肉じゃがの基本的な作り方!豚肉を使った簡単なものも紹介!

料理初心者に朗報です。料理の基本とも言える肉じゃがを、間違いなく美味しい肉じゃがを初心者が簡単に作れる方法を徹底研究しました。肉じゃがの基本的な作り方をベースに初心者が迷いがちな材料の難しい下ごしらえ等の手間暇を抜き、肉じゃがの基本的な作り方をマスターする事ができるよう記事を書きました。この肉じゃがの基本的な作り方を覚えてしまえば、あらゆる日本料理の簡単かつ効率的な基本的な作り方もわかってくるので、これから料理をがんばろうと思っている方は是非参考にして基本的な作り方をマスターしてください。

肉じゃがの基本的な作り方!豚肉を使った簡単なものも紹介!のイメージ

目次

  1. 1肉じゃがの基本的な作り方をマスターしたい!
  2. 2肉じゃがの基本的な作り方を解説
  3. 3肉じゃがを美味しく作るコツと注意点
  4. 4肉じゃがの簡単レシピを紹介
  5. 5肉じゃがの基本的な作り方でおふくろの味をマスターしよう!

肉じゃがの基本的な作り方をマスターしたい!

和食を作ろうと思った時、真っ先に思いつき、簡単手軽に作れるものが肉じゃがです。肉じゃがは嫌いな人は少ないですし、甘くて温まる人気の高い料理です。今回はそんな肉じゃがをマスターし、料理が苦手な方、そして初心者という方は是非、この肉じゃがから和食料理の第一歩を踏み出しましょう。

肉じゃがの基本的な作り方を解説

基本的な肉じゃがの材料

肉じゃがはシンプルに作る場合、4つの食材に、3つの調味料という計7つの材料に包丁、鍋、加熱器具等のどこにでも置いてある簡単なもので作る事ができます。まずは基本的な作り方が揃っているか材料を確認してみましょう。肉じゃがで必要となる最低限必要な材料は以下の7つです。

  • 牛肉または豚肉
  • じゃがいも
  • 人参
  • 玉ねぎ
  • 砂糖
  • しょうゆ
  • みりん

どうでしょうか、以上の7つの材料があれば簡単に美味しい肉じゃがを作る事ができます。これは基本的な作り方の中でも一番シンプルで簡単、そして最小限の材料で作る肉じゃがとなります。料理が本当に初心者の方に向けて付け足すと、牛肉・じゃがいも・人参が具材、そして砂糖・しょうゆ・みりんが調味料となります。基本的な作り方ではこの「具材」と「調味料」という書き方で説明する事があります。

ここまでの基本的な作り方が理解ができたら、あとはアレンジもできるようになります。慣れてきたら具材を増やしてみましょう。多くの肉じゃがに入っているのはこんにゃくです。こんにゃくは糸こんにゃくを使うのが一般的で普通のこんにゃくよりも細くだしがよく絡まります。そして絹さや、しいたけです。調味料も増やすと味に深みやコクがでてより美味しく作る事ができます。

調味料は砂糖・醤油・みりんが基本ですが、その他、酒・出汁またはだしの素・ごま油など加えるとより一層美味しさが引き立ちます。そして作り方に手間暇を与えるならば材料を一度フライパンに油を敷いて炒めてから鍋に投入すると味も染み込みやすく風味も豊かになります。

地域により豚肉や牛肉など肉の種類が違ことも!

さて、肉じゃがと言えばお肉はなにを連想するでしょうか?「そんなの決まっているじゃないか」という声が聞こえてきそうなのですが、牛肉という方、豚肉という方と実は分かれています。地域によっては肉じゃがに入れるお肉に違いがあるようです。牛肉・豚肉というこの2つどちらを入れるかは日本の中心を分かれ道として東西で意見が分かれているようです。

まず牛肉派の地域を調べてみると石川県、富山県、奈良県、岐阜県を含む日本の西側は牛肉派、新潟県、群馬県、長野県、山梨県、愛知県、静岡県を含む日本の東側は豚肉派というように分かれているようです。しかしそのなかでも宮崎県と鹿児島県という日本の西側二つの県は豚肉派となっていました。これは沖縄が豚肉を好んで使うため、その影響なのかも知れません。

