2020年04月19日公開
2024年10月17日更新
オレキエッテ人気レシピ!簡単おすすめソースは?パスタの特徴・違いも
オレキエッテの詳しい特徴と人気のアレンジレシピ14選をお届けします。粉から作るオレキエッテの簡単レシピも紹介するので、参考にしてください。オイル系やトマト系、クリーム系などお好みのソースでオレキエッテを味わい尽くしましょう。
目次
オレキエッテのレシピを紹介!
ぼってりとした穏やかな表情も、手にとるととても軽やかな南仏の陶器。ムスティエ(フランス/1800年代)
— DRAWER (@drawerbrocante) April 11, 2020
今日も家で作業。せせチャンネルを見ながらオレキエッテを作りました。楽しい。#ムスティエ #せせチャンネル #渡辺康啓 #アンティーク #ブロカント #drawerbrocante pic.twitter.com/x7OsrUd4AA
イタリアには500種類を超えるパスタの種類がありますが、その中でもユニークな形と、もちもちとした食感で人気を集めているのがオレキエッテです。
本記事ではオレキエッテの特徴や、おすすめの人気レシピをまとめました。まだ日本ではあまり馴染みがありませんが、調理法も簡単で作りやすいので、これを機に料理に活用してみてください。今まで経験したことのない新食感と美味しさにハマること請け合いです。
オレキエッテの特徴
オレキエッテとニョッキの違い
どちらもショートパスタに分類されますが、大きな違いは原料です。オレキエッテは小麦粉の一種であるデュラムセモリナ粉から作られるのに対し、ニョッキはじゃがいもと小麦粉を原料としています。
オレキエッテはもちっとした食感としこしこした舌触りで、ニョッキはそれよりも柔らかくふんわりとした食感が特徴です。どちらも生タイプと保存性の高い乾麺タイプがあり、大手スーパーや輸入食材店などで手に入れることができます。
オレキエッテのおすすめなソース
オレキエッテは野菜やにんにくを使ったオイル系ソースと相性が良いとされています。オレキエッテの本場プーリア州にはアンチョビとにんにくを効かせたオイルベースのソースにブロッコリーを合わせたオレキエッテ・アイ・ブロッコリという名物料理があり、老若男女から愛されています。
ほかにもトマトベースのソースと合わせたり、もちもちとした食感を引き立たせるクリーム系のソースと組み合わせて食べられています。
オレキエッテの簡単人気レシピ【オイル】
ブロッコリーソースのオレキエッテ
【材料】
- オレキエッテ 75g
- ブロッコリー 1房
- オリーブオイル 大さじ1.5
- にんにく 1片
- 鷹の爪 1本
- パルミジャーノレッジャーノ 適量
【レシピ】
- にんにくはみじん切り、鷹の爪は種を取り除き、輪切りにします。
- 湯に塩を入れ、オレキエッテとブロッコリーを入れて茹でます。
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を入れて火にかけます。
- オレキエッテとブロッコリー、茹で汁を大さじ1ほど入れます。
- ブロッコリーを潰して全体を混ぜたら完成です。
こちらはオレキエッテの本場、プーリア州で人気の名物料理です。ソースはパスタの茹で汁を加えて乳化させるとパスタとの絡みが良くなります。にんにくとアンチョビを効かせたオイルベースのソースに、くたくたになるまで炒めたブロッコリーが抜群の相性です。
菜の花のオレキエッテ
【材料】
- Aセモリナ粉 250g
- A水 100cc
- A塩 少々
- Aオリーブオイル 適量
- にんにく 1片
- 唐辛子 1本
- 菜の花 5本
- アンチョビフィレ 2枚
【レシピ】
- ボウルに材料Aを入れて捏ね、ラップに包んで冷蔵庫で1時間寝かせます。
- 生地を棒状に伸ばして1.5cm程度の太さに切り、耳たぶ状に成型します。
- 菜の花は4~5cm幅に切ります。
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、唐辛子を入れ熱します。
- にんにくと唐辛子を取り除き、アンチョビを炒めます。
- 菜の花を入れて炒め、ゆで汁を加えてくたくたになるまで加熱します。
- 茹でたオレキエッテを加え、塩で味をととのえたら完成です。
春先に出回る菜の花を組み合わせた人気のアレンジです。菜の花のほろ苦さが美味しさを引き立たせ、白ワインとも相性の良い大人のパスタです。オレキエッテも意外と簡単に作れるので、動画を参考に手打ちに挑戦してみましょう。
パプリカとアンチョビのオレキエッテ
【材料】
- オレキエッテ 200g
- 赤パプリカ 1個
- 黄パプリカ 1個
- オリーブ 適量
- 塩こしょう 少々
- アンチョビペースト 大さじ2
- にんにく 1片
- 白ワイン 50cc
- オリーブオイル 大さじ1
- イタリアンパセリ 適量
【レシピ】
- にんにくはみじん切り、パプリカはひと口大、オリーブは薄切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを炒めます。
