2021年03月04日公開
2024年11月07日更新
粗塩とは?特徴や使い方・食塩や岩塩との違いも徹底リサーチ!
粗塩の特徴や使い方を紹介していきます。粗塩を料理に使う際の、使い方や粗塩の成分についてまとめました。また、食塩や岩塩との違いについても掲載しているので、料理をする際の調味料で粗塩を使いたい時の参考にしてください。
粗塩の特徴や他の塩との違いを解説!
中華蕎麦 沙羅善
— ヨコさん (@EMaqLVTLB5NxSjv) July 30, 2020
美味しさは今更言うまでもなく 美味しいんです
塩が前と違う⁉️粗塩になった?(´・ω・`)?
予定ではトリュフ卵かけご飯とコース料理のおぼろ豆腐が加わるみたい
早く食べてたい 今日この頃 pic.twitter.com/WlYEVFMA6J
さまざまな料理で欠かせない調味料の塩には、食塩や岩塩、粗塩などの種類があります。本記事では、粗塩の特徴や料理での使い方、食塩と岩塩との違いについて紹介していきます。また、粗塩のどのように作られているのか、おすすめの粗塩についても掲載しているので、料理に使う塩を探す際の参考にしてください。
粗塩の特徴・使い方
まずは、粗塩の特徴と使い方について紹介していきます。粗塩の見た目や、含まれている栄養成分について掲載していきます。また、粗塩の使用用途についても掲載しているので、料理以外に使う際の参考にしてください。
特長①塩の粒子が粗い
粗塩wwwwwwつらみwwwwこんくらい粗いんでしょ??しってる(^q^)❤ pic.twitter.com/a6S0De4kKM
— sora (@kumorisora33) August 13, 2016
粗塩の最大の特徴は、粒子(結晶)が大きいことです。塩の粒子の大きさは、主に溶けやすさと、くっつきやすさに影響します。粒子が大きく、粗くなると溶けるまでに時間がかかるため、料理に塩気を感じにくくなります。また、粒子が大きいので、食材に振りかけた際に、パラパラと落ちやすいです。
そのため、粒子が粗い粗塩を使う場合は、マイルドな味わいを活かし、振りかけて使うよりもスープなどに溶かして使うのがおすすめです。ただし、商品によっては、粒子が小さいものも存在するので、購入した粗塩の粒子の大きさを見て、さまざまな料理に活用しましょう。
特長②ミネラルが豊富
沖縄では熱中症対策として昔から必ず塩(マース)を舐める。
— 知念ゆうき (@chinen225) July 18, 2018
部活の練習、建設現場、ゴルフのラウンド回る時など。
水だけ飲むことは絶対にしない。
精製塩じゃなくて、粗塩だよ。ミネラルが豊富だから。 pic.twitter.com/cWInVmKbRS
一般の家庭でよく使われている通常の食塩は、製造の過程でマグネシウム(にがり)などを取り除き、塩化ナトリウムの割合を99%以上にする必要があります。しかし、粗塩には微量ではありますが、天然のミネラル(マグネシウムやカルシウムなど)が含まれています。
ミネラルは体の発育、代謝、生理作用をコントロールする働きがあり、細胞のバランスを維持して、神経や筋肉機能を正しく保つ重要な栄養素です。そして、料理に使った際に、こうした天然のミネラルによって、ほのかな苦味や甘味などとして感じることが可能です。
そのため、通常の食塩と比べると、天然にミネラルを含んでいる分、粗塩には味わい深いコクがあるといえるでしょう。
特長③海水を凝縮して作る天然塩
浜比嘉島の海水100%を使用した浜比嘉塩です。粗塩だけど、まろやかで美味しいお塩だそうです。今日から使ってみます。^^
— 結ゆい (@sakura24771764) August 17, 2019
*神の住む浜比嘉島のお塩だけに小分けにして魔除けとして持ち歩く人もいるそうですよ* ^^ pic.twitter.com/57k2OEG1Rx
粗塩は、海水を濃縮して作られる、天然塩と呼ばれるもののひとつです。天然塩には、主に3種類が存在します。1つ目は、昔ながらの天日干しによって製塩される天日塩です。2つ目は、天日干しで塩分濃度を上げた後に、開放型の平窯で煮詰めて製塩された釜焚き塩です。3つ目の天然塩は、天然で結晶化している塩を掘削した岩塩・潮塩があります。
使い方①お清めに使用
粗塩で盛り塩…
— 人類頭脳戦争〜Important memory To the future〜 (@ImportantFuture) April 5, 2017
私の場合は家の中心にとの事。
私は引きこもりだから部屋の中心に置いてみた。
お皿が可愛い。#ダイソー pic.twitter.com/G8788gbJ13
お葬式などで出されている、お清めの塩には精製塩ではなく、必ず粗塩が使われています。海水を煮詰めた自然塩には、海のパワーが秘められており、古代より神聖で邪気を払うとされてきました。そのため、お葬式のお清めの塩には、必ず海のパワーを秘めた粗塩が使われています。
また、飲食店などの玄関先に置かれる盛り塩にも、同様の意味合いがあるため、粗塩が使われています。
使い方②料理に使用
アスパラうどん。細めのアスパラを濃いめの塩でくったりするまで茹でて、粗塩とオリーブオイルをかけ回して食べる細川亜衣さんのレシピだが、ズビズバとアスパラが喰えるので我が家ではこの名前。今日は岩手の食友のお陰で、アスパラうどん特盛り!飲めて呑めるアスパラ料理の金字塔である。 pic.twitter.com/EeNjVq9mmO
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) May 5, 2020
粗塩はお清めなどに使われている塩ですが、もちろん料理に使うことも可能です。天然のミネラル分を含んでいるので、ほのかに苦味を感じることができ、複雑なうま味があります。そのため、料理に使う際は、味に深みを出したい料理や、素材の味をダイレクトに感じたい場合に使いましょう。
焼き鳥や焼き魚、塩の味付けだけで食べる良質なステーキなどにおすすめです。また、日本酒をいただく際に、升の角に少量の塩を乗せて味わうなど、風流な味わい方もあります。
粗塩はどのように作られている?
