味の素の代用品で最適なのは?だしの素やほんだし・昆布茶が代わりに!
味の素が手元にない時の代用品について、代わりとなる調味料や味の素の代用を考える時におすすめのテクニックをまとめてみました。また、これに併せて和風や中華など料理別でのおすすめな掛け合わせなども紹介します。
味の素がないときは代用品が役に立つ!
あらゆる料理の隠し味やちょいたしテクニックの強い味方の味の素ですが、いざという時に使いきってしまって中身が空っぽということがあります。特に味の素のヘビーユーザーからすると少なからず動揺が走るかもしれません。
しかし、そこでおすすめするのが味の素の代用品の使用です。ごく簡単に手に入ったり、普段頻繁に使用する調味料などが味の素の代わりをしてくれることがあるのです。味の素の正体を知り、その成分に似たものをふと工夫して活かしてみたり、複数の代用品を掛け合わせる方法を知っておけば、いざという時に大いに役立つでしょう。
そのマル秘テクニックを駆使できれば、周囲からの評価がグンとアップすること間違いありません。早速、具体的に見ていきましょう。
味の素の代用品になる調味料
そもそも味の素の正体は何者なのでしょうか。味の素の形容として最も相応しい言葉は、「うま味調味料」です。
うま味調味料を見て「これは塩ですか?」と聞かれることがありますが、塩ではありません。塩の代わりにうま味調味料を使っても料理に塩味はつきません。
いつもよりも塩を少し減らしたいときに、うま味調味料を少しだけ加えると、物足りない感じがなくなり、料理が美味しくなります。
「うま味調味料」の正体は、グルタミン酸ナトリウムです。「うま味」とは、日本人が発見して世界的に認知されるようになったもので、アミノ酸の一種であるグルタミン酸を口に含んだ時に感じられる味覚の一種です。
具体的には、多くの和食にありがちな昆布だしの美味しさを指します。この昆布だしのうま味を凝縮させた調味料が味の素の正体なのです。つまり、味の素がなくてもグルタミン酸のうま味やそれに類似した味が表現できれば、味の素の代用が勤まると考えて良いでしょう。
代用品①ほんだし
朝昼兼用飯(10時45分)
— 糖質制限する悟空@金森式ダイエット (@dietgokuu) November 15, 2019
・ゆで卵2個
・牛脂スープ(ほんだし、ぬちまーす、鶏肉、しめじ、はくさい、七味) pic.twitter.com/gWfOWRqHhq
まず最初におすすめするのは「ほんだし」です。香り、味わい、コク三拍子そろった三種類のかつお節を使用した日本人なら誰もが馴染みがあると言って良い和風だしの素と言えるでしょう。Twitterにあるように、野菜とも肉とも相性が良く、味の素がなくても抜群の手助けをしてくれること間違いなしと言っても過言ではありません。
味の素は「グルタミン酸ソーダ(グルタミン酸ナトリウム)」ですから「しょっぱい味のうまみ調味料」です。代用するとすれば、同じ量の食卓塩(塩化ナトリウム)を入れ、粉末の本ダシかなにかを、ひとつまみ加えるくらいで大丈夫ですよ。もちろん液体のダシの素などでも良いのですが、さじ加減は粉末の方が簡単だと思います。
代用品②だしの素
旦那がわたしの出汁を絶賛する。
— 今こっち (@gororin_dararin) November 11, 2019
ヤマキのだしの素やで。
ありがとうヤマキ! pic.twitter.com/Vi8llSw36j
上記の「ほんだし」に似ていますが、「だしの素」は、かつお節だけでなく、干しシイタケや昆布の粉末が食塩とともに使用されており、様々な食材とマッチします。もちろん味の素の代わりとしての役割も十分に発揮してくれると期待して良いでしょう。
代用品③ハイミー
問屋直営の通販サイトだから業務用調味料が激安❗️
— 問屋@ショップ (@tonya_at_shop) November 13, 2019
消費者様からプロの方までお気軽にご利用ください。
※輸出向け業者様等、大量購入の方もお気軽にご相談ください。
