ペットボトルは冷凍しても大丈夫?短時間で冷やす方法・注意点も!

ペットボトルは冷凍しても大丈夫なのか?や破裂しないよう短時間で冷やす方法、注意点について解説します。冷凍ペットボトルを長持ちさせるコツや便利な活用法も紹介しますので、レジャーや熱中症対策の参考にしてください。

ペットボトルは冷凍しても大丈夫?短時間で冷やす方法・注意点も!のイメージ

目次

  1. 1ペットボトルの冷凍方法について解説!
  2. 2ペットボトルの冷凍方法
  3. 3ペットボトルを短時間で冷凍する方法
  4. 4ペットボトルを冷凍する時の注意点
  5. 5冷凍ペットボトルの活用方法
  6. 6ペットボトルの冷凍方法まとめ

ペットボトルの冷凍方法について解説!

レジャーやスポーツ時にあると便利な、冷凍ペットボトルについて解説します。ペットボトルの冷凍方法や、短時間で凍らせるコツ、破裂しないよう安全に凍らせる方法を紹介します。さらにペットボトルを冷凍する際の注意点や、覚えておくと便利な活用法もまとめました。

ペットボトルの冷凍方法

普通のペットボトルの場合

蓋つきで持ち運びが便利なペットボトル飲料は、私たちの生活には無くてはならないとても身近な存在です。そのようなペットボトル飲料を、冷凍しても問題はないのでしょうか?実は通常のペットボトルは冷凍することを想定して作られていません。液体は凍ることで体積が膨張する性質があり、破裂や破損の危険があります。

そのため、通常のペットボトルを凍らせる場合は、体積が増えることを想定して中身を少し減らしておくことが必要です。液体の膨張率は1.1倍といわれていますので、500mlの飲料の場合は50mlほど減らしてから冷やしましょう。そうすれば膨張して破裂することを防ぐことができます。

冷凍専用のペットボトルの場合

最近、コンビニなどで人気があるのが冷凍ペットボトル飲料です。従来のドリンクとは違い、冷凍コーナーで凍った状態で売られているため、レジャーやスポーツ観戦など炎天下の屋外で過ごす時にとても便利です。

このペットボトルは冷凍して販売することを想定して作られているため、丈夫で凍らせても破裂の心配がありません。膨張圧を吸収し変形を抑制する特別なボトルで、「冷凍ボトル」「冷凍PET」などの記載があります。中身も麦茶やスポーツドリンクなど、熱中症対策になるドリンクが多いのが特徴です。

冷凍までの時間

冷凍時間はペットボトルの容量によって違いがあり、500mlは4〜6時間、1000mlは7〜8時間、2000mlは10時間が目安です。庫内の状況や設定温度によって若干の違いがありますので、ひとつの目安として参考にしてください。

お茶やジュースは水よりも凍りにくいので、持って出かける予定が前もってわかっている場合は、早めに入れておくと慌てずに済みます。

ペットボトルを短時間で冷凍する方法

濡れタオルを巻くのがおすすめ

ペットボトルをなるべく短い時間で冷凍したい場合は、ボトルに直接濡れタオルを巻いて冷やしましょう。濡れタオルの水分が蒸発する際の気化熱で、いつもより短時間で冷凍することができます。濡れたキッチンペーパーやアルミホイルでも時短になりますが、厚手でしっかりボトルに巻ける濡れタオルがおすすめです。

冷凍ペットボトルを長持ちさせるコツ

ペットボトルの冷たさを長時間キープしたい時は、乾いたタオルを巻きつけると効果的です。短時間で冷凍したい場合は濡れタオルを巻くのに対し、凍った状態をキープしたい場合は必ず乾いたタオルを使用してください。

乾いたタオルを巻くと温められて中身が早く溶けてしまうイメージがありますが、実はその逆で、空気中の温度が伝わりづらくなって溶けにくくなるのです。濡れているタオルでは効果がありませんので、必ず乾いたタオルを使用してください

タオルが濡れてきたら乾いたタオルに交換し、水滴はこまめにふき取るようにしましょう。また、市販の保冷用ホルダーを使用しても保冷状態を長時間キープしてくれます。

早く飲みたい場合は?

