ガスファンヒーターのガス代は?エアコンの電気代と比較調査!

ガスファンヒーターを使用してみたいけれど、使用した時のガス代はどのくらいかかるのか気になるものです。ガスファンヒーターは室内の空気が乾燥しにくく、湿度を保つことができるのも魅力のひとつです。ガスを使うので空気が汚れず、換気が不要なところも寒い冬に使用する暖房を選ぶ上で重要なポイントです。今回はガスファンヒーターのガス代を中心に、オススメの機種などを詳しく紹介します。

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目次

  1. 1ガスファンヒーターのガス代について知りたい!
  2. 2ガスファンヒーターとは?
  3. 3ガスファンヒーターのガス代は?
  4. 4ガスファンヒーターのガス代節約方法
  5. 5ガスファンヒーターの人気機種おすすめ
  6. 6ガスファンヒーターを賢く利用してガス代を安く抑えよう!

ガスファンヒーターのガス代について知りたい!

ガスファンヒーターを購入するときに気になるポイントといえばガス代という人も多いのではないでしょうか?暖房器具は寒い季節にかかせないものです。毎日使用するので、ガス代や電気代などのランニングコストは、できればお得に抑えたいものです。

今回はガスファンヒーターについての魅力や特徴などの詳しい解説とともに、気になるガス代やおすすめのガスファンヒーターの人気機種を詳しく紹介していきます。ガスファンヒーターを選ぶときや実際使用するときの参考にしてください。

ガスファンヒーターとは?

エアコンや石油ストーブについてはある程度知っているけれど、ガスファンヒーターは聞いた覚えがあるけれど、実際のところはあまり詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

ガスファンヒーターとは、その名の通り、都市ガスやプロパンガスを使用した暖房器具のことです。ガスが燃焼するときの熱を使って室内を暖めます。ここでは、今注目のガスファンヒーターの魅力や、都市ガス用とプロパンガス用の違いについて詳しく解説します。

ガスファンヒーターの魅力

エアコンは電力を、石油ストーブは石油をそれぞれ使用しますが、ガスファンヒーターは都市ガスやプロパンガスを使用する暖房器具です。他の暖房器具もとても便利ですが、ガスファンヒーターにも他の暖房器具と違う魅力がたくさんあります。

一番の魅力は、ガスファンヒーターは都市ガスやプロパンを使用するので、空気が乾燥しにくいことです。エアコンの暖房を使用するとその機能上、空気がとても乾燥しやすいです。ガスファンヒーターはエアコンと比較して空気が乾燥しにくいことが特徴です。寒い季節は乾燥が気になるものです。

せっかく暖房で暖かくても、空気の乾燥によって体調を崩してしまうのは避けたいものです。ガスファンヒーターなら室内の湿度を下げることが少ないので、快適な湿度を保つことができます。

また、ガスファンヒーターはスイッチを入れれば、間もなく数秒で暖かな風が出てくるので、すぐに暖をとることができるのも魅力です。エアコンは部屋全体をゆっくりと暖めるため、時間がどうしてもかかります。寒い外から帰ってきたときや、起床時などはすぐにでも暖かさを感じたいものです。その点ガスファンヒーターなら、すぐに温風が出てくるため、快適です。

石油ストーブをメインに使用している人も多いのではないでしょうか?石油ストーブは灯油を入れたり少し手間がかかります。また、点火したときの匂いが気になることもあります。ガスファンヒーターは都市ガスやプロパンガスを使用するため、自分で給油する必要がなく、手間がかかりません。

寒さの厳しいときや、雪の降っているときは、窓を開けての換気は少々面倒だと感じるものです。ガスファンヒーターなら暖房機能を使っても匂いが発生しません。室内の空気が汚れず、換気の必要がないところも魅力のひとつです。このように、ガスファンヒーターには他の暖房器具にはない魅力がたくさんあります。

都市ガス用とプロパンガス用は違う

ガスファンヒーターは都市ガス用とプロパンガス用の2種類があります。都市ガスを使用するときは都市ガス用のガスファンヒーターを使用し、プロパンガスならプロパンガス用のガスファンヒーターを使用しなければなりません。

都市ガスとプロパンガスをそれぞれ間違ったガスでガスファンヒーターを使用してしまうと、暖房器具が壊れるばかりでなく、思わぬ事故につながるおそれがありますので、とても危険です。

ガスファンヒーターを購入するときは、使用する部屋は都市ガスを使用しているのか、プロパンなのかをしっかり確認しましょう。そして、使用するガスとファンヒーターの種類が合っているかどうか、を機種を選ぶときに今一度必ず確認しましょう。

万が一、都市ガスとプロパンで間違ったガスの機種を購入してしまった場合でも、専門業者に依頼することで、使えるようになる場合があります。その費用は約1万円かかります。余計な出費を出さないためにも、都市ガスかプロパンなのか、しっかり確認してから購入しましょう。

ガスファンヒーターのガス代は?

