キッチンの油汚れの落とし方まとめ!重曹を使ってピカピカに!

キッチンの油汚れの落とし方についてまとめました。換気扇やガスコンロなど、キッチン周りの油汚れをきれいに落とすための情報が満載です。洗剤や重曹の効率的な使い方も紹介しますので、キッチン周りを掃除する際の参考にしてください。

キッチンの油汚れの落とし方まとめ!重曹を使ってピカピカに!のイメージ

目次

  1. 1油汚れが酷いキッチンをきれいに掃除したい!
  2. 2油汚れの原因
  3. 3油汚れには重曹が効果的
  4. 4油汚れに重曹を使う時の注意点
  5. 5油汚れ掃除での重曹の使い方
  6. 6油汚れの場所別落とし方
  7. 7油汚れに使える重曹以外のアイテム
  8. 8油汚れを落としてキッチンをきれいに保とう!

油汚れが酷いキッチンをきれいに掃除したい!

毎日料理をすると汚れてしまうキッチン周りは、掃除しにくい場所のひとつです。特に油汚れは、放っておくと取りづらくなるため非常に厄介です。そこで本記事では、キッチン周りの掃除の仕方について詳しく解説し、まとめました。

換気扇やガスコンロ、電子レンジなど、キッチン周りの油汚れの落とし方をチェックして、毎日の掃除に活かしてください。さらに、洗剤や重曹の効率的な使い方や、油汚れに効果的なアイテムも紹介します。本記事を参考に、油汚れの無い、ピカピカのキッチンを目指しましょう。

油汚れの原因

換気扇やガスコンロなど、油汚れが多いキッチン周りは、掃除が非常に厄介な場所です。毎日料理するという人は、特に油汚れに悩まされているのでは無いでしょうか?まずはキッチンが汚れる原因と、油汚れを落とすためのポイントについて解説します。

飛び散った油が原因

キッチンは家の中でも掃除が非常に厄介な場所です。キッチンでは、水、油、調味料を使うため、他の場所より汚れやすく、こまめに掃除しないと汚れはどんどん蓄積されていきます。キッチン周りが汚れる要因のひとつが油です。

揚げ物をしなくても、焼いたり炒めたりするだけで、油は細かい粒となって飛び散ります。目に見えないほど細かい粒子となるため、一見汚れていないように見えても壁や換気扇には油汚れが蓄積しています

特に換気扇は、空気と一緒に油も吸い込むため汚れやすい場所です。換気扇は掃除に手間がかかるため後回しにしがちですが、汚れやすい場所ですのでこまめに掃除した方が良いでしょう。ガスコンロや周りの壁、床なども油汚れが付きやすい場所です。さらに調味料や作った料理が飛び散るなど、キッチンは汚れる要因が多い場所です。

汚れ落としには中和が大事

油汚れを落とそうとして洗剤をかけてゴシゴシこすっても、なかなかきれいにならないということはないでしょうか?汚れには酸性とアルカリ性があるので、洗剤選びを間違えると効率よく汚れが落ちません。汚れが酸性かアルカリ性か見極め洗剤を選ぶことで、汚れは中和され、簡単にきれいになります。

酸性の汚れは主に、油汚れや食べごぼし、手垢、皮脂汚れなどです。アルカリ性の汚れは主に、水アカや石鹸かすなどです。汚れを中和させるには、酸性にはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性には酸性の洗剤を使う必要があります。

キッチンは、酸性である油汚れと、アルカリ性である水アカが混在していますので、洗剤選びを間違えないようにしましょう。

油汚れには重曹が効果的

換気扇やガスコンロに蓄積された油汚れを落とすには、重曹が効果的です。重曹の特徴と、なぜ重曹が油汚れに強いのか解説していきます。

重曹の特徴

重曹は化学名を炭酸水素ナトリウムといい、食塩を電気分解し、二酸化炭素を加えて作られています。料理にも使われているように、口に入れても無害ですが、食用と掃除用に分けて売られているので使用の際は注意しましょう。

重曹は水に溶けると、弱アルカリ性になるという特徴があります。さらに、粒子が細かいという特徴があるため、研磨剤のような役割も果たします。消臭作用や吸湿作用もあるため、臭い消しなどに使用できる点も魅力でしょう。重曹はナチュラルな原料で作られているため、人体に無害で、食べ物を扱うキッチン周りの掃除に適しています。

