2022年05月27日公開
2024年05月28日更新
カレーにローリエを入れたときの効果は?入れるタイミングや量も解説
カレーにローリエを入れたときの効果について解説します。肉のくさみ消しや香り付けなど、カレーにローリエを入れることで得られる効果を詳しく説明!ホール状とパウダー状のローリエを入れるそれぞれのタイミングや、カレーに使用するおすすめの量も紹介します。
カレーにローリエを入れるタイミングと効果を解説
ローリエは日本では使う機会が少ないですが、カレーに使う人もいるでしょう。では、ローリエをカレーに入れると、どのような効果が得られるのでしょうか?
本記事では、カレーにローリエを入れたときの効果や、入れるときのタイミングを解説します。取り出すタイミングについても説明しているため、カレーを作るときの参考にしてください。
カレーにローリエを入れたときの効果
ローリエの特徴
ローリエはクスノキ科ゲッケイジュ属の高木で、葉はハーブとして利用されます。「ローリエ」とはフランス語での読み方で、英語での読み方は「ローレル」です。
地中海沿岸が原産地で、ヨーロッパでは古くから香辛料として使われています。ほんのりと甘い、清涼感のある香りが特徴です。生の葉もスパイスとして使えますが、苦味が強く、長時間煮込む料理には向きません。
しかし、乾燥させると苦味が減って、マイルドな味になります。乾燥させたほうが香りも強くなるため、料理には乾燥した葉を使うのが一般的です。
ローリエとはハーブの一種で、クスノキ科ゲッケイジュ属の月桂樹の葉を乾燥させたものです。原産地は地中海沿岸で、古代ギリシャの時代から香辛料として利用されてきました。ヨーロッパでは塩コショウやオリーブオイルと同じほど定番の調味料となっており、肉や魚料理の臭み取りや料理の風味づけなどに広く用いられています。
ローリエの種類
ローリエには、「ホール」と「パウダー」の2種類があります。ホールは葉の形をしており、そのまま料理に入れたりちぎって使ったりします。「パウダー」は乾燥させたローリエを粉末状にしたもので、ホールよりも香りが強いのが特徴です。
消臭効果が強いため、臭みの強い肉のにおい消しに使えます。ただ、苦味も強めであるため、風味付けにはホールタイプのほうがおすすめです。
カレーにローリエを入れたときの効果
カレーには肉を使うことが多く、料理中にくさみを感じることもあるでしょう。しかし、ローリエを入れることで肉のくさみが消え、爽やかな香りを付けることができるのです。
また、ローリエにはくさみ取りだけでなく、防腐効果も期待できます。カレーを2日目以降も食べる人は、防腐剤代わりにローリエを入れるのがおすすめです。また、冷え性予防や食欲増進の効果もあるため、健康にも役立ちます。
カレーにローリエを入れるタイミング
ローリエを入れるタイミング
ローリエを入れるタイミングは、種類によっても異なります。ホールタイプのものを使うときは、水を加えたタイミングで入れるのがおすすめです。水に入れることで、ローリエの精油がゆっくりと溶け出します。
すると、煮込んでいる間に香りが出て、カレー全体に爽やかな風味が付きます。普段よりも香りを強くしたいときは、具材を炒めるときに入れるのがおすすめです。ちぎって揉んでから入れると、さらに香りが引き立ちます。
パウダータイプは気化しやすいため、仕上げに使うのが基本です。最初に入れてしまうと風味が弱くなってしまうため、入れるタイミングに気をつけましょう。
カレーに入れるローリエの量
カレーに入れるホールのローリエの量は、4人前に1枚くらいで十分です。6人前では、2枚程度を目安にしましょう。多く入れれば良いというわけではなく、適量を入れることが大事です。
入れすぎるとカレーの風味が損なわれるため、入れすぎには気をつけてください。パウダーの場合は、ひとつまみ程度入れるだけでOKです。ホールタイプよりも苦味が出やすいため、量を調整しながら加えるようにしましょう。
ローリエを取り出すタイミング
ローリエを取り出すタイミングは、カレーが完成した直後が基本です。入れたままにしておくと苦味が出てくるため、早目に取り出すようにしましょう。
ルーの中から探すのが大変な場合は、ルーを入れる前に取り出しても大丈夫です。取り出すタイミングが多少ずれたところで、風味に大きな違いはありません。
カレーにローリエを入れると香りに違いが出る
ローリエの効果がわからないまま、なんとなくカレーに入れている人もいるでしょう。ローリエには消臭効果や風味付けの効果があり、カレーの香りが良くなります。劇的に味が変わるわけではありませんが、くさみが気になるときには効果的です。
入れるタイミングによっても香りが変わるため、何回かタイミングを変えて試してみても良いでしょう。入れる量やタイミングを調整しながら、自分好みのカレーを作ってみてください。