加湿器のフィルター掃除方法は?カビの臭い取りの仕方も解説!

冬などの乾燥の時期に重宝する加湿器ですが、普段加湿器のフィルターを掃除していますか?きちんと掃除しないとカビがついてしまったり、臭いの原因にもなってしまいます。そうなると、健康のために使っている加湿器が体に良くない影響を与えてしまうことになりかねません。では、どのように加湿器のフィルターを掃除したらよいのでしょうか?その時にカビや臭いはどのように取れば良いのかも解説していきます!

加湿器のフィルター掃除方法は?カビの臭い取りの仕方も解説!のイメージ

目次

  1. 1加湿器のフィルターを掃除する方法を詳しく知りたい!
  2. 2加湿器のフィルターの掃除方法を解説!
  3. 3加湿器のフィルターのカビの臭い取りの仕方について
  4. 4加湿器のフィルター掃除方法を試してみよう!

加湿器のフィルターを掃除する方法を詳しく知りたい!

冬などの乾燥している時期には欠かせない加湿器ですが、普段のお手入れはどうしていますか?カビや菌が発生していそうと思っていてもなかなか掃除をするのが面倒に感じたり、掃除の仕方が分からなかったりして、なかなか掃除ができないと困ったことはありませんか?加湿器を利用すれば風邪にかかりにくくなったり健康に良いとされていますが、その加湿器が清潔でなければそれも意味がなくなってしまいます。

加湿器の汚れを放置したままだと加湿器病と呼ばれる健康被害へとつながりかねないことを知っていましたか?では、そもそも加湿器についているピンク色の汚れや黄色い汚れは何なのか。掃除しないとどうなってしまうのか。何を使って掃除したらよいのか、掃除の仕方はどのようにしたらよいのかを解説していきます。ぜひ、加湿器のフィルターの掃除をきちんと行って清潔に加湿器を使いましょう!

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加湿器のフィルターの掃除方法を解説!

加湿器のフィルターは掃除したほうが良いのはわかっていても、フィルター掃除はなかなか掃除しにくいところでもあります。どのように掃除したら良いのかがわからないために掃除することを先延ばしにしてしまっている方もいます。そこで、どのように掃除できるかを解説していきます。掃除するのが面倒に感じている方でも簡単にできる掃除方法です。ですが、そもそも加湿器についている黄色い汚れは何なのでしょうか?

加湿器のフィルターにつく黄ばみ汚れとは?

加湿器を使用しているとフィルターに黄ばみ汚れがついてきます。それは何なのでしょうか?それは水道水に含まれるカルシウムなどの不純物が沈着したものです。なので、放っておいても体への害はありません。ですが、一度気になると気になりだしてしまう汚れでもあります。なかなか落ちにくいのがこの黄ばみの特徴です。そして、これは加湿器の中の水を頻繁に入れ替えないことによってさらに不純物が沈着しやすくなります。

では、黄ばみ汚れが水道水に含まれる不純物で、健康への被害がないのであれば、加湿器のフィルターは掃除しなくても良いと思ってしまうかもしれません。でも、加湿器の汚れは水道水に含まれる不純物だけではありません。加湿器の内部は常に水分がある状態です。なので、もちろんカビも発生していると考えられます。そうなると健康被害へとつながる可能性も出てきてしまいます。

加湿器を掃除しないと健康に害があると考えている方もいます。また経済的にも影響が出てくると考える方もいます。でも、加湿器を掃除しないと本当に健康や経済的に影響が出てしまうのでしょうか?では、本当に加湿器の掃除をしなくても良いのでしょうか?掃除をせずに汚れをそのまま放置していたらどうなってしまうのでしょうか?加湿器を掃除しないとどうなるのか説明していきます。

加湿器のフィルターを掃除しないとどうなる?

黄ばみ汚れ自体はそのまま放置しても大丈夫ですが、そのまま放置して使用しているとどんどん沈着していてしまいます。水道水の不純物が付着しているので、その分フィルターが固くなり、フィルターが詰まった状態になってしまいます。そうすると音がうるさくなって運転効率が悪くなり、全然加湿しなくなってしまいます。そして、そのまま使用しているとフィルターが早くダメになってしまい、お金が余分にかかることになります。

加湿器の掃除を加湿器からカビ臭いような変なにおいがしたり、加湿器の効率が悪くなって加湿しなくなってり、今までしなかったような音がしたり、音が大きなってうるさく感じ、タンクに貯めている水のヘリが早くなったりします。そのようなことを招かないためにもぜひしっかりと加湿器のフィルターを掃除しましょう。加湿器の掃除をしないと健康への被害も出てきます。どんな健康被害へとつながるのでしょうか?

