牛カツのレシピで人気なのは?安い肉をサクサクにする方法も紹介!
明治時代に日本でカツレツという西洋料理が紹介され、そこから長い間、全国的にはマイナーな料理だった牛肉の『カツレツ』。しかし、2015年頃から東京で『牛カツ』と呼ばれ始めブームとなっていきました。そんな牛カツの人気レシピと、揚げない牛カツアレンジレシピ、牛カツに合うソース等をご紹介!安い牛肉でもアレンジ次第でおいしい牛カツが作れますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
牛カツの人気レシピで美味しく作りたい!
牛カツはお店で食べるのもいいですが、せっかくなら食べたいときに食べたいですよね。コツさえ押さえれば家庭でもおいしく牛カツを作れるようになるので今回は牛カツの人気レシピやお手軽ソースレシピなどを紹介していきます。
牛カツを人気レシピで作ってみよう!
最近ではいろいろな牛カツレシピが広まっていますが、まずはベーシックな人気レシピを紹介。ポイントを抑えるだけで簡単に牛カツが楽しめるのでしっかりポイントを抑えておきます。
牛カツの材料を揃えよう
- 牛肉200g
- 塩適量(1/4程度)
- コショウ適量
- 溶き卵卵1個分
- 小麦粉適量
- パン粉適量
- サラダ油お肉の厚さの半分が浸かるぐらい
牛カツにおすすめの部位は?
牛カツに使う部位ですが、基本的にはどこでも大丈夫です。ステーキ用のサーロインでもモモでもおいしく作れます。ちょうどいい厚さのお肉がないときには薄切りのモモ肉を重ねてミルフィーユカツ風にするのもおすすめです。お肉を叩いたり、切ったりといった下ごしらえは特別必要ないので簡単にできます。
牛肉は室温に戻しておこう
ここでワンポイントアドバイスを紹介します。よくネットで見かけるロゼ色の牛カツを作るのに欠かせない工程が、揚げる30分前を目安に冷蔵庫から出しておき、お肉を室温に戻しておくのがロゼ色に仕上げるコツです。
この工程をすることによってきれいなミディアムレアな牛カツを作ることができるようになります。なぜ室温に戻すことが重要かというと、お肉が冷えたままだと中まで火が通る前に周囲が揚がってしまい、いわゆる生揚げの状態になってしますからです。この工程はとんかつでも同じですのでお試しください。
牛カツの作り方
- お肉を室温に戻す。
- 塩・コショウを両面にふりよくすりこむ。
- 小麦粉を両面にまんべんなくまぶし、余分な小麦粉をふるい落とす。
- 溶き卵にくぐらせる。
- パン粉をまんべんなくつける。
- フライパンにお肉の厚さの半分が浸かるぐらいの油をいれて180℃に熱する。
- 熱した油にお肉を入れ片面50秒揚げひっくり返し50秒揚げる。
- よく油をきり食べやすい大きさに切って盛り付けて完成。
牛カツを揚げる油の温度と揚げ時間の目安
綺麗なミディアムレアな牛カツに仕上げるのに重要なレシピのコツはお肉を室温に戻しておく、180℃に熱した油で揚げる、片面50秒ずつ揚げるの3つです。最近では油用の温度計がスーパーでも売っていますが、温度計が無くても大丈夫です。目安は菜箸を油に入れて、細かい泡が出てきたら約180℃になった合図です。
次に重要なのが揚げる時間です。200gのお肉の場合(今回はサーロイン)片面50秒がきれいなミディアムレアに仕上げる時間です。これはあくまでも目安で、しっかりお肉を室温に戻した状態からの時間ですので揚げる前にはしっかり室温に戻しておきましょう。
牛カツはレアが美味しい
牛カツのおいしい食べごろはレアなのをご存知ですか。牛肉は火が入りすぎてしまうと、固くなってしまいやすいのでミディアムレアがおすすめです。もちろんレアが苦手な人もいるので好みにもよりますが、レアな状態が食べれる方はぜひレアで楽しんでみてください。あまり得意じゃない方はミディアムレアでも十分牛カツを楽しめます。
牛カツのアレンジおすすめレシピを紹介
基本的な牛カツのレシピとポイントを紹介した後はちょっとアレンジを加えた牛カツレシピと油を使わないヘルシーレシピを紹介します。カロリー制限中でもバテてしまったら意味がないので、そんな時にはヘルシーレシピでしっかり栄養補給しましょう。
リーズナブルに楽しめる「薄切り肉でミルフィーユビフカツ」
サーロインやモモ肉の厚みのあるもので牛カツを作るのもいいですが、比較的リーズナブルな薄切りのロース肉を重ねてミルフィーユビフカツも人気アレンジレシピのひとつです。リーズナブルなのでアレンジ牛カツのデビューにおすすめのレシピです。
作り方は基本的には厚みのあるお肉で作る牛カツと同じですが、下準備の段階で綺麗なミルフィーユ状になるようにします。そのひと手間が簡単な料理でも見栄えがかなりよくなります。
- 薄切り牛ロース400g
- 塩・コショウ適量
- 薄力粉適量
- 溶き卵卵1個分
- パン粉適量
- サラダ油厚さの半分ぐらいの量
