油性ペンを消す方法を徹底解説!紙/布/服/肌/机など素材別の消し方

油性ペンを消す方法を素材別に解説していきます。油性ペンが誤って付いてしまったときに、消し方を素材別で覚えておくと大変便利です。その他にも油性ペンを消す際におすすめのアイテムも紹介していきます。消す方法を覚えて対処しましょう。

油性ペンを消す方法を徹底解説!紙/布/服/肌/机など素材別の消し方のイメージ

目次

  1. 1油性ペンを消す方法が知りたい!
  2. 2油性ペンが消えにくい理由
  3. 3油性ペンの素材別の消し方
  4. 4油性ペンを消すための道具
  5. 5油性ペンを消すのに使える意外なもの
  6. 6油性ペンを消す方法はたくさんある!

油性ペンを消す方法が知りたい!

油性ペンは日常生活でも使用する機会が多く、簡単に消えないことから重宝することでしょう。ですが、誤って書くべきではない場所に油性ペンが付いてしまうと、なかなか落とすことはできません。

そんな落としにくいといわれている油性ペンを消す方法を、本記事では紹介していきます。誤って油性ペンで書いてしまったときに消す方法を覚えておくと、生活をする上でも便利でしょう。

油性ペンが消えにくい理由

ペンの種類には大きく分けて油性と水性があります。どちらかというと水性の方が消し方も簡単で、すぐに消えるイメージを持っている方も多いでしょう。では、なぜ油性ペンは消えにくいのでしょうか?油性ペンが消えにくい理由を挙げていきます。

油性ペンはなぜ消えにくい?

油性ペンに使用されているのは、色を出す染料と消えにくい理由にもなる石油系の有機溶剤、樹脂です。これらを調合して、加工をすることで油性ペンが出来上がります。油性ペンを作っている工場では、多くの危険物を扱っていることから、火気厳禁としている場所が多いといいます。油性ペンはこのような現場で作られています。

耐水性に優れている油性の溶剤と、はがれにくい定着剤が、油性ペンの落としにくさの原因なんです。

水性ペンとの違い

水性ペンと油性ペンでは、何が違うのか気になる方もいることでしょう。水性ペンは油性ペンで使用される石油系の有機溶剤がに変わります。そのため危険性も少なく、定着剤が使用されていないのです。これらを踏まえると、油性ペンが何にでも書くことができるのに対して、水性ペンが使用できる場所が限られているのも納得できます。

油性ペンの素材別の消し方

油性ペンの消し方を素材別で解説していきます。素材によって油性ペンの消し方は異なり、消すことができるものから消すのが難しいものまでさまざまです。共通して言えるのは、誤って油性ペンで書いてしまった際には、即座に消すことが重要といえるでしょう。

油性ペンを消す方法①:紙の場合

油性ペンを消す際に最も消すことが難しいとされているのは紙です。紙に油性ペンで文字などを書いた際に、滲むように紙に染み込んでいくのが分かることでしょう。一瞬にして紙の中には油性ペンの染料が染み込んでいくので、元の状態まで消すことはできません

ですが、多少でも消すことができれば良いという場合には、消しゴムを使用してください。消しゴムでペンで書かれたものをこすります。根気よくこすることで、インク自体は多少薄くなるところまで持っていけるでしょう。

消しゴムでインクを消しているのではなく、紙を削っている状態に近いのが難点として挙げられます。力を少しでもかけてしまうと、紙が破れたり、穴が開くので注意しましょう。

油性ペンを消す方法②:壁の場合

壁に油性ペンで誤って何かを書いてしまうことは少ないですが、発生する原因として挙げられるのが小さい子どもの居る家庭です。子どもが油性ペンを手に持ったまま、壁に絵を書いてしまったという事態にすぐに対応ができるのが理想でしょう。壁に書かれたインクにはエタノールを使用するのがおすすめです。

注意点としてエタノールに弱い材質の壁の場合は、使用を控えてください。エタノールをスプレー容器に入れて、壁に染み込ませるようにして要らない布などでポンポンと拭き取りましょう。エタノール以外にもラッカーシンナーで落とせますが、取り扱いが難しいので、まずはエタノールで落としてみてください。

油性ペンを消す方法③:布の場合

生活の中には洋服以外の布製品も多く存在しています。例えばソファーやカーテン、カーペットなどの布製品に油性ペンのインクが付いてしまうと、「もう取れないのでは?」と思う方も多いです。ですが、布製品も根気よくインクを消すことで消えるといわれています。布製品のインクを消す際におすすめがエタノールです。

