ポーチドエッグの作り方とコツ!失敗なしで簡単とろとろにする裏ワザを伝授

ブランチやサラダの主役級的存在でもあるポーチドエッグですが、実際作り方がよく分からないという声もちらほらと聞かれます。そこで、ポーチドエッグの作り方とコツ!を紹介しています。失敗なしで簡単とろとろにする裏技も伝授しています。ナイフを入れると、黄金色に輝くとろとろの卵は、付け合わせ野菜やパンにも勝るほどの存在感です。どんな料理とも相性が良く、栄養面でもバッチリです。そんなポーチドエッグの魅力に迫ります。

ポーチドエッグの作り方とコツ!失敗なしで簡単とろとろにする裏ワザを伝授のイメージ

目次

  1. 1ポーチドエッグとは?
  2. 2ポーチドエッグの栄養と効能
  3. 3ポーチドエッグはなぜ固まるのか
  4. 4ポーチドエッグの作り方:お酢と時間
  5. 5ポーチドエッグの作り方:渦を作る
  6. 6ポーチドエッグの作り方:深鍋と穴開きスプーン
  7. 7ポーチドエッグの作り方:お酢臭さを取る
  8. 8ポーチドエッグの作り方:新鮮な卵で作る
  9. 9ポーチドエッグの作り方:電子レンジで簡単に
  10. 10ポーチドエッグの作り方:シリコンカップを使って
  11. 11ポーチドエッグの作り方:ラップを使って
  12. 12ポーチドエッグの作り方:お茶パックを使って
  13. 13ポーチドエッグの作り方:コーヒーフィルターを使って
  14. 14ポーチドエッグの作り方:Tovoloパーフェクトポーチを使って
  15. 15ポーチドエッグの作り方:紹介アイテムを使うと良いメリット
  16. 16ポーチドエッグを使ってアレンジレシピ:エッグベネディクト
  17. 17ポーチドエッグのまとめ

ポーチドエッグとは?

ポーチドエッグとは、半熟の黄身がとろとろの卵料理の1つです。日本では「落とし卵」とも言われます。黄身に白身の衣がまとうように、一般的には酢を入れたお湯の中に、卵の中身を落として加熱したものを言います。お酢を入れることにより、白身の衣が黄身のまわりに集まるようになります。そして肝心な黄身をとろとろの半熟状にすることが簡単なようで難しく、失敗することも多いようです。

ポーチドエッグの栄養と効能

ポーチドエッグには、ビタミンやミネラルなどの栄養バランスが高く、ブランチやサラダ、スープなどさまざまな料理に利用されます。ポーチドエッグは、糖質の代謝を助け、エネルギーを作り出し、疲労回復に役立つビタミンB1や細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2や、脳神経を正常に働かせるのに役立つナイアシンやビタミンB6、そして何より良質なたんぱく質が豊富に含まれています。

他にも栄養効果や効能があります。ストレスを和らげる働きのあるパントテン酸や貧血、さらには動脈硬化を予防し、細胞の生まれ変わりや新しい赤血球を作り出すのに欠かせないビタミンである葉酸を含みます。さらに、抗酸化ビタミンであるビタミンEを含みますので、活性酸素の発生や、酸化力を抑え、免疫力を高めてくれます。骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウム、リン、マグネシウムも含まれています。

ポーチドエッグはなぜ固まるのか

ポーチドエッグは固まると、まるでモッツァレラチーズのような形状になります。なぜこのような固まり方をするのか疑問に感じたことはありませんか?それは、ポーチドエッグに含まれるたんぱく質について知る必要があります。たんぱく質はアミノ酸が立体的に並んだ構造をしているのですが、熱を加えるとその構造が崩れて変化するという特徴があります。では白身は固まっているのに黄身を半熟にするにはどうしたら良いでしょうか?

それは冒頭での説明にもあるように「お酢」に秘密があります。このお酢にもたんぱく質を固める作用があり、白身を早く固めるので、お湯の中で卵が散らばることなく、形が揃います。また、お酢の他に塩を入れる作り方がありますが、塩は入れずにポーチドエッグが完成してお皿に盛り付けた際に、上からふりかけるのが望ましいです。次にとろとろ半熟の美味しいポーチドエッグの作り方とコツを紹介します。

ポーチドエッグの作り方:お酢と時間

ポーチドエッグの作り方は、卵を割っておきます。深鍋に1000mlの水を沸騰させ、その中にお酢を大さじ2入れ、菜箸でかき混ぜて渦を作ります。その渦の中にそっと卵を入れて、20秒火を通します。次に火を止めてそのまま2分おきます。その後お玉ですくい、ぬるま湯の中につけた後、水気を取って皿に盛ったらポーチドエッグの完成です。コツは、火を通す時間や置く時間をしっかり計ることにあります。後は意外と簡単に作れます。

ポーチドエッグの作り方:渦を作る

ポーチドエッグを作る時に、菜箸でぐるぐると渦を作るのは、卵を入れたときに形をまとめるためです。渦の回転に沿って、流し入れた卵もぐるぐると回り、黄身に白身の衣がまとうようになります。白身がしっかり黄身をコーティングすることによって、形の良いポーチドエッグが失敗せず簡単に作れます。また、卵はポーチドエッグ1人分ずつ作ります。2個同時に入れると失敗の元になるので、1個ずつ作るのがコツです。

