おでんのじゃがいもが煮崩れしない方法！入れるタイミングは？

みなさんは「おでん」好きですか？冬といえば鍋物、鍋物といえばおでんですね！おでんのいいところとして、いろいろな具材が楽しめる、みんなで家族団らん鍋を囲んで食事を楽しめる、という点があげられると思います。また、大人の人にはお酒のお供として人気がありますね。大人から子供まで幅広く食べられているおでんについてこの記事では紹介していこうと思います。

ところでみなさんはおでんに「じゃがいも」をいれますでしょうか？あまり入れるということを聞いたことが無いという方や、毎回入れているよ、という方など、反応は様々だと思います。肉じゃがを食べたことのある人ならわかるとおり、じゃがいもは煮込むと、とても味がしみて柔らかく、また甘みがあってとても美味しいです。おでんに入れてもその存在感は他を凌ぐ存在でしょう。

しかし、じゃがいもには弱点があります。それは「煮込むと煮崩れしてしまう」事です。酷い場合だと、じゃがいもが溶け切って全体がどろどろになってしまいます。こうなってしまったら復活は不可能です。じゃがいもの煮崩れには手を焼いてる方も少なくないのではないかと思います。そこでこの記事では、おでんを作る際のじゃがいもが煮崩れしない方法を紹介して行きます。もちろん他の料理にも使えるテクなので是非覚えてください。

まず紹介することは「煮崩れしにくいじゃがいもの品種」の紹介です。煮崩れしない方法といっても、じゃがいもの状態や品種によっては、紹介する方法では煮崩れを防げない可能性がありますので、ここで紹介した品種のじゃがいもを用意していただきたいと思います。そのじゃがいもの品種名は「メークイン」というものです。良く見かける品種だと思うので、用意するのは難しくは無いと思います。なのでこちらをご用意ください。

おでんに使うじゃがいもは、まず「下ゆで」をする必要があります。おでんに使う前に下ゆでをしておくことによって、じゃがいもを崩れにくくすることが出来ます。理由はじゃがいもに含まれている「ペクチン」という成分が関係しています。このペクチンという成分は60度～70度の温度にさらされると結合力が強くなる性質があります。この性質を利用して下ゆでをする必要があります。

また皮をつけたまま下ゆでする理由ですが、皮付きで下ゆでを行うことによって、皮が剥きやすくなります。そのため下ごしらえが楽になります。しかし下ゆでをする前に下ごしらえとして、じゃがいもについている砂をきれいに洗って除いておく必要がありますので、忘れないように行いましょう。忘れた場合、鍋が砂まみれになってしまいますので、手間が増えてしまいます。しっかりと洗うようにしましょう。

じゃがいもを下ゆでする場合、水の状態から火を通す必要があります。熱いお湯からだと、前述しましたペクチンが結合しないため、煮崩れしやすくなってしまいます。水から火を通すことにより、徐々にペクチンが結合していくため、煮崩れしにくくなります。なので、下ゆでの場合は必ず水から下ゆでを行いましょう。お湯からすると煮崩れるじゃがいもになりますので注意してください。

下ゆでが終わったら一度お湯から揚げて、完全に冷ますようにしましょう。温度を冷ますことによって、ペクチンがさらに結合するため、下ゆでしたてのときよりもさらに煮崩れが起こりにくくなります。また、この時点では皮は剥かないようにしてください。熱いですのでやけどをする恐れがあります。冷えてから剥くようにしましょう。

下ゆでするとなぜ煮崩れしなくなるのか、という点ですが、その答えは前述しましたとおり、ペクチンの結合する性質にあります。60度～70度の温度で茹でるとペクチンが結合し、煮崩れしにくくなります。その後完全に冷やすことによってさらに煮崩れしにくくなります。ペクチンの性質を利用した下ごしらえの方法です。是非チャレンジしてみてください。この煮崩れしない方法は覚えておくと様々な料理で使えますよ。

