桂花陳酒の味や度数は?おすすめの飲み方・カクテルレシピも!

中国酒「桂花陳酒」の味や度数、おすすめの飲み方を解説します。また、桂花陳酒はどういったお酒であるか、その特徴や味わいも説明します。桂花陳酒の飲み方や、美味しいカクテルも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. 1桂花陳酒の特徴やおすすめの飲み方を紹介!
  2. 2桂花陳酒の特徴
  3. 3桂花陳酒のおすすめの飲み方
  4. 4桂花陳酒のおすすめカクテルレシピ
  5. 5桂花陳酒を飲みながら優雅な時間を過ごそう!

桂花陳酒の特徴やおすすめの飲み方を紹介!

居酒屋やバーで見かける、桂花陳酒は中国酒の中でも人気があるお酒です。濃厚で甘い香りはストレートやソーダー割り、カクテル、デザートなど、いろいろな方法で楽しめます。

特に、桂花陳酒から香るフローラルな香りには、リラックス効果があり、気持ちを落ち着かせる効果があります。この記事では、桂花陳酒の香りや味の特徴やおすすめの飲み方、美味しいカクテルを紹介します。

桂花陳酒の特徴

特徴①中国原産の混成酒

中国原産の桂花陳酒は、白ワインをベースに、キンモクセイの花を3年漬け込んでできた混成酒です。熟成させることで、キンモクセイのオレンジカラーが白ワインに色付き、黄金色に輝きます。桂花陳酒は、清朝時代に宮廷の秘酒として世界三代美女の1人、楊貴妃が好んでよく呑んでいたお酒として有名です。

特徴②華やかで甘い香りと爽やかな味わい

9月から10月にかけて咲くキンモクセイは、オレンジ色の小さな花から濃厚で甘い香りがします。桂花陳酒にはこのキンモクセイが使われているので、華やかな甘い香りに、白ワインの爽やかな味わいを楽しめます。黄金色に輝く桂花陳酒を、甘くて爽やかな味わいをそのまま楽しむには、ストレートやロックなどがおすすめです。

桂花陳酒で作るカクテルも多く存在し、女性に人気です。また、香りを生かしてゼリーや杏仁豆腐など、中華のデザートの風味づけとしても活用できます。

特徴③アルコール度数はワインと同等

桂花陳酒のアルコール度数は、製造会社によって異なりますが、13%〜16%前後です。桂花陳酒で使用している白ワインのアルコール度数が、最高15%前後なのでワインと同等です。中国では、昔から食前酒や寝酒として、桂花陳酒がよく飲まれていました。

まろやかな口当たりに、キンモクセイの甘い香りと風味が溶け込んで、非常に飲みやすいです。

特徴④カロリーは低めで栄養価が高い

桂花陳酒のベースは白ワインです。白ワインは、100gに対して約73kcalなので、他のお酒と比べてカロリーが低いです。ただ、桂花陳酒の製造過程に、氷砂糖なども含まれるのでもう少しカロリーは上がります。それでも、ビールや梅酒に比べるとカロリーは低く、特にカロリーが気になる女性におすすめです

キンモクセイは、中国語で「桂花」と言われおり、漢方として長く活用されてきました。特に、体を芯から温める効果があり、冷えからくる血行不良や胃の調子に効きます。また、白ワインは、腸内環境を整えたり、血圧を下げ新陳代謝を活発にする効果があります。キンモクセイと、白ワインは非常に栄養価が高いコンビです。

特徴⑤食欲抑制・リラックス効果がある

桂花陳酒から香る、華やかな甘い香りは、食欲を抑える効果とリラックス効果があります。脳から分泌されるオレキシンは食欲を促進する作用があり、キンモクセイの香りを嗅ぐと、オレキシンを抑える効果があります。それに加えて、満腹中枢が刺激され、食事量を抑えられます

また、気持ちを落ち着かせるリラックス効果もあるので、ストレスやイライラを軽減し不眠の解消にも繋がるでしょう。ストレスからくる、過食も抑えることができるので、女性には嬉しい効果がたくさんあります。

桂花陳酒のおすすめの飲み方

飲み方①ストレート

ストレートは、原液のまま飲むことで、キンモクセイの濃厚で甘い香りをダイレクトに味わえるおすすめの飲み方です。先ほど、特徴として挙げた桂花陳酒の度数は、約15%前後なのでワインとだいたい同じ度数です。ワインと同じ感覚で、ストレートで飲めます。

ストレートで味わう場合は、チェイサーを用意して下さい。チェイサーは、水です。お酒を味わうために、間にチェイサーを挟むことで、口の中がリフレッシュし、飲み過ぎや悪酔いを防ぎます。

飲み方②ロック

ロックは、氷で割り、冷たくする飲み方です。ストレートの飲み方に比べると、口当たりが滑らかになって、度数も低くなるので、飲みやすくなります。ロックには、2種類の方法があります。1つ目は、冷えたグラスに溶けにくい大きめの氷と、桂花陳酒を入れたオンザロック。