また、北海道は鶏肉を使うという事を何度か聞いた事がありますが、これはただのアレンジとして工夫しているようで基本的な作り方はしっかり東らしく定食屋でも給食でもほとんどが豚肉を使うようでした。また、アレンジという事では猪を使った猪肉(ししにく)を使った肉じゃがもあるようです。こういうアレンジとして余った材料を使って美味しくできるのも肉じゃがが日本で親しまれている理由なのかも知れません。

野菜の下ごしらえ

さて、料理嫌いには難関となる下ごしらえをわかりやすく簡単に紹介したいと思います。下ごしらえとは料理を作る上で事前にやっておくと美味しく、早く、簡単に作る事ができるようになる作業を言います。基本となる簡単なものでは皮をむく、切るというところから、難しい部分では下味を付けたり冷蔵庫で寝かせたりという事も行いますがここでは簡単で誰もが楽にできる下ごしらえを行います。

まず肉じゃがの基本的な作り方で行う下ごしらえに必要な3つの道具を説明していきます。まずひとつ目はまな板です。これは薄っぺらいものはやめておいた方が無難です。最近では薄く、折り畳めたり、折り曲げてそのまま鍋に投入できるタイプのまな板が増えてきましたが、まな板は野菜を切りやすくするという道具です。

薄いものは台の形や硬さがそのまま反映してしまい切りづらく、またプラスチック製のものは硬く包丁の刃や具材が滑りやすいといったデメリットがあります。一番使いやすいまな板は木製の分厚いまな板です。最初におすすめする大きさは手のひらを広げて3つ分が入るくらいの幅のあるものが使いやすいです。しかし家庭のキッチンの大きさにもよりますが慣れてくると洗いやすく仕舞いやすい小さいものが使いやすくなってきます。

続いてはピーラーです。皮むき器ともいいますが、この道具は包丁でも代用できます。しかし初心者には安全に使用でき、慣れれば早く、薄く皮を向けるため今では家庭から料理店までほとんどのキッチンで使われている道具です。使い方は簡単で野菜を片手にもち、反対の手でピーラーを持って皮を上からしたへ削りおろしていくだけです。

野菜を持つ手は指先にくれぐれも注意しながら野菜を回し、ピーラーは野菜に当てて一定の方向へ軽く引くだけです。また、ピーラーは洗いづらい場所があり、上記画像のFやGの鉄やステンレス系のものだと錆やすいので、初めのうちはEやHといった軽く使いやすいプラスチック製の持ちてに刃が付いているものが無難です。また、Dのようなセラミックの刃は粗い使い方をすると欠けやすく切れにくい場合もあるので注意して下さい。

まず人参・じゃがいも・玉ねぎの3つの材料に対して、皮をむく、切るという簡単で基本的な2つの下ごしらえをしていきます。最初は人参から行いましょう。必要なものは包丁とピーラーという皮むき器です。人参の皮をピーラーで切っていきます。この際、ヘタの周りや先の尖った部分は料理に慣れない場合は最後に切り落とせばよいので、あまり丁寧に先の方まで皮をむく必要はありません。

そして包丁を使って人参を乱切りにしていきます。乱切りは人参を先の方から斜めに切り、一度切ったらくるっと人参を半回転させてまた同じ方向から斜めに切るという事を繰り返し、一口サイズで角がたくさんできるように切っていきます。詳しくは下の動画を参考にしてみて下さい。これで人参の下ごしらえは完了です。

今度はじゃがいもの下ごしらえです。まずはピーラーを使って皮をむいて行きましょう。人参と同じように皮をむいていきますが、注意するところはじゃがいもには「じゃがいもの芽」という部分があり、この部分は黒く、少し凹んでいてピーラーで普通にとろうとすると周辺のじゃがいもの食べられる部分をたくさんそいでしまうのでもったいない事になってしまいます。

なのでピーラーの横についているじゃがいもの芽を取ることのできる小さな輪のような部分を使ってえぐっていきます。じゃがいもの芽はソラニンとチャコニンという天然毒素の一種を含んでいるので大量に摂取すると頭痛や下痢・嘔吐・めまいなど体調が悪くなる場合があり、あまり食べないほうが良いとされています。

上の動画の0:18~0:26部分がピーラーを使ったじゃがいもの皮のむき方と芽のとり方を説明されているので参考にしてみて下さい。そして次はじゃがいもを切っていきます。肉じゃがに入れるじゃがいもの切り方ですが、これも人参を同じように乱切りにします。じゃがいもの下ごしらえはこれで完了です。続いては玉ねぎです。玉ねぎの下ごしらえは汁が目に入ると涙が出るので1時間ほど冷凍庫で冷やして行うのがおすすめです。