じゃがいもが冷めたら皮をむきましょう。一度下ゆでをした効果で皮が伸びて剥きやすくなっています。皮むきの下ごしらえの時間短縮になるので、しっかりと冷ました後剥くようにしましょう。

前の項目でじゃがいもの下ゆでの仕方や下ゆでをする理由について紹介してきました。この項目では下ゆでをした後、おでんに入れるタイミングについて紹介します。じゃがいもが完全に冷えて、皮を剥いた状態で使いますので、そこまでの下ごしらえを済ませておいてください。下ごしらえが終わったらおでんに入れるのですが、入れるタイミングは基本いつでも問題はありません。ただ沸騰はさせないように気をつける必要があります。

項目名にもありますとおり、じゃがいもをおでんに入れる場合は「煮込むではなく温める」感覚が良いとされています。下ゆでの際にすでに火は通してあるので、芯が硬いこともありますが、そのまま食べることも出来ます。そのため、おでんに入れて味を浸みさせるために入れるようなイメージです。おでんは冷えるときに味がしみますので、基本いつ入れても大丈夫です。お好きな時に入れましょう。

おでんにじゃがいもを入れるベストタイミング、という項目ですが、前述しましたとおり、いつ入れても問題はありません。ベストタイミングというタイミングも特に無いのですが、最初から入れるのが味も良く浸みて良いと思われます。下ゆでしたじゃがいもは煮崩れする心配が無いので、最初から入れておいても問題はありません。しかし沸騰はさせないようにする必要がありますので、そこだけは注意してください。

味はしみこむのか、という点ですが、下ゆでしたじゃがいももしっかりと味はしみこみます。ですので、おでん以外の煮物にも使うことが出来ます。是非じゃがいもを煮込む際には下ゆでをして使ってください。

下ゆでをしたじゃがいもは、煮崩れをしないと紹介しました。しかし、煮崩れをしてしまう可能性もあります。それはおでんが「沸騰」している時です。おでんが沸騰してしまうと気泡があがってくる時にじゃがいもが煮崩れしてしまう可能性があります。そのためじゃがいもを入れたら沸騰しないように気をつけましょう。沸騰させなくてもちゃんと味は浸みますので、心配はしなくても大丈夫です。

前の項目ではじゃがいもについて紹介してきました。この項目からはおでんの美味しい作り方について消化したいと思います。じゃがいもの下ごしらえは出来ても、美味しくおでんを作ることが出来なければ損な知識になってしまいます。なので、一例ではありますが、美味しいおでんの作り方について紹介して以降と思いますので、最後までごらんいただいて、是非参考にしていただきたいと思います。

おでんで重要な部分といえばみなさん何を想像するでしょうか？おそらく多くの方は「ダシ」を想像すると思います。もちろんダシも最重要の項目です。ダシがすべてを決める、といっても過言ではありません。しかしダシ以外にも重要な項目があります。それは「材料の下ごしらえ」です。この下ごしらえを」上手くできるかによって、おでんの美味しさが格段に変わります。

たかが下ごしらえでそんなに変わるのか、と思う方も多いと思いますが、その方はここまでこの記事で紹介してきた内容を思い出していただけるとわかるかと思います。じゃがいもを事前に「下ごしらえ」することで、煮崩れせず、きれいなおでんのじゃがいもに出来ると紹介しました。しかし下ごしらえを怠ると、じゃがいもは煮崩れてしまい、どろどろになってしまいます。このように下ごしらえは非常に重要な項目だといえます。

またこの下ごしらえをすることで、味の浸みこみが良くなったり、柔らかくなったりする食材もあります。この項目では、おでんに多く使われる食材の下ごしらえ方法について紹介して行きます。おでんはもちろん他の煮物にも使える知識ですので、日ごろの料理の際に是非活用していただきたいと思います。それでは是非最後までご覧ください。

