化粧品の正しい捨て方!アイテム別に処分方法を解説!

化粧品を処分したい時に悩む捨て方を丁寧に解説!化粧水、クリーム、ファンデーションなどアイテムごとの捨て方のポイントを紹介します。住んでいる場所のゴミの分別ルールを確認して、不要となった化粧品の正しい捨て方をチェックしましょう。

化粧品の正しい捨て方!アイテム別に処分方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1化粧品の捨て方を徹底解説
  2. 2化粧品の基本の捨て方
  3. 3化粧品の捨て方【中身:液体やクリームの場合】
  4. 4化粧品の捨て方【中身:固形の場合】
  5. 5化粧品の捨て方【容器】
  6. 6化粧品を捨てるタイミングは?
  7. 7化粧品を捨てない処分方法
  8. 8化粧品の捨て方まとめ

化粧品の捨て方を徹底解説

化粧品の捨て方で悩むことはありませんか?サンプルやお土産としてもらった化粧品は、使う機会がなかったりして処分に困ることもあります。化粧品には、化粧水や乳液といった基礎化粧品からファンデーションやアイシャドウなど多種多様なアイテムがあります。

これらを捨てる時には、どれもまとめて一括で捨てられません。液体やクリーム、油分を含む固形など状態と、容器の素材ごとに分別して処分する必要があります。どのように処分したら良いのか、捨て方の基本とアイテムごとのポイントを解説していきます。

化粧品の基本の捨て方

容器と中身の残りは別々に

化粧品の中身は、可燃ゴミとして捨てられるものが多いです。ただ、化粧水や口紅などが入っていた容器は、プラスチックやガラス瓶など可燃ゴミとは限りません。中身と容器は素材が違い、捨て方も異なります。

化粧品の中身が可燃性であっても、容器は不燃性であったり、ガスと一緒に容器に充填されている商品もあります。化粧品の処分をするときには、中身と容器を別々にすることから始めてください。

容器は空にして素材ごとに分別して処分

化粧品の捨て方の基本は、中身と容器を別々にしてから、容器は空にして素材ごとに処分をします。化粧品は、プラスチック容器、缶、ビンなどさまざまな材質の容器が使われています。材質ごとに処分方法が異なるので、中身を取り出した容器は分別しましょう。

・飲料用、食用以外のもの(化粧品のビン、塗料のカンなど)は、「燃やせないごみ」に出してください。・中を軽く水でゆすいでから出してください。

化粧品の捨て方【中身:液体やクリームの場合】

液体の化粧品を捨てる時に用意したいもの

化粧水、美容液、クレンジングなど液状の化粧品を捨てる時には、それを吸わせる物と漏れないようにする袋を用意します。新聞紙やキッチンペーパー、着古した古布などには液体を染み込ませることができますので有効に活用しましょう。また、袋を密閉するための粘着テープを別途準備しておきましょう。

液体の化粧品を捨てる手順

液体の化粧品の捨て方は、先ず用意したビニール袋に、新聞紙や古布などを詰めます。そこに化粧品の中身を流し入れて、新聞紙などに化粧水や乳液などを吸収させます。次に、ビニール袋の口を粘着テープで止めて液体が漏れないようにし、可燃ゴミとして捨ててください。

化粧品にはアルコールの成分が含まれている場合があります。これを新聞紙や布に吸わせただけでゴミ箱に捨てると、何かのきっかけで発火する恐れがあります。香りの強いものであれば、部屋中に匂いが広がることもあります。そうならないためにも、化粧品を吸わせたら漏れないようにしっかりと口を閉じる必要があるのです。

トイレや水道には捨てない

化粧水や乳液、クレンジングオイルなどは、排水と合わせてキッチンのシンクやトイレに捨ててはいけません。これらは肌には優しい素材でも水質汚染につながり、油分が排水管にこびりつき詰まりの原因になる可能性もあります。トイレや風呂場、キッチンなどの排水に流すことはやめましょう。

化粧水や美容液が残っているのであれば、お風呂の入浴剤に活用してみましょう。化粧水や美容液には、保湿効果の高い成分が含まれているものもあり、入浴剤代わりになります。乳液はボディクリームとして、肘や膝に塗って使い切る方法もあります。

化粧品の捨て方【中身:固形の場合】

ファンデやアイシャドウの捨て方

ファンデーションやアイシャドウなど、中身が固形のアイテムは可燃ゴミとして捨てます。ケースからは取り外し、ゴミ箱などに色が付かないようにティッシュやキッチンペーパーなどで包んで捨てましょう。落として粉々になってしまったファンデーションやパウダーも、同じように捨てることができます。

ケースから取り外しにくい場合は、つまようじや串でつついてください。崩れやすくなるので大まかにでも崩れてしまえば、ケースに残ることなく取り外しができます。リキッドファンデーションなどでとろみのあるアイテムは新聞紙や古布に吸い取らせてから、ビニール袋に入れて燃えるゴミとして処分してください。

口紅やリップクリームの捨て方

口紅やリップクリームも、基本の捨て方と同じように中身と容器を分けます。ただ、口紅はスティック状になっているものが多く、容器から取り外しが難しいかもしれません。スティック状であれば中身を出しきるまで容器を回し、ティッシュやボロ布などで先端をつまんで折ります。容器内に残った部分は綿棒やつまようじでかき出します。

