2018年08月07日公開
2024年07月28日更新
カービングナイフのおすすめ10選!ナイフセットや使い方も紹介!
フルーツや野菜に見事な彫刻が施されたカービングを見たことがありますか?とても人間の手で作ったとは思えないほど、繊細で美しいカービングは立派な伝統技術です。そんなカービングを施すのに欠かせないのが、カービングナイフです。今回はこれからカービングを始める方や、買い替えを検討している方におすすめのカービングナイフを厳選して紹介します。使い方も解説していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
カービングナイフのおすすめは?
みなさん、カービングって知っていますか?カービングはもともとタイ王朝で王様に献上するために果物や野菜に細かな彫刻を施し、華やかに飾りつけたタイの伝統技術です。実は今世界的にカービングが広まり、日本でも専門的にカービング技術を学ぶレッスンが増え人気になっています。ハロウィンやクリスマスの時期にはカービングを施した食材の画像がSNSでもたくさんアップされ、その人気を裏付けています。
カービングナイフとは、カービングを行う時に欠かせない包丁です。せっかくカービングを始めるのであれば、使いやすいカービングナイフを手に入れたいものです。今回はカービングナイフとはどんなものかということや、おすすめのカービングナイフ、初心者にも使いやすいカービングナイフセットなどを厳選して紹介します。カービングナイフの使い方も合わせて紹介しますので、ぜひチェックしてみて下さい。
カービングナイフとは?
カービングとは?
カービングの起源は約700年前にはじまった歴史の古い技術で、専用のカービングナイフを使って野菜や果物に花や蝶などのモチーフを彫刻して作られます。タイの高級レストランに行くと、見事なカービングが施された野菜や果物が出てくるのですが、見た目も素敵でテーブルが華やぎます。タイ王朝時代から引き継がれるクラシカルなデザインのほか、最近ではハート型など現代風のかわいいデザインも登場しています。
カービングに欠かせないカービングナイフとは、彫刻がしやすいように先端が細長く、長時間作業しても疲れないように作られた軽量のナイフです。また、カービングナイフとは包丁と違い果物や野菜を切るのではなく、掘ることが目的なので、持ちやすさ、握りやすさを重視して作られていることも特徴です。包丁の場合は柄の部分を持ちますが、カービングナイフは刃の根元を持ち、刃の先端で作業をします。
また、カービングナイフとは一口に言っても野菜や果物を彫る時にいろいろな形状で彫れるよういろんな種類があります。そのため、目的にあったカービングナイフを選ぶことが大切です。カービング初心者の方には、カービングナイフセットもあるので、何を揃えたらよいかわからないという方はカービングナイフセットを選ぶのも一手です。
カービングナイフの種類
カービングナイフとは先ほどもお伝えしたように様々な形状があり、用途が異なっているため目的に合わせたカービングナイフを選ぶことが大切です。それぞれの種類を紹介してきますので参考にしてください。これからカービングを始める方に持っておいて欲しい基本のカービングナイフがピーリングナイフです。ピーリングナイフは刃が三日月形の特殊な形状をしていて、細かい模様を彫るのに適しています。
フルールカービングの本場タイでも、ピーリングナイフを使ってカービングを行っています。また、皮を模様を彫るだけでなく、フルーツや野菜などの皮を剥ぐこともできます。ただし分厚い皮むきは苦手なので、その場合は包丁で皮をむくことをおすすめします。次に、シーディングナイフというナイフがあります。形はピーリングナイフと似ていますが、少し刃が太目で曲線がゆるやかになっています。
シーディングナイフは主にカービングを施す前にフルーツの種をとるなどの下準備で用いられることが多いナイフです。刃の先端が細くなっているので、種がきれいにとれるので使いやすいです。もちろんシーディングナイフを使ってカービングを施すこともできるので、使いやすければシーディングナイフを利用しても全然問題ありません。持ちやすさを重視するのであれば、ペン型タイプを選ぶのもよいでしょう。
ペン型タイプは名前の通り、太く丸いペンのような持ち手に刃がついたナイフです。ピーリングナイフやシーディングナイフの持ち手が平たくなっているのに対し、ペン型タイプは丸くなっているので鉛筆を持つ感覚でナイフを使うことができます。刃の形状は三日月型のピーリングナイフ型と、太目のシーディングナイフ型があります。どちらにせよペンのように持てることでより細かく繊細な作業がしやすいことが特徴です。
最後にカービングナイフとは異端となりますが、スプーン付きタイプのカービングナイフもあります。刃の反対型に丸い小さなスプーンがついていて、果物をくりぬいてフルーツボールを作ることができます。刃はギザギザになっていて、溝を掘る時に用いられます。カービングには極めれば極めるほど高い技術が必要となりますが、刃がギザギザになっているものだと簡単に模様がつけられるため、初心者の方にも使いやすいタイプです。
