パスタの種類一覧!ロングパスタ・ショートパスタの種類が知りたい!
パスタの種類にはどのようなものがあるのかを知っていますか?パスタの種類はたくさんのものがあって使い分けに悩んでしまいますが、種類の特徴や分類を知れば、使い分けもできるようになるかと思います。今回の記事では、スパゲッティなどのロングパスタとショートパスタに分けて、太さ、そして細さなども紹介していきます。どのようなソースがよく合うのかや由来となったイタリア語、そして調理法についても紹介していきますので、是非チェックしてみて下さい。
目次
パスタの種類は豊富!使い分けは可能?
種類が多いイメージを持っている方も多いかと思われるパスタですが、実は皆さんが思っているよりもパスタはかなり調理法も種類が豊富になっています。
パスタの種類は、なんと350種類もの種類があるとされており、一見調理法や使い分けが難しそうですが、それぞれに特徴があります。これらのパスタすべてを紹介することはできませんが、今回の記事ではいくつかのパスタをピックアップして、特徴や調理法などについて紹介していきますので使い分けにも活用してみて下さい。
ロングパスタ、ショートパスタに分類されるパスタですが、太さや細さなどの使い分けポイントがありますのでどのようなものがあるのか、今回の記事で調理法などを詳しくチェックしていきましょう。
パスタの種類の分類方法
それでは、調理法などの前にまずは使い分けの際にも役立つ、パスタの種類の分類方法から見ていきましょう。パスタには数種類の分類方法がありますので、順番に紹介していきます。
パスタの種類の分類方法
パスタは、どういった方法で分類するかによっていくつかの分類方法があります。調理方法によって分類したりパスタの記事によって区分したり、また見た目の違いによって分類したりします。
今回の記事では、その中でも見た目の違いによって分類する分類方法を紹介していきます。まずは、パスタの長さによって分類する、「ロングパスタ」と「ショートパスタ」について紹介していきます。
ロングパスタとショートパスタ
まず、長さによってパスタを分類すると、ロングパスタとショートパスタに分類されます。ロングパスタには、日本人にとってもなじみ深いスパゲッティなども含まれます。その名の通り、ロングパスタは長さの長いパスタになります。
一見同じようにも見えるロングパスタなのですが、それぞれ幅が違っていたり、中に穴が開いていたりと違いがある様で使い分けが出来ます。ロングパスタにはどのような種類があるのかは、のちの項目で詳しく紹介していきます。
また、長さの短いパスタはショートパスタに分類されます。ショートパスタと聞くとあまりなじみの内容にも聞こえるのですが、マカロニやペンネなど、日本でもよく食べられているパスタもショートパスタの一部になっています。
太さや細さ
長さによってロングパスタ、ショートパスタに分類されるパスタですが、それからさらに太さや細さによって分類されます。種類によって細さ、太さが異なってきますので、お店などでもしパスタの種類を尋ねられるようなことがあれば、太さや細さをあらかじめチェックしておくと選びやすいかと思いますし、使い分けにも便利です。
パスタの種類【ロングパスタ】
それでは、早速ロングパスタにはどのような種類のものがあるのかを見ていきましょう。太さなどによって色々な種類に分けることが出来ますので、是非使い方などもチェックしてみて下さい。おなじみのスパゲティなどについても紹介していきますので、使い分けに活用して下さい。
スパゲッティ
まず最初に紹介するロングパスタは、スパゲッティです。スパゲッティは、家庭でパスタを楽しむというときに、一番たべる機会が多いパスタなのではないでしょうか?スパゲッティの語源となっているのは「spago」という言葉であり、イタリア語で細い紐という意味があるのだそうで、細さが特徴的なパスタです。
太さは1.6ミリから1.9ミリのものとなっており、断面は円形のものとなっています。パスタのソースにはクリーム系ソース、オイル系ソースと色々な種類がありますが、どのようなソースとも相性の良い様々な調理法で楽しめる万能パスタとなっています。
スパゲッティーニ
続いて紹介するロングパスタの種類は、細さが特徴的なパスタとなっているスパゲッティーニです。こちらのスパゲッティーニは、イタリア語で「細い紐」を表すスパゲッティよりも更に細いものとなっており、細さは1.2ミリから1.6ミリほどと細めのパスタを楽しむことが出来ます。
スパゲッティとよく似ていますので、スパゲッティーニはスパゲッティとしばしば混合されるようです。ソースは濃い目のもの、そしてあっさりしたものと色々なものがありますが、こちらのスパゲッティーニはあっさり系のパスタと相性が良いようです。調理法は和風やオイル系のソースがおすすめです。
