2019年09月23日公開
2024年09月28日更新
塩にはカロリーが無い?減塩がカロリーオフに繋がるって本当?
塩にはカロリーが無いのか、その他の栄養や糖質についても調査しました。私達の健康維持や生活習慣病予防において減塩が良いことは周知の事実です。減塩する事がカロリーオフにも繋がると言われていますが、その点の減塩方法のポイントも詳しく紹介しましょう。
塩はカロリーゼロでダイエット向き?
塩は私達が日頃食べている料理に必ずと言って良いほど使用されている調味料ですが、果たして塩にはカロリーがあるのでしょうか?ダイエット中の方はカロリー以外にも糖質等の栄養成分も気になる所です。今回は塩について徹底的に調査し、カロリーオフに繋がる減塩方法や栄養成分について詳しく解説していきます。
塩のカロリーと糖質・栄養
塩は料理の味の決め手になる重要な役割をする調味料で、毎日私達の口に入る関わりの深い食品です。ここではカロリーや糖質、栄養について見ていきましょう。
カロリーと糖質量
塩そのものにはカロリーは無く全ての塩類は0kcalです。塩はナトリウムと塩素から成り立つミネラルでできており、エネルギーになる要素が無いためカロリーはありません。しかし0kcalだからと言って沢山摂取すると体がむくんだり、太る原因になるので注意して下さい。塩には脳を刺激して食欲が増進する作用があります。
ダイエットをするなら誰もが意識する糖質量についてですが、こちらも0gです。分かり易く言うと、炭水化物から食物繊維を差し引いたものが糖質ですが、塩には炭水化物が含まれていないので糖質も0gになります。
栄養成分
ナトリウム | 7020mg |
カリウム | 18mg |
カルシウム | 3.96mg |
マグネシウム | 3.24mg |
銅 | 0mg |
ヨウ素 | 0.18μg |
セレン | 0.18μg |
上記の表は塩大匙1杯(18g)に対しての栄養成分表で、栄養はナトリウムがほとんどを占めることが分かります。ナトリウムが多いという事はミネラルが多いという事を表しています。
5大栄養素であるミネラルは、身体にとっての必要量は微量ですが生命を維持するためには必要不可欠な栄養素です。ミネラルは体液量や酸・アルカリ度の調整をしたり、筋肉や神経の働きを促す大切な役割を果たしています。ミネラルが不足すると身体のあちこちに不調が出てくる傾向があるので、適度に摂取する事が望ましいです。
減塩がカロリーオフに繋がる理由と減塩方法
塩を多く使用した料理は味が濃くなりついつい白ご飯を食べ過ぎてカロリーオーバーしたり、むくみの原因にもなります。ここでは減塩をしながらカロリーオフにする方法をいくつか紹介していきましょう。
脂肪分を抑える必要がある
塩は脂肪分には浸透しにくい特徴があり脂肪の多い料理は塩味を感じにくいので、ついつい多めに使用してしまう傾向にあります。なので下ごしらえの時に肉の皮下脂肪を取り除いたり、肉を炒めた時に出てくる脂はこまめに拭き取ると減塩効果とカロリーオフの相乗効果になります。
酸味や辛味などを利用する
減塩した料理にレモンや酢等の酸味や唐辛子や胡椒等の辛味を足すと、その味がアクセントになって物足りなさを感じなくなります。その他にも紫蘇、ミョウガ、ニンニク、葱等の香味野菜を減塩したタレに追加すると効果的です。
ハーブなどを活用する
出典: https://tenki.jp
ハーブの香りが薄味の物足りなさをカバーしてくれて味覚に充実感を与えてくれます。例えば市販のドレッシングは塩分が多く含まれているので、ハーブを酢に漬け込んだハーブビネガーやオイルに漬け込んだハーブオイルなどを作っておくと減塩生活に活躍して便利です。
食感やとろみを利用する
オクラや納豆、長芋など粘り気がありトロトロした食感の食べ物は、普通の食感の料理より塩気を感じやすいと言われています。片栗粉でとろみを付けた餡かけ風の料理も同様なので是非試してみて下さい。
減塩するとさらにカロリーオフできる!
塩のカロリーや栄養、糖質について詳しく紹介してきました。また減塩することがカロリーオフに繋がることも分かったので、調理方法を工夫しながら無理なく楽しく減塩生活に取り組んで下さい。