油汚れに効果的な理由

先ほど説明したように、油汚れは酸性です。重曹は水を加えると弱アルカリ性になるため、油汚れに合わせると中和されます。そのため、油汚れには重曹が効果的なのです。しかも、重曹は粒子が細かいので研磨剤の役割も果たし、しつこい油汚れも効率的に落とすことができます。

キッチンで油汚れが多く付着する場所は、換気扇やガスコンロ、魚焼きグリルや壁、電子レンジ内など多数あります。ですので、油汚れを落とすためには、とりあえず重曹をひとつ用意すると便利でしょう。電子レンジ内部や魚焼きグリルなど、洗剤を使いたくない場所にも気兼ねなく使える安心感も魅力です。

油汚れにクエン酸は使える?

クエン酸もナチュラルで、人体に影響が無い重曹と似た粉末です。掃除に使われることが多いのですが、クエン酸は酸性の成分ですので油汚れには向きません。クエン酸が適しているのは、水道のカルシウム成分が付着した水アカや、トイレの黄ばみ、尿石、石けんかすなどです。

しかし、使い方によっては、クエン酸も油汚れに効果を発揮します。油汚れにクエン酸を使う場合は、そのままではなく重曹と混ぜ合わせて使います。重曹とクエン酸を合わせることでぶくぶくと泡が発生するので、その泡を油汚れに利用しましょう。

泡が油汚れに付着し浮かび上がるまで放置した後、ふき取ると簡単にきれいになります。重曹とクエン酸を混ぜることで、酸性、アルカリ性どちらの汚れにも効果を発揮します。いろいろな汚れが入り混じったキッチン周りに適していますので、落ちにくい汚れに試してみてください。

泡がぶくぶく出てくるので安全面が心配ですが、二酸化炭素が発生するだけですので特に問題ありません。しかし、万が一を考えて窓を開けて掃除することをおすすめします。

油汚れに重曹を使う時の注意点

油汚れに重曹は効果的ですが、気をつけなければいけない点もあります。注意点を抑え、効率的に重曹を活用しましょう。

注意点①使える素材か確認する

換気扇やガスコンロなど、キッチン周りのしつこい油汚れに効果を発揮する重曹ですが、汚れの落とし方には注意が必要です。まず、一番気をつけなければいけないのが、使用する素材です。重曹は研磨剤のような役割がありますが、プラスチッキや銅、アルミなど、柔らかい素材に使用すると傷が付くことがあります。

しつこい油汚れを落とすためにゴシゴシこすると、細かい傷が付くので柔らかい素材には使用は控えましょう。漆や大理石なども傷が付くので気をつけてください。さらに、アルミ製品や木、畳、大理石など、素材によっては変色することもありますので、使用する前に必ず重曹が使えるか確認しましょう。

注意点②手荒れする場合がある

重曹は人体への害が少なく、環境へも優しい成分です。水を加えると弱アルカリ性となりますが、短時間であれば素手で触っても問題はありません。しかし、高濃度の重曹に長時間触れていると肌荒れを起こしてしまいます。掃除をするときは長時間触る可能性があるので、手袋を使用すると安全です。

しかも、重曹は熱を加えることで、弱アルカリ性から強アルカリ性へと変化します。漂白剤と同じくらい強いアルカリ性になるので、素手で触るのは大変危険です。加熱して使用する際は必ず手袋をしましょう。

注意点③用途に合ったものを選ぶ

重曹は、食品や医薬品に使われるなど、人体に害の無い成分です。しかし重曹には、薬品用や食品用などグレードがあるため、購入するときは掃除用の重曹を購入しましょう。掃除用の重曹は大容量で使いやすく、価格も安いので、洗剤を買うよりコスパがいいのが特徴です。

油汚れ掃除での重曹の使い方

油汚れが効率的に落ちる、重曹の使い方について解説します。さまざまな使い方ができますので、キッチン周りの掃除に重曹を活用してみましょう。

スプレーにする

重曹を水で溶かし、市販のスプレーボトルに入れると洗剤代わりに使えます。水で薄めているので市販の洗剤のように、ドアノブや電気スイッチ、家具などに吹きかけてみてください。あとは、乾いた雑巾で汚れを拭き取ればOKです。もちろん、電子レンジや冷蔵庫の中などの、油汚れにも効果を発揮します。

