マティーニのアルコール度数は高い?味の評判は?頼み方・飲み方も解説

マティーニのアルコール度数は高いかどうかについて調べました。マティーニの頼み方や、ドライマティーニの味についても紹介。マティーニの中に入っているオリーブは食べられるのかについても解説。ショートカクテルのアルコール度数も表にまとめました。

マティーニのアルコール度数は高い?味の評判は?頼み方・飲み方も解説のイメージ

目次

  1. 1マティーニのアルコール度数はどのくらい?
  2. 2マティーニのアルコール度数とカクテルの特徴
  3. 3マティーニのアルコール度数を他のショートカクテルと比較
  4. 4マティーニの材料・作り方
  5. 5マティーニの頼み方
  6. 6マティーニにオリーブが入っているのはなぜ?
  7. 7マティーニのアルコール度数まとめ

マティーニのアルコール度数はどのくらい?

アルコール度数が高いマティーニで乾杯

マティーニはカクテルの王様と呼ばれ、美味しさでバーテンダーの力量が試せるといわれているカクテルです。映画やドラマにもよく登場するので、名前は知っているという人も多いです。マティーニはどのようなカクテルなのでしょうか?特徴やアルコール度数について紹介します。

マティーニのアルコール度数とカクテルの特徴

マティーニはジンベースのカクテルです。有名なカクテルなので、名前を聞いたことはあるけど味や特徴あよくわからないという人も多いです。マティーニのアルコール度数とカクテルの特徴について説明します。

マティーニの特徴

マティーニは、ジンにベルモットという白ワインをベースにしたリキュールを混ぜて作られるカクテルです。癖のあるジンに少量のベルモットと氷と混ぜることで、爽やかな風味のカクテルになります。ベルモットは、白ワインに香草やスパイスなどのフレーバーを移したもので独特の香りがあるリキュールです。

辛口のドライマティーニの場合は、オリーブの実を添えて提供されることが多いです。材料が少なく極めてシンプルなカクテルなので、作る人の個性や技量が反映されやすいといわれています。

昔はスイートベルモットを使った甘口のマティーニが主流でしたが、時代とともにドライベルモットを使った辛口のレシピへと変わっていきました。映画007のジェームスボンドが愛するカクテルとして、一躍有名になりました。マティーニのカクテル言葉は、トゲのある美しさです。ロマンチックなカクテル言葉は、映画や小説にぴったりといえます。

マティーニのアルコール度数

マティーニはアルコール度数が非常に高いカクテルとして有名です。多くのカクテルがある中で、最もアルコール度数が高いものの中の一つです。マティーニは蒸留酒であるジンと白ワインから作られるベルモットを混ぜて作られます。

ジンとベルモットはどちらもアルコールなので、マティーニのアルコール度数は一般的に35%と非常に高くなります。通常ジンのアルコール度数が40%でベルモットが15〜20%ほどだといわれています。

提供される店によってジンとベルモットを混ぜ合わせる比率が違うので、一概には言えませんが非常に度数が高いカクテルであるのは間違いないです。しかし、氷の量を増やすことで、度数を抑えることもできます。

 

マティーニの美味しい飲み方

マティーニの飲み方として最も重要なのは、冷えている間に飲むことです。そのために材料はキンキンに冷やしておくことが重要です。ジンは使う直前まで冷凍庫で冷やしておくことがおすすめです。冷やすことで口当たりの柔らかいとろっとしたジンを楽しむことができます。また、マティーニは3口で飲むのがマナーであるという言葉があります。

これは、マティーニは冷えた美味しいうちに飲み干しなさいという意味で、ぬるくなったマティーニは美味しさが損なわれるということも示しています。しかし、アルコール度数が非常に高いため、無理は禁物です。もし飲めないと感じたら、身体の不調を感じる前に飲み残すようにしましょう。

マティーニの飲み方として甘い食べ物と一緒に楽しむという方法もあります。カクテルは基本的に正反対のおつまみが合うといわれています。辛口なマティーニは、甘いデザートと一緒に楽しむのがぴったりなのです。特に、チョコレートはキンキンに冷えたマティーニと非常に合うので、おすすめです。

マティーニというカクテルは温度が命です。
Grandirでは冷凍庫に入れてキンキンに冷やしたビーフイーター47度とタンカレーをブレンドして飲み頃温度までステアして提供しています。
ぬるいマティーニなんて飲めたものではないです。

マティーニの味の評判

マティーニはジンとベルモットが溶け合って、また別の美味しさを感じられるカクテルです。まず、良い香りが立ち昇り、口に含むととろりとしたまろやかな味を楽しめます。マティーニは前述した通りアルコール度数も高く、決してジュースのように飲みやすいカクテルではありません。