口紅は鮮やかな色がテーブルやカーペットについてしまわないように、新聞紙や広告を広げた上で分別するとよいでしょう。容器は素材ごとに分けて処分してください。

ペンシルタイプのアイライナーやアイブロウの捨て方

アイライナーやアイブロウなどペンシルタイプの化粧品も、中身とペンシル容器を分けます。リップペンシルなど鉛筆と同じように使えるアイテムは、キャップを外して本体は燃えるゴミとして処分します。キャップはプラスチック製が多いです。

マスカラやアイライナーなど液状アイテムはティッシュや古布に出し切って、容器は素材に合わせて処分をしてください。

化粧品の捨て方【容器】

プラスチックやチューブの容器の捨て方

化粧品の捨て方の基本ですが、プラスチックやチューブに入った中身は、新聞紙などに出しきってしまいます。中が空になった容器にプラマークが付いていれば、容器包装のプラスチックとして処分します。容器包装プラスチックはリサイクル可能なプラスチックゴミです。

自治体によっては油分や色が落とせないという理由で、可燃ゴミやリサイクルできないプラスチックゴミとして回収する場合があります。自治体の分別ルールを確認して捨てましょう。

ガラス瓶の容器の捨て方

化粧品の捨て方の基本通りに中身を出したガラス瓶は、きれいに洗えれば資源ゴミとして処分します。ただし、化粧品のガラス瓶は洗ってある場合でも資源ゴミではなく、不燃ゴミに分別する自治体も多いです。詰め替え用などの利用で、容器のガラス瓶を長く利用する方法もあります。

「化粧品のガラスびん」は、平成21年7月1日水曜日以降「資源物のびん」として回収できるようになっています。ガラスに色がついていても構いません。次のルールに従って、従来の飲料・調味料のガラスびんと一緒にお出しください。なお、マニュキアの容器、板ガラス、コップ、耐熱ガラス、哺乳瓶、茶碗などの陶磁器は不燃ごみです。

スプレー缶容器の捨て方

ヘアスプレーや制汗剤などスプレー缶に入った化粧品は、中身を使い切ってから捨てます。中身が残ったままだと、充填されているガスも残っていて、ゴミ処理場内やリサイクル業者での分別作業中に爆発する恐れがありますので、必ず中身を出し切ってから処分してください

残りが少ない場合は、風通しのいい場所で噴射して中身とガスを抜いてしまいます。大量に残っている場合は、ビニール袋に新聞紙や古布を入れて、そこに向かって噴射しましょう。空になったスプレー缶は、ガスを完全に抜くために穴を開ける必要がある自治体と、穴開けは不要な自治体があります。

弊社岡部工場の有る藤枝市では、中身を使いきり、風通しのよい屋外で、周辺に火気が無いことを確認して、必ず家で穴を開けてからエコステーションに搬入するか、資源・不燃ごみの日に缶の材質関係なく「鉄缶」のコンテナに入れることになります。岡部工場近隣の焼津市では、火気のない風通しの良い屋外で中身を空にして、穴をあけ、ふたやノズルの部分は、取り除いてから資源物の「缶類」として出すことになります。島田市では、必ず中身を使いきってから火気に十分注意し、穴をあけてスプレー缶専用コンテナに出すことになります。

化粧品を捨てるタイミングは?

多くの化粧品には使用期限の記載がありません。製造してから3年以上品質が安定している化粧品については、使用期限を記載しなくてよいと医薬品医療機器等法に明記されています。海外製商品や無添加化粧品などには、何か月で使い切ったらよいか目安の期限や製造した年月日を記載している商品もあります。

通常であれば、製造してから3年以上経っていたら処分する時期です。製造した日が分からなければ、液体に変色や濁りがでていないか?異臭がしないか?中身が分離していないか?などを確認してください。古いもの以外にも化粧品本来の状態から変質しているものは、明らかに処分する時期です。

化粧品を捨てない処分方法

リサイクルや不用品回収業者に出す

大量にある化粧品の処分をしたいなら、リサイクル業者や回収業者に引き取ってもらう方法があります。未使用のブランド品であれば、高値で買い取りしてくれる場合もあります。買取価格は期待できませんが、回収業者にまとめて渡せば自分で捨てる必要がありません。

最近では化粧品容器の回収ボックスが設置されているドラッグストアや化粧品売り場も登場しています。新しいアイテムを購入する前に、処分のために回収ボックスも利用してください。

フリマやオークションに出品する

フリマやオークションサイトでは、多くの化粧品やサンプル品が取り引きされています。フリマやオークションでは、一度使っただけという注意書きさえあれば購入する人たちもいます。出品する手間はかかりますが、お金になるのですから文句は言えません。中身がまだたっぷりと残っている化粧品は、フリマやオークションを利用してみてください。

思い出深い遺品は遺品回収業者へ

母親や姉妹が亡くなり、故人が大量に持っていた化粧品の処分に困るという状況もあります。こうした場合は、遺品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法があります。化粧品に限らず、衣類や家財道具などと合わせて回収をしてくれます。遺品整理の手間を省くことができて、化粧品を分別する必要もありません

思い出がある化粧道具などは身内で遺品のひとつとして受け取り、使いかけの化粧品などは遺品回収業者にお願いしてみましょう。

化粧品の捨て方まとめ

化粧品は中身を出し切り、容器と分別するのが捨て方の基本です。液体やクリーム状の化粧品は、シンクやトイレに流さず新聞などに吸わせます。ファンデーションや口紅も中身を取り出し、燃えるゴミとして捨てます。容器は素材によって分別し、地方自治体のゴミの分別ルールに従って処分をしてください。

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