ホッケの焼き方は?フライパンでも美味しく焼ける簡単テクをご紹介

ホッケを家庭で焼くには、大きくて調理しづらいと考えていませんか?また、居酒屋などのお店で食べるように美味しく焼けないと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。グリルを使う焼き方はもちろん、フライパンを使って簡単に美味しく焼くコツを紹介します。この焼き方で焼いたホッケはふんわりととても美味しくなり、後片付けもぐんと楽になります。ホッケを使った簡単レシピも紹介します。

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目次

  1. 1ホッケをごはんやお酒のお供にしたい!
  2. 2ホッケをふっくら美味しく焼く方法
  3. 3ホッケはフライパンで美味しく焼ける!
  4. 4ホッケはどんな魚?
  5. 5フライパンで簡単ホッケの干物アレンジ
  6. 6ホッケを美味しく焼いて食卓を囲もう

ホッケをごはんやお酒のお供にしたい!

ホッケの焼き物は美味しく、大きなものだと食べごたえがあり、夕食にもおつまみにもなる一品です。しかも、その身にはアジの3倍ものカルシウムが含まれており、栄養価も高いと言われています。こんなに優秀な食材なのですが、お家で焼くとグリルの後片付けが面倒になったり、焦げ付かせてしまうことが多かったり、そもそも大きすぎて調理し辛いことがあるため、嫌えんされがちでもある魚です。

そこで、フライパンでも簡単に美味しく焼くちょっとしたコツや、より美味しくホッケを焼く方法、ホッケの干物を使ったアレンジレシピを中心に紹介します。美味しいホッケの特長についてもチェックしました。

ホッケをふっくら美味しく焼く方法

普段何を使って魚を焼いていますか?一般家庭で考えられるものといえば、コンロについている魚焼きグリル、オーブン、トースターそしてフライパンでしょうか?他にも魚焼きに特化したフィッシュロースターなどもあります。ここでは、魚焼きグリル・フライパン・トースターを使った焼き方についてまとめて紹介します。

グリルを使ったホッケの焼き方

焼き魚は美味しいけれど、焼き方によっては焦がしてしまうことが多かったり、焼きすぎてパサパサさせてしまうのが怖い方も、何分間焼けばいいのかはっきりすることで、成功する確率がグンとあがります。そこで、魚焼きグリルを使ったホッケの焼き方を紹介します。

1つ目は基本の焼き方です。1.焼く前に、ホッケをさっと水で洗います。洗いはじめると同時にグリルに火をつけ内部をしっかりと温めます。2.グリルが片面焼きの場合には、皮を下にして置き、身の方から焼き始めます。初めに中火で2~3分焼いて、焼き目が付いたら、弱火にして7分程焼きます。この時、グリルは奥の方が温度が高くなっているので、焦げやすい尾びれを手前にもってくるように置いてください。

3.ほぼ身に火が通ったら、ひっくり返して皮の方を3分焼きます。ホッケの大きさや、グリルによって何分焼くか変わってくるので、この時間は目安として考えて下さい。焦げるようでしたら、火加減を弱くするなど、様子を見ながら焼いてください。両面焼きグリルの場合には、皮を下にして置いて中火で10分間、様子を見ながら焼いてください。

2つ目の焼き方は、一つ目の焼き方と同じですが、焼く前に大さじ1杯のお酒をまぶしておいてから焼く方法です。お酒の香りが苦手な方にはおすすめできませんが、大丈夫な方にはおすすめします。

3つ目の焼き方は、ハケなどで、お水とみりんを混ぜたものを塗りながら焼くという方法です。その場合には、初めから弱火~中火で、表面が乾かないように数回に分けて塗りながら焼きます。焼き目が付いたら裏返して皮の方もしっかり焼きましょう。風味豊かに美味しく焼きあがるようです。
 

これらの焼き方に共通することは、焼く前にさっと水洗いすることです。せっかく干した干物を水洗いすることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ水洗いしてみてください。汚れを落とす意味合いもありますが、水分を含ませることでよりふっくらジューシーに仕上がります。ジャバジャバ洗うのではなく、さっと洗うのがコツです。

トースターを使ったホッケの焼き方

普段パンを焼くために使っていることが多い、トースターを使って魚も焼くことができます。熱源に魚や、流れ出るドリップが触れなければ、煙はあまり出ることはありません。洗い物が少なくすみますので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

トースターで焼く時には、付属しているアルミのプレートにアルミホイルを敷き、その上にホッケをのせて焼きます。このアルミホイルですが、クッキングシートで代用することはやめましょう。トースターは熱源との距離が近く、またクッキングシートが紙でできているため、少し触れ合うだけで燃えてしまい、火事の原因となってしまうからです。