カッペリーニ
スパゲッティーニはスパゲッティよりも細いものとなっているのですが、こちらのカッペリーニというパスタは更に細さが細いものとなっています。細さはわずか1ミリから1.1ミリほどとなっており、1ミリ以上の細さのカッペリーニもあるのだそうです。
カッペリーニという言葉は、「髪の毛」を意味するcapelloというイタリア語が語源となっているのだそうです。確かに、髪の毛を彷彿とさせるような細さが特徴的なパスタになっています。カッペリーニはスープに使用する場合が多いのだそうです。調理法は冷製パスタで楽しむのもおすすめです。
タッリアテッレ
続いて紹介するのは、タッリアテッレです。こちらのパスタは、卵を入れて作るパスタとなっており、これまでは細さが特徴的なパスタを紹介してきたのですが、こちらは太さが特徴的なパスタになっています。太さは5ミリから10ミリほどもあり、きしめんのようなパスタとなっています。
タッリアテッレという名前で呼ばれているパスタなのですが、イタリアの中部から南部では、フェットチーネと呼ばれています。日本でも、フェットチーネという名前のほうがおなじみかと思います。古くから食べられており、イタリアでは古代ローマ時代から食べられてきたそうです。
ソースはこってり系のソースとの相性が良いようで、調理法はミートソースやカルボナーラなどのソースと併せて楽しむのがおすすめです。
ヴェルミチェッリ
続いて紹介するロングパスタは、ヴェルミチェッリというパスタです。こちらも細さが特徴のパスタとなっており、1ミリから1.2ミリ前後のパスタの事を指すのだそうです。
由来となっている言葉は「verme」というイタリア語となっているのですが、なんと「細長い虫」という意味だそうです。髪の毛や紐から名づけられているパスタと比べると、意外なものから名づけられているとういう印象を受けるパスタです。
どのようなソースが合うのかというと、やはり細さが特徴のパスタになっていますので、おいる形のパスタなどこってり系以外のソースとの相性が良いようです。また、スープとの相性も良いので、おすすめです。
リングィーネ
続いて紹介するロングパスタは、断面が丸くなっているのではなく、楕円形をしているというパスタになっています。リングィーネというパスタは断面が楕円状になっており、丸い断面のものに比べるともちっとした食感を楽しむことができるパスタとなっている太さが特徴のパスタです。
リングィーネの語源は、イタリア語のlinguaという言葉なのだそうで、このイタリア語は「舌」という意味があるのだそうです。もちもちとした食感を楽しむことができるこちらのパスタは、ソースの絡みがよく、ジェノベーゼなどの調理法にもよく使用されるのだそうです。
調理法は魚介のソースに使用されることも多く、この場合にはソースにトマトは使用されていないそうです。イタリアのジェノバの、リグーリア州で楽しまれている伝統的なパスタになります。
パスタの種類【ショートパスタ】
続いては、ショートパスタの種類を紹介していきます。ロングパスタに比べて、ショートパスタの方はあまりなじみが無いと思う方もいるかもしれませんが、マカロニなど、に本人にとってもお馴染みのパスタもあります。あまりなじみのない種類についても是非チェックして使い分けに活用してみて下さい。
マッケローニ
まず最初に紹介するショートパスタは、マッケローニです。マッケローニというと聞き馴染みが無いですが、日本で楽しまれているマカロニと同じものです。大体3ミリから5ミリほどの太さの穴が開いているパスタとなっており、グラタンやサラダなどでよく楽しまれています。
もちろん、使用用途はグラタンやサラダなどだけではなく、パスタソースと和えるだけでも美味しく楽しむことができます。特に、クリームソースやトマトソースといったこってり系のソースとの相性が良いので、是非これらのソースと絡めて楽しんでみて下さい。
また、マッケローニが生まれたなのは中国だとも言われており、マカロニの由来はイタリアにマッケローニが持ち込まれた際に、「マ・ケロニ」といったのが始まりであるともされていますが、諸説あるそうです。
ペンネ
続いては、みなさんもよく知っているショートパスタを紹介します。ペンネというパスタは、その名の通り、パスタの先がペンのようにとがった形をしているパスタの事です。また、ペンネを小さくしたものはイタリア語で「ペンネッティ」と呼びます。
ペンネを使用した料理法としてはアラビアータが有名で、イタリアでは「ペンネ・アラビアータ」とも呼ばれています。アラビアータは辛みが効いたレシピになっているのですが、辛みが苦手だという方には、トマトソースやバジルソースを合わせるのもおすすめのショートパスタになっています。