ポーチドエッグの作り方:深鍋と穴開きスプーン

ポーチドエッグを作る時に大切なコツは、深鍋を使うことです。よくフライパンで作られる方がいますが、これでは渦をつくることはできても、卵がうまく対流せず失敗することが多いです。必ず沸騰させた深鍋で卵が十分に渦の流れにのっていきやすいようにするのが、成功のコツです。きれいに卵が固まったら取り出す時に用意するのが穴開きスプーンです。水分を取り、形を傷つけずそっと取り出すことができます。

ポーチドエッグの作り方:お酢臭さを取る

ポーチドエッグを作る時に、沸騰したお湯の中にお酢を入れると卵が固まりやすく、失敗のないポーチドエッグが出来ると説明しましたが、そのままお皿に盛り付けて食べるとなると、少々お酢臭さが気になると思います。そんな時には、穴開きスプーンでポーチドエッグを取り出した時に、ぬるま湯が入ったボウルを用意し、その中にポーチドエッグをくぐらせることにより、お酢臭さが取れます。エッグの温かさも残って美味しいです。

ポーチドエッグの作り方:新鮮な卵で作る

ポーチドエッグの簡単で美味しい作り方を紹介してきましたが、ポーチドエッグを作る時に1番大切なコツとは、何よりも「新鮮な卵を使う」ことです。これに上回る方法はありません。新鮮な産みたての卵でポーチドエッグを作ると、白身がしっかりしているので、お酢を使わなくても沸騰したお湯だけで、白身が簡単に黄身にまとうとのデーターがあります。できるだけ、買ったばかりの新鮮な卵を使いましょう。

ポーチドエッグの作り方:電子レンジで簡単に

ポーチドエッグを電子レンジで作る方法があります。なんと1分で作れるので、忙しい人や初心者の方にもおすすめです。作り方は、マグカップに水120mlほど注ぎ、卵を静かに流し入れます。黄身の部分に楊枝で穴を開けてから、500wの電子レンジで1分ほど加熱します。お湯を捨てるか、ポーチドエッグを穴開きスプーンなどですくい取ったら完成です。黄身は楊枝で穴を開けないと爆発しますので、忘れずに開けるのが失敗を防ぎます。

ポーチドエッグの作り方:シリコンカップを使って

ポーチドエッグを作る際に、シリコンカップを使って簡単で失敗しない作り方があります。シリコンカップはキャンドゥなどの100円ショップで買うことができます。作り方は、まずシリコンカップに予め油かバターを塗っておきます。こうすることによって卵が取り出しやすくなります。次に、シリコンカップ位の深さの鍋に卵を流し入れたシリコンカップを入れ、適量の水を鍋に加えて沸騰させたら火を止めてカップを浮かせます。

そのまま蓋をして、10分ほど待ちます(時間は好みで調節します)。とろとろの黄身が好みの場合は、もう少し時間を短縮しても良いです。最初は何度か好みの固さになるまで試してみて、好きなとろみ加減を知っておくと、次に作る時によりスムーズになります。また、卵はLサイズを使うとよりポーチドエッグの形状になりやすいです。お酢を使うこともないので、ニオイも気になりません。ぜひお試し下さい。

ポーチドエッグの作り方:ラップを使って

なんとラップを使って簡単にポーチドエッグが作れます。作り方は、マグカップにラップを敷き、底までラップを沈めたら、オリーブ油をラップの上から塗ります。そこに卵を流し入れ、包んだら輪ゴムで止めます。沸騰した鍋の中に静かに沈めて、弱火で4~5分茹でたら取り出し、輪ゴムから外して皿に盛ったら完成です。失敗のないとろとろのポーチドエッグが出来ますので、おすすめです。

ポーチドエッグの作り方:お茶パックを使って

お茶のパックを使ってポーチドエッグを作ります。深鍋にお湯を沸騰してお茶パックを小さな器に口を広げて立てます。下半分を水で濡らすと安定します。卵はMサイズがお茶パックに収まるサイズです。このお茶パックの中に卵を流し入れます。お茶パックの口の折り返し部分はきちんと閉じなくても大丈夫です。口をつまんでそっとお湯の中に入れます。卵の重さでゆっくり沈むので、ひっくり返すこともしません。

途中、白身がもろもろと浮いてきますが、大丈夫です。菜箸でお湯をくるくる回します。茹でる時間は5分ごろがベストです。穴開きスプーンなどで取り出し、ペーパーを敷いた皿にお茶パックの底部分を持って静かに落としたら完成です。とろとろで美味しいポーチドエッグの完成です。

ポーチドエッグの作り方:コーヒーフィルターを使って

コーヒーフィルターを使って、簡単で失敗のないポーチドエッグが作れます。作り方はコップを用意し、その中にコーヒーフィルターをセットします。次に卵を流し入れます。深鍋に沸騰したお湯の中に酢を大さじ2入れたら、卵が入ったコーヒーフィルターの口を洗濯ばさみで閉じることが溢れ出ないコツです。静かに浮かせて2分半煮込んだら穴開きお玉ですくいだします。ぬるま湯につけてお酢のニオイを取ったら完成です。