✅味の素 ハイミー 業務用 1kg
▶️単品 https://t.co/EEgROM1MHf
▶️正箱 https://t.co/icaWr62uWk ←送料無料👍 pic.twitter.com/ZGV1a7LZq1
ハイミーもかつお、昆布、しいたけのうま味が凝縮されているので、炒め料理での煮物でも鍋でもその威力をいかんなく発揮します。卵かけごはんに振りかけるだけでもアクセントになり、しっかりとうま味が主張してきます。
代用品④顆粒コンソメ
😋タイ風チャーハン
— じい (@PC_Jii) November 15, 2019
人参はレンジで加熱調理。挽肉、玉ねぎ、ピーマン、刻みショウガとオリーブオイルで炒めながら顆粒コンソメなどで味付けします。ガラムマサラを少し振りかけ辛みを加えてタイ風。火を止めてから炊き立てご飯投入し水切りしたパイン缶混ぜて完成! #タイ風パイナップルチャーハン pic.twitter.com/o09TiSLbvz
顆粒コンソメはごく少量でもしっかりとアクセントやうま味を加えてくれます。上記のハイミーなどと違い、キャベツエキスやオニオンエキスなどの植物エキスのみならず、ビーフエキスやチキンエキスなどの動物性エキスが配合されています。
そのためより強いコクと味わいを与えることができるのです。ちょいたしするだけでも、はっきりと違いが分かるでしょう。
代用品⑤鶏ガラスープの素
鶏ガラから煮出した「鶏ガラスープの素」は、あっさりとしている割にコクがあるので、料理をより味わい深くしてくれます。これを加えると一気に中華の雰囲気が漂うのが特徴です。いつもの料理に飽きたり、マンネリから脱却したい時におすすめです。特にチャーハンに使うとまるでプロが作ったような味に近づくので強い味方と言って良いでしょう。
代用品⑥昆布だし
続いては和食には欠かすことができない昆布だしです。昆布だしは、動画にもあるように少し手間がかかります。そのため、味の素がないからといって即席で作るのは少し面倒に感じる人もいるかもしれません。
料理を作る直前や最中などではなく、その前日などに味の素がないと気付いたときに、仕込んでおくと便利でしょう。昆布だしがあれば、煮物や汁物など複数の料理に幅広く使用できるので使い勝手が良くて大変便利です。
代用品⑦味噌
玉ねぎはバターで炒めて、豚肉には塩胡椒ふって炒めて、人参&じゃがいもは柚子オリーブオイルで風味づけして、ローリエと一緒に全部一気に煮込む。隠し味に味噌とケチャップを大さじ1ずつ。 pic.twitter.com/gIMQbV2cHE
— Masahiro Mizuguchi (@mzmiyabi) November 16, 2019
味噌は日本の代表的な発酵食品で、塩味も利いていますし、コクを出すことができて、味の素の代わりには打ってつけと言って良いでしょう。
味噌は、白みそ、赤みそ、合わせなどどのタイプを使うかによって風味が大きく違ってきます。野菜はもちろん肉との相性も抜群なので、料理にアクセントを加えたい時には強くおすすめできる味の素の代用品と言えるでしょう。
使い方によっては、味の素とはまったく違った仕上がりにもなるので、新たなメニュー開発ができるかもしれません。
味の素の代用品にはこんなものも!?
味の素の代用品を紹介しましたが、工夫をすれば代わりになる物はまだまだ存在します。しかも、日持ちするものが多いので、一度購入しておけば、しばらく使わなくてもいざという時にいつでもピンチヒッターとして活用できるので大変便利です。
さらに、味の素がない時の代わりとしてだけでなく、他の用途で料理に使用したり、そのまま楽しめるものもあるので、汎用性も高い優れものと言っても良いかもしれません。それでは、早速紹介していきましょう。
代用品①昆布茶
味の素の代用品なら昆布茶オススメです ちなみに市販の昆布茶にも旨味調味料が使用されてるので根本的には一緒なんですが、味がお気に召さないのであればお試しを 昆布茶は塩分を含むので使用量にご注意を!
