唐揚げの下味の基本をマスター!簡単レシピで人気の美味しい味に!
唐揚げは下味でほぼ決まると言っていいほど重要です。唐揚げにとって命のジューシーさも下味次第で変わってきます。市販の粉で作ってもそれなりに美味しい唐揚げはできますが、ここではもっと美味しく、さらにジューシーに家庭でも簡単にできるおすすめ下味を紹介していきます。
目次
新たな唐揚げを献立に加えよう
毎日献立を考えるのは大変なことです。そんなときに大好きな唐揚げがいろんな味で食べられるのは嬉しいです。これから紹介する下味をマスターし新たな唐揚げを献立に加え、毎日の献立決めに役立ててください。これを機に唐揚げの種類を増やし献立を充実させましょう。
唐揚げの基本の作り方
唐揚げを作る基本の手順としては、まず下味をつけ、その後に30分~2時間程冷蔵庫で寝かせます。そして、片栗粉と小麦粉を1:1で混ぜ下味した鶏肉にまぶし、160~170℃に熱した油で揚げます。こんがりきつね色になったら完成です。この手順通りにすれば誰でも同じように作ることができます。作る人によって違ってくるところは下味の部分です。美味しくするポイントは下味だということが分かります。
唐揚げにおける下味の重要性と生じる効果
下味は単なる味付けのためだけではありません。下味に足すだけで出来上がりの鶏肉を大変身させることができます。例えば、油を入れるとサクサクジューシーに、酢を入れるとふっくら柔らかくなります。また、揚げる前に少量の水をかけると鶏肉に水分が戻りジューシーになります。生姜や料理酒を加えると、お肉の臭みが消えます。このようにそれぞれ役割があるので下味はより美味しくするためにとても重要です。
下味で変わるそれぞれの役割
生姜
生姜は生臭さ解消、殺菌などの効果があり、お肉を柔らかくする効果もあります。漬け込むことでふっくらジューシーに出来上がります。少量で充分効果を発揮するのでとてもおすすめです。唐揚げで一番使われている調味料です。
醤油
基本醤油はシンプルな味付け、風味付けが主な役割です。味付けの代表と言われる最も使われている調味料です。唐揚げを作る上でも欠かせない存在です。醤油のあるなしでは完成度が全く違います。
料理酒
料理酒も生姜と同じ効果があり、臭みを取りお肉を柔らかくします。唐揚げに液体調味料を使いすぎると衣がべちゃべちゃになってしまうこともあるので、基本料理酒よりも生姜の方がよく使われています。
にんにく
にんにくは香りの追加効果があり、味に深みが増します。ニンニクがあるのとないのとでは全然違います。しかしあまり使いすぎるとにんにく特有の臭みが出てしまうので使いすぎには注意が必要です。
酢
酢を入れると酸性効果でジューシーかつ柔らかくなります。かと言って出来上がりは酸味はなく逆にまろやかになっています。また、酢は防腐効果もあるので冷凍して作りおきするには最適な調味料です。
みりん
みりんは本来持っている甘みが加ええられ、まろやかなコクも出て、その上旨みも引き出します。調味料としては優秀ではあるが唐揚げにはあまり使われていません。アレンジや好みで使ってみるといいでしょう。
胡麻油
胡麻油は最強の香り役です。胡麻油を入れるととても香りが際立ち、香ばしい仕上がりになります。また、お肉もしっとりとするので唐揚げには相性がとてもいいです。数ある中でもおすすめの調味料です。
塩麹
塩麹には酵素が含まれており、それがお肉のタンパク質に作用するためしっとり柔らかな仕上がりになります。また、塩麹自体がとても味が濃いため、塩麹で下味をつけるときは基本他の調味料で味付けすることはありません。
おすすめ下味(定番)
生姜風
下味に入れる調味料は醤油大さじ2、砂糖小さじ1、生姜チューブ小さじ1を鶏モモ肉と一緒に混ぜ、軽くモミモミし冷蔵庫で1時間寝かせるだけです。生姜で鶏肉の臭みも消え、さっぱりした味になりとても美味しいです。
醤油風
調味料は醤油大さじ3、料理酒小さじ1、胡麻油小さじ1、片栗粉50gでお好みで生姜やにんにくを少々いれてもいいです。下味の時に、片栗粉を入れておくと鶏肉がぷりぷりになります。胡麻油をいれることで香ばしさが出て、醤油の香りが鼻に抜けていく感じが最高です。
塩レモン風
下味はシンプルに塩麹大さじ2とレモン汁適量だけです。塩麹に含まれる酵素が鶏肉のタンパク質に作用し、しっとり柔らかくなります。塩麹だけで味はしっかり付いてくれるのでとても簡単です。レモンの酸味が塩麹のしょっぱさとマッチし、いいアクセントとなります。
塩ハーブ風
格言:困ったときの下味
— あかもん山口おべん《W東大卒コンビ》 (@YamaguchiOBEN) February 27, 2018
塩・コショウ・ニンニク・ローズマリー使っときゃ何とかなる。#あかもん pic.twitter.com/r4tr1B8NnX
これは少し変わった味が楽しめます。使うものは料理酒が大さじ2にオリーブオイルを大さじ2、ローズマリーは乾燥したものをお好みの量で、塩小さじ1、コショウ少々入れて完成です。ハーブを使うことで馴染みのある味から一変、洋風な唐揚げになります。献立に困り唐揚げに変化をつけたいときにおすすめです。
中華風
調味料はマヨネーズを大さじ1とウエイパーを小さじ2程度で充分です。 マヨネーズには酢が入っているためお肉を柔らかくしてくれる作用があります。ウエイパーだけでしっかり味が付くのでその他の調味料は必要ありません。お好みでショウガやニンニク、ブラックペッパーなどを加えてもいいでしょう。簡単にでき美味しいので我が家の献立入り間違いない一品です。