普段お酒を飲み慣れていない人にとっては、飲み干すのも難しいかもしれません。また、マティーニはジンの割合が多いカクテルです。ジンは大麦やジャガイモなどを原料にした蒸留酒で、ジュニパーベリーというハーブやスパイスで香りづけしたものです。

ハーブの香りとドライで軽快な味が特徴です。ジンの味が好きという人にとってはマティーニを美味しいと感じやすいです。まずは自身がマティー二を飲むことができそうかを考えてから、注文するようにしましょう。マティーニは最初から美味しいと感じることは少ないカクテルです。

しかし、何度も飲んでいる内に個性がわかり美味しいと感じるようになる人も多いです。自身の経験やその日のコンディションなどを考えて、飲んでみるようにしましょう。

マティーニのカロリーと糖質

グラスに入ったアルコール度数が高めのマティーニ

マティーニのカロリーは約200kcalといわれ、ジンベースのカクテルの中ではカロリーは高めだといえます。マティーニに加えるベルモットが意外にも高カロリーなので、カロリーが全体的に高めになっています。しかし、糖質は0.9gと低いので、糖質制限中の人にはおすすめです。

蒸留酒であるジンは、蒸留することによって原材料由来の糖質が取り除かれるので、糖質はほぼ入っていません。しかし、美味しいからといって、たくさん飲んでしまうと高カロリーゆえに肥満の原因になってしまうので、注意が必要です。

マティーニのアルコール度数を他のショートカクテルと比較


       ショートカクテル アルコール度数一覧

ショートカクテル名 アルコール度数
マティーニ 35%
ギムレット 29%〜35%
マンハッタン 33%
マルガリータ 20%〜30%
ダイキリ 23%〜30%
ホワイト・レディ 29%
アレキサンダー 21%〜23%
ジャックローズ 20%


ショートカクテルは全体的にアルコール度数が高いですが、マティーニはその中でも度数が最も高いカクテルの一つです。ギムレットも同じく度数が高く、ジンにライムジュースを混ぜたものです。ライムジュースを混ぜる割合によって、度数が変わってきます。爽やかで軽快な味わいが特徴です。

また、マンハッタンはカクテルの女王といわれているウイスキーベースのカクテルです。度数は33%と高く、赤い色味が美しいです。フルーティーな味わいで、度数の割には飲みやすいです。マルガリータは同じく蒸留酒であるテキーラをベースとしています。テキーラとオレンジ風味のリキュール、レモンジュースを混ぜて作ります。

ダイキリはキューバで生まれたラムとライムジュースと砂糖を混ぜたカクテルです。ヘミングウェイが好んだとして知られています。ホワイト・レディはマティーニと同じくジンベースのお酒です。オレンジ風味のリキュールとレモンジュースを混ぜて作られアルコールと甘み、酸味の均一が取れたカクテルとして人気です。

アレキサンダーはショートカクテルの中では比較的度数が低いブランデーベースのカクテルです。甘口で、チョコレートケーキのような香りが特徴で飲みやすいです。また、ジャックローズのアルコール度数も比較的低めです。アップルブランデーをベースに、ライムジュースを混ぜて作られます。赤い見た目とりんごのフルーティな香りが女性に人気です。

このように、ショートカクテルは最低でも20%ほどとアルコール度数が非常に高いことがわかりました。味も甘いものよりもドライで辛口なものが多いです。ショートカクテルを頼む際はアルコールの度数に注意しながら、楽しんでください。

マティーニの材料・作り方

マティーニはどのように作れば良いのでしょうか?材料や作り方について詳しく紹介します。

マティーニの材料

マティーニの材料は非常にシンプルで、ドライジン48ml、ベルモット12ml、オリーブ1個のみです。時代とともにジンの比率が多くなり、より辛口のカクテルになりました。ジン:ベルモットを4:1の比率で作るのが美味しく作る秘訣です。また、マティーニを作る上で重要なのは、それぞれの材料をよく冷やしておくことです。

ジンやベルモットを冷やしておくのはもちろんですが、グラスも冷凍庫などで冷やしておくとより美味しいマティーニを楽しむことができます。また、計量は正確に行うように注意してください。比率によって別の味わいを見いだせるカクテルですが、まずは黄金比で作ってみることをおすすめします。

レシピは時代と共に甘口から辛口へと変化し、スイートベルモットを使っていたのが、今ではドライベルモットを使うのが普通になっている。

マティーニの作り方

次に、マティーニの作り方を紹介します。ジンとベルモットを氷を入れたミキシンググラスに入れ、よく混ぜます。それをカクテルグラスに注ぎ、最後にオリーブを飾ると完成です。材料も作り方もシンプルが故に作り手の力量が出るカクテルだといわれています。