家の暖房をガスファンヒーターに代えようと考えたり、新たに購入しようかと検討したときに最も気になるのは月々のガス代という人も多いのではないでしょうか?毎日使う暖房器具だからこそ、日々のガス代や電気代のコストパフォーマンスはなるべく抑えたいものです。

ここでは気になるガス代について詳しく解説します。エアコンの電気代や石油ストーブ、石油ファンヒーターを使用したときの月々にかかる料金との比較した料金も詳しく紹介します。購入するときの参考にしてください。

1ヶ月あたりのガスファンヒーターのガス代

ガスファンヒーターの規格は統一されており、その規格は20号、35号、50号の3種類あります。数字が大きくなるほど、対応できる部屋の畳数も広くなります。規格が同じですと、メーカーが違ってもかかるガス代は大体同じものと考えて良いでしょう。

また、最近のガスファンヒーターにはエコ機能が搭載されている機種がほとんどです。そのため、通常に使うよりも、エコ機能を使った方のガス代は約20%の節約が可能とされています。

ここでは、ガスファンヒーターを1日あたり約8時間使用した時のガス代を比較していきます。この比較した料金は、その時の気温や室内の広さ、環境、使う機種によって若干の差がある場合がありますので、参考までにしてください。

規格が20号のサイズのガスファンヒーターの場合、対応畳数は木造建築で7畳まで、コンクリート構造で9畳までとされています。今回は木造6畳での測定結果を紹介します。この状況下で使用した場合のガス代は約104円、1時間あたり約13円です。1か月使用した場合は約3210円の計算になります。

規格が35号のサイズのガスファンヒーターの場合は、対応畳数は木造建築で11畳まで、コンクリート構造で15畳までとされています。今回は木造10畳での測定結果です。この状況下で使用したガス代は約144円、1時間あたりは約18円です。1か月使用した場合は、約4320円かかります。
 

一番大きな規格である50号のガスファンヒーターの場合、対応畳数は木造建築で15畳まで、コンクリート構造で21畳までとされています。今回は木造14畳での測定結果です。この状況下で使用したガス代は約208円、1時間あたりですと、約26円です。1か月使用した場合は、約6240円かかることになります。

規格が大きければ、その分対応できる畳数は大きくなります。使用する場合は対応畳数を確認し、部屋の広さに合ったガスファンヒーターを選ぶことがポイントです。部屋の広さに対応していない小さな規格のガスファンヒーターを使用すると、対応外の広い部屋を暖めようとするため、通常よりも多くのガスを消費します。結果、ガス代が多くかかってしまい、節約になりません。

規格が上がればお値段も少し高くなりますが、後々のランニングコストを考えると室内の広さに対応した規格サイズのガスファンヒーターを購入するのが賢明です。部屋の広さに対応していないガスファンヒーターを購入しても、十分に部屋を暖めることはできません。

都市ガスかプロパンガスかの確認も重要ですが、部屋の畳数をしっかりと確認しておくこともとても大切なポイントです。しっかりと確認して、条件に合ったガスファンヒーターを購入しましょう。

エアコンの電気代とガス代の比較

ガスファンヒーターを使用した時にかかるガス代を詳しく知ったところで、次に気になるところといえば、エアコンの電気代と比較した時、どのくらいの違いがあるのかという人も多いのではないでしょうか?ここでは、エアコンの電気代とファンヒーターを使用したときのガス代を詳しく比較していきます。

まず、部屋の広さが6畳、1か月使用したときの料金を比較してみましょう。ガスファンヒーターを使用した場合は約3210円かかります。エアコンの場合は約2850円です。部屋の広さが比較的小さめの場合、エアコンの方が少々低めの料金です。

次は少し広めの部屋、10畳で比較してみましょう。1か月あたりの料金はガスファンヒーターを使用した場合4320円かかります。一方エアコンの場合は4471円かかります。部屋が広くなった場合、エアコンよりもガスファンヒーターの方が料金が安いという計算結果になります。

ガスファンヒーターと比較してエアコンは、室温の調整機能がやや上手です。そのため、室内の温度を保つという点においてはガスファンヒーターはエアコンにやや劣るというのが正直な話でしょう。しかし、エアコンは室内をゆっくりあたためるため、即効性はありません。

一方、ガスファンヒーターはすぐに温風を作り出すことができるとともに、下から温風が出ることで、足元から暖めてくれるため、エアコンよりも素早く暖をとることができるのも魅力です。