加湿器の掃除をしないと健康にも悪い!

加湿器は部屋の中の湿度を保つように作られているため、加湿器のフィルターは常に湿っています。なので、カビの繁殖に最適な環境になっています。そして、そのカビがついたままのフィルターで加湿器を使用してしまうと、部屋中にそのフィルターについている雑菌をばらまく結果になってしまいます。そうなると、健康被害へとつながり、風邪や肺炎などの病気になってしまう原因にもなりかねません。

加湿器だけでなく、カビはアレルギーやアトピーまた、シックハウス症候群の発生原因ともいわれています。そして、加湿器を綺麗な状態で使用しないとその水の中には、レジオネラ菌などの雑菌が多く繁殖してしまいます。そうなるとエンドトキシンという毒素が発生してしまいます。そして、加湿器を使うことによってそれらが部屋中に充満し「加湿器肺」や「加湿器病」と呼ばれる肺の病気になることがあります。

これらの加湿器病の症状は発熱や胸の痛み、呼吸困難などが発生することがあります。なので、加湿器を綺麗に保たずに使っていれば、深刻な健康被害へと至りかねません。以前には死亡例もあったとか。死亡例は極端な例で他の要因も加味されると思いますが、それでも、カビや雑菌のついたままのフィルター、加湿器で部屋を加湿していたら健康被害が出ても何の不思議もありません。

加湿器を綺麗な状態に保つことは健康的でさわやかに生活を送るために欠かせないことなのです。加湿器の水をコマメに交換するだけでも加湿器を綺麗に使うことにつながりますが、掃除も絶対に必要です。なので、加湿器のフィルターを綺麗に掃除して綺麗な空気を毎日吸えるようにして、健康的な生活を送りましょう。でも、加湿器のフィルター掃除にはクエン酸が良いと聞きますが、それは本当なのでしょうか?

カルキ汚れの強い味方!クエン酸

カルキ汚れは水に含まれているミネラルやカルシウムなどが固まってできた汚れで、アルカリ性です。そして、クエン酸は弱酸性なので、アルカリ性の汚れを中和して掃除するのに適しています。掃除で使うことの多い重曹は逆に弱アルカリ性なので、加湿器のフィルター掃除にはクエン酸のほうが向いています。

クエン酸と聞くと梅干しやレモンを思い浮かべる方もいると思います。そのように食事としても取り入れる酸味の成分がクエン酸なので、体への害がありません。せっかく加湿器を使うのであれば、綺麗でしかも健康に害がないようにしたいという願いをかなえてくれるのが、クエン酸です。ぜひ、クエン酸を使って加湿器のフィルターを掃除していきましょう!では、加湿器の掃除をするときには何が必要でしょうか?

加湿器の掃除に必要なものとは?

加湿器を掃除していく前に、まずは必要な物をそろえましょう。加湿器の掃除で必要なのはまずクエン酸です。これはドラッグストアなどで買うこともできますが100均で売っているものでも十分です。そして、クエン酸を溶かすためのぬるま湯とフィルターを入れる容器が必要です。そして、汚れを取るためのスポンジや歯ブラシと洗った加湿器の容器やフィルターを拭くための綺麗なタオルも用意しておきましょう。

これで、加湿器を掃除するための準備は整いました。では、加湿器を実際に掃除していきましょう!クエン酸を使ってどのように加湿器のフィルターを掃除していったらよいのか、その方法を解説していきます!クエン酸を使えば簡単に加湿器のフィルターの汚れを掃除することができます。なので、ぜひ試してみてください!簡単に掃除できれば、健康でさわやかな生活を送れること間違いありません!