ポーチドエッグの作り方:Tovoloパーフェクトポーチを使って

イギリス生まれのTovolo(トボロ)パーフェクトポーチという商品を知っていますか?こちらを使えばコツもテクニックも要らない、失敗知らずの優れものです。20枚入りで918円(税込)です。現在Amazonや楽天市場では在庫切れが目立ちますが、ヨドバシ.comではお値段が少し安くなって購入できます(変動あり)。使い方は、鍋にお湯を沸騰させます。その間に小さめのグラスにポーチバックをセットし、卵を落とし入れます。

ポーチバックの両サイドを持ち上げ、お湯にゆっくり入れます。お湯に入れると同時に口がシールされます。そのまま4~6分茹で(とろとろ半熟が好みの場合は3分)、持ち上げて少し冷まします。ポーチバックの底を持って擦りながらお皿やお料理の上に盛り付けたら、完成です。簡単にできて、失敗要らずなところが人気商品です。

ポーチドエッグの作り方:紹介アイテムを使うと良いメリット

これまでポーチドエッグを作るのに色んなアイテムを紹介してきましたが、アイテムを使うメリットは、通常のポーチドエッグは1個ずつ作らなければならないので、家族の人数分作るとなると、かなりの時間がかかってしまいますが、アイテムを使えば一度に4、5個作れるので、調理時間がぐっと短縮できます。

ポーチドエッグを使ってアレンジレシピ:エッグベネディクト

ポーチドエッグさえ作れたら、後は簡単に調理ができるニューヨーク発祥のエッグベネディクトの作り方です。フライパンでベーコンを炒めたら、ポーチドエッグを作ります。次にオランデーソースを作ります。卵黄1個とバター20g、レモン汁小さじ1/2、水大さじ1/2、塩小さじ1/6をボウルに入れてよく混ぜます。湯煎にかけてさらにとろとろとしたマヨネーズ状になるまで混ぜます。味をみてコショウをかけます。

イングリッシュマフィンをトースターで温めます。マフィンを横から半分カットしたら、バターを塗ります。底にベーコンをのせ、次にポーチドエッグをのせます。最後にオランデーソースをかければ出来上がりです。食べ応え抜群なので、ブランチにぴったり。ポーチドエッグを作ったら1度はエッグベネディクトに挑戦してみましょう。

ポーチドエッグを使ってアレンジレシピ:鱈のトマト煮込み

鱈のポルトガル風トマト煮込みポーチドエッグ添えです。2人分の作り方は、鱈は塩コショウしておく。鍋にオリーブ油をひき、玉ねぎ小1個のみじん切り、にんにく1かけのみじん切り、アンチョビフィレ2枚のみじん切り、じゃがいも小1個を食べやすい大きさにカットし全てを炒めます。材料がしんなりしてきたら、ホールトマト250g、水150cc、カイエンヌペッパー少々を加えて中火で15分煮込み、塩コショウで味を調えます。

さらに鱈をのせて蓋をし、火が通ったらオレガノをふりかけます。器に盛ったら作っておいたポーチドエッグを上にのせたら出来上がりです。このように、ポーチドエッグはスープものの上にトッピングするとボリュームのあるメニューになります。ぜひお試し下さい。

ポーチドエッグの作り方:とろとろカルボナーラ

カルボナーラにポーチドエッグを添えると、本格レストラン風に。2人分の作り方は、ボウルに卵黄1個とすりおろしたパルジャミーノチーズ大さじ4、ペコリーノ・ロマーノチーズ大さじ2、生クリーム100ml泡だて器で混ぜます。ポーチドエッグは2個作っておきます。鍋にパンチェッタ60g小角切りを加えて弱火にかけます。脂肪が溶けてきたら、にんにく1かけのみじん切りも加えます。ボウルの中に材料を合わせてヘラで混ぜます。

塩少々入れたお湯で茹であがったパスタ160gをその中に入れ、手早く混ぜてお皿に盛り付けます。ポーチドエッグをのせ、黒コショウをたっぷりめにかければ出来上がりです。濃厚とろとろカルボナーラが絶品です。ぜひ作ってみて下さい。

ポーチドエッグの作り方:シンプルにサラダとして

シンプルにサラダの上にポーチドエッグをのせます。巣ごもりなイメージで可愛くなります。野菜不足の方や野菜が苦手な方もポーチドエッグがあれば、もりもり食べてくれるでしょう。とろとろの半熟が野菜に絡んで美味しいです。

ポーチドエッグのまとめ

今回は、ポーチドエッグの作り方やコツを紹介しました。作り方のバージョンが色々あるので、試しやすいのがポイントです。どの作り方も失敗がなく簡単にできるので参考にして下さい。とろとろの半熟を作るコツも何度か試しているうちにつかめると思います。いつでも作ることができ、コスパ的にも断然良いポーチドエッグ、ぜひチャレンジしてみて下さい。

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