重曹は水に溶けにくい性質がありますので、お湯を使用すると良いでしょう。ですが、65度以上の熱湯を加えると、重曹は強アルカリ性になります。家具を傷めたり、手荒れの原因になりますので、65度以上のお湯は加えないでください。

重曹スプレーは、水100ccに重曹小さじ1杯が目安の量です。換気扇やガスコンロなど、油汚れがしつこい箇所には濃い目に作っても構いません。

ペーストにする

重曹を水で溶き、ペースト状にすると油汚れに高い効果を発揮します。ペーストにすることで油汚れに密着するだけでなく、ふき取るときにクレンザーのような役割も果たしてくれます。しつこい油汚れには、ペーストを塗って5〜30分程度放置すると良いでしょう。

ペーストを作るときは重曹と水を2:1の割合で混ぜ合わせますが、厳密に量を測る必要はなく、だいたいの割合で構いません。まずは硬めのペーストを作り、少しずつ水を混ぜてお好みの硬さに調節することも可能です。換気扇やガスコンロなど油汚れが酷い場所には、たっぷりまんべんなく塗り広げるのがポイントです。

クレンザーにする

クレンザーとは、簡単にいうと研磨剤の入った洗剤のことを指します。研磨剤が入っているのでしつこい油汚れはもちろん、なかなか落ちない焦げ付きなどもパワフルに落とすことができます。先ほど紹介したペーストでもクレンザー代わりになりますが、もっと効率よく汚れが落ちるクレンザーの作り方を紹介します。

まずは重曹1カップ、液体せっけん(食器洗剤など)50cc、酢大さじ1を用意します。ボウルに重曹を入れたら液体せっけんを加え、ゴムベラで混ぜ合わせましょう。酢を加えたらクリーム状になるまで混ぜ合わせ完成です。特に難しいことはありませんが、液体せっけんを入れる順番は間違えないようにしましょう。

このクレンザーは1週間ほど日持ちしますので、まとめて作って容器に入れて保存も可能です。しつこい油汚れや茶渋、焦げ付き、水アカ汚れなど、さまざまな汚れに効果がありますので試してみてください。

粉のまま使う

手っ取り早く油汚れを落としたい場合は、重曹を粉のまま使用してみましょう。特別な準備は必要なく、直接油汚れにふりかけるだけでOKです。ですが、粉のまま振りかけるので、使用する場所は限られてしまいます。直接振りかけても困らない場所で、試してみてください。

ガスコンロの五徳や換気扇のフィルターなど、取り外せる部品を汚れても良い場所に置いて、重曹を振りかけてみましょう。油汚れにたっぷりとかけたら、汚れが浮かび上がるまで数時間放置しておくのがポイントです。あとはスポンジや雑巾で拭き取るだけです。

油汚れの場所別落とし方

キッチンにはさまざまな電化製品や調理器具があります。油汚れの効率的な落とし方を場所ごとに解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

場所①換気扇

【用意する物】

  • 重曹
  • 大きめのゴミ袋(40L)
  • ゴム手袋
  • キッチンペーパー
  • 割り箸や使い古しの歯ブラシ
  • 食品用ラップ

【落とし方】
  1. 水1Lに重曹を大さじ3杯入れて沸騰させて、よく混ぜて10分加熱します。
  2. 換気扇のフィルターを外し、蝶ネジを外します。
  3. ファンが落ちないよう抑えながらネジを外し、ファンとネジを取り外します。
  4. シンクや浴槽などにゴミ袋を広げ、油汚れがついた部品を入れます。
  5. 冷ました重曹水を入れ、1〜2時間浸け置きます。
  6. 袋に入らない部品には、重曹水を染み込ませたキッチンペーパーを貼り付けます。
  7. さらにラップをして1〜2時間パックします。
  8. 汚れを割り箸や歯ブラシでこすり、お湯で洗い流して乾かして、元どおりに部品を取り付けます。

換気扇は部品が多く複雑で、油汚れもこびりついているため掃除が非常に厄介な場所です。時間が経てば経つほど油汚れが蓄積されてしまうので、できれば3ヶ月から半年に一度掃除するのが理想です

しつこい油汚れには、重曹より強力なセスキ炭酸ソーダを使用することもできますので、油汚れの蓄積具合に合わせて選んでみてください。お湯を扱うので火傷には注意しましょう。必ず火傷しない温度に冷ましてから、ゴミ袋に入れるようにしてください。