クエン酸を使った加湿器フィルターの掃除の方法

加湿器のフィルターをクエン酸で掃除するときにはまず、バケツや洗面台などフィルターを付け置きしておけるものにぬるま湯を4リットル入れます。この時に40度以下のぬるま湯を使いましょう。もし40度以上のお湯を使ってしまうとフィルターが痛む原因となってしまいます。そして、クエン酸を40グラム、だいたい大さじ3杯ぐらいを溶かしてフィルターをそこの中に入れて付け置きを2時間ほどします。

2時間以上付け置きするとだいたいの汚れは落ちますが、落ちなかったところスポンジや歯ブラシなどを使って、フィルターを傷めないように洗いましょう。そして、水道水でよく洗い流してください。必ず3分以上かけてしっかりとクエン酸を落とし切りましょう。クエン酸を落としきったら、風通しの良いところでフィルターについた水を切ってください。これで、だいたいは綺麗になります。では、カビもクエン酸で落ちますか?

フィルターについたカビもクエン酸で落ちる?

カルキなどの汚れはクエン酸で落ちますがカビも本当にクエン酸で落ちるのでしょうか?カビもアルカリ性の汚れです。なので、酸性のクエン酸でも十分落とすことができます。でも、中には頑固なカビもあってなかなかクエン酸では落ちにくいこともあります。では、それらを除去する方法はありますか?

なかなか落ちにくいカビには消毒用エタノールを使って拭き掃除をすればカビを落とすことができます。ただ、消毒用エタノールがプラスチックなどを溶かしてしまうことがあるので、必ず説明書を確認してください。また、ご使用の前には必ず目立たない場所で試してみて使えるかどうかを確認してから使うようにすると良いでしょう。

後は逆性石鹸を使うという方法もあります。逆性石鹸とは陽イオン界面活性剤のことで殺菌目的で使われることが多いです。殺菌目的で使われることが多いので、洗浄能力は高くありません。塩素系洗剤が使えないときにも使うことのできる消毒薬が逆性石鹸なのです。石鹸と思うと洗浄能力を期待してしまいますので、消毒薬として覚えておくと良いでしょう。では、加湿器のフィルターはどれくらいの頻度で掃除すると良いのでしょうか?

加湿器のフィルター掃除の頻度は?

加湿器のフィルターの掃除の頻度ですが、それは加湿器の使う頻度によって変わってきてしまいます。なので、一週間に一度は必ず加湿器のフィルターの状態を確認してカビが発生していないか、ひどく汚れがついていないかをチェックするようにしてください。そうすることによって、加湿器のフィルターの寿命を延ばすことができます。

一週間に一度の頻度は早すぎると感じるかもしれません。でも、暖房の効いた部屋で、常に湿度のある状態が保たれているのが、加湿器です。なので、加湿器はカビがとても繁殖しやすい環境がそろっているのです。雑菌やカビ胞子を加湿器によって部屋に蔓延させると、体調の崩しやすい冬などには特に健康に悪影響を及ぼしかねません。なので、コマメに加湿器のフィルターはチェックするようにしましょう。

加湿器の汚れを防ぐためにはタンクの水はこまめに捨てて綺麗な状態を保ちましょう。タンクが綺麗なだけでも加湿器の汚れの付着を防ぐことができます。タンク内の残った水は毎日捨てて軽く洗うことによってタンクの水垢を防ぐことができ、フィルターの汚れの付着を防ぐことにつながっていきます。ぜひ、フィルターのためにもタンクの水にも注意を払うようにしましょう。

クエン酸を使う場合の注意点

加湿器と一言で言っても種類は多種多様にあります。中にはクエン酸で掃除をすることができない機種もあります。なので、必ず加湿器の取扱説明書を必ず確認してからクエン酸で掃除をしてください。加湿器の取扱説明書には必ず掃除の仕方についても書かれていますので、それに準じて行うようにしましょう。そうすることによって加湿器の寿命を長くすることができます。

クエン酸を使って掃除するときには、必ず40度以下のぬるま湯を使うようにしてください。40度以上でクエン酸を溶かして付け置き洗いをしてしまうとフィルターが痛む原因となることがあります。クエン酸を溶かすのには水よりも少し温かいほうが溶かしやすいですが、それが熱い温度になってしまうと、今度はフィルター本体を傷める危険があるので、ぜひ気を付けてください。

クエン酸で付け置き洗いをした後は、必ずしっかりと水道水で洗い流すように気を付けてください。残っているとそれもまた汚れの原因となってしまいます。最低でも3分以上かけて必ず綺麗に洗い流すように心がけましょう。また、洗い流したら、しっかりと水を切って乾燥させましょう。そうすることによってフィルターを長持ちさせることができるようになります。

クエン酸でなかなか汚れが落ちないときに、漂白剤を使いたくなるかもしれませんが、塩素系漂白剤とは絶対に混ぜないでください。塩素系漂白剤と酸性のクエン酸が混ざると体に有害なガスを発生させてしまうことになってしまいます。必ず、説明書を確認して間違った使い方をしないようにしてください。

クエン酸の代わりにレモン水やお酢でもお手入れ可能!