ジンを冷凍庫で保存しておくと口当たりが柔らかいとろけるような味わいのマティーニを作ることができます。ジンはアルコール度数が高いので、冷凍庫に入れても凍る心配はありません。ぜひ自宅でも、シンプルで奥深いマティーニを作ってみてください。

マティーニの頼み方

バーでマティーニを飲みたい時はどのように頼めばいいのでしょうか?ドライマティーニやオリーブなしの頼み方について紹介します。

マティーニの頼み方【ドライマティーニ】

ドライマティーニとは一般的なマティーニに比べてジンの量を増やして作るマティーニのことです。以前は甘いマティーニが主流でしたが最近ではドライマティーニの方が一般的です。マティーニはバーテンダーにとっては腕を試される難しいカクテルです。

そのため、プロのバーテンダーのほとんどは試行錯誤をして編み出したオリジナルのレシピを持っています。はじめてのバーで注文する際は、ドライマティーニではなくマティーニを注文することをおすすめします。まずは、その店のマティーニを楽しみ、信頼関係を構築してから自身の好みのものを注文するようにしましょう。

マティーニの頼み方【オリーブなし】

オリーブが苦手な人は、バーテンダーにオリーブなしと伝えると快く作ってくれます。しかし、オリーブはあくまで飾りなので、食べないで残しておくというのも決してマナー違反ではありません。オリーブがある方がカクテルとして美しいと感じる人は何も言わずにに注文し、オリーブを残すというのも方法の一つです。

マティーニの頼み方【水を頼む】

アルコール度数が高いバーのマティーニ

マティーニを頼む際は水を一緒に頼むのもおすすめです。ジンやウォッカなどがベースの度数の高いカクテルを頼んだ時には、お口直しに水を頼むのは一般的です。このような水のことをチェイサーと呼びます。チェイサーには急な悪酔いを防ぐ効果があると言われています。

強いお酒を飲んだ後に水を飲むことで、胃の中でお酒と混ざりあい急な酔いを防ぐことができます。また、チェイサーを飲むことで、強いお酒を飲んだ後の舌をリセットすることができます。お酒の味わいが感じやすくなるのもチェイサーをおすすめする理由の一つです。
 

「たとえば2時間をバーでお過ごしいただくなら、ゆっくり飲むのではなく、一杯飲みきったらしばらくはチェイサー(お水)で休んでいただき、十分間をあけて2杯目を注文していただければ結構です」とのことでした。

マティーニにオリーブが入っているのはなぜ?

マティーニには必ずと言っていいほどオリーブが添えてあります。オリーブが入っているのはなぜなのでしょうか?オリーブの意味や食べ方について紹介します。

マティーニのオリーブの意味

マティーニにオリーブが添えてある理由は、辛口のマティーニを見分けるためだといわれています。パーティー会場で通常のマティーニにはチェリーを入れ、ドライマティーニにはオリーブを入れ来賓に見分けさせたのが始まりだといわれています。

また、オリーブには味覚をリフレッシュさせるという役割もあります。オリーブの味と香りが、マティーニの味わいをより一層引き立ててくれます。

マティーニのオリーブは食べるもの?

マティーニの中に入っているオリーブは、食べても問題ありません。食べたとしてもマナー違反には当たらず、逆に食べなかったとしても問題ないとされています。つまり、オリーブの扱い方は個人の好みに任せるということです。また、オリーブを食べるタイミングについては、明確な決まりはありません。

しかし、なるべく前半のうちに食べるのをおすすめします。最初にかじると、オリーブの味と香りが、マティーニの味わいをより一層引き立ててくれるからです。最後に食べるのも、お口直しとしておすすめです。

オリーブが苦手という人は、バーテンダーにオリーブなしのマティーニを注文することができます。しかし、残すのもマナー違反ではないので、オリーブが苦手でも過度な心配はいりません。

マティーニのアルコール度数まとめ

バーで作ってもらったアルコール高めのマティーニ

マティーニのアルコール度数について説明しました。マティーニはアルコール度数が高いショートカクテルの中でも一、二を争う度数の高さであることがわかりました。また、シンプルな材料ゆえに奥深く、玄人好みのカクテルであるといえます。

度数が高いので、悪酔いを防ぐためにチェイサーを飲みながら楽しみましょう。バーに行った際は、自身のコンディションやマティーニを美味しいと思える経験値があるかどうかを考えて注文してみてください。何度も飲んでいる内に、段々とカクテルの王様の虜になるかもしれません。

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