- 薄切り牛ロースを1人前が約12cm幅になるように縦向きに並べて塩・コショウを適量ふり、縦に三つ折りにします。
- 薄力粉をまんべんなくつけて余分な薄力粉をふるい落とします。
- 溶き卵にくぐらせます。
- パン粉をまんべんなくつけます。
- 厚さの半分ぐらいの量の油を180℃に熱し牛肉をいれます。
- 油が浸からない部分はスプーンで油をかけながら全体を揚げていきます。
- 全体がカラッと揚がったら油をよく切り一口サイズに切って完成。
基本の牛カツレシピとの大きな違いは3つです。揚げる前に室温に戻さなくても大丈夫ということです。これは牛肉が薄いので比較的冷たいままでも火が中まで入りやすいためです。ですがミルフィーユ状にした厚さなどによって変わってきますので室温に戻してからのが失敗しないコツです。
牛肉を重ねる際のポイントですが綺麗に三つ折りをすることで厚みが均等になって、形が崩れにくくなります。3つ目は揚げ方ですが、ひっくり返さないで油をかけながら揚げていきます。こうすることによって全体がカリッとまんべんなく揚げることができます。
食欲がないときにお勧め梅肉ミルフィーユビフカツ
先ほど紹介したミルフィーユビフカツの応用レシピです。塩コショウをした後に梅肉(チューブのもの)を薄くまんべんなく塗り、三つ折りにするだけで、夏バテ気味や風邪気味の食欲のないときでも、さっぱりと栄養補給ができます。お好みで大葉を一緒に巻いてもおいしく簡単にアレンジできるレシピです。
油で揚げないヘルシー牛カツ
牛カツのアレンジレシピの中には揚げないヘルシーレシピもあります。基本的な材料は同じですがサーロインなど厚みのあるお肉の場合にはあらかじめ一口大に切っておくのがポイントです。そうすることでより少ない油で揚げない牛カツを作ることができます。
- サーロインを一口大にそぎ切りします。
- 塩・コショウをよくもみこんでおきます。
- 薄力粉をまんべんなくつけて余分な薄力粉をふるい落とします。
- 溶き卵にくぐらせます。
- パン粉をまんべんなくつけます。
- 大さじ2のサラダ油をフライパンにひきパン粉をつけたサーロインを並べる。
- 中火で2分焼きひっくり返して2分焼く。
- 全体がカラッと焼けたら盛り付けて完成。
油で揚げないことでヘルシー料理に変身!
揚げ物で懸念するのはやはりカロリーです。しっかり食べたいけど揚げ物は懸念している方も多いとおもいます。そこでおすすめなレシピが揚げない牛カツです。通常の牛カツより油を使う量が半分以下ですし、揚げた後の油の処理も不要なので一石二鳥のおすすめレシピです。
サラダ油の代わりにオリーブオイルを使えばさらにヘルシーレシピに変わります。油で揚げるというよりはパン粉をつけて焼くという感覚です。その為にも味付けの段階で厚さを均一に切っておくことがポイントです。
牛カツを美味しく食べるおすすめソース
牛カツ人気の魅力はコツさえつかめば簡単にできるレシピとソースのバリエーションレシピが豊富なところです。ここからは牛カツを食べるのにぴったりなおすすめソースに焦点をあてていろいろなソースレシピを紹介します。アレンジ牛カツレシピもいいですがソースレシピでバリエーションが出せるのも牛カツの楽しみ方のひとつです。
さっぱりと食べれる「和風だし山葵ソース」
- 醤油大さじ2
- みりん小さじ1
- 料理酒小さじ1
- 和風顆粒だし小さじ1/2
- 水大さじ2
- エクストラヴァージンオイル大さじ1(お好みで)
- チューブ山葵(お好みの量)
先ほどの材料のエクストラヴァージンオイルと山葵以外を鍋に入れひと煮立ちさせます。ひと煮立ちさせたら火から降ろし、十分に冷ましエクストラヴァージンオイルと山葵をいれよく混ぜて出来上がりです。ポイントはよく冷やさないうちに山葵を加えてしまうと、山葵の風味が飛んでしまうので注意しましょう。
コクがあっておいしい「昆布醤油とごま味噌だれ」
- 白いりごま大さじ4
- みそ大さじ2
- 甜菜糖(上白糖でも可能)大さじ1/2
- 醤油大さじ1/2
- 昆布だし80cc
- すりごま大さじ4
作り方はシンプルです。すべての材料をよく混ぜ合わせるだけです。ごまを黒ごまにするだけでもまた違った味が楽しめるので簡単に2種類のソースがつくれます。最近ではスーパーでもいろいろなごまの種類が売られているのでごまを変えたりブレンドすれば多くのソースができます。
牛カツのレシピを参考に美味しく調理してみよう!
今回基本の牛カツのレシピから油で揚げない牛カツのレシピ、いろいろなソースのレシピなどを紹介してきました。最近のスーパーでは牛肉のいろいろな部位が売られているので、あなたオリジナルの牛カツを楽しんでください。コツさえつかんでしまえば気軽にできるのが牛カツです。
油で揚げないヘルシー料理にもなる牛カツの魅力です。さらにオリジナルレシピのソースで楽しめば牛カツの幅がひろがります。ぜひあなた好みの牛カツを見つけてみてください。