加湿器のフィルターについている水垢などのアルカリ性の汚れには酸性のものを使って掃除することが効果的だと説明しましたが、酸性であれば汚れは落ちます。なので、レモン水やお酢も酸性のものなのでわざわざクエン酸を買ってこなくても、家にあるレモン水やお酢でも掃除することができるのです。

掃除の仕方は、お酢やレモン水が約25ミリリットルに対して水は約1リットルです。それでクエン酸と同じように付け置き洗いをしましょう。2時間ほど付けてその後、綺麗な水でしっかりと汚れを落としてください。落ちにくい汚れは、歯ブラシやスポンジなどを使って綺麗に落としていきましょう。家にあるもので代用して掃除ができると便利ですよね。道具がないから掃除はやめようとはならずに掃除することができます。

クエン酸で掃除できたら消毒用エタノールで仕上げしよう!

クエン酸を使って綺麗に掃除ができたら、少しでも長く掃除せずに綺麗に使いたいと思うものです。そのために消毒用エタノールを使いましょう。消毒用エタノールは殺菌効果があるのでカビの対策に適しています。ただ、喫煙しながら掃除すると引火する危険があるので火の元の近くでは使わないように気を付けてください。

クエン酸の付け置き洗いで取れなかった汚れを消毒用エタノールを付けた綺麗なタオルでふき取ると汚れが落ちます。その時にはフィルターを一度綺麗に拭いて水分をよくふき取ってから消毒用エタノールで濡らしたタオルで拭きましょう。そうすることで、今後のカビ対策にもなります。ぜひ簡単にできる対策方法なので試してみてください。

加湿器のフィルターのカビの臭い取りの仕方について

加湿器をずっと使っているとその臭いが気になることはありませんか?最初使うときに臭いに気付くだけで、使っているうちに気ならなくなるか大丈夫と思ている方は、要注意です。加湿器の臭いをそのまま放置していると、健康のために使っている加湿器なのに、逆に健康へ悪影響になってしまうことになりかねません。では、そもそも加湿器の臭いの原因は何でしょうか?臭いを取る方法はありますか?

加湿器の臭いの原因とは?

加湿器の臭いの原因は主に三つあります。まず一つ目は加湿器の給水タンクの中に、汚い水が入っているときです。加湿器を使い始める前に交換することなく、何日前の水がタンクの中に入っているかもわからないようなときはこの原因に当てはまるでしょう。タンクの中に入りっぱなしだった水には雑菌が繁殖しています。それをそのまま使えば、その雑菌が臭いの原因となってしまいます。

臭いの二つ目の原因は加湿器のフィルターにカビや雑菌が繁殖しているときです。加湿器のフィルターをコマメに掃除することなく使用すると、そこはカビの好む環境のために、カビが繁殖してしまいます。多くの加湿器はフィルターに一度水分を含ませて蒸気を作り、部屋全体の湿度を保つような設計になっています。なので、フィルターにカビが繁殖していれば、当然黴臭くなってしまいます。

臭いの三つ目の原因は加湿器の給水タンクに浄水器を通した水やミネラルウォーターを使っていることです。少しでも綺麗な水で加湿したほうが良いと感じて浄水器を通した水を使う方がいます。でも、そうすると殺菌作用のある塩素が失われて、殺菌されなくなってしまうため雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。飲み水では塩素の臭いがなくなる浄水器を通した水のほうが良いですが、加湿器には塩素を残したままの水を使いましょう。

臭いの原因を考えると簡単にカビを防げることが分かります。良かれと思ってやっていたことでも、そうではないことがあるので必ず取扱説明書を読んだりして間違った知識で行わないようにすることが、加湿器を長く使えるコツでもあります。でも、一度ついてしまったカビなどの雑菌の臭いを取ることができるのでしょうか?重曹が役立つといわれていますが、本当にそうでしょうか?