喉が渇いていざ飲もうという時に、ドリンクがカチカチに凍って飲めないという経験はないでしょうか?飲みたい時に飲めないのでは、せっかく冷凍ドリンクを用意しても意味がありません。そこで、いざという時に困らないよう、覚えておくと便利な方法を紹介します。

まず、ペットボトルの中身を半分ほど別の容器に移します。半分はそのまま冷蔵庫へ、半分は蓋をしっかり締めて冷凍庫で凍らせます。この時、ペットボトルを斜めに凍らせるのがポイントです。中身が斜めに凍ったら、冷蔵庫で冷やしたドリンクを注ぎます。これですぐ飲めるのに、冷たさもキープできるドリンクの完成です。

これは真夏に開催される、コミックマーケットの熱中症対策として編み出された方法です。コミケ以外でも使える便利なアイデアですので、覚えておいて損はありません。先ほど紹介した長時間冷たさをキープする方法と使い分けながら、状況に応じて数本用意しておくと良いでしょう。

また、溶け始めたドリンクは始めは濃く、最後は薄くなってしまいます。少し溶け始めたら上下に振ると味が均一になって最後まで美味しく飲むことができます。

ペットボトルを冷凍する時の注意点

炭酸飲料は破裂の危険がある

暑い夏は冷たい炭酸飲料を飲みたくなりますが、冷凍するのはとても危険です。炭酸の元となっている二酸化炭素は気体で、凍らせると液体から抜け出す性質があります。そのため、凍って体積が膨らんだ液体と液体から抜け出した二酸化炭素の圧力で、ペットボトルが膨れて破裂する恐れがあるのです

破裂するだけでなく、成分の分離・沈殿が起こり、品質や味が劣化する可能性もあります。冷えた炭酸飲料は美味しいですが、凍らせないで飲むようにしましょう。

再冷凍は避ける

解凍したペットボトルをもう一度凍らせることは、未開封であっても避けたほうが良いでしょう。もともとペットボトルは繰り返し冷凍・解凍するように作られていません。たとえ、冷凍専用ペットボトルであっても、冷凍・解凍は繰り返さないようにしましょう。

ペットボトルの再利用はNG

一度使用したペットボトルは、強度の面でも、衛生面でも再利用は避けたほうが良いでしょう。ペットボトルは直接口をつけて飲む上、洗いにくい形状をしています。そのため繰り返し利用することは、あまり衛生的とはいえません。

さらに、先ほど説明したように、繰り返し使用することで破裂する恐れがあります。破裂しなくても亀裂が入り、庫内に中身が漏れる可能性もあります。そうならないためにも、ペットボトルの再利用はやめましょう。

冷凍ペットボトルの活用方法

活用方法①熱中症対策

冷凍ペットボトルにはさまざまな活用方法がありますが、もっとも活躍するのが炎天下での熱中症予防です。炎天下の屋外では、冷蔵ドリンクはすぐにぬるくなってしまい、長時間の保管もできません。レジャーやイベントで長時間並ばなければいけない時、すぐにドリンクを買えない時のためにも、凍らせたペットボトルは用意しておきたい必需品です。

熱中症を防ぐには、電解質を含むスポーツドリンクや、麦茶を少量ずつこまめに飲むようにします。一気に飲むのではなく、一口二口をこまめに飲むように心がけましょう。カフェインを多く含む緑茶、紅茶、コーヒーは水分補給には向かないので注意してください。

凍らせたペットボトルは飲むだけで無く、体に当てることで体内を冷やす効果もあります。特に脇の下や首に当てると効率よく体温を冷やすことができます。体に当てる場合は直接では無く、タオルなどに包みましょう。

活用方法②保冷剤として使う

冷凍ペットボトルは長時間冷たさをキープできるので、お弁当の保冷剤代わりになります。真夏にお弁当を持って行くときは、ペットボトルと一緒に保冷バッグに入れましょう。冷気は上から下へ流れるので、ペットボトルは弁当箱の上に置くと効率よく冷やすことができます。

さらに、クーラーボックスにペットボトルを入れておけば、お弁当以外の食材も冷たくキープできます。ゼリーやフルーツなど、冷たさをキープしたい食材と一緒に数本のペットボトルを入れておきましょう。

ペットボトルの保冷剤は、災害非常時にも大活躍します。万が一停電しても、ペットボトルが保冷剤となって冷蔵庫内の冷たさをキープしてくれるのです。水は長期間冷凍しても品質が劣化しないので、万が一のために数本凍らせておくと良いでしょう。

解凍すれば断水時に飲み水として使うこともできますので、台風や大雨に備えて水を凍らせておくと安心です。

ペットボトルの冷凍方法まとめ

ペットボトルは、液体の体積が膨張することを考えて中身を少し減らして凍らせましょう。そうすることで、破裂や漏れを防ぐことができます。上手に冷凍することで、飲むだけでなく、保冷剤代わりや熱中症対策に使えます。停電時には冷蔵庫を冷たいままキープしたり、断水時の飲み水にするなど便利に利用できます。

このようにさまざまな使い道がありますので、正しい利用方法を守って、ペットボトルを冷凍しておきましょう。

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