次は、粗塩の製造方法について紹介していきます。昔ながらの製塩方法で作られている天日塩と、平窯で煮詰めて作る釜炊き塩について掲載しているので、粗塩の製塩方法を調べる際の参考にしてください。
釜炊き塩の場合
各店舗、オンラインショップで販売中のお土産物🛍 釜炊き塩のパッケージが新しくなりました😋✨https://t.co/Oh9p5iBfrO pic.twitter.com/XahtKFE4pR
— たこ焼道楽 わなか [公式] (@takoyakiwanaka8) January 22, 2021
釜炊き塩は、原料である海水を天日干しで濃縮した後、平釜で釜焚濃縮して結晶化させた塩です。岩塩や塩湖がなく、気候的にも天日結晶が難しかった日本で、昔から行われてきた製塩方法となっています。
海水を天日濃縮してできた、濃い塩水を釜で一昼夜ほど加熱し釜焚結晶させます。釜炊き塩を作る際の燃料は、昔は主に薪でしたが、現在はボイラーが多いです。そして、釜炊き塩と天日塩の違いは、その温度と時間にもあります。
天日塩の場合
発売以来、好評いただいている
— 錦海ソルト株式会社【公式】長兵衛CP中🎁 (@kinkaisaltcoltd) March 2, 2021
非加熱完全天日塩【長兵衛塩】と
じっくり燻した【燻長兵衛塩】🧂
沢山の方にお買い求めいただき、
おかげさまで完売致しました✨
ありがとうございます🙇♂️
次回入荷もうすぐ出来そうですので、
再度お知らせさせて頂きます!! pic.twitter.com/bnxKWPFDh5
海水を天日濃縮をして、濃い塩水を作る過程までは、釜炊き塩と一緒です。しかし、天日塩は、結晶の行程も天日で濃縮する天日結晶で作られたお塩となっています。原料の海水が塩になるまで、燃料を使った人工的な加熱が行われていません。
ただし、天日塩の場合、それが可能な気候や海に近い広く平らな場所が必要です。また、日本の気候で行うためには、温室のような設備が必要です。
粗塩と食塩・岩塩との違い
次は、粗塩と食塩・岩塩との違いについて紹介していきます。各塩の製造方法の違いや、料理におすすめの使い分けも掲載しているので、調味料に使う塩選びの際の参考にしてください。
違い①原材料が異なる
塩の原料は海水なので、粗塩と普通の塩の違いが、美味しいか普通かにしか感じなくなった。 pic.twitter.com/Cqx1OkoZRZ
— 小夜 (@omamdatoun0201) January 16, 2021
粗塩の原材料は、天日海塩や海水となっています。そして、食塩の原材料表記には、塩の製造に使用された海水、海塩、岩塩、湖塩、天日塩または温泉水の名称のいずれかが記載されています。原材料とは、生産工場に持ち込まれた原料の最初の状態を指しています。
また、岩塩は元々は海の水ですが、地殻変動で陸地に閉じ込められた海水が結晶化した塩です。そのため、岩塩の原材料はそのまま岩塩となっています。
違い②とれる場所が異なる
塩クッキー
— 銀座ウエスト (@ginzawest) June 10, 2020
木の実やフルーツなどを含まず生地だけで特徴のあるクッキーを作りたいとの思いから試行錯誤の後、塩を素材と致しました。3億5千万年前の塩が結晶してできたモンゴルの岩塩は純粋で溶け難い為後口に塩分が口中に広がり、クッキーのサイズも一口で食べられる小さな塊を一袋に4つ入れました。 pic.twitter.com/Ore5VdgD3I
岩塩は元は海であった場所が、地殻変動などによって陸地になり、塩分が化石化して結晶へと変わり、地中に埋もれている塩のことを指します。また、塩は海水から作られるイメージが強いのですが、実が世界的に見た場合、海塩よりも岩塩や塩湖の生産量の方が多いです。
そして、岩塩は塩化ナトリウムが結晶化したものですので、ミネラル成分は多く含まれていません。さらに、鉄分や硫黄を多く含むものは、食用に適していないので注意しましょう。
料理におすすめの使い分けは?