室内の状況によってエアコンの方が料金が安く済んだり、ガスファンヒーターの方がコストパフォーマンスが良かったりすることが分かります。また、部屋の暖まり方の違いや空気の乾燥具合の違い、各暖房器具の性能を見ていくと、それぞれに良い点があります。その時の状況や求める暖かさによって、暖房器具を使い分けることも必要です。

石油ストーブ・石油ファンヒーターとガス代の比較

石油ストーブや石油ファンヒーターは灯油を使って、その燃焼するときに発生する熱で部屋を暖める暖房器具です。すぐに部屋を暖めてくれる即効性は魅力的です。しかし、燃焼するときに灯油の燃える匂いがしたり、空気が灯油の燃焼で汚れてしまうため、部屋の換気が定期的に必要です。

石油ストーブや石油ファンヒーターを使用している家庭も多いのではないでしょうか?ここでは、石油ストーブや石油ファンヒーターを使用したときにかかる料金と、ガスファンヒーターのガス代の料金を比較してみましょう。具体的な金額は1か月あたりにかかる料金を比較します。

灯油の価格は約100円として計算します。6畳の部屋で1か月使用した場合、灯油代は平均して約2916円です。一方ガスファンヒーターは3210円かかります。少し広くなった10畳で比較してみましょう。10畳の場合の灯油代は平均して約4320円です。ガスファンヒーターも同じ価格の約4320円かかります。

部屋の広さが大きくなるほど、ガスファンヒーターの方が月々にかかる料金はやや低くなります。また、石油ストーブや石油ファンヒーターは灯油の燃焼具合で料金が大きく変わってきます。また、灯油の値段は変動しやすいため、灯油が高くなれば、月々にかかるコストも高くなります。

灯油を使った暖房器具はランニングコストが少々高いですが、停電などの災害が起きたときでも、電気を使わずに使用できるものもあるところが魅力のひとつです。そのため、どちらの暖房が絶対に良いということは断言できず、石油ストーブや石油ファンヒーターと、ガスファンヒーターどちらにもそれぞれの状況に合った利便性があると言えます。

ガスファンヒーターのガス代節約方法

寒い冬は光熱費がどうしてもかさむものです。ガスファンヒーターを使用するとき、ガス代はできるだけ節約したいものです。ここでは、ガスファンヒーターを使用するときのガス代節約方法を紹介します。ガス代をかしこく節約しながら、快適な冬を過ごしましょう。

エコ機能やタイマーなどを有効活用する

ガスファンヒーターは通常運転で使用するよりも、エコ機能を使った方が約20%もガス代が節約できます。最近の機種では、エコ機能が標準搭載されているものがほとんどです。ですが、中にはエコ機能がないものもありますので、ガス代を重視して購入するときはエコ機能がついているかどうか、しっかりと確認しましょう。

タイマー機能を有効に活用することも、ガス代節約になります。就寝時、布団に入ってからしばらくすると、布団の中が体温で暖かくなるため、ガスファンヒーターを作動したままですと、少し暑苦しさを感じることもあるものです。

寝る前に、タイマー機能で起きる時間の少し前にスイッチをオンになるように設定しておけば、起床時に寒い思いをすることはありません。布団から出るのがつらいという思いをせずに、快適に起きることができます。

また、眠りに就く前までは温かい室内を保っていたいと思う人も多いのではないでしょうか?タイマー機能を使えば就寝時にガスファンヒーターをオフにし忘れてしまう心配もありません。

タイマー機能をかしこく使い分けることで、無駄なガスを使わずにガス代を節約することができます。ガスファンヒーターの中にはタイマー機能が搭載されていないものもあるので、購入するときはしっかりと機能を確認しましょう。

エアコンとの併用で瞬時に温め賢く節約

ガスファンヒーターはエアコンと併用して使用するのもおすすめです。エアコンは室内全体を上からゆっくりと暖めてくれ、温度調節の機能に長けています。ですが、空気を暖めるスピードはやや遅めです。その速さを補うことができるのが、ガスファンヒーターです。

起床時や帰宅時などは、すぐに暖かさを感じたいものです。ガスファンヒーターはスイッチを入れた後、数秒で暖かな空気が出てきます。すぐに足元を暖めたいときや、暖を素早く取りたいときは、ガスファンヒーターを使用しましょう。

ガスファンヒーターを使用して足元を暖かくすると同時に、エアコンを併用して、上から部屋の空気全体をを温めれば、どちらかを単体で使用するよりも早く、部屋全体を効率的に暖めることが可能です。