- アンチョビペーストを加え、パプリカを炒めます。
- 白ワインを加え、弱火で5分ほど蒸し焼きにします。
- オリーブを加え、塩こしょうで味をととのえます。
- 茹で時間通りに茹でたオレキエッテを炒め合わせ、塩で味をととのえます。
- 皿に盛り、イタリアンパセリをちらしたら完成です。
パプリカやイタリアンパセリなど色とりどりの食材を使って作る鮮やかなひと皿を紹介しました。材料を炒めていくだけで簡単に作れるので、料理が苦手な方も作りやすいです。
オレキエッテとしらすのペペロンチーノ
【材料】
- ブロッコリー 1房
- にんにく 1片
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 10cc
- しらす 50g
- オレキエッテ 80g
- 塩 適量
【レシピ】
- ブロッコリーは小房に分けます。
- にんにくは包丁で潰し、鷹の爪は種を取り除きます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、(2)を炒めます。
- 熱湯に塩を加え、オレキエッテとブロッコリーを茹でます。
- (3)にブロッコリーを加えて炒めます。
- ゆで汁を加え、ブロッコリーを潰してソースにします。
- オレキエッテを合わせ、塩で味をととのえます。
- 皿に盛り、しらすをのせたら完成です。
こちらはプーリア州の伝統料理を日本で手に入りやすい材料に置き換えたレシピです。上手に作るポイントはソースにゆで汁を加え、とろみが出るまで乳化させることです。旨みが凝縮され美味しくなります。
オレキエッテのボンゴレビアンコ
【材料】
- にんにく 1片
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 20ml
- あさり 240g
- バジルの葉 5枚
- 白ワイン 30ml
- 水 150ml
- オレキエッテ 80g
【レシピ】
- にんにくはみじん切り、鷹の爪は種を取ります。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと鷹の爪を熱します。
- あさりとバジルを加え、白ワインと水を入れて蒸し煮にします。
- あさりの殻を取り除き、煮汁を煮詰めます。
- 茹でたオレキエッテを加え、塩で味をととのえたら完成です。
もちもち食感のオレキエッテを人気のボンゴレビアンコソースでいただきましょう。あさりから出る旨みがパスタに絡み合い、たまらない美味しさです。あさりは食べる前にしっかり塩抜きしてから使いましょう。
ホッキ貝とブロッコリーのオレキエッテ
【材料】
- ブロッコリー 1房
- ホッキ貝 2個
- 玉ねぎ 1/2個
- にんにく 2片
- 鷹の爪 1本
- オレキエッテ 80g
- 酒 適量
- オリーブオイル 適量
【レシピ】
- ブロッコリーは小房に分け、にんにくはみじん切りにします。
- フライパンにホッキ貝と酒を加えて殻を開き、身を出して小さく切ります。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます。
- 玉ねぎと鷹の爪を加えて炒め、(2)を入れて炒めます。
- 湯に塩を加え、ブロッコリーとオレキエッテを茹でます。
- (5)に合わせ、塩で味をととのえたら完成です。
ホッキ貝には旨みがたっぷり詰まっているので、酒で蒸した汁ごと加えると味に深みが出ます。動画のようにハーブをトッピングすると、見た目もお洒落に決まります。
スズキのグリルオレキエッテ添え
【材料】
- オレキエッテ 120g
- ブロッコリー 1/2個
- すずき 2切れ
- にんにく 1かけ
- 玉ねぎ 1/8個
- タイム 適量
- パルミジャーノチーズ 適量
- レモンスライス 適量
- セージ 適量
- 塩 適量
- こしょう 適量
- オリーブオイル 大さじ4
【レシピ】
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- すずきは塩、胡椒してオリーブオイルを両面に塗ります。
- 湯に塩を加え、オレキエッテを茹でます。
- 茹で上がり30秒前にブロッコリーを入れ、同時にあげて水気を切ります。
- 熱したフライパンにすずきの皮目から入れて中火で両面こんがりと焼きます。
- オリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを炒めます。
- タイムをちぎり入れ、(4)を加えて軽く炒めます。
- 塩、こしょう、パルミジャーノチーズを加えて絡めます。
- 器に盛ってすずきをのせ、レモンスライス、セージをのせたら完成です。
カリっと焼いたすずきのグリルにブロッコリーソースで仕上げたオレキエッテを合わせました。作り方もシンプルでわかりやすいので、気軽に挑戦してみてください。
ズッキーニとマッシュルームのオレキエッテ
オリーブオイルで食べやすい大きさに切ったズッキーニとマッシュルームを炒め、茹でたオレキエッタを絡めて作るシンプルなひと皿です。食材は野菜だけですが、旨みの強い食材を使うため物足りなさを感じにくいです。
