七味唐辛子に湧く虫とは?種類や保存方法についても合わせて紹介

七味唐辛子に虫が湧いていてぞっとした、そんな経験はありませんか。この記事では、七味に湧く虫の種類や虫が湧きにくくなる保存方法などをご紹介しています。虫が湧いてしまった経験のある人、安全に食品を食べたい人はぜひ、チェックしてください。

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目次

  1. 1七味唐辛子に湧く虫とは
  2. 2虫はどこから湧くのか?
  3. 3七味唐辛子に虫が湧いた時の対策
  4. 4七味唐辛子の保存方法
  5. 5食品に虫を湧きにくくする方法
  6. 6虫が湧いた七味唐辛子を食べてしまった時の害は?
  7. 7飲食店での注意点
  8. 8虫が湧かないように保存方法に注意しよう

「七味唐辛子に虫が湧いてる!お米とかの虫除けなのになんで?」
「開けてない袋の中に虫が…どこから入ってきてるの?」
「七味唐辛子って辛いから虫は湧かないと思ってた」
と、ある日突然、七味唐辛子に異変を感じたことはありませんか。食べようと手に取ったものに虫が湧いていた、とても気分の悪い話です。そんな思いはしないに越したことはありません。


この記事では、七味唐辛子に湧く虫の種類やその虫はどこからくるのか、七味唐辛子の正しい保存方法、虫の湧いた七味を食べてしまった時のリスクなどを解説しています。


この記事を読むことで、七味に虫を湧かせない方法や、虫が湧いてしまった時の対策などを知ることができます。


安心安全な食卓を守りたい人は参考にしてください。

七味唐辛子に湧く虫とは

七味唐辛子は、虫が発生してしまうことがあり、主に3種類の虫がよく確認されているようです。ここでは、その虫の種類や特徴を解説していきます。


七味唐辛子には、さまざまな種子が使われているため、それを好む虫が寄ってきてしまうことがあります。


なんの問題がないように見えても、容器や袋の中に入り込んでいる場合もあります。そして、ぱっと見ただけではわかりづらい虫もいるのです。もし、家に未開封でも長く使っていないものや開封済みのものがあったら確認してみましょう。

ノシメマダラメイガ

食品害虫の代表格である「ノシメマダラメイガ」は、米につくことで知られますが、七味唐辛子にも湧きます。容器の周りに白い卵のようなものがある、容器や袋の中にオレンジや赤の顆粒状のものや、くもの糸のようなものがあったら要注意です。


「ノシメマダラメイガ」の幼虫はいもむしのような形状で、幼虫は小さいと約2~3mm、大きくなると約13mm、大きくなると体が白くなります。そのため、幼虫は一味や七味唐辛子の中では見つけやすいでしょう。


また、成虫は小さなガなので、家の中で小さなガが飛び回っている時には、七味唐辛子の中身を確認してみましょう。

タバコシバンムシ

また、一般の家庭によく発生する「タバコシバンムシ」にも注意が必要です。幼虫は約3~4mmの乳白色のいもむし、成虫は赤褐色または茶褐色で、体長は約2~3mmです。


この「タバコシバンムシ」は、乾燥しているものを好むとされています。一味や七味唐辛子のような香辛料はもちろん、粉製品やお菓子、ペットフード、畳、本、ドライフラワーにもつく虫です。家のどこにでも発生してしまうため、食品が被害に遭う確率が高くなります。


赤褐色や茶褐色なので、一味や七味の中では見つけづらい可能性があります。

ダニ

そして、ダニにも注意が必要です。一般的には、布団などの布製品に湧くイメージが強いでしょう。しかし、ダニの中には、食品に湧く種類がおり、小麦粉やホットケーキミックスなどの粉製品や、一味、七味唐辛子はダニが好むものです。


そのような食品を常温保存している場合は、特に危険があるとされています。ダニは見ただけではわからないものですが、数が多いと動きを感じます。もし、七味唐辛子が動いていたような気がすると感じたら処分しましょう。

虫はどこから湧くのか?