2つ目は、氷を入れたグラスに、桂花陳酒と水を1対1の分量で入れ混ぜる、ハーフロックがあります。ストレートの飲み方での濃厚さより、薄くなりますが、桂花陳酒を十分に味わえ、香りを楽しめるおすすめの飲み方です。

飲み方③ソーダ割り

炭酸水で割る、ソーダー割りは、キンモクセイの甘い香りと喉越しの爽快さが特徴です。ロックよりさらに、アルコール度数は低くなりますが、さっぱりとした口当たりが中華料理などと相性がいいです。作り方は、氷をグラスに入れ、桂花陳酒を注ぎます。炭酸水は、ゆっくり丁寧に注いでください。

勢いよく注ぐと、炭酸を氷が弾いてしまいます。比率は好みに合わせてですが、桂花陳酒1に対して、炭酸水2〜3で割ると甘い香りと炭酸の爽やかさを楽しめます。あとは、炭酸が抜けないように、1度だけ混ぜて完成です。

飲み方④水割り

冷たくて口当たりが軽く、飲みやすい水割りは、お酒初心者やお酒に弱い方におすすめです。作り方は、氷をグラスに入れ、桂花陳酒と水を注ぎます。比率は好みに合わせてですが、桂花陳酒1に対して、水を2~2.5で割り、軽く混ぜて完成です。

飲み方⑤お湯割り

体が冷える時期に、お湯で割ると、リラックス効果と体を芯から温める効果があります。作り方は、温めたグラスに桂花陳酒と、お湯を注ぎます。比率は好みに合わせてですが、桂花陳酒1に対して、お湯は2~3で割り、軽く混ぜて完成です。

お湯は、80度前後のミネラルウォーターを用意してください。100度以上の沸騰したお湯を使うと、桂花陳酒のアルコール分と香りが飛んでしまうので、注意しましょう。

桂花陳酒のおすすめカクテルレシピ

楊貴妃

桂花陳酒をベースにした、代表的なカクテル「楊貴妃」は、ライチリキュールなどを使った鮮やかなブルーのカクテルです。材料は、桂花陳酒20mlとライチリキュール10ml、ブルーキュラソー5cc、グレープフルーツジュース30mlを用意してください。作り方は、全ての材料をシェカーに入れてシェイクし、グラスに注ぎます。

楊貴妃の好物であるライチと、好んで飲んでいた桂花陳酒とミックスすることで、フルーティーな風味と、グレープフルーツジュースの酸味で、さっぱりとした味わいを楽しめます。

鈴明

黄色の色合いが綺麗な、「鈴明」はブランデーベースのカクテルです。桂花陳酒に、発酵させたさくらんぼの果汁から作られるブランデー、キルシュなどをミックスしています。材料は、桂花陳酒30mlとブランデー10ml、キルシュ10ml、オレンジジュース10mlを用意してください。

作り方は、全ての材料をシェカーに入れてシェイクし、グラスに注ぎます。桂花陳酒の甘い香りと、2種類のブランデーの香りが漂う、上品で大人なカクテルです。

翠華

「翠華」は、エメラルドの様な、鮮やかなグリーンが印象的なカクテルです。材料は、桂花陳酒30ml、グリーンバナナリキュール20mlとレモンリキュール10ml、レモンジュース5mlを用意してください。作り方は、冷えたグラスに、全ての材料を注いで完成です。

このカクテルで使用する、グリーンバナナリキュールは、完熟前の青いバナナを使っており、フレッシュな香りがします。桂花陳酒の濃厚な甘い香りに、グリーンバナナとレモンの爽やかな香りが漂うカクテルです。

アメジスト

天然石アメジストのような、綺麗な紫色が特徴のカクテル「アメジスト」。材料は、桂花陳酒30mlとパルフェタムール20ml、パイナップルジュース10ml、グレナデンシロップ5ccを用意します。作り方は、全ての材料をシェカーに注いで、シェイクし完成です。

パルフェタムールは、柑橘系の果物ベースに、ニオイスミレやバラなどで香り付けされているリキュールです。桂花陳酒のキンモクセイと、スミレの優しい香りに癒されるカクテルになります。また、パイナップルジュースの酸味と、さっぱりとした味わいも楽しめるでしょう。

桂花陳酒を飲みながら優雅な時間を過ごそう!

桂花陳酒は、大手スーパーや酒屋などで入手できます。また、自家製桂花陳酒作りを楽しむ方も増えています。自分好みの白ワインに、キンモクセイと砂糖を加えて漬ければ、約1週間で出来上がりです。自宅に1本あると、いろいろな飲み方やデザート作りに活用できるでしょう。

キンモクセイは体を芯から温める効果と、リラックス効果があるので、夜の1杯におすすめです。香りと、心にもいい桂花陳酒、ぜひ自分に合った飲み方を探して、優雅な時間を過ごしてください。

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