お酌のマナー心得集!目上の方に失礼のないお酒の注ぎ方を習得しよう

お酌のマナーについて解説します。飲み会で役立つグラスの使い方や注ぎ方を、ビール・ワイン・日本酒ごとに紹介。飲み会で気をつけることやNGな行為についてもまとめました。目上の方に失礼のないお酌のマナーを、身に付けたい人必見です。

お酌のマナー心得集!目上の方に失礼のないお酒の注ぎ方を習得しようのイメージ

目次

  1. 1お酌のマナーを身につけたい!
  2. 2お酌をするとき・受けるときのマナー
  3. 3お酌のマナーは目上の方とのコミュニケーションに必要不可欠!

お酌のマナーを身につけたい!

日本酒のお酌をする人

会社での飲み会は友人との飲み会と違い、上司や取引先など目上の方も多いことでしょう。そういった飲み会の場では、お酌のマナーを知っておくことが必要です。お酌をする時はもちろん、受ける時もマナーがありますので、覚えておきましょう。

この記事では、目上の人も参加する飲み会でのお酌のマナーや、飲み会で気をつけるべきことについて紹介します。

お酌をするとき・受けるときのマナー

ビールの場合

ビールでお酌をする場合のポイントは、ラベルが隠れないように持つことです。瓶のラベルを上にし、片手はラベルを隠さないよう下の方を持ち、もう片方の手で下側から支えるように持ちます。持った時指を揃えると、見え方も美しいです。

注ぎ方は、グラスの口より少し高い位置から、最初は勢いよく傾け、段々ゆっくりになるように調節します。そうすることで、泡立ちが美しくなり、零れることもありません。泡がグラスの3割ほどの量になれば完了です。また、ビールは注ぎ足すと味が落ちるといわれているため、グラスを空けてから注ぐのが基本です。

相手のビールが少なくなったことを見計らって「ビールいかがですか?」と声をかけ、飲み干すのを待ってから、注ぐようにすると良いでしょう。逆に、受ける場合は、ビールを飲み干してからお酌を受けるようにしてください。

ワインの場合

ワインの場合もビールと同じく、ラベルを隠さないように注ぐのがポイントです。ラベルが上になるようにし、片手で底の方を持ち、もう片方の手は下から支えるように持ちます。ワイングラスによって注ぐ量は異なりますが、1/3~1/2程度が目安です。ワインが跳ねないように気をつけながら注ぎましょう。

お酌を受ける際、ワイングラスに触れるのはマナー違反です。グラスをテーブルに置いたまま注いでもらいます。ワイングラスを持つ時、底を掌で支えるように持つ人もいますが、正しい持ち方ではありません。グラスの脚を親指と人差し指で持ち、他の指は添えるようにして持つのが、正しい持ち方です。

日本酒の場合

日本酒のお酌をする場合は、しっかりと徳利を持って注ぎます。片手は徳利の同部分をしっかり持ち、もう片方の手は下側に添えます。熱燗の場合は、火傷をしないよう徳利の首部分を片手で持ち、もう片方の手はタオルなどをあてて底の部分を支えます。注ぐときは、注ぎ口が盃につかないよう注意してください。

注ぐ量は、盃一杯に注ぐと飲みにくいため、盃の八分目を目安にします。また、ワインと異なりテーブルに置いたまま注ぐのはマナー違反です。必ず盃を持ったことを確認して注ぎます。テレビなどでは、注ぎ口を使わずに注ぐべきと紹介されたこともありますが、注ぎ口から注いではいけないというマナーはありません。

受ける際は、盃を両手で持つのが基本です。親指と人差し指で上部を持ち、中指と薬指で底の部分を挟むようにします。男性は、片手で受けても構いません。日本酒を注いでもらったら、そのままテーブルに置かず、一口つけてからテーブルに置くようにしてください。

お酌の適切なタイミング

お酌をするタイミングは、相手のグラスが空になりそうな時が好ましいです。目上の人が手酌をするのは失礼にあたります。グラスが空いたまま手持ち無沙汰にならないよう、スムーズに行いましょう。

ただし、勝手に注ぐのはいけません。これ以上飲みたくないと思っている人や、別のお酒を飲みたいと考えている人もいますので、必ず「次は何を飲まれますか?」と一言声をかけましょう。

お酌に関するNG行動

基本的に、お酌は目下の人やホストの給仕が行うものですので、目上の人からはしないようにしましょう。受ける方がお酒を飲まなくても、断りづらくなってしまいます。また、お酒を次々と注いだり、飲むことを強要することはもちろんNGです。アルコール中毒になるなど、事故の原因になることがあります。

逆に、お酌を強要することもやめましょう。立場を利用した強要はパワハラに当たります。

飲み会の席で気をつけること

お酒が入る飲み会では、つい気持ちが緩んでしまうものです。深酒をしてしまい、酔って絡んだり暴言を吐く、またボディタッチをするなど、迷惑行為やセクハラなどを行わないよう気を付けましょう。言った方は覚えていなくても、問題になることがあります。飲み過ぎや深酒が心配な人は、お水をこまめに飲むのがおすすめです。

お酌のマナーは目上の方とのコミュニケーションに必要不可欠!

お酌のマナーは、目上の人や取引先など、さまざまな人が集まる飲み会で役に立ちます。楽しい飲み会にすることでより良好なコミュニケーションを取ることができ、相手から好印象を持ってもらえることにも繋がります。ぜひ、社会人にふさわしいお酌のマナーを身につけておきましょう。

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