キセキ食堂@上尾市
— にゃんこ先生(ぼちぼち復活?) (@nyanko6051) August 29, 2018
牛タンステーキ定食😋
今日は29の日なので、お肉を食べに🏃
まずこのビジュアルだけで胸いっぱいに?😆
牛タンってこんな味するんだぁ…と感動😂
軽めの塩コショウで味付けされているので、岩塩や特製ソースで一心不乱に完食😍
ご馳走さまでした🙇 pic.twitter.com/b2PucqGrm4
塩を料理に使う際は、メイン料理に合わせて粒子の大きさ、しょっぱさの強さで使い分けましょう。赤身のお肉やお魚には粒が大きく、しょっぱさが強い塩がおすすめです。食材自体の味が強くはっきりとしている料理には、食材の味に負けず、塩の味もしっかりと楽しめる塩を使いましょう。
淡泊なお肉やお魚には、粒が大きく、しょっぱさが弱い塩がおすすめです。噛めば噛むほどに素材を感じることができる料理には、食材を噛んで味が出てくるのに合わせて、溶ける塩を使うことで、最後まで食材の味を引き立たせてくれます。
そして、揚げ物や油を多く使う料理には、粒が小さく、しょっぱさが強い塩がおすすめです。油を含む料理には、味が馴染む小さくてしょっぱい塩を使いましょう。
おすすめの粗塩を紹介
次は、おすすめの粗塩を紹介していきます。メーカーから販売されている、人気の商品を3つに厳選して掲載しているので、粗塩を購入する際の参考にしてください。
伯方の塩 粗塩
まちごうたwwwあわせ買い対象でもう1袋伯方の塩(粗塩)1kg買わなきゃいけないや😖ww
— 犬おちょこ🦭 (@choco_neco_) January 12, 2020
焼塩と粗塩の味の違いが答えられない笑 pic.twitter.com/CMoT1pAZso
伯方の塩粗塩は、伯方塩業が製造・販売している粗塩です。同社から販売されている伯方の塩焼塩と比較すると、粗塩タイプは粒が大きいため、溶けにくく、にがりがほどよく残っている商品となっています。
また、湿気を吸いやすく、食材にも付着しやすいです。そのため、スープ以外の料理でも使いやすいのが特徴です。
あら塩の恵み
恵みの命やに~ありがとうおととだちい @mynm99 あじ子ちゃんが友達食っとる…! “@sekisabaajico: サラダもぐもぐ オーガニック野菜と佐賀関のあら塩をそえてやに~お友達をいただきまぁす(*´∇`*) pic.twitter.com/iTc4K3euqA”
— 関サバあじ子@大分熊本応援 (@sekisabaajico) January 4, 2015
あら塩の恵みは、関東塩業株式会社が製造・販売している粗塩です。瀬戸内海で獲れる、国産海水を100%使用しています。そして、程よい塩気とまろやかなうま味を堪能することが可能です。あら塩の恵みはの粒の大きさは、0.3mm~0.5mmとなっており、他のあら塩と比べると粒が小さいです。
そのため、調理で使うのはもちろん、ご飯に振りかけて粗塩の味をダイレクトに味わうこともできます。
南の極み 天日塩
今日の収穫 #ぺもの (左)南の極み 天日塩 #ペンギン #penguin #penguins #salt #塩 https://t.co/Uq84vYN3qg pic.twitter.com/Fi4flc1jDu
— sachiko (@pen0421) June 20, 2018
南の極み天日塩は、オーストラリアにある塩メーカーのチータム・ソルト社が製造している粗塩です。また、その製造した塩を日仏貿易が輸入・販売しています。そして、南の極み天日塩は、日本では大量生産することが難しい天日製法で作られており、塩の風味や味を自然に近い形で味わうことが可能です。
そのため、他の塩と比較すると少し辛味が強いため、調味料として料理に使用する際には注意しましょう。
粗塩を使うと料理の幅が広がる!
インスタ映えしそうな
— めめめ (@meruhimu) May 18, 2020
料理を作った!!
スライストマトに、オリーブオイルをかけて、粗塩、ペッパーをかけるだけというめめめ料理。 pic.twitter.com/7UQifznyw1
粗塩は、通常の食塩よりもミネラル成分を多く含んでいる塩です。そして、粗塩には、ほのかな苦味とうま味があり、料理に使うことで深みのあるコクを引き出せます。また、粗塩はメーカーによって粒子の大きさが違っていたり、しょっぱさの強さが異なる場合もあるので、料理に合った塩を選ぶようにしましょう。