場所②レンジフード

【用意する物】

  • 油汚れ用の洗剤か重曹ペースト
  • スポンジ
  • 歯ブラシ
  • ヘラ
  • 汚れてもいいタオル
  • キッチンペーパー
  • 新聞紙
  • ゴム手袋
  • 脚立(必要な場合)

【落とし方】
  1. ガスコンロと換気扇の電源を切ります。
  2. ガスコンロや床が汚れないよう新聞紙で覆います。
  3. ファンを外したら、内部にこびりついた油汚れをヘラなどで取り除きます。
  4. 油汚れに洗剤をスプレーし、キッチンペーパーでパックします。
  5. または重曹ペーストを塗ります。
  6. 15分経ったら水拭きします。
  7. 汚れている箇所を歯ブラシやスポンジでこすり、仕上げに水拭きます。

揚げ物や魚焼きグリルを頻繁に使うと、レンジフード内は驚くほど汚れています。油汚れがこびりついている場合はヘラなどを用意し、こそげ取ってから洗剤をスプレーしましょう。誤って火がつく可能性があるので、必ずガスコンロはロックしてください。

場所③五徳

【用意する物】

  • 重曹
  • 40度程度のお湯
  • 五徳が入る桶
  • 歯ブラシやスポンジ

【落とし方】
  1. 洗い桶に重曹とお湯を入れて、よくかき混ぜます。
  2. 重曹が溶けたら五徳を入れます。
  3. 1時間ほど放置したら歯ブラシやスポンジで汚れをこすります。
  4. しっかり水洗いし、乾燥させたら完了です。

五徳には、ステンレス製とホーロー製の2種類あります。ステンレス製は専用のクリーナーで掃除する必要がありますので、一般的なホーロー製の五徳の落とし方について解説します。五徳の汚れ具合によって油汚れの落とし方は変わってきますが、しっかり落としたい時は重曹水に浸け込みましょう

それでも油汚れが落ち切らない場合は、重曹ペーストをたっぷり塗って1時間ほど放置してみてください。

場所④コンロ本体

【用意する物】

  • 食器洗い用洗剤
  • 重曹クレンザーか油汚れ用洗剤
  • 歯ブラシ
  • スポンジか食品用ラップ
  • 汚れてもいいタオル
  • ゴム手袋

【落とし方】
  1. 五徳など外せるものは全てはすずし、火がつかないようロックします。
  2. 簡単な油汚れであれば、食器用洗剤を水で薄めて、タオルに染み込ませて拭きます。
  3. しつこい油汚れには、重曹クレンザーか油汚れ用洗剤をスプレーします。
  4. 油汚れが浮き上がってきたら、スポンジか丸めたラップでこすります。
  5. 仕上げにタオルで汚れを拭き取って完了です。

ガスコンロ本体は油汚れがつきやすい場所ですが、比較的掃除しやすいでしょう。火がつかないよう必ずロックしてから掃除を始めます。油汚れ用洗剤をスプレーする場合は、コンロ内部に液が入ると故障の原因になるので注意してください

スポンジや歯ブラシでこする時は本体に傷がつく可能性があります。目立たない場所で、傷がつかないか試してからこすると安心です。

場所⑤グリル

【用意する物】

  • 重曹
  • 洗い桶
  • スポンジ(メラミンスポンジ)
  • 歯ブラシ
  • 汚れてもいいタオル
  • キッチンペーパー
  • 食品用ラップ

【落とし方】
  1. 洗い桶に40度のお湯を1リットル入れて、重曹を大さじ3杯溶かします。
  2. 魚焼きグリルを桶に入れて30分程度浸け置きます。
  3. 油汚れが浮き出てきたら、歯ブラシやスポンジで汚れを落とします。
  4. 重曹ペーストを作り、キッチンペーパーに染み込ませます。
  5. グリル内に(4)を貼り付け、さらにラップで密着させます。
  6. 30分程度経ったらタオルで油汚れを拭き取り、丁寧に水拭きして完了です。

魚焼きグリルは、使用後、毎回洗っていれば油汚れを落とすのは難しくありません。問題は、掃除しにくいグリル内部です。グリル内部は油汚れが蓄積しやすい上に、掃除しにくい場所です。毎回掃除すれば油汚れも落ちやすくなりますので、こまめに掃除しましょう。