玉ねぎは人参とじゃがいも同様、まず皮をむいていきます。玉ねぎの皮は滑りやすいので滑って指を切ってしまわないよう注意して下さい。まず玉ねぎをまな板に置き、玉ねぎの両端を包丁で切り落とします。そして皮に切れ目を入れて指で皮をむいていけば皮むきは完了です。そして皮をむいた玉ねぎはくし切りにしていきます。くし切りとは、まずはじめに玉ねぎを縦半分に切り、これを等分に切っていきます。

続いて牛肉または豚肉の下ごしらえですが、これは冷凍してなければそのまま投入すればよいので下ごしらえはいりません。もし牛肉または豚肉を冷凍してあるという場合は電子レンジで解凍を行って下さい。肉じゃがの基本となる材料、人参・玉ねぎ・じゃがいもと牛肉または豚肉の下ごしらえはこれで終わりとなりますが、向上心のある方は是非糸こんにゃくや絹さや、しいたけも下ごしらえを行って見て下さい。

では糸こんにゃくの下ごしらえの方法です。糸こんにゃくは茹でてアクと臭みを取る必要があります。湯で時間は1分ほどで大丈夫です。そして長い場合は包丁で適度な大きさに切ります。これで糸こんにゃくの下ごしらえは完了です。続いて絹さやです。絹さやはまず筋を取っていきます。ヘタの部分を少し大きく手でつまんでちぎり手前の方は完全にちぎらず残します。

そして下にむかってゆっくりすーっと引っ張っていくと細い筋が取れていきます。今度は先の部分で同じようにして反対側の筋もとって筋とりは完了です。そして茹でてアクをとるので、鍋に塩を少量加え沸騰させ、その中に絹さやを入れて1分ほどゆで、ザルにあけます。これで絹さやの下ごしらえは完了です。最後にしいたけですが根の方のいしがきという部分を取り、しいたけの傘の部分に包丁で十字に切れ目を入れれば完了です。

肉じゃがの基本的な作り方

ではいよいよ料理の基本、肉じゃがの基本的な作り方を説明します。一番簡単に説明すると鍋に具材を入れ水を野菜が埋まるまで水を入れ各調味料を適量入れて弱火で野菜が柔らかくなるまで煮込めば完成です。しかしこの説明で作れるのは料理のいろはがわかっているベテラン主婦か料理人くらいです。初めて料理を作る方や料理を勉強中の方には分量などで混乱してしまいがちなので、詳しく書き足していきたいと思います。

まずは肉じゃがを作るために、各野菜の下ごしらえを行います。下ごしらえでわからない部分があればこの記事の上にある「野菜の下ごしらえ」という項に詳しく載せているので参考にして、皮むき、カット、野菜によっては筋取り、アク抜きを行ってください。ではここから作り方を書いていきます。わかりやすいyoutubeビデオも用意したので参考にしてみて下さい。まず2人前の材料の量から紹介します。

  • じゃがいも(3つ個)
  • 玉ねぎ(1個)
  • 牛肉の切り落とし又は細切れ(150g)
  • 糸こんにゃく(100g)
  • 絹さや(10枚)
  • 薄口しょうゆ(大さじ4と1/2)
  • みりん(大さじ3)
  • 酒(大さじ3)
  • 砂糖大さじ3サラダ油(小さじ1)
  • 水300ml

以上の分量が2人前とし、4人前なら量は倍となります。それでは肉じゃがの用意した材料を使って肉じゃがを作っていきましょう。下の手順ごとに番号を振ったレシピを用意したので参考に作ってみて下さい。ガスコンロやIHで火加減が変わってきますが、このあたりが料理の難しいところなので最初は火加減は気持ち弱めにした方が上手にできます。火の通り具合はしっかり行いましょう。