おすすめ下味(オリジナル)
梅干し仕立て
梅干し好きにおすすめの唐揚げです。作り方は梅干し1個に減塩醤油小さじ1、料理酒小さじ1、そして生姜少量を漬け込みます。ポイントとしては漬ける前に鶏肉の皮脂肪を取って水でぬめりがなくなるまで洗うことです。基本鶏肉は洗ったりしませんが、そうすると味が染み込みやすくなり風味豊かになります。
昆布茶仕立て
みりんと料理酒をともに小さじ1、生姜、にんにく、昆布茶は適量でガラスープの素が大さじ1だけです。昆布茶の風味が香り後味がすっきりした唐揚げになります。醤油などの液体調味料ではないのでべちゃべちゃしないのが特徴です。これに梅干しを入れて梅昆布茶風にしても美味しいです。
その他+α
その他にもそれだけで充分美味しくなる調味料があります。焼肉のたれ、柚子ポン酢、キューピー和風たまねぎドレッシンクノンオイル、あごつゆ、ラーメンスープの素などこれら一つで味が決まります。これらそれぞれを鶏肉と合わせ揉み込み漬けておくだけでとっても美味しい唐揚げが出来上がります。醤油や料理酒などなくても出来るので簡単に済ませたい人は特におすすめです。
人気の唐揚げ粉
下味の手間が面倒くさい、ちゃちゃっと作りたいという人におすすめする市販で売られている人気の唐揚げ粉を紹介します。自家製でも簡単に美味しくできますが、市販で売られている唐揚げ粉もとても美味しいものが多いので自分で作った唐揚げと食べ比べしてみるのも面白いかもしれません。
日清唐揚げグランプリ最高金賞店監修唐揚げ粉香ばししょうゆ味ガーリック風味
これは市販のやつ使ったよー😃
— みっくん (@switter_mwk) January 17, 2018
でも、普通の日清から揚げ粉が一番好きやなー🎵 pic.twitter.com/rAfuulDo6y
ほんのりにんにくが香る香ばしい醤油とガーリックのWマッチに、ブラックペッパーが絶妙に効いてとても美味しいです。衣はカリカリサクサクでお肉はジューシーで満足度はすごくあります。市販の唐揚げ粉の中でもかなり人気のある商品です。
オーマイ伝説の唐揚げ粉にんにく風味
価格1066円 オーマイ 伝説のから揚げ粉 にんにく風味 100g×5個 日本製粉 https://t.co/VtGT2vdrtj pic.twitter.com/3v9XzKcxvE
— エレガントな料理 (@szilaardep) April 6, 2017
にんにくとスパイスが効いたしっかりめの味の唐揚げです。浅草に総本店を構える人気のから揚げ専門店「縁」監修の味を再現した商品です。お店で人気の「秘伝にんにく」を再現しており、しっかり効かせたにんにくの風味が後引く美味しさは絶品です。揚げる直前にこの粉をまぶすだけなので誰でも簡単にできます。
日清唐揚げ粉
中居くんが一番うまいって言う、唐揚げ粉でオレンジのやつ…
— こげねこ@(゚ー゚)についていく📎♐ (@koge_neko0818) February 14, 2018
これか?ww
>>日清 から揚げ粉 お肉がソフトになるタイプ | 日清フーズ から揚げ粉/天ぷら粉/パン粉 | 日清製粉グループ: https://t.co/ERcQua4BEq#ナカイの窓 pic.twitter.com/ZJEGjaSPq9
昔からある日清の大人気商品です。スパイスと香味野菜を合わた深みのある味は子どもから大人まで万人に受ける味付けになっています。特に子どもからの人気は絶大です。サクサクの唐揚げが簡単にできるため、漬け込む時間がない時やすぐに家で唐揚げが食べたい時に最高です。
下味の漬け過ぎには要注意!
下味を寝かせている時間が長く、漬け込み過ぎてしまうと味がつきすぎてしょっぱくなってしまいます。そして浸透圧の関係で鶏肉から水分が抜けるためジューシーさも失われます。味をよりつけようとしてもマイナスなことしかないので過度な漬け込みは危険です。味を染み込ませたいのであればフォークなどで鶏肉をさすと味が染みやすくなります。くれぐれも漬け込み時間は気をつけましょう。
知っておくと嬉しい豆知識
二度揚げでカリカリジューシー
鶏肉に熱が通るまでしっかり揚げてしまうと表面が硬くなったり、余分な肉汁も出たりとジューシーさが無くなってしまいます。それを防ぐために、まず1分30秒だけ170℃で揚げ、油から取り出し4分間ほど余熱で熱を通します。その間に肉からしみ出た水分によって衣がべちゃついてしまうのでもう一度、今度は180℃の高温でさくっと揚げます。そうすることで衣についた水分が飛び、カリッとジューシーに揚げられるのです。
下味の下味
基本唐揚げは鶏モモ肉を使いますが、鶏ムネ肉でもしっとり柔らかくする裏技があります。鶏ムネ肉約1kgの下味の下味。砂糖10g、塩10g、水50cc、料理酒50ccを合わせて冷蔵庫で一時間寝かせます。そして、そこからさらに下味をつけるというやり方です。鶏ムネ肉を使うことで節約にもなるし冷えても柔らかいままなので是非試してみてください。
下味をマスターし献立のレパートリーを増やそう
いろんな種類の下味をマスターして同じ唐揚げでもバリエーション豊富なレパートリーを増やし、献立に活用させてみてはいかがでしょう?そして、自分好みにアレンジし絶品唐揚げを作り献立を充実させましょう。