1.アルミホイルは、ホッケよりも大きくなるように敷いてください。そして、周りを立てておきます。アルミホイルでは焦げ付いてしまうのが心配な場合には、アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてシワを付けたものを使用するか、魚焼き用アルミホイルを使うとより安心できます。魚焼き用アルミホイルには「こちらの面に食材をおいて下さい」等と表示がありますので、それにしたがって使用することが肝心です。

2.ホッケは皮を下にして10分程度焼きます。3.ひっくり返して、2分程焼きます。途中焦げ目が付きすぎるようでしたら、アルミホイルを被せると焦げ付きを防ぐことができます。グリルでの焼き方同様、さっと洗ってから焼くと身がふっくらジューシーになります。

さらに電子レンジとトースターの両方を使う焼き方もあります。さっと洗ってクッキングペーパーをしいたお皿に、身を下にしてのせます。ふわっとラップをかけて、600Wで3分チンします。そのあと、前述したような方法でアルミホイルをしいて、皮を下にして置き、トースターで5分焼きます。いい焼き色がついたら出来上がりです。生焼けが心配な方におすすめの焼き方です。

ホッケはフライパンで美味しく焼ける!

グリルで焼いても、トースターで焼いても美味しくホッケは焼けますが、フライパンで焼くと、焼き具合が一眼で分かるので、自分好みの焼き具合に仕上げることができます。それに、フライパンを使うだけなので、洗い物も少しですみます。

フライパンなら簡単でラク

フライパンにクッキングシートやアルミホイルを敷いて魚の焦げ付きを防ぎます。ホッケが大きすぎる時には、頭や尾びれを切り落とし、半分に切るなどしてフライパンに並べましょう。

はじめに、身の方を強火で2分程度焼いて、焼き色をつけます。その後弱火〜中火にして7分焼きます。このときに蓋を必ずしてください。今度はひっくり返して、皮の方を焼きます。大さじ2杯のお酒を掛けて蓋をし、弱火で3分焼きます。皮がパリッと焼けたら完成です。フライパンに蓋をして焼くのがコツです。ふっくらと柔らかく焼き上がります。

また、ほかの焼き方としては、クッキングシートを敷くのは同じですが、はじめにお酒とみりんをフライパンに入れておき、そこに身を下側にして入れ、蓋をして弱火で10分焼きます。身に火が通ったら、裏返して中火で焼き色が付くまで焼くという方法があります。どちらも、フライパンに蓋をすることでふっくらと焼き上がります。もちろん、はじめにサッと水洗いするのを忘れないようにしましょう。

みりん干しは、ゴケつきやすいので特にフライパンで調理することをおすすめします。みりん干しをフライパンで焼くときには、クッキングシートを敷いたフライパンに、皮を下にして入れます。弱火で皮に焦げ目が付くまで焼いたら、ひっくり返して、身に焼き目が付くまで焼きます。蓋をして焼くことで時間の短縮になり、またふっくらと焼き上げることができます。みりん干しを焼くときには、じっくり弱火で焼くのがポイントです。

ホッケはどんな魚?

ホッケは漢字では、魚へんに花と書く、冷水性の魚です。アイナメ科に属しており、大きなものだと、60センチにも達することがあります。大きなホッケはより脂がのっていて美味しいので、購入する時には大きくて、皮にぬめりがあるものを選びましょう。

ニシン漁が盛んだった地方で、ニシンが獲れなくなった時に、その代わりとしてホッケ漁が盛んになりました。戦後の食糧難の時には、安価で塩漬けのものが多く配給されたため、美味しいとは言えるものではなく、戦後を知っている世代には食べると昔を思い出してしまうからと嫌っている人もいるそうです。

ホッケは鮮魚よりも干物が主流

生のホッケを見かけたことはありますか?実はホッケはとても傷みやすく(足が速い)、虫が多い魚なので、北海道や北日本以外では生のホッケは殆ど流通しておらず、干物の方が主流になっているようです。干物は干物の美味しさが、生は生の美味しさがあるので、見つけたときには2種類を食べ比べてみるのも楽しいようです。

一年中スーパーなどで見かけるホッケの干物ですが、ホッケの旬は、夏から冬にかけてとされています。旬の時期が長いように思いますが、それは水揚げされた地域によって、旬の時期が変わってくるからです。一般的に、特に秋には脂がのって美味しくなといわれています。