ニョッキ
続いては、ショートパスタの元祖とも言われているパスタを紹介します。こちらのニョッキは、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?丸団子状の形をしており、「パスタは長さが特徴のもの」というイメージからは少し外れたパスタになっています。
ニョッキの語源となったのは、イタリア語で「こぶ」を表す言葉なのだそうです。確かに、こぶのようなこぽっとした形が特徴のショートパスタとなっています。作り方も少し変わっており、昔はパンと卵から作られていたのだそうです。
ただ、現在はじゃがいもと小麦粉で作られています。ただ、必ずしもじゃがいもを使用して作られているというわけではなく、じゃがいもの代わりにかぼちゃやサツマイモが使用されていたり、野菜が練りこまれていることもあるそうです。トマトソースとの相性が良いショートパスタです。
ファルファッレ
続いて紹介するのは、見た目も由来も可愛らしいショートパスタです。こちらのファルファッレというパスタは、真ん中だけがギュッとした形をしており、まるで蝶ネクタイやリボンのような形をしています。
ファルファッレというのは一体何なのかというと、イタリア語で蝶を表すのだそうです。確かに、ひらひらと広がった外側の部分は、蝶々のようにも見えます。
外側の部分は柔らかい食感を楽しむことができる一方、真ん中のギュっとしている部分はしっかりとした歯ごたえを楽しむことができるという、歯ごたえの違いを楽しむことができるパスタでもあります。ソースはこってり系、あっさり形のどちらとも相性が良く、オイルソースやクリームソースなどが美味しいです。
フジッリ
ソースの絡みが抜群となっているショートパスタとして紹介するのは、フジッリです。フジッリというパスタはらせん状になっており、ねじのようにくるくるとねじられている形のショートパスタになっています。別名を、イタリア語で「spirale」という名前になっています。
くるくるとねじれている形のパスタになっていますので、ソースの絡みが抜群のパスタになっています。ソースと絡めて楽しまれるのはもちろん、サラダにも良く活用されるショートパスタになっています。日本でもよく見かける形のショートパスタになっていますので、是非活用してみて下さい。
オレッキエッテ
続いては、オレッキエッテという名前のショートパスタを紹介します。こちらのパスタは、まるで耳たぶのような形をしているパスタとなっており、イタリアのプッリャ州、そしてバジリカータ州の地域を代表するパスタとなっているのだそうです。
由来はイタリア語の「orecchie」という言葉が由来となっており、やはり耳という意味があるのだそうです。現在ではイタリアのプッリャ州などを代表するショートパスタとなっているのですが、発祥はフランスのプロヴァンスの可能性が高いとも言われています。
ブロッコリーと一緒にオイル系のソースと楽しまれるのが一般的となっています。また、クリームソースやトマトソースなどと合わせても美味しく楽しむことが出来ます。
リガトーニ
続いて紹介するのは、太さが特徴となっているショートパスタである、リガトーニというパスタです。太さも特徴となっているのですが、8ミリから15ミリほどの穴が開いているというショートパスタになっています。表面にはスジが入っていますので、ソースとの絡みが抜群となっています。
「rigatoni」という言葉のrigaは、筋を表しているのだそうです。カルボナーラなどのクリームソースと合わせたり、ミートソースやアマトリチャーナなどの、こってり系のソースとよく合うショートパスタになっています。
パスタの種類【個性的なロングパスタ】
それでは、ここからは個性的なロングパスタを紹介していこうと思います。長さが特徴となっているロングパスタの中で、特に個性的となっている種類のパスタを紹介していきますので、使い分けに活用してみて下さい。
フェットゥッチーネ
まず最初に紹介する個性的なロングパスタは、フェットゥッチーネです。こちらのフェットゥッチーネというパスタは水と小麦、そして卵から作られたパスタとなっており北から中央イタリアのパスタとなっています。
フェットゥッチーネの特徴は、まるできしめんのように平べったい形となっているという点です。ですので、太さというよりも幅の広さが特徴となっているパスタになっています。フェットゥッチーネのパスタの表面はざらざらとしたものになっていますので、濃いめのソースとの相性が抜群となっています。
