2018年09月24日公開
2024年08月06日更新
ジンギスカンの焼き方は?フライパン・ホットプレートで焼くコツも!
ジンギスカンはラム肉やマトンの肉を使ったおいしい焼肉料理です。しかし実はその肉にはいくつか種類がある上に、その肉の種類によって焼き方が異なってきます。また、自宅で肉を焼く場合はホットプレートやフライパンを利用することでおいしく調理することができます。しかし、そのときも焼き方にコツが必要だったりするのでコツをしっかり覚えておいしいジンギスカンを自宅でも楽しみましょう。
目次
ジンギスカンの焼き方をマスターしたい!
ジンギスカンの焼き方をマスターしたいと思ったことはないでしょうか。ジンギスカンをもしも家で焼くことができたらもっとジンギスカンを食べるのに。そう思っている人もいるかも知れません。しかし、安心してください。ジンギスカンを自宅でもかんたんい作る方法があります。中にはホットプレートやフライパンを使ってあの臭いを気にせずに焼くコツもあるのでぜひ一度は試してみる価値がありそうです。
ジンギスカンについて
ジンギスカンといっても、結構頻繁に食べる地域とそうでない地域で差があるので、なじみのない人にとってはジンギスカンがどんな料理でそもそも羊かヤギかということも良くわかりません。それに実は生で焼いたり冷凍で焼いたりと、奥が深かったりします。知っていましたか?そんなジンギスカンについて簡単に、説明していきましょう。
ジンギスカンに使う肉は2種類ある
ジンギスカンには2種類の肉があるのを知っているでしょうか?ひとつは生ジンギスカンです。更に生には輸送・保管時に一度も冷凍されていない「冷蔵(チルド)品」のラム肉とラム肉を丸めて冷凍した「ロール肉」があるのです。生の肉を「生ラム肉」「生マトン肉」と呼びます。一度冷凍されると解凍する際に繊維が壊れ風味が落ちると言われています。それぞれに良い部分と悪い部分があるわけです。
一方で冷凍した肉をおいしく食べる方法には味付けジンギスカンというものがあります。このジンギスカンの食べ方は風味が落ち、臭いがきつくなったマトン肉などの臭み消し方法として利用されるのが一般的といわれています。保存食としても食べられるので、いわばインドにおけるカレーのような感覚に近いのでしょう。
北海道では味付け肉でつくるのが主流
日本におけるジンギスカンの本場北海道では生と味付け両方が食べられていますが、主に味付けジンギスカンが好まれてシェアを多く持っているようです。現在では様々なメーカーで製造されている味付けジンギスカンですが、個人精肉店や焼肉店などでも独自に製造されています。それだけ北海道では親しまれている料理です。
味付けジンギスカンと一口に言っても調味液には、醤油ベースのものと、味噌ベース・塩ベースなどさまざまな種類の味付けジンギスカンがあります。漬け込むときには様々な香味野菜・果物を扱って製造され、それにマトンやラムのジンギスカン用の肉が漬け込まれます。市販されるジンギスカンの付けダレもあり、焼肉のタレ同様に多種多様存在します。
ジンギスカンと一緒に焼くおすすめの野菜
ジンギスカンにはじつは多種多様な野菜が使われます。しかし、そうは言っても定番というものがあり、とくにもやし、たまねぎ、にんじん、ピーマンといった野菜は欠かせないといっても過言ではないでしょう。もやしやたまねぎは食感を楽しむことができ、たまねぎは辛味も追加されます。にんじんは甘くておいしい野菜で、ピーマンは火を通せば独特の臭みが消えて甘味が増しおいしいです。
さらに、定番とまではいかなくてもおすすめの野菜はキャベツでしょう。キャベツは胃腸を整える効果があり、ジンギスカンなどの肉料理とは相性がぴったりです。更に春から夏にかけて食べるならアスパラはおすすめの食材です。さらに、インゲン豆や、かぼちゃ、にら、ナスに春菊、じゃがいもなども一緒に調理するとおいしい野菜ですので試してみる価値があるでしょう。
ジンギスカンを味付け肉での焼き方
ジンギスカンを味付け肉を使って焼くにはどうしたらよいでしょうか。簡単にポイントを説明すると、タレがついている分、焦げ目がつきやすいんで焼き方に工夫がいること。さらには冷凍の場合にはコツがいること。そのために野菜が重要になってくること、手順がポイントになってくること、野菜以外にも入れるとおいしい材料があることなどが挙げられます。それらのポイントに注目して作り方をみていきましょう。
まずは野菜を並べよう
まずは野菜を入れていきましょう。もやしはそのままパックなどからだして入れれば大丈夫です。キャベツやたまねぎジャガイモなどは食べやすい大きさにカットしていきましょう。にんじんなどの根菜は、輪切りにしていくのが普通です。ジンギスカンの焼き方の準備はこれで大丈夫です。
ジンギスカンを焼くときはまず野菜を並べていくのが基本です。よく見るジンギスカンの肉の焼き方は、ドーム型の鉄板の周りに野菜を敷き、真ん中に肉をおいていると思います。しかしながら、後述しますが味付け肉は焦げてしまうのですこしやり方に工夫が必要となります。そのコツとは野菜を絨毯のように鉄板全体に敷き詰めるのです。それにより鉄板に焦げ付かず、焼くことが出来るようになるのです。