加湿器の臭いを取るのに役立つ重曹

重曹には「静菌効果」というカビなどの雑菌の繁殖を抑える効果があります。この効果によって雑菌が広がるのを抑えることができ、カビの発生を予防できます。また、重曹には消臭効果も期待されています。なので、カビの臭いがフィルターやトレーについてしまっている場合にも重曹で洗うことによって、その消臭効果により、カビの臭いが消臭することを期待できるのです。

また、重曹は水に溶けにくい性質があります。なので、重曹水を使って掃除した時にも粉が残っていて、歯ブラシなどで軽くこすると、重曹が研磨剤の効果になります。粉のまま振りかけるとその粒が汚れを落としてくれることになります。ただ、フィルターなどに粉のまま振りかけて掃除してしまうとフィルターを傷つける原因となってしまうので、必ず重曹水で掃除するようにしてください。

重曹を使って加湿器の臭いを取る方法

まずは、フィルターについてしまったカビを重曹で落として、綺麗に掃除していきましょう。フィルターが入りきる大きさの容器に水1リットルと重曹大さじ2杯を入れてよく混ぜます。そこにフィルターを入れて1~2時間ぐらい付け置きします。それでだいたいのカビ汚れは落ちますが、落ちなければ歯ブラシやたわしなどで丁寧にこすってカビを落としましょう。この時にフィルターを傷つけないように優しくこすってください。

付け置き洗いが終わったら、綺麗な水道水で洗い流しましょう。その時にきちんと重曹を洗い流してください。そして、そのあとでできれば乾燥させてから使いましょう。すぐに使いたいときには、使用中に水分を含むフィルターなので、軽く水分を取り除くだけでも大丈夫です。でも、カビという観点から考えると一度きちんと乾燥させたほうがカビ対策にはなります。

カビの臭いはフィルターだけが原因ではありません。加湿器のトレーにカビが付着している場合もあるので、加湿器のトレーも確認してください。加湿器のトレーは常に水がたまっていて水垢と勘違いされる方もいますが、ピンク色の汚れがこびりついているときにはカビの可能性が高いです。もし、カビが付着していればこちらも重曹で掃除してカビを落とすことができます。

加湿器のトレーの場合は、トレーの上にあるフィルターや給水タンクを外して、トレーの中に重曹水を入れます。この時の割合は水100ミリリットルに対して重曹が小さじ2杯です。それをよく混ぜてトレーを1時間ほど付け置きしておきます。付け置きでだいたいのカビは落ちますが、落ちにくいところがあれば、たわしや歯ブラシなどでこすってカビを完全に除去しましょう!

そのあとは、トレーを綺麗に水洗いします。綺麗な水道水で重曹が残らないように洗い流しましょう。トレーを綺麗に掃除できたら、きちんと水分をふき取って乾燥させてください。水分が残っているとそれがまた水垢やカビの原因になってしまいますので、気を付けてください。でも、カビは重曹で水垢はクエン酸での掃除方法を紹介しましたが、クエン酸と重曹で掃除するのではどう違うのでしょうか?

クエン酸で落ちない汚れも重曹で落とすことができる?

クエン酸も重曹も掃除の方法でよく紹介され、体にも環境にも優しく掃除することができるので、ナチュラルクリーニングができるとして重宝している方も多くいます。でも、この二つの違いはあるのでしょうか?どのように使い分けたらよいですか?クエン酸で落ちない汚れも重曹で落とすことができるのでしょうか?

まずはクエン酸の特徴ですが、クエン酸は水に溶かすと「酸性」の性質があるので、アルカリ性の性質の汚れを綺麗に分解することができます。例えば、水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れなので、それらにはクエン酸を使うと綺麗に簡単に汚れを落とすことができます。なので、加湿器の水垢にはクエン酸で掃除をすると効果が期待できます。

逆に重曹は水に溶かすと「弱アルカリ性」の性質があり、酸性の性質をもつ汚れを中和してくれます。酸性のの汚れは、油や皮脂、水垢などがあります。また、重曹は研磨剤としての働きもあり、消臭効果や静菌効果も期待できるので、カビ対策としても重宝されています。なので、クエン酸で落とすことのできない酸性タイプの水垢やカビ対策として有効なのが重曹ということになります。