まず最初に紹介します食材は、おでんの王道「だいこん」です。味の浸みただいこんは本当においしいですよね、存在感が半端ないです。煮物でも鍋料理でも大人気のだいこんですが、とある下ごしらえをするだけでさらに美味しくなります。この方法を知っておけば、おでん以外のすべての煮物料理に応用できますので、是非覚えていただきたいと思います。

だいこんはそのままでもよく味がしみて美味しいのですが、少し手を加えるとさらに美味しくなります。その方法はじゃがいものように「下ゆで」をすることです。下ゆでした後水にさらすことによって、より味がしみるようになります。またその際、だいこんに切り込みを入れておくと、その切込みから味が浸透していくため、より美味しくなりますので、是非試してみてください。

次に紹介する食材は「こんにゃく」です。この食材もおでんによく入れられています。おでんには無くてはない存在です。このこんにゃくにも実は下ごしらえの方法があります。この下ごしらえをすることで、こんにゃくの臭みが和らぎます。方法も簡単で、こんにゃくを塩もみして4分～5分放置したあと5分ほど煮るだけです。これをするだけで臭みが消えますので、臭いが気になる方は是非試してみてください。

最後に紹介するのは「油揚げ」と「がんも」です。これは味にはあまり関係が無いのですが、おでんの見た目に影響します。見た目も料理を楽しむ一つの要素ですので、とても大切です。この油揚げとがんもを下ごしらえすることで、おでんの濁りが解消されます。澄んだお汁になりますので、見た目が良くなります。油揚げとがんもの「油」を抜くことでお汁の濁りを解消します。

油の抜き方はとても簡単です。熱湯で3分ほど茹でるだけで下ごしらえは完了します。たったこれだけでおでんのお汁が澄んだきれいなお汁になります。是非試してみてください。

前の項目で、材料の下ごしらえの大切さや実際の下ごしらえの方法について紹介しました。この項目ではそのほかのおでんの美味しい作り方について説明していきます。前述しましたが、おでんを作るときの「ダシ」はとても重要な要素です。おでんはダシで決まるといても過言ではありません。しかし、だしにもいろいろとあります。関西と関東でダシの材料が違うこともあり、なかなか奥が深い料理です。

ですので、この記事では「昆布だし」を使ったおでんの作り方について紹介したいと思います。定番な作り方使うのではなく、だと思いますので、是非挑戦してみてください。しかし、昆布だしといっても、昆布だけを使うわけではありません。他の調味料と組み合わせてダシをつくりますので、その点は覚えておいてください。

それではレシピを紹介します。材料は「水2リットル」「昆布3枚ほど」「薄口醤油約3カップ」「みりん、酒各1.5カップ」「おでんの具はお好みで」を用意してください。まず2リットルの水と昆布を入れて弱火で20分～30分煮ます。このタイミングでだいこんとじゃがいもは入れても大丈夫です。時間がたったら他の調味料を加えて30分ほど煮込みます。他のおでんの具もこの時に入れるようにしましょう。

煮込み終わったら完成となります。ですがおでんは冷める時に味がしみます。ですので完成後に一度冷やしてからまた煮込むとより美味しく食べられます。また、作ってから一晩置いておいてもしっかりと味が浸みますので、おすすめの方法です。是非お好きな方法でおでんを楽しんでみてください。

ここまで、おでんのじゃがいもが煮崩れしない方法や美味しいおでんの作り方について紹介しました。じゃがいもが煮崩れしない方法は、おでんだけじゃなく、煮物などを作るときにも使える知識なので、覚えておくと必ず役に立つでしょう。また美味しいおでんのレシピを紹介しましたが、ほんの一例の作り方ですので、是非自分の好きな味の作り方を見つけていただきたいと思います。

みなさんも是非じゃがいもの煮崩れしない方法を試していただきたいと思います。そして、煮崩れしない方法について悩んでいる人がいたら教えてあげてほしいと思います。美味しくおでんを食べるために、下ゆで下ごしらえ、じゃがいもの煮崩れしない方法を是非忘れず試して、美味しいおでんを作ってください。