味付け肉は焦げやすいので野菜の上に置いて火を通そう
味付け肉はタレがついてます。このタレを鉄板の上で加熱した場合、すぐに焦げてしまうのは皆さんも経験済みだとおもいます。タレのついた味付け肉は基本的に焦げてしまうので、焼くときには注意が必要なのです。そしてジンギスカンの場合はこのタレがついているお肉が主流なのですこし、コツが必要です。どんなコツが必要かお伝えしましょう。
ジンギスカンの味付け肉はまず最初に野菜を鍋に敷き詰めるのはお伝えしました。これは野菜を加熱することで湯気を発生させるために行います。ジンギスカンの味付け肉は基本的にこの湯気によって蒸し焼きにしていくのが基本となり、普通の焼肉とは違うところになります。蒸すことによって、お肉のうまみ成分が凝縮されるメリットもあります。
ジンギスカンの焼き方の手順を解説
まずはじめに鍋を加熱していきましょう。ジンギスカンはこのとき、普通は鍋に油をひく必要はありませんが、味付け肉のときは鍋にひいていきましょう。そうしたら野菜を満遍なく広げていきます。しっかりと鍋野菜を並べていけたら、準備OKです。ここにおいておくことで肉から流れ出た油とまざりおいしく出来上がります。
やがて野菜から湯気が出始めると思うので、そうしたらその上にジンギスカンの肉を乗せて焼いていきましょう。タレのついたジンギスカンの肉は大変焦げやすいのでこうして野菜の上で湯気を使って蒸し焼きにしていくことで焦がさずにすみます。また蒸し焼きにすることでうまみがまします。
野菜の上でジンギスカンの肉を加熱しているとだんだんと肉が白っぽくなっていきます。白くなってきたらジンギスカンの肉をひっくり返すタイミングになるので、ひっくりかえしましょう。ジンギスカンの肉を片面やいたら反対側はさっと加熱するイメージで行いましょう。色がついたらそのままめしあがっていただいて結構です。
ジンギスカンは味のこい料理でそれだけでも十分おいしい料理です。しかし、野菜やジンギスカンの肉以外にもうどんなどを入れて食べる方法もあります。うどんをいれたりジャガイモを入れることでジンギスカンのうまみをより堪能できますから、ぜひ試してみてください。
ジンギスカンを生ラム肉での焼き方
ジンギスカンを生のラム肉を使って焼いていくときにはどんなポイントがあるでしょうか。生であることのメリットとデメリット把握することで、よりおいしいジンギスカンを楽しむことができるでしょう。また、意外とジンギスカンに使われる肉の部位は多いので初心者は肩ロース肉から始めるとよいようです。食べるときの味付けもポイントになってきますので、紹介していきましょう。
初心者にはラムの肩ロースがおすすめ
初めてラム肉を焼く場合は肩ロースの肉を使うのがおすすめです。その理由は赤身と脂肪のバランスがよく、旨味のある部位だからです。様々な用途に使われており柔らかい肉質で、ローストラムや焼肉、厚切りのジンギスカンやステーキにもおすすめの肉になっています。最初にどの肉を使えばよいのか迷っていたらこの肩ロースを使ってみるのがよいかもしれません。
肩ロース以外の部位
ジンギスカンでは肩ロース以外にも食べれる肉がたくさんあります。食べれる部位は、ショルダー・ラック・ショートロイン・レッグ・アーム・スペアリブなどです。最近では通販でも希少部位も販売していて、その肉の年齢、ラム・マトンでも味わいが変わってくるので楽しみ方は結構広いです。ジンギスカンでモモ・ウデ・バラ・ロースで食べ比べてみると歯ごたえや味わいが違い楽しくジンギスカンを味わえるようです。
食べるときは塩またはたれをつけて食べよう
生ラム肉を矢家食べるときの食べ方は2種類あります。ひとつは焼く前に塩コショウで下味をつけて焼いて食べる方法。もうひとつは焼肉のように焼いたあとにタレをつけて食べる方法です。どちらもおいしい食べ方ではありますが、これには違いのポイントがあります。
塩コショウとタレの違いはラムやマトンといったジンギスカンに使われる肉独特の臭いにひみつがあります。ラムもマトンも、実に栄養価が高く、コクがあっておいしい肉ではあるのですが、その独特のにおいが苦手な場合もあります。そんなときにはタレをつけて食べると臭いを抑えることができるのです。一方で、塩コショウで食べる場合はジンギスカンの肉のうまみを味わうことができます。
生ラム肉を使ったジンギスカンの焼き方の手順
まず最初に鍋を熱していきましょう。油をしいて、しばらくして馴染んできたら野菜をどっさりいれましょう。このときに少しまばらに野菜をしいておくと、肉が焦げ付かないのでよいです。野菜がすこしあったまってきたら、上から生のラム肉をいれましょう。最初はジューという音がします。
玄人の人も、特に生ラム肉の焼き方に決まりはないといっているのですが、その焼き方によって楽しみ方が違います。野菜の上に乗せて焼く方法だと、焦げ付かなくうまみが楽しめ、鉄板に直接乗せて焼く場合は香ばしい味が楽しめるようです。冷凍の場合は硬くなってしまうので蒸し焼きが適しているようですが、生の場合はどちらもイケます!