スーパーで売られているホッケには大きく分けて、シマホッケ(キタノホッケ)とマホッケがあります。一般的に、シマホッケの方が脂がのっていて、マホッケは身の味が良いとされています。見分け方としては、はっきりとしたシマシマの模様があるのがシマホッケで、下の画像がシマホッケです。居酒屋で出されるホッケはほぼ100%シマホッケと考えても大丈夫です。どちらも美味しい魚です。

干物は、冷凍状態で売られていることが多いのですが、解凍する時にはドリップが多く出るのを防ぐため、冷蔵庫で解凍するようにしてください。また、解凍するのに失敗しそうな場合や解凍にかける時間が無いという時には、冷凍のまま焼いても大丈夫です。その時には、弱めの火加減でゆっくりと焼きましょう。

赤ホッケとは何?

国内で水揚げされているホッケの99%は北海道が占めており、特に注目を浴びているのが羅臼産のホッケです。羅臼産のほとんどがマホッケで、その中には「赤ホッケ」という名前でブランド化しているものがあります。「赤ホッケ」は脂が最高にのっていてそのためお腹の部分が赤くなっているもので、他のホッケとは一線を画するものだそうです。

赤ホッケの場合干物にするときにも他とは違い、まとめて網に寝かせるのではなく、一匹ずつ吊るして十分に風と日光に当てて作られています。スーパーなどで流通することはないので、手に入れるためにはお取り寄せするか、地元に買いに行かなくてはいけないそうです。

フライパンで簡単ホッケの干物アレンジ

手に入りやすいホッケの干物をつかった、塩焼き以外のアレンジ方法について紹介します。焼き魚に飽きた時や、焼き魚が苦手なお子様などに一度試してみてはいかがでしょうか。ホッケの新しい美味しさに驚くかもしれません。

身がふっくらホッケの干物ホイルチーズ焼き

子供も大人も美味しく食べられる、ホッケの干物を使ったホイルチーズ焼きを紹介します。1.ホッケの頭、尻尾、ヒレ、腹骨などを落とします。目についた大きな骨もとって下さい。2.アルミホイルにオリーブオイルを薄く塗ります。そこに、ホッケの皮を下にして入れ、塩・胡椒をし、溶けるチーズを乗せます。3.4つ切りにしたミニトマトを散らすように乗せ、アルミホイルを閉じます。

4.フライパンに入れて、強火で加熱しパチパチと焼ける音がしてきたら、ホイルの半分くらいまで水を入れて、フライパンに蓋をし、蒸し焼きにします。5.水がなくなるまで弱火〜中火で加熱し、無くなってからもそのまま2分加熱します。チーズと絡めたホッケがとても美味しいので、ぜひ試してみて下さい。

おつまみに最高ホッケの干物で竜田揚げ

おつまみにもなるホッケの干物のアレンジを紹介します。まず干物の骨を取り、一口大に切ります。それに片栗粉をまぶし、油であげるだけです。お好みでポン酢を掛けて食べても美味しいです。その大きさから脂のりが悪いと思われるホッケの干物の場合でも、ふっくらジューシーに仕上がり美味しく食べることができます。

また、一口大に切ったホッケを醤油と生姜に10分ほど付け込んでから、片栗粉をつけたっぷりの油で揚げる作り方もあります。カロリーが気になる方は、揚げ焼きにしても美味しく料理できます。どちらも失敗無しで簡単ですので、試してみてはいかがでしょうか?

子供も大好きホッケのお寿司

食べ残してしまったホッケの干物もアレンジしてみましょう。焼いた干物から骨を外し、身をほぐします。ご飯にすし酢をかけまわしてすし飯をつくり、そこにホッケの身、塩もみしたきゅうり、炒り卵、お好みで大葉や生姜やミョウガを合わせ混ぜます。ホッケの塩が弱い場合には、塩を足したり、醤油をかけて味を整えて下さい。魚が苦手な人もパクパク食べれてしまう混ぜお寿司が出来上がります。

ホッケを美味しく焼いて食卓を囲もう

ホッケのグリルを使った焼き方、トースターを使った焼き方、フライパンを使った焼き方について紹介しました。お店で焼きたてを食べるのも素敵ですが、ホッケは骨が少ないので、子供からお年寄りまで食べやすい魚です。小さい子供にたくさん魚を食べさせたいと考えていても、骨をとってあげるのが大変だからと思っている方にも、おすすめしたい魚の一つです。

干物をたくさん頂いたりした時にも、焼き魚だけではない、アレンジした食べ方がたくさんあるのも魅力の一つです。フライパンを使って焼けば簡単に美味しく焼くことができるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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