場所⑥電子レンジ

【用意する物】

  • 重曹かセスキ炭酸ソーダ
  • 耐熱容器
  • タオルかキッチンペーパー

【落とし方】
  1. 耐熱容器にカップ1杯の水と、重曹かセスキ炭酸ソーダを大さじ1杯入れます。
  2. レンジで5分加熱後、扉を開けずに15分放置します。
  3. 15分後、浮き上がった油汚れを拭き取って完了です。

電子レンジ内部は、食品カスや焦げ付き、油汚れで汚れています。ですが、掃除は意外に簡単ですので、落とし方を覚えてこまめに掃除しましょう。レンジ加熱した重曹水は、蒸気となって庫内に充満します。蒸気が油汚れを浮き上がらせるので、扉は閉めたままにしておくことがポイントです。油汚れが酷い場合は、同じ工程を繰り返してみましょう。

油汚れに使える重曹以外のアイテム

油汚れを落とすために、重曹以外のアイテムも活用してみましょう。使用する場所に合わせてアイテムを変えると、効率よく掃除することができます。

アイテム①アルコールスプレー

アルコールは殺菌作用がある上、揮発性が高く、油汚れに強いのでキッチン周りの掃除にぴったりです。市販のアルコールスプレーは種類が多いので、ボトルデザインや用途に合わせて選んでみましょう。しつこい油汚れにはあまり効果がありませんが、手軽に使えるので毎日の使用にはとても適しています。

炊飯器や電子レンジ、冷蔵庫など、洗剤をあまり使いたくない場所にも、気兼ねなく使える点も魅力です。電化製品に使用する際は、内部にアルコールが入って故障しないよう注意してください。

アイテム②セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成されたアルカリ性の性質を持つ成分です。重曹より強アルカリ性ですので、しつこい油汚れに高い効果を発揮します。しかしその分、手荒れの原因になりますので、必ずゴム手袋を着用しましょう。

基本的に重曹と同じように使えますが、粒子が溶けやすいという特徴があるため、クレンザーとしての役割はあまり期待できません。油汚れを浮かび上がらせるならセスキ炭酸ソーダ、研磨剤として擦り落としたい場合は重曹というように、分けて使用すると良いでしょう。

アイテム③お酢

酢はクエン酸同様、酸性の性質があるため、水アカなどアルカリ性の汚れに効果的です。しかし、軽い油汚れであれば、酢で落とすことも可能です。匂いが気になりますが、口に入れても問題ない成分ですので安心して使用できるでしょう。そのままではなく、重曹クレンザーの材料として使用することもできます。

アイテム④ビール

ビールに含まれるビタミンEとアルコール成分は、油汚れに効果があります。そのままだと使いにくいので、キッチンペーパーに染み込ませて油汚れにパックしましょう。10分ほどして、油汚れが浮かび上がったら後は拭き取るだけです。飲み残しがもったいない時は、ぜひ試してみてください。

アイテム⑤小麦粉

小麦粉には油を吸着する性質があります。その性質を利用して、油汚れをきれいにすることができます。揚げ物で小麦粉が余ったら、ガスコンロにかけてみてください。油を吸着し、固まったらお湯をかけてふやかしてふき取るだけです。時間が経った油汚れには効果はありませんが、調理後すぐの汚れには効果的です。

アイテム⑥市販の洗剤

重曹や酢など、ナチュラルな成分は安心感がありますが、やはり市販の洗剤はひとつ用意しておくと便利でしょう。オキシクリーンはキッチン周りだけではなく、家中どこでも使用できるので重宝します。手っ取り早く使用したい場合は、スプレータイプの洗剤がおすすめです。

油汚れに強力な洗剤、キッチンにも安心して使える洗剤など、種類も多数ありますので用途に合わせて選んでください。

油汚れを落としてキッチンをきれいに保とう!

キッチン周りは多くの調理家電があるので、掃除が大変な場所です。油汚れが蓄積すると大変ですので、できればこまめに掃除することをおすすめします。調理家電によっては傷がついたり、故障の原因になることもあります。心配な場合は説明書で確認してから掃除しましょう。

調理家電の種類によって汚れの落とし方も違いますので、本記事を参考に、キッチンをピカピカにしてください。

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