インクが付いてしまった部分にエタノールを染み込ませて、叩くようにしてインクを消していきましょう。ある程度まで取れたら、洗濯に出します。

ソファなどの大型の場合は洗濯に出せないので、水を含ませた布でトントンと叩くようにして別の布にインクを染み込ませるようにしましょう。ゴシゴシと擦ってしまうと、反対にインクが広がってしまうので注意が必要です。

油性ペンを消す方法④:靴の場合

靴に油性のインクがついてしまったときはどのように消すのが最適でしょうか?靴の素材によって落とし方が異なります。布でできている靴であれば、布のときと同様の対処で事足ります。エタノールを使用してインクを浮かすようにして落とすのが最適でしょう。

もしくは除光液を使用する方法もあります。エタノールと除光液どちらでも、不要な布にインクを移すようにしてたたいて落としましょう。ただし、完璧に落とすのは困難になることを覚えておきましょう。

その他にも消しゴムを使用するのも効果的です。消しゴムは布部分ではなく靴のソール部分に油性ペンが付着した際に効果を発揮します。通常の使い方と同様に、消しゴムで消すようにして油性ペンのインクを落としてみてください。

油性ペンを消す方法⑤:床の場合

床に油性ペンで子どもが落書きをしてしまう事例も少なくありません。小さい子どもが居ると、意外にも日常的になっている光景でもあるでしょう。どこかしらから油性ペンを持ってきて、落書きをされてしまうということが多いといいます。

床にインクが付いてしまった際には、一番落とせる方法としてラッカーシンナーが有益です。拭き取るだけで綺麗に落ちますが、小さい子どもが居る家庭ではむやみに使用はできません。

その際におすすめの方法は、油性と同様の油を使用する方法です。サラダ油をインク部分に塗って、不要な布で拭き取ることで落とすことができます。油を使用する際には、その後洗剤を使用して拭き取らないと滑るので気をつけましょう。

油性ペンを消す方法⑥:服の場合(タグも含む)

油性ペンが誤って付着してしまうものに、洋服が多いといわれています。洋服は子どものみならず、大人も誤って書いてしまったという経験をした方も少なくありません。洋服にインクが付着した際には、布でも伝えたようにエタノールを使用しましょう。

また、洋服の場合は洗面所などでも簡単に洗うことができるので、食器洗い用洗剤も併用するのがおすすめです。エタノールと洗剤を混ぜて、インク部分に塗っていきます。何度か繰り返すことでインクが段々と薄くなっていくでしょう。

大切な洋服にインクが付いてしまった場合には、自分で落とすのではなく、クリーニング店にお願いするのも一つの手です。子どもの洋服に多いタグ部分に名前を油性ペンで書いたものを消す際にも、この方法を利用して消すことができるでしょう。

油性ペンを消す方法⑦:机の場合

机に油性ペンで子どもが落書きをしてしまうということも、日常では多く起こっています。気付けば油性ペンでお絵かきをしていた、という声も少なくありません。机は素材によって落とせるのかが異なります。木の素材を生かしている机の場合は木の隙間にインクが染み込むので、落とすのは難しいでしょう。

コーティングのされている木の机やガラス製の机であれば、意外にも簡単に落とすことができます。机のインク落としに活躍するのメラニンスポンジです。水を含ませて優しくこするだけで、インクは落ちるでしょう。より効果を出したい場合には、水ではなくお酢を染み込ませるのもポイントです。

その他にも床と同様に油を使用するのも効果が期待できます。クレンジングオイルも油性ペンを消すのに役立つので、使用してみてください。

油性ペンを消す方法⑧:肌の場合

肌についた場合は比較的簡単に落とせますので安心です。そのまま放って置いても、肌の新陳代謝によっていずれは消えてくれますが、すぐに落としたい時はオイル系を使用すると良いでしょう。

部屋の中の至る所に油性ペンが付いてしまったときの消し方を紹介してきましたが、同時に肌にインクが付いてしまうことは多いとされています。肌に付いてしまったときは、数日で落ちるので慌てる必要はありません。ですが、一刻も早く落としたい場合には、油を含んでいるクレンジングオイルやサラダ油を使用して落とすと良いでしょう。

油を含んでいるアイテムが無い場合には、歯磨き粉も役立ちます。歯磨き粉には研磨剤が入っているので、意外にもスルスルとインクを落とすことができます。くるくるとインクの付いている箇所に歯磨き粉を付けるだけで十分です。インクが落ちたのを確認したらティッシュでオフをして完了です。

油性ペンを消す方法⑨:ホワイトボードの場合

ホワイトボード用のマーカーを使う方法があります。油性マジックインクの染みをホワイトボード用のマーカーで上塗りすると、染みと上塗りしたマーカーの両方を同時にふき取ることができるのです。