ただ、クエン酸を使う場合でも重曹を使う場合でも注意点があります。まず、使ってよい素材のものと使ってはいけない素材があります。クエン酸は大理石やコンクリート、重曹はアルミや木製品などには使わないでください。それらの使ってはいけない素材のものに使ってしまうと変色などの問題が発生してしまいます。使うときには必ず説明書を読んで使ってもよいかを確認してから使うようにしてください。

また、粉の入れすぎには注意してください。粉がたくさんあったほうが汚れが落ちやすく感じるかもしれません。でも、それが返って汚れの原因となってしまうことがあります。水に溶け切らなかった粉や洗い残しとなってフィルターなどについたままの粉が残っているとそれが後になって残ってしまうことがあります。粉の量に気を付けて掃除して、きちんと洗い流すように気を付けて掃除しましょう。

お手入れだけで取り切れない場合はフィルターの交換がおすすめ

きちんと掃除してお手入れをしているのに、フィルターの汚れが取れないときには、フィルターを交換しましょう。特に傷がついていなかったりするともったいないと感じてしまいますが、汚れが残ったままのフィルターで使用し続けると健康被害へとつながりかねません。健康のために使っている加湿器で健康を害しては意味がありません。

加湿器を使って健康的な生活を送るためには、加湿器のフィルターが綺麗であることは欠かせません。なので、思い切って掃除しても綺麗にならないフィルターは交換しましょう。そして、交換したらコマメに掃除することによって綺麗な状態を保ち、少しでも長くフィルターを使えるように努力していくと、フィルターの寿命を延ばすことができます。

台所用合成洗剤も臭い対策に有効

重曹を普段掃除で使っていない方はわざわざ重曹を買ってくるのが面倒かもしれません。そんなときには家にある台所用合成洗剤でも有効です。台所用合成洗剤はできれば粉末タイプのもののほうが良いです。使い方は簡単で重曹のように台所用合成洗剤を約9グラムを水1リットルによく混ぜて付け置き洗いをするだけです。付け置き洗いだけでカビを落とすことができ臭いも取り除くことができます。

台所用合成洗剤はあくまでも洗剤なので、綺麗に水洗いをすることを忘れないようにしてください。洗剤が残っているのも次の汚れの原因ともなってしまいます。また、洗剤がついている状態で加湿器を使うのも、あまりよくありません。台所用のものなので多少残っていても健康被害はあまりありませんが、ぜひ気を付けて洗剤はしっかりと洗い流してください。

除菌アイテムを活用しよう

加湿器の臭い対策で一番簡単なものは除菌アイテムを使うことです。市販品でいろいろな除菌アイテムが出ています。ほとんどのものは給水の時に適量入れるだけで使用することができるので簡単に行うものもあります。商品によっては臭いがついていて、アロマ効果のあるものや銀イオンの効果を使ったものなどタイプはさまざまにあります。ご自分に合ったものを探して使ってみると気持ちがさわやかにされるでしょう。

除菌アイテムはカビの予防にも効果的です。ですが、加湿器を使っていて、臭いだしてからしばらく時間が経っていたりして、カビがこびりついてしまっている状態だとあまり効果はありません。その場合にはきちんとまずはカビを掃除して取り除いてから、除菌アイテムを使ってカビ対策をして、加湿器のフィルターをできるだけ長く綺麗に使えるようにしましょう。そうすると掃除の頻度を減らすことにつながります。

加湿器のフィルター掃除方法を試してみよう!

健康のために使う加湿器は必ず綺麗な状態で使いたいものです。でも、掃除をするのが面倒に感じる方もいますが、基本的には付け置き洗いで十分水垢の汚れやカビまでも綺麗に掃除することができます。買い物に行く前などにちょっと付けておいて帰ってきたら水で流してしまえば簡単に掃除できます。コマメに汚れを掃除することによってフィルターを長く使えることになるので結果経済的にも助かります。

加湿器を使っていてカビの臭いがしたりするのは勿体ないです。お金を使って部屋の中を雑菌でいっぱいにしてしまうようなことのないように、ぜひお掃除しましょう!お掃除は簡単に行うことができます。簡単に掃除して、健康的な毎日をぜひお過ごしいただけたらと思います。

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