カービングナイフの選び方
カービングナイフとはカービングを施すためのナイフですが、選ぶ時には使いやすさを重視することが技術を高める近道です。チェックポイントとしては刃渡りの長さとカービングナイフの全長です。最も扱いやすいおすすめのサイズは全長15cmほど、刃の長さが5cmくらいのものです。上級者になると刃が長い方が使いやすいという意見もありますが、初心者はカービングナイフ自体にも慣れていないため、標準サイズを選びましょう。
次にカービングナイフを選ぶ時は刃のしなりも大切です。初心者には刃がしなり過ぎない硬めの刃がおすすめです。しなりの少ない硬い刃だと、野菜やフルーツの厚い皮も彫りやすいです。刃のしなりに関しては外観ではわかりにくいため、店舗で実際に確かめるか、ネットのレビューや口コミなどでチェックしたカービングナイフとはどういったものなのか確認するとよいでしょう。
また、カービングナイフを選ぶ時は持ち手の部分にも注目してください。カービングナイフの持ち手の材質は大きく分けてプラスチック、ステンレス、木の3種類あります。プラスチックは軽く、さびにくいのが特徴です。衝撃に弱いので取り扱いには少し注意が必要です。ステンレス製は丈夫でさびにくく、長持ちするのが特徴ですが、素材そのものが硬いため持ちにくいという方もいます。
最後に持ち手が木のタイプは手なじみが良く、しっかりと持てるのが特徴です。ただし、水洗いを繰り返していると劣化しやすいため、長く使うのには向いていません。また、カービングは細かな作業が多いため、長時間握っても疲れにくいものを選ぶようにしましょう。柄が太すぎると疲れやすいので程よい太さのものがおすすめです。カービングナイフの持ち手にはそれぞれの特徴があるので、よく比較して選ぶようにしてください。
カービングナイフはどこで購入できる?
カービングナイフを購入したい方は、デパートや大型ホームセンターなどで手に入れましょう。また、ネット通販ではカービングナイフ専門店もあり、市場には売られていないタイ直輸入のカービングナイフなども販売されているのでチェックするのもよいでしょう。これからカービングを始める方であれば、ピーリングナイフやシーディングナイフがセットになったカービングナイフセットもあるので、あれこれ揃えなくてもすみます。
カービングナイフセットはカービングに必要なナイフがセットで入っていて便利なほか、単体で買うよりお得になっているのもメリットです。デザインや色も揃っているので、見た目にもテンションが上がりそうです。これからカービングを楽しみたい方には、カービングナイフセットがおすすめです。後ほどカービングナイフセットのおすすめも紹介しますので、参考にしてください。
カービングナイフの使い方
カービングナイフの使い方
カービングナイフの正しい持ち方を知っておくと、疲れにくく、作業もしやすいのでぜひ覚えておいてください。カービングナイフの持ち方の基本ですが、ナイフの胴体部分ではなく根元を持ちます。刃の根元に近い柄の部分を親指と人差し指で挟み、刃の部分に中指を添えて固定するようなイメージで持ちましょう。カービング初心者の方は、扱い方に最初戸惑うかもしれませんが、慣れるまで練習すると上手に扱えるようになります。
カービングナイフの使い方・カービング例厳選
カービングナイフを使ったカービング例を紹介します。まずは初心者向けのダリアデザインが美しいリンゴのカービングです。カービングナイフの使い方は、刃を縦に入れて斜めに彫ります。基本はこの繰り返しになります。下書きに沿って丁寧に彫り進めていくと、美しいダリアの模様が浮かび上がってきます。ポイントは、彫ったラインが等間隔になることです。中心の部分は丸く残しておくと、よりダリアっぽいのでお試しください。
メロンを使ったカービングです。簡単な作業で作れるので、初心者の方にもぴったりです。メロンの上から半分より少し上のあたりまで縦に包丁を入れ、ヘタを挟んで反対側も同じように包丁を入れます。そこから三角スプーンを水平にさしてバスケットの持ち手部分を除いて一周切ります。種を除きメロンの身をくりぬいたら、バスケットの部分をカービングナイフを同じ角度で差し込みギザギザを作ったら完成です。
少し上級者向けのローズとハートデザインのカービングデザインです。スイカは割れやすい素材で、さらにこちらのデザインは曲線が多いため、経験者向けになります。なるべく平たい面を探して下書きします。カービングナイフの使い方は、ローズの部分は中心に円を作ります。垂直にナイフを刺し、円に沿ってカット、周りを抜きます。次に円の角をカットします。ナイフの使い方としてナイフよりスイカを動かすのがコツです。
円の外側から順に花びらを入れます。花びらが取れないように角度に気を付けてください。周囲に花びらを作ります。均等な大きさで重なるようにしましょう。デザインに立体感を出すためにナイフを寝かして周囲の高さを揃え、均等に8つ溝を入れます。さらに8つの溝の間に溝を入れて合計16個の溝を作ったら周囲を斜めに落とすとハートが浮かび上がります。あとはハートの外側をカットして、平らに整えたら完成です。
カービングナイフのおすすめ10選!