トマトと肉を使用した濃厚系のソースや、トリュフソースなどとのソースとの相性が良いパスタとなっていますので、是非こちらとの組み合わせを楽しんでみて下さい。
レジネッテ
続いては、水と小麦だけで作られたというロングパスタを紹介します。こちらのレジネッテというパスタは、平べったい麺となっており、両側が波打っているという特徴的な形のロングパスタになっています。また、レジネッテという言葉の意味は「若い女王」という意味なのだそうです。
こちらのレジネッテというパスタはナポリの、マファルダ・デイ・サヴォイア王女に捧げられたというパスタとなっていますので、「マファルデ」という別名でも呼ばれているのだそうです。女王に捧げられたというパスタなだけあって、個性的で特別感のある形のパスタになっています。
ズィティ
続いて紹介する個性的なロングパスタは、ズィティというパスタです。こちらのパスタも、水と小麦から作られているというパスタになっています。こちらも長に穴が空いたパスタとなっているのですが、直径の太さが特徴になっています。
イタリアのブーリア州では、「ziti」には恋人や、夫婦といった意味があるのだそうです。元々は、ズィティというパスタは結婚式の際に食事に出されていたパスタなのだそうです。
今回紹介しているのはロングパスタタイプのズィティなのですが、ズィティにはショートタイプのものもあります。ショートパスタでもロングパスタでも、濃いめのソースとの相性がとても良いパスタとなっています。
パスタの種類【ソース/調理法】
それでは、続いてはソースの調理法によるパスタの種類を見てみましょう。パスタの調理法にいろいろなものがあるという事は、皆さん既に知っているかと思います。ここで改めて、どのような種類のソースの調理法があるのかをチェックしてみましょう。
トマト
最初に紹介するソースの調理法の種類は、トマトです。トマトソースは定番となっていますので、一番食べた機会が多いかと思います。
トマトソースは色々な食材と相性が良く、お肉、野菜、そしてチーズとバリエーション豊かなメニューを楽しむことが出来ますので、自分で調理する際にも活用しやすいソースになっているかと思います。
クリーム
続いて紹介するのは、クリームソースのパスタです。クリームソースのパスタで最も有名となっているのは、やはりカルボナーラではないでしょうか?
カルボナーラに代表されるようになめらかでクリーミーな味わいを楽しむことができるクリームソースは、女性にも人気があるソースの種類となっています。なめらかさが魅力のソースの種類になっています。
オイル
続いて紹介するパスタのソースの種類は、オイルソースです。オイルソースで一番有名なものというと、ペペロンチーノではないでしょうか?
自宅で最も作りやすいソースになっており、自分で作って楽しんでいるという方もいるかと思います。シンプルながら、色々なアレンジを楽しむことが出来るソースになっていますので、是非色々なレシピを楽しんでみて下さい。
和風
最後に紹介するパスタソースの種類は、和風ソースです。和風ソースというと、たらこや醤油スパゲティなどがメジャーかと思います。
洋食であるパスタと、和の味わいのコラボレーションを楽しむことが出来る和風ソースも、多くの方に愛される定番ソースとなっています。なめたけやしめじなど、きのこを使用したレシピも多く見受けられるソースの種類になっています。
パスタの歴史
それでは、最後にパスタの歴史についてもチェックしてみましょう。パスタはとても歴史が長い食べ物になっていますので、どのように楽しまれていたのかや、どれくらいの歴史がある食べ物なのかなどについて、改めて見ていきましょう。
イタリア料理の主食
みなさんも知っての通りパスタというのは、イタリア料理の主食となっているものです。保存用の乾燥パスタも歴史はとても長いもので、12世紀ではすでに大規模な乾燥パスタの製造が行われていたのだそうです。
紀元前4世紀から歴史があるとされている
パスタはとても歴史が古く、なんと紀元前4世紀から歴史があるとされています。当時では小麦粉を水でねったものがパスタとして楽しまれていたようで、現在のパスタのもととなったようです。
当初楽しまれていたパスタは現在とは異なっている形のパスタですが、生活の変化とともにパスタも発達していき、乾燥パスタが生まれたりして現在のパスタの形になったのだそうです。
パスタの種類を使い分けて食卓を飾ろう!
いかがでしたでしょうか?今回の記事では、たくさんある、パスタの種類を紹介してきました。パスタの種類はたくさんあり使い分けが難しそうですが、それぞれに特徴がありますので特徴を知ることで使い分けをすることも可能になっているかと思います。様々なパスタの種類を使い分けて、食卓を飾ってみてはいかがでしょうか?