エアコンとガスファンヒーターを併用して、短時間で部屋全体を暖めることで、暖房が強く稼働する時間を減らします。そうすることで、電気代やガス代を大幅に節約することができます。それぞれの利点を理解し、かしこく併用することで、節約しつつも快適な生活空間を保つことができます。

ガスファンヒーターの人気機種おすすめ

ガスファンヒーターを購入したいと考えたとき、具体的にどの機種にしようか迷う人も多いのではないでしょうか?買いに行く前に、それぞれの機種の特徴、や都市ガスかプロパンガスを使用した機種なのか、詳しいところを事前に知りたいものです。ここでは、ガスファンヒーターの人気機種のなかから、おすすめの機種を紹介します。

安全性にこだわった「東京ガスRR-2413S」

このガスファンヒーターは都市ガスを使用する機種です。安全性にこだわって作られており、使用時の安全を保つための機能が多く搭載されているのが魅力です。ガスファンヒーターが倒れてしまったり、衝撃が加えられたときに機能を停止させるガス遮断装置や、不完全燃焼を起こしたときに自動的に停止するように不燃焼防止装置が搭載されています。

また、操作スイッチをロックする機能もついているため、小さな子供がいる家庭でも安心して使用することができます。うっかりスイッチをオフにするのを忘れてしまっても、8時間後には自動的にスイッチが切れてくれる自動消火装置も備わっているので、安心です。

価格は家電量販店で約17800円ほどです。ガスファンヒーターを選ぶときに、機能性や安全性を重視したい場合はおすすめの機種です。ロック機能や転倒防止機能に加えて、エラーが起きた時のブザー機能も搭載されているため、小さな子供がいる家庭にも向いています。

空気清浄機機能も備えた万能型「リンナイRC-N38AC」

このガスファンヒーターは都市ガスを使用する機種です。暖房機能のほかに、空気清浄機能も搭載されている機種で、空気の綺麗さにこだわりたい人におすすめのガスファンヒーターです。フィルターではなく、電気集塵式の空気清浄機が搭載されているため、定期的なフィルター交換の必要がありません。空気清浄機能を単独で使用することができるので1年を通して使用できるのも魅力です。

タイマー機能やエコ機能のほかにも、転倒防止機能や自動消火機能も備わっているため、安全性も高いガスファンヒーターです。その他の機能として、室内の温度を見極めて暖房を調節する機能もついているため、快適な室内を保つことができます。

空気清浄機能がついているガスファンヒーターは、人の行き来が多いリビングに設置するのにピッタリのガスファンヒーターです。価格は約29000円です。暖房機能と空気清浄機能が一体となっているため、それぞれの家電を設置するよりも、室内の邪魔にならず、空間を広く使うことができるのでおすすめです。

デザイン性も重視したいなら「東京ガスNR-C620FH-PK」

都市ガス用のガスファンヒーターです。部屋のインテリアとの相性やおしゃれな雰囲気を重視したい人にはこのガスファンヒーターがオススメです。シンプルなデザインで色にバリエーションもあるため、どんな部屋にもぴったりと合います。

デザインだけでなく、タイマー機能やロック機能、エコ機能など、機能性も充実しているのが魅力です。度ぐ時の機能として、スポット機能が搭載されており、室温に関係なく足元のみを重点的に暖めることができます。

すぐに暖まりたいときも瞬時に対応できるのが魅力です。価格は約19800円です。色や外観が可愛らしいデザインのため、寝室の他、子供部屋にもぴったりのガスファンヒーターです。

価格重視なら「ノーリツGFH-4003S」

プロパンガス用のガスファンヒーターです。低価格ながらもシンプルで洗練されているデザインと機能性に定評があるガスファンヒーターです。低価格ですが、エコ機能やタイマー機能がきちんとついています。また、安全性も高く設計されており、操作ロック機能や、消し忘れタイマーもついているため、安心して使用することができます。

木造10畳まで対応でき、価格は約19800円です。規格が大きくなると価格が気になるものですが、この機種は低価格かつパワーもあるため、購入金額をなるべく抑えたい人におすすめのガスファンヒーターです。

ガスファンヒーターを賢く利用してガス代を安く抑えよう!

ガスファンヒーターは冷たい足元をいち早く暖めることができるだけでなく、室内の湿度も下げにくいため、乾燥も防ぐことができる使い勝手の良い暖房器具です。エアコンと併用すればより一層素早く室内全体をを暖めることも可能です。

空気を汚すことがないので、寒い日に窓を開けて室内の換気をする必要もありません。気になるガス代もエコ機能やタイマー機能を使って工夫をすれば、低く抑えることができます。ガスファンヒーターをかしこく使ってガス代を安く抑え、暖かな室内で日常生活を快適に過ごしてください!

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