初めてカービングをする方におすすめの「KOM-KOMカービングナイフセット」
カービングナイフとはなにかまだわからないこれからフルーツやベジタブルカービングを始める方におすすめなのが、KOM-KOMのカービングナイフセットです。カービングが生まれたタイで最も有名なカービングナイフブランドなので、使いやすさはお墨付きです。ピーリングナイフ(小・刃渡り15cm)、シーディングナイフ(中・刃渡り17cm)、ペティナイフ(大・刃渡り18cm)の3本がセットになっています。
3本とも刃は硬く、しなりが少ないので初心者でも使いやすく、持ち手も中央にくぼみを持たせたプラスチック製で、しっかりと固定でき持ちやすくなっているため、カービングナイフとはどんなものか慣れていない方も使いやすいカービングナイフになっています。こちらのカービングナイフセットを購入すると、必要なものが一通りそろうので追加で購入する必要もありません。お値段は3本セットで1980円となっています。
初心者にもおすすめ「サウィーナ野菜・フルーツ彫刻工具セット」
カービングナイフ、くりぬきスプーン、皮むき器がセットになったサウィーナのカービングナイフセットは、どれも使いやすい3点セットです。サラダやアイスクリームなどの細かな細工にもおすすめで、初心者でも簡単にカービングを施すことができます。カービングナイフの全長は19cmと使いやすく、持ち手はステンレススチールとPP樹脂製でさびにくく、お手入れも簡単なため一度購入すると長く使える点も人気となっています。
この3点セットがあれば、使い方次第でメロンやスイカのバスケットもバスケット部分をカービングナイフで作り、フルーツの部分を丸くくりぬき、ほかのフルーツの皮をむいてあっという間に作れてしまいます。お値段は3本セットで1260円と比較的カービングナイフセットとしてはリーズナブルなので、とりあえずカービングナイフセットを手に入れたい方におすすめです。鮮やかなグリーンのポイントもお洒落です。
しなりがよく使いやすい「上級者用カービングナイフ2刃タイプ」
ペン型のカービングナイフが2本ついたカービングナイフセットです。刃が鋭く、しなりがよいので上級者向きのカービングナイフとなっています。初心者の方がカービングに慣れたころ、次のステップとして購入するのもおすすめです。カービングの本場タイの職人が1本1本手作りしていて、刃の部分は取り外しが可能になっており、1本につき2刃の取り換えがついているため、切れ味が悪くなったら交換することが可能です。
キャップはねじ式になっているため、レッスンなど持ち運びの際もバッグの中で刃が飛び出る心配もありません。タイの伝統文化をイメージさせるオリエンタルなデザインとなっているので、カービングをする度にテンションが上がりそうです。ちょっと人と差をつけたいカービングナイフを探している方にもおすすめです。タイの本場を彷彿とさせるおしゃれなカービングナイフがあれば、使い方の練習もはかどりそうです。
初心者にも最適「ゆの美フルーツベジタブルカービングナイフ」
ゆの美のフルーツベジタブルカービングナイフとは、刃の部分が非常に薄く、鋭い作りになっているため、初心者でも使いやすいカービングナイフです。本体も約20gと重量があり、力を入れずに使い方が簡単なのも特徴で、長時間カービングをしていても疲れにくく、刃の先端が細いことでいろんな模様に挑戦することができます。ステンレス鋼製のためさびにくく、持ちやすさを意識したデザインになのもポイントです。
持ち手の部分は、木製になっていて手なじみが良く、長く使うことでさらに質感が高まり、経年変化を楽しむことができます。これからカービングを始めるにあたってカービングナイフを育てる気持ちで長く使いたいという方におすすめです。お値段は1280円と質のわりにリーズナブルなので、手が出しやすいのもうれしいですね。
人気料理研究家監修「ラバーゼピーリングナイフ」
主婦から絶大な人気を誇る料理研究家有元葉子さんのキッチンブランドラバーゼのカービングナイフとは、女性の手になじむ大きさで扱いやすくまるで手指の一部のように操れるピーリングタイプのナイフです。刃は手術用メスなどにも用いられるモリブデンバナジウム鋼を採用し、サビに強く、切れ味の良さは抜群です。世界有数の金属加工地として知られる新潟県燕三条の地で熟練の職人の手により一本一本手作りされています。