ここでは、七味唐辛子の中に虫が湧いてしまう原因を解説します。買ったばかりの七味唐辛子の容器は密封されているので、食品会社の衛生管理の点からも、始めから虫が入っていたという可能性は低いということです。


それでは、どこから湧いてくるのでしょうか。まずは始めの一歩は、虫が外から入ってきていることです。窓の開け閉めや、帰宅時に洋服につけて連れてきてしまうなどで家に持ち込まれるのです。


その持ち込まれてしまっただけの虫が、どのようにして七味唐辛子の中に入ってしまうのか見てみましょう。

袋に穴をあけて入ってくる

七味唐辛子に湧く虫の中には、袋を簡単に破ってしまうものがいます。その破ってできた穴から侵入している場合が多いのです。未開封のものでも、油断は禁物、七味唐辛子に湧く虫はしっかりとにおいをかぎ取り袋に穴をあけ始めます。


そして、入り込むと卵を産み繁殖し始めます。七味唐辛子に繁殖する虫にとって、乾燥具合や配合されている植物など、さまざまな条件のそろった住みやすい場所です。1度入ってしまうと大繁殖するため、破棄する以外に手の打ちようがなくなります。

わずかな隙間から入ってくる

また、ほんの少しでも隙間があれば、そこから侵入していた可能性もあります。袋を食いちぎるぐらいの虫ですから、隙間があれば当たり前のように入ってきてしまうでしょう。


七味唐辛子の容器がしっかりしまっていない、使ったあと開けっ放しにしていた、詰め替え用の袋に残ったものを軽く閉じて保管しているなど、隙間ができる原因はたくさんあります。


特に、七味唐辛子は粉状のものがふたに付着しやすいため、ふたのしまりが悪くなっている可能性もあるでしょう。容器のふたがしっかりしまるか確認してみましょう。

七味唐辛子に虫が湧いた時の対策

七味唐辛子に虫が湧いてしまった場合、とにかく捨てましょう。1匹でも虫がいることを確認してしまったら、実際はとても多く発生しています。また、その虫たちが七味の中に卵やフンを大量に残している可能性もあるのです。


その近くに粉物など、虫が湧きやすい食品がある場合、それも処分した方が安心できます。


そして、捨てる七味を入れたごみ袋の中にも殺虫剤を使用しましょう。せっかく廃棄しようとしても、ごみ袋を食い破り、家の中に虫が残ってしまうと同じ事が起こります。

七味唐辛子の保存方法

七味唐辛子は密封できる容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。七味唐辛子に湧く虫は、乾燥している食品を好みますが、低温で乾燥しているものには耐性を持っていません。そのため、つくのはもちろん、繁殖する可能性も低くなります。


また、七味唐辛子を湿気や高い温度の場所に置いておくことは、品質の劣化を起こすことがあったり、カビなどが発生したりすることがあります。香りを楽しんだり、安全に食べたりするためには七味唐辛子は必ず冷蔵庫で保管しましょう。

食品に虫を湧きにくくする方法

では、食品に虫を湧かせないためにはどうしたらよいのでしょうか。虫の繁殖を防ぐには、風通しのよい冷暗所や冷蔵庫で保存するのがベストな方法です。詰め替えの残りなどは密封して冷凍庫に保存するのもよいでしょう。


乾燥した食品に湧く虫は高温多湿を好み、低温で乾燥したところが苦手です。そのため、このような場所で保存すると繁殖を防ぐことができます。


使い終わったら冷蔵庫に入れる、冷暗所に置くようにすることを習慣づけましょう。

虫が湧いた七味唐辛子を食べてしまった時の害は?

基本的に害はないとされていますが、ダニには注意が必要です。ハウスダストアレルギー、ダニアレルギーと診断されている人が食べてしまった場合、アレルギー反応が起こる可能性もあり大変危険です。


また、気分が悪くなったり、湿疹が出たりと、体に異変を感じたらお医者さんへ相談することをおすすめします。


そして、虫が湧いてしまっているのがわかった場合は、その食品はすぐに処分しましょう。

飲食店での注意点

自分の家以外では、七味唐辛子をどのように扱っているのかわかりません。飲食店で七味唐辛子を使用する時には、中身をよく確認してから使いましょう。また、容器も確認することをおすすめします。


もし、七味唐辛子を確認した時に虫がいるようであれば、従業員に伝えておきましょう。その七味を処分してくれるのはもちろん、保存方法も改善してくれることでしょう。次に来店した時には安心して七味唐辛子が使えるお店になっているかもしれません。

虫が湧かないように保存方法に注意しよう

まずは、七味唐辛子に虫を湧かせないことが大切です。しっかり袋は閉じている、未開封だからと思っていても、七味や食品に虫は湧いてしまうのです。


七味唐辛子は高温多湿を避け、冷蔵庫などで保存しましょう。しっかり保存することで虫の繁殖を抑え、風味や品質も維持できます。


今、自分がどのように七味を扱っているのかを今一度確認してみましょう。そして安全に、おいしく七味唐辛子を食べるために虫の湧かない保存方法を実践してください。

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