片面を焼いていると、だんだんとおいしそうな肉汁が出てきます。この肉汁が出てきたら、ひっくり返すタイミングになります。生ラム肉をつかったジンギスカンの場合、生でも食べられる肉を使っているのでレアくらいで食べるのがおいしいので焼きすぎには注意しましょう。ひっくり返したら軽く色目をつける程度でよいです。
ジンギスカンをホットプレートでの焼き方やコツを紹介
ご自宅でジンギスカンをやろうと思っても、あの独特なプレートがなくて諦めた経験はないでしょうか?しかし、安心してください。ジンギスカンは身近な調理器具を使って焼くこともできます。まずはホットプレートを使った焼き方をご紹介しましょう。ホットプレートで焼くことは可能ですが、焼き方にいくつかコツとポイントがあるので意識してやってみてください。
肉と野菜が混ざらないように焼く場所を分けよう
ジンギスカンをホットプレートで焼くコツは焼くときの場所分けをする必要があります。なぜなら食材同士の水分や、油が混ざり合ってしまうからです。皆さんも、あのジンギスカン専用のプレートを見たことがあると思いますが、基本的にドーム型になっており、出た油は外へ流れるようにできています。しかしながらホットプレートはそうはなっていません。ホットプレートでやるときは場所をわける、と覚えましょう。
具体的な方法としては、ホットプレートを半分に分けるイメージです。たとえばホットプレートの右は野菜、左は肉といった具合でわけていきましょう。これがコツです。こうしてわけることで、不用意な混ざりあいが起こらず、おいしくジンギスカンを楽しむことができるでしょう。ぜひホットプレートで作るときは試してみましょう。
先に野菜から焼いてから肉を焼き始めよう
ジンギスカンは野菜とラムやマトンといった肉を同時に焼いて食べる調理方法です。だからといって、本当に一緒に焼いてしまうと火の通るタイミングが異なるのでおいしく出来上がりません。野菜が生焼けのままになったり、肉が焦げ付いてしまい、大失敗になってしまいます。ですので、ホットプレートで焼くときは基本的に野菜からはじめるようにしましょう。これがホットプレートで焼くときに重要になってきます。
たれは野菜にもしっかり絡めて焼こう
具体的な作り方手順をご紹介しましょう。まず野菜から炒め、しばらくしてから肉を入れていきましょう。火のとおり加減をみて行っていきます。肉の焼き具合は表五分、裏二分くらいがちょうど良いです。肉はあまりちまちま焼かず豪快に焼きましょう。
野菜がしんなりとして、肉の色も変わってきたらタレを投入します。しっかりと野菜にはタレを絡めて行くようにしましょう。するとすき焼きのようなイメージになってきますので、煮込むようにジュージューと焼いていきましょう。肉は色が両面変われば食べごろです。
ジンギスカンをフライパンを使った焼き方やコツは?
家庭でジンギスカンを作るときにネックなのはひとつ、ホットプレートやジンギスカンの鍋がないことです。もうひとつは、煙が出まくってくさいのではないかという懸念です。しかしながら、フライパンで煮込むように焼くことによって、それらの懸念を払拭することができますので、実際にやってみましょう。
野菜と肉は別々に調理するのがポイント!