ホタテときのこのオレキエッテ
こちらはベビーホタテときのこを使った贅沢なレシピです。オリーブオイルで具材を炒め、パスタのゆで汁を加えて乳化させると美味しいです。オレガノやバジルを使い、風味豊かに仕上げましょう。
オレキエッテの簡単人気レシピ【クリーム】
そら豆とペコリーノチーズのオレキエッテ
【材料】
- 冷凍そら豆 50g
- ペコリーノチーズ 適量
- ミニトマト 5個
- オレキエッテ 100g
- バター 大さじ1
【レシピ】
- フライパンにバターを熱し、冷凍そら豆を解凍しながらソテーします。
- 4等分にカットしたミニトマトを加えて炒めます。
- 表示通りに茹でたオレキエッテを加えて炒めます。
- すりおろしたペコリーノチーズを加え、程よくチーズが溶けてきたら完成です。
イタリアで春の訪れを知らせる食材といえば、ファーヴェと呼ばれるそら豆です。こちらのレシピでは冷凍のファーヴェを使うので、通年作ることができます。
クリームとプロシュートのオレキエッテ
もちもちとしたオレキエッテはクリーム系ともよく合います。こちらのレシピは濃厚な味わいのプロシュートと甘みのある玉ねぎを炒め、生クリームと牛乳で作るソースを合わせました。冷めると食感が悪くなるため、出来立てアツアツをいただきましょう。
オレキエッタの鶏ひき肉のクリームソース
ボリューミーで美味しい人気のパスタを紹介します。作り方はひき肉に玉ねぎとマッシュルーム、しめじなどのきのこを炒め、生クリームとパルメザンチーズを合わせたソースを作って茹でたオレキエッテを絡めたら完成です。
オレキエッテの簡単人気レシピ【トマト】
オレキエッテとタコのアラビアータ
【材料】
- 湯引きタコ 1本
- にんにく 2片
- 鷹の爪 3本
- ダイストマト 200g
- オレキエッテ 80g
- イタリアンパセリ 1本
- オリーブオイル 30cc
- 塩 少々
【レシピ】
- にんにくは包丁で潰し、鷹の爪は種を取り除いておきます。
- イタリアンパセリは荒く刻みます。
- 沸騰したお湯に塩を入れ、オレキエッテを茹でます。
- フライパンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を入れて熱します。
- ダイストマトを加え、中火で煮詰めます。
- 茹で汁を加えて乳化させ、タコを加えてさっと炒めます。
- (3)を加えて絡め、イタリアンパセリをちらしたら完成です。
もちもちのオレキエッテと、コリコリとしたタコの食感が楽しい一品です。タコは煮込むと固くなるため、刺身用のものを使い、さっと温める程度で仕上げましょう。食感を活かすため、タコは厚めにカットすることをおすすめします。
オレキエッテとタケノコのボロネーゼ
【材料】
- タケノコ 1/2本
- イタリアンパセリ 1本
- オリーブオイル 20cc
- ボロネーゼソース 180g
- バター 10g
- パルミジャーノ 5g
- 塩こしょう 適量
- オレキエッテ 80g
【レシピ】
- タケノコは茹で、飾り用を残して後は粗みじん切りにします。
- 熱湯に塩を入れ、オレキエッテを茹でます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、飾り用のタケノコをソテーします。
- 軽く塩をふり、取り出します。
- 粗みじん切りのタケノコを加えて炒め、茹で汁とボロネーゼソースを加えます。
- オレキエッテ、バターをパルミジャーノを加えます。
- 飾り用のタケノコをのせ、イタリアンパセリをちらしたら完成です。
タケノコの食感が際立つボロネーゼソースを合わせた、人気のレシピです。タケノコは食べ応えが出るように、荒めに刻むと良いでしょう。ボロネーゼソースは市販のものを使えば、簡単に作ることができます。
オレキエッテのペスカトーレ
魚介の旨みが感じられる人気のペスカトーレをオレキエッテでアレンジしましょう。ロングパスタよりもソースとの絡みが良く、濃厚なソースを丸ごと味わえます。こちらのレシピはほぐした白身魚とアンチョビペーストをベースに、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、トマトソースを合わせ、具だくさんに仕上げました。
オレキエッテのレシピまとめ
冷蔵庫一掃大作戦開始、、!🌬🌬
— Aurora@マンマのイタリア料理🇮🇹 (@ciao_AoiAurora) March 28, 2020
まずは、菜の花とオリーブのオレキエッテから!😄👏👏 pic.twitter.com/wNZtdTqZFf
オレキエッテの人気アレンジレシピを紹介してきました。オレキエッテは小さな耳のような形状をしていることからイタリア語で耳たぶ、または小さな耳という意味があります。
ペンネやマカロニなどのショートパスタと同じ感覚で使えるので、お好みのソースと合わせて気負いなく使っていきましょう。休日のランチやおもてなし料理にも活躍すること間違いなしです。