ホワイトボード用のペンは水性でできているので、書き直しが可能という点が特徴です。稀ですが、間違えて油性ペンでホワイトボードに文字などを書いてしまったということも、意外に多くあるといわれています。ホワイトボードに油性ペンで何かを書いてしまったときは、ホワイトボード用のペンを用意しましょう。

油性インクの上から水性ペンでなぞることで、油分と水分が調和されて綺麗に消すことができます。この消し方は意外にも多くの方が知っている方法です。その他に広範囲で油性ペンを使用してしまった際には、除光液もしくはエタノールを使用してもきれいに消すことが可能です。

油性ペンを消す方法⑩:プラスチックの場合

耐溶剤性の低いもの、染まりやすい材質、凹凸のあるものは落ちにくいことがあります。また、溶剤の影響で強度が落ちる可能性があります。

プラスチックに油性ペンが付いてしまったときは、靴のソール部分と同様に消しゴムで消すことが可能です。意外にもプラスチックでできているものは多いので、消しゴム一つでインクを消すことができるのは嬉しいでしょう。消しゴムで鉛筆で書いたものを消すように、こするだけで綺麗に落とすことができます

プラスチックは比較的消しやすいので、その他にも重曹スプレーなどで消すことが可能です。これまで紹介した油を含んでいるアイテムでは、べたつきが残るので使用しない方が賢明です。

油性ペンを消すための道具

油性ペンと併せて用意しておきたいのが、インクを消すための道具です。王道の3つのアイテムを解説していきます。

消しゴム

何度も出てきた消しゴムは、意外にもいろいろな素材に使用することができます。消しゴムでこすることによって起きる摩擦で、油性のインクを落とす効果が期待できます。消しゴムは文房具店などで販売されている普通のもので十分です。

油性ペン専用の消しゴムなどは市販で販売されていないので、プラスチックの消しゴムで消す他ないでしょう。消し方は消しゴムの使い方をそのまま利用するイメージで、インク部分をこするだけです。

除光液

マニキュアを落とすために利用する除光液も、油性ペンを消すのには絶大な効果を持っています。消し方として挙げられるのが、インク部分に除光液を落として布などでたたくようにします。

消し方で間違えないようにしたいのが、こすってしまうことです。除光液を含んだインクをこすってしまうと、そのままインクが伸びてしまうので注意しましょう。また、使用をする素材が除光液を使用しても大丈夫なのか、予め確認を行なっておきましょう。

専用洗剤

油性ペンを含む落ちにくい汚れを落とす専用の洗剤も販売されています。油性ペン以外にも油などの頑固な汚れを落とすので、重宝するでしょう。専用洗剤を使用する際には、使用できる素材等を必ず確認を行なってから使用しましょう

油性ペンを消すのに使える意外なもの

油性ペンのインクは、その他にも意外なアイテムを使用して消すことができます。化学反応を利用して油性のインクを落とすことができるのです。身近にあるアイテムを利用して、油性ペンを消してみてください。

みかんの皮

意外にも年中通してスーパーで販売のされているみかんは、皮部分をそのまま廃棄する方が多いでしょう。みかんの皮にはあらゆる成分が含まれているので、油性ペンを消すことも可能といわれています。再利用することでエコにも繋がるでしょう。

消し方は皮をインク部分にあててこするだけです。簡単に油性インクを落とすことができるので、便利に活用することができるでしょう。みかん以外にも、柑橘類であれば同様の効果を持つのでおすすめです。

タバコの灰

油性ペンを落とす意外なものとして挙げられるのが、タバコの灰です。吸った後の灰は油性インク部分にこすりつけることで、研磨剤効果を発揮します

研磨剤効果で油性インクを落としていくので、タバコを普段から吸っている方はすぐに対処することができるでしょう。タバコは葉っぱの状態では研磨剤の効果が出ないので、必ず灰を使用するようにしてください。

マーガリン・バター

油性ペンを落とすために油を含んでいるアイテムを使用すると良いとあります。サラダ油やクレンジングオイルを主に使用しますが、実はそれ以外にもマーガリンとバターでも代用が可能です。

油分が含まれており、尚且つ安全なので、小さい子どもが居る家庭では大活躍するでしょう。マーガリンとバターを使用した後は、中性洗剤で仕上げるのがおすすめです。

油性ペンを消す方法はたくさんある!

油性ペンは誤って書くべきではない箇所に書いてしまうと、落とし方が分からずに困ってしまう方も多いです。ですが、油性ペンのインクを消すにはさまざまなアイテムを活用することができます。まずは慌てずに、油性インクを落ち着いて落とすようにしてみましょう。

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