ジンギスカンをフライパンで焼いていく方法を紹介していきましょう。まずは材料を用意していきましょう。味付けジンギスカン1袋(300g)、ニンジン4cm、玉ねぎ1/2個、ピーマン2個、もやし1/2袋、キャベツ2枚、塩コショウ少々、ジンギスカンか焼肉のタレ適量、油適量。これらがあれば家庭でも十分フライパンを使ってジンギスカンを楽しめます。早速作り方を見て行きましょう。
まず、フライパンで焼くときにポイントになるのは肉と野菜を別々に焼くことが大事なコツになってきます。最初は先ほどのホットプレートで焼く方法と同じように野菜から焼いていきますが、ここで冷蔵庫にあるジンギスカン用の肉をだしてすぐに焼けるように常温にもどしておきましょう。野菜はなるべく薄切りにし、火が通りやすいようにして準備しておきましょう。
食材の準備が出来上がったらフライパンを温めて焼く準備をします。基本的にはジンギスカンの肉は脂を敷かなくても焼けますが、もし蒸し焼きではなく、直において焼こうと思う場合は、油を敷いておいたほうが良いでしょう。香ばしさをとるか、うまみをとるか、お好きな方法で選ぶようにしましょう。
まずは野菜にたれを絡めながら焼こう
フライパンで焼く準備ができたら、まずは野菜を焼いていきましょう。ニンジン、ピーマン、玉ねぎなど火の通りにくい食材をはじめに焼いていき、徐々にもやしやキャベツといった野菜を入れていきましょう。だんだんと、火がとおり始めたら、ここでフライパンにタレを入れていきましょう。
タレをいれて焼いていきますが、ジンギスカンは焼くというよりもそのどばどばと入れたタレで煮込むといった表現が近いです。野菜を大量のジンギスカンのタレで煮込むように焼いていって完全に火が通ったら、ここで一度お皿にうつしてフェードアウトさせましょう。
肉はきれいにしたフライパンで焼こう
野菜をお皿に移しおえたら今度はフライパンで肉を焼いていきましょう。しかし、肉を焼く前にひとつ気をつけなければならないことがあります。このままだとタレで焦げ付いてしまうので、一度フライパンをキッチンペーパーなどで綺麗にしてしまいましょう。これがコツです。フライパンを綺麗にすることができたら肉を早速やいていきましょう。
フライパンでジンギスカンを焼くときは、普通の焼肉のように数枚ずつ焼いていたら間に合いません。すこし半生くらいで食べるのが普通なので、一気に焼いていきましょう。焼くときは裏面5分、表面2分くらいの割合で焼いていきます。あまり焦げ目がつき過ぎないように注意しましょう。生ラム肉を使うときはレアくらいで焼くのがコツになるようです。
野菜の上に肉を盛り付けよう
お肉を焼くことができたら最後は盛り付けていきます。盛り付け方は自由ですが、とても熱いのでやけどをしないようにしましょう。また、お肉は生ラム肉の場合はタレで煮込まないので、盛り付けたあとに味付けをするか、タレにつけて食べるようにするとよいでしょう。
ジンギスカンの焼き方を自宅で試してみよう!
いかがでしたでしょうか?ここまでジンギスカンの焼き方のコツを説明してきましたので、まとめとしてもう一度おさらいしてみましょう。まず、ジンギスカンには2種類の肉が使われます。マトンとラムです。そしてこれらは生の肉と冷凍に加工された肉に分けられます。そして冷凍した肉は風味が落ち、硬く、くさくなるので味付けをして保存されています。北海道ではこの味付け肉をつかったジンギスカンが一般的です。
ジンギスカンの焼き方のコツはとても簡単です。まず、牛肉や豚肉のように脂をひく必要がありません。その理由は野菜を使うためです。まず最初に野菜を敷き、その上に肉を置くようにします。この理由は野菜は火のとおりが遅いこと。そして野菜の蒸気で肉を蒸し焼きにし、焦げるのを防ぐことがありました。焦げないように肉を蒸し焼きにすることで、肉のうまみがより強くなるメリットもありました。
ジンギスカンには生肉と、味付け肉がありました。生肉を焼く場合は、そのままでも食べれる肉なので、さっと焼いて食べることができました。一方で、味付け肉は、一度冷凍されているので蒸し焼きにすることでやわらかくおいしく食べれるという特徴がありました。生肉の場合は、塩コショウで味付けをしても良いですし、焼いたあとにタレにつけて食べてもおいしく楽しむことができました。
また、ジンギスカンは基本的には専用のプレートで焼くのが好ましいですが家庭用の調理器具を用いても食べることができました。ホットプレートを使う場合は野菜と肉を焼くスペースを分けて、野菜にタレを絡ませる方法でした。フライパンで焼く場合は野菜を炒めてから、跡で肉を焼くという方法で対応ができました。どちらも肉と野菜を分けることに特徴があります。しっかりと焼き方を覚えてジンギスカンを楽しみましょう。