昆布茶とか
味の素は昆布のうまみ成分です
まず最初は、知る人ぞ知る「昆布茶」です。昆布茶はもちろんそのままお湯で溶いてお茶として飲んでもとても美味しいです。しかし味の素の代わりに使っても、だしのような味わいとコクが出るので料理をグンと美味しく仕上げることができます。さっと一振り加えるだけで、後味の良いスープや煮物を作ることが可能です。
代用品②チーズ
チーズはとろける系のものでも良いのですが、味の素の代わりと考えると粉チーズの方が良いでしょう。粉チーズであれば、いつでも手軽に振りかけることができますし、分量調整も簡単にできます。チーズの場合は、断然に洋食との相性が良いので、肉料理などにちょいたしすることでコクとまろやかさを与えることができます。
代用品③クレイジーソルト
「クレイジーソルト」は、その名前の響きから使ったことのない人は少し戸惑いを感じるかもしれません。しかし、ひとたび使ってみると、その便利さに病みつきになる可能性もあります。
岩塩にガーリックやオニオン、セロリ、タイムなど6種類のハープがブレンドされている無添加の調味料なので安心して使えます。和食だけでなく洋食にも中華にもエスニックにも幅広く使うことができて便利です。味の素がない時でも、ちょいたしするだけでしっかりと味を整えてくれる頼りになる救世主です。
味の素の代用を考える時のテクニック
冒頭にも述べましたが、味の素がない時の代用品を考える際には、味の素がどのような成分でできていて、どのような役割を果たしているかを理解することが大切です。料理は化学とも言われますが、どのような食材と調味料をいかにして掛け合わせていくかで随分味わいが違ってくるものです。
つまり、キッチン内で上手く化学反応を起こすことができれば、美味しい料理が完成すると言えるでしょう。それは和食でも洋食でも中華でも関係なく、すべての料理に共通して言えることです。最後に、味の素の代用を考える時の分かりやすいテクニックについて解説していきましょう。
グルタミン酸を含む食材を代わりに使う
冒頭で説明したように、味の素の正体は、グルタミン酸ナトリウムです。グルタミン酸は主に植物である野菜に多く含まれている特徴があります。例えばトマトや玉ねぎ、アスパラや昆布などごく身近な食材から摂ることが可能です。
さらにグルタミン酸はイノシン酸という主に動物の肉などから多く摂れるアミノ酸との相性が抜群なので、上記の野菜とともに使うことで美味しさを倍増させることもできます。鍋料理で野菜と肉を混ぜてグツグツと煮ることで、スープがドンドン美味しくなるのはこのためです。
味の素がなくてもこの理屈を頭に入れて食材を選んで調理すれば、塩コショウなどの調味料だけでも十分に味を調えることが可能と言えるでしょう。
料理別の代用品のおすすめ掛け合わせ
皆さん、こんばんは・*・:≡( ε:)
— うめにゃんcook ふぁぼ制限になったので遅くなります😭 (@cuisine_love0) November 15, 2019
お父さんのおでんが凄かったので写真だけ…貼っときます(´゚ω゚`)
やっぱり、お父さん凄い…#おうちごはん#料理好きな人と繋がりたい #Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/0wJfFR8QnI
ここからは味の素の代用品のおすすめ掛け合わせを紹介していきましょう。和食、洋食、中華の三つに分けて具体的に見ていきます。これらをヒントにして作りやすそうなものから挑戦してみましょう。
和食の場合
和食で代用品の掛け合わせを存分に楽しもうと思えば、おでんをおすすめします。おでんなら野菜から出るグルタミン酸により味の素に匹敵するエキスが十分に摂れます。さらにちくわや牛筋からは動物由来のイノシン酸がたっぷりと摂れますから、グルタミン酸とのゴールデンコンビで鉄板の美味しさが保証されます。
洋食の場合
洋食ならソテーがおすすめです。例えば、バターを使ってサーモンをソテーにします。ここにミニトマトと蒸したジャガイモを混ぜれば、グルタミン酸とイノシン酸のコラボが可能となり、抜群の美味しさが演出できるでしょう。
中華の場合
中華の場合は、炒め物が簡単で良いでしょう。トマトと豚肉、卵をオイスターソースや豆板醤で味付けして炒めれば、グルタミン酸とイノシン酸の美味しさがしっかりと加わり、口の中でうま味が存分に引き立ちます。
味の素の代用品は意外と多い
味の素がなくても代用品がたくさんあることが分かりました。そのため、いざ料理をする段になって味の素を切らしていたとしてもその代用品や代用の方法を知っておけば、まったく困ることはないでしょう。
むしろ味の素を使わないという選択肢を取ることで、和風、洋風、中華を問わず様々な料理でかえって新しいメニューが発見できたり、レパートリーを増やすこともできるかもしれません。そうと分かれば、早速味の素の代用品を使った料理に挑戦してみましょう。