  1. じゃがいもの皮を剥き、乱切りにします。
  2. 人参のの皮を剥き、乱切りにします。
  3. 玉ねぎの皮を剥き、くし切りにします
  4. 絹さやの筋を取り、沸騰した湯で1分茹でてアク抜きをします。
  5. 糸こんにゃくは沸騰した湯で1分茹でてアクを抜きをし、食べやすい長さに切ります。
  6. フライパンにサラダ油を入れ、フライパンに油が馴染むよう少し伸ばします。
  7. 玉ねぎ、人参、じゃがいもを炒めます。
  8. 玉ねぎがしなっとして透明感がでてきたら水を300ml注ぎます。
  9. 牛肉をほぐしつつ、一枚づつくっつかないように鍋に入れていきます。
  10. 糸こんにゃくもほぐしつつ入れます。
  11. 沸騰してから5分ほど中火で煮込みます。
  12. 調味料を全て入れ10分ほど煮込みます。
  13. 煮込んでいる時、野菜を崩さないようにしながら底に野菜が焦げ付かないよう3分おきくらいに混ぜます。不安な場合は火を弱火に調節し、煮込み時間を長めにします。
  14. 絹さやを入れてさらに5分煮込みます。
  15. じゃがいもに竹串などを差し込み、中まで火が通っていたらお皿に盛り付けて完成です。

以上が肉じゃがの基本的な作り方となります。絹さやや糸こんにゃく、人参は実は入れなくても構いません。しかしあれば確実に美味しくなるのでおすすめです。また、絹さやなどを入れない場合も煮込む時間は絹さやを入れた場合と同じようにして下さい。手順にして書くと15手順もあり、難しく見えるかも知れませんが行ってみれば表紙抜けするほど簡単です。また、慣れてきたら調味料の調節などもしてみて下さい。

肉じゃがを美味しく作るコツと注意点

肉じゃがに最適なじゃがいもの種類

肉じゃがに適したじゃがいもはなんでしょうか?調べてみたところ男爵いもはほくほくして美味しいのですが煮崩れしやすく、新じゃがは小粒なのでこれも煮崩れしたり、皮むきが大変だったりと難しいところ、メークインは大きめで煮崩れしにくいといった特徴があります。肉じゃがに一番適しているのはメークインと言われ、味を染み込ませつつ形も大きく崩れにくいといった肉じゃがに完璧な特徴を持っています。

煮るときのポイントは?

煮崩れしないように強火にしないこと、弱火でじっくり煮込んだほうが美味しくなります。しかしどんな煮込みでも焦げ付きには十分注意し、煮崩れしないよう丁寧にゆっくりと定期的に底の具材を上にもってくるようまぜていきましょう。味を染み込ませるためにはスプーンで汁をすくって上からかける、うちわや小型扇風機風を使って鍋の上からでる野菜に風をあて乾燥させるなどの工夫をするお店もあるようです。

いったん冷まして味をしみこませよう!

味を染み込ませるためには一旦冷ますと良いと言われています。1ランク上の肉じゃが作りをしてみようと思った方は是非この方法も試してみて下さい。方法は簡単で、完成後冷ますだけです。食べる前に再加熱するだけで完成後よりも味が染み込んでいて美味しくなっています。しかし完成時に濃い場合は冷ますとよけい染み込んで辛くなるので注意して下さい。

肉じゃがの簡単レシピを紹介

ほっこり田舎の味「簡単豚肉の肉じゃが」

豚肉は関東地方で多く使われる肉じゃがの材料です。味は牛肉よりも旨味がでて汁全体に甘みが広がりとても美味しく仕上がります。今回は牛肉の肉じゃがを作りましたが、もし興味があれば豚肉の肉じゃがも作ってみて下さい。どちらが美味しいかは好み次第です。田舎風のレシピも下に書いておきますので、よかったらこれも挑戦してみて下さい。

  1. 人参1本、じゃがいも3個は皮剥き後乱切りにします。
  2. 玉ねぎ1個はくし切りにします。
  3. 鍋に300mlの水にだしの素、人参、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉をほぐしつつ入れます。
  4. 中火にかけて沸騰させます。
  5. しょうゆ大さじ3杯、酒大さじ3杯、みりん大さじ3杯をまわし入れます。
  6. 20分~30分ほど弱火で煮込み完成です。

肉じゃがの基本的な作り方でおふくろの味をマスターしよう!

上手に肉じゃがは作れたでしょうか?花嫁修業に、一人暮らしの節約に、恋人へのサプライズにと色んな場面で重宝する肉じゃがは昔から日本人の心を掴んできました。肉じゃがには和食料理の基本が詰まっているので、機会があればどんどん作り、料理の腕を上げていきましょう。慣れてきたらアレンジにきのこを入れたり、洋食にでてくるようなパセリを乗せたり、鶏肉で作ったりしても美味しく出来上がります。

なにより、肉じゃがは作った相手に一番喜んで貰えるのが嬉しいですし、おふくろの味の代表的な存在です。日本人としていつでもささっと作れるように身に着けてしまいましょう。

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