴミでの回収は同じですが、それとは別に「リサイクル広場」への無料持込が出来るとの事です。リサイクルできる対象品目を、持ち込む事でポイントカードが発行されます。ポイントが貯まると、景品と交換できるメリットがあるそうです。

包丁の捨て方:大阪府

大阪市では普通ゴミ、資源ゴミ、容器包装プラスチック、古紙・衣類などの分別になります。紙や布に包んで袋に「キケン」などと表示するまでは何ら違いはありませんので、怪我などへの配慮は同じです。

東大阪市は大阪の中でも異っています。家庭ごみ、缶・びん、不燃小物などに分別されており、包丁は不燃小物に分類されており、袋に「不燃の小物」と記載して出す様にとの事です。東大阪市では厚紙に包むなどの記載がない為、特に必要がないのでしょうか。

東京都や他の地域と大きく異なるのは燃えないゴミなどではなく「普通ごみ」として回収されている地域が多い事です。これは大阪の地域の中には有数の高性能、高温処理できる施設を有しているからだそうです。その施設のおかげで、普通ゴミとして処理できるそうです。

包丁の捨て方:京都市

観光で有名な京都市では、燃やすごみ、缶・びん・ペットボトル、小型金属類などで分別方法が定められています。包丁は小型金属類と思いがちですが、市からは「厚紙などで全体を包み,ごみ袋の中央に入れるなど,危険のないようにして「燃やすごみ」に出してください。」とされています。

包丁の捨て方:名古屋市

名古屋市では可燃ごみ、不燃ごみ、発火性危険物、粗大ごみ、プラスチック製容器包装と分別されており、東京と同じく「不燃ゴミ」としての分別方法になります。処理方法は他と同じく紙・布で包み「キケン」と表示する事が必要となります。

包丁の捨て方:札幌市

札幌では燃やせるごみ、燃やせないごみ、びん・缶・ペットボトル、容器包装プラスチックなどに分別されています。包丁は東京と同じく燃やせないごみに分類され、厚紙で包み、指定ごみ袋に「キケン」と表示するようにと呼びかけられています。

包丁の捨て方:福岡

燃えるゴミ、燃えないゴミ、空き瓶・ペットボトルなどと分かれているのは東京・大阪などとほぼ変わらずです。こちらでも燃えないゴミでの分別となり、厚い紙で包み「危険」と表示する事を呼びかけています。

上記の様に、「金属」と一言で言っても、自治体によって分別方法はそれぞれ異っている事がお分かり頂けましたでしょうか。金属やセラミックなど素材の違いだけではなく、チタン包丁の場合などは希少金属となりますので捨てる前に自治体に確認していいかもしれません。

包丁の捨て方はルールを守ろう!

取扱方法を誤れば銃刀法違反にもなり得る包丁。その包丁の捨て方をいくつかあげさせて頂きました。基本的には紙などで包んで廃棄する事で簡単に処分出来ます。ただし、市町村によっての取扱が異ってくる為に、必ず自治体に確認し指定された方法での処分をお願いします。

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