ハンドル部分は、手触りが良いオリーブの木を使い、手に持ちやすい形を追求して作られています。持った時にふんわりと手に軽く感じるので、長時間カービングを施しても疲れにくいです。使い込むうちに色がなじんでいく天然木の美しさを実感できるので、使い込むごとに一層愛着が増しそうです。カービングナイフの使い方のほか、野菜のへやた筋取り、芯取りなどにも使えお値段は5385円と高価ながら十分価値のある商品です。
お値打ち価格で手に入れやすい「Knife by Mr_air_Thai3ピースカービングナイフ」
こちらはカービングの本場、タイからやってきた3本組のカービングナイフセットです。家族や友人と一緒にカービングを行うときは、一人1本使えるので、みんなでワイワイと一緒に楽しむことができます。プラスチック製の持ち手は軽量で扱いやすいので、初心者の方にもぴったりです。便利なシーディングタイプのナイフが3本セットになって890円と値段もお値打ちなので、カービングの使い方レッスンを行う先生にもおすすめです。
丈夫でお手入れもラクチン「Knife by Mr_air_Thaiステンレスカービングナイフ」
ステンレス製のカービングナイフを探している方におすすめなのが、Knife by Mr_air_Thaiの商品です。刃の部分はもちろん、持ち手までサビに強くメンテナンスもしやすいステンレスでできていて、継ぎ目のない一体型なので丸洗いでき清潔な状態をキープできます。刃の形状とサイズが異なる2本組のカービングナイフセットなので、りんごからスイカなどの大きな果物まで幅広く使えます。お値段は1000円です。
プロの料理人も愛用する「Toginon一角別作 細工用ペティナイフ」
Toginonの細工用ペティナイフは、刃先が細くなった使いやすいカービングナイフです。ペンのように握って使え、細工加工に適したデザインとなっているため野菜や果物を彫るのに便利です。プロの料理人も使用するというカービングナイフなだけあり、使い勝手の良さは間違いありません。刃は切れ味をさびにくさを兼ね備えた高品質のステンレスを採用しているので、丈夫で長持ちするのもポイントです。お値段は2484円です。
フルーツボウルを作りたい方に「タイガークラウンフルーツデコレーター」
片側がカービングナイフ、もう片側がスプーンになったタイガークラウンのフルーツデコレーターは、フルーツボウルを作りたい方におすすめです。カービングナイフの刃はギザギザになったVの字型なので、カービングに慣れていない方も使い方が簡単で模様もつけやすくなっています。プラスチック製の持ち手部分は太さがあるため、手に持ちやすく安定感も抜群です。お値段が373円とお手頃なので、2本目としてもおすすめです。
丈夫で長持ちする「HUMMINGBIRDカービングナイフ」
こちらのカービングナイフは、プラスチック製ナイフに比べ刃が厚い作りでしなりが少ないため、カービングナイフの使い方に慣れていない初心者の方におすすめの商品です。刃は分厚い上に丈夫なため硬いものを切ったり、作業中に力が入っても壊れにくいのが特徴です。カービングナイフにカバーがセットになっているため、レッスンなどの持ち運びにも便利です。お値段は1本1260円です。
カービングナイフを使ってカービングに挑戦してみよう!
じわじわとブームがきているカービングに欠かせないカービングナイフとはどういったものなのか解説してきましたが、参考になりましたか?カービングナイフの使い方や、おすすめのカービングナイフも紹介していますので、これからカービングナイフを探す方はぜひチェックしてみて下さい。
カービングナイフとは先が細くて果物や野菜に彫刻しやすいナイフですが、ものによって手なじみが変わってくるため自分に合ったカービングナイフを手に入れてください。お気に入りのカービングナイフを手に入れて、練習を重ねるとカービングの技術に磨きがかかります。みんなに喜んでもらえること間違いなしなので、ぜひカービングに挑戦してみて下さい!