鶏ガラスープの素の代用品で最適なのは？代わりになる調味料一覧！

鶏ガラスープの素の代用品には、どのような調味料が使えるのかを解説していきます。色々な料理に使う事ができる鶏ガラスープの素を愛用している人の中には、使いたいと思った時に使い切っていて困る事もあるでしょう。

そんな時には、家にある別の調味料で代用できるものがないか探してみてください。鶏ガラスープの素の代用におすすめの調味料を紹介します。

【味の素の丸鶏がらスープの原材料】

• チキンエキス
• 鶏油
• 野菜エキス
• 食塩
• こしょう
• デキストリン
• たん白加水分解物
• 酵母エキス
• 調味料(アミノ酸など)
• pH調整剤
• 乳化剤

鶏ガラスープの素の原材料はメーカーによって多少変わるようですが、基本的にはチキンエキスと野菜エキス、食塩などが入っている調味料です。味の素の丸鶏がらスープは顆粒タイプになっていて、お湯に溶かすだけで、じっくりと鶏肉やガラを煮出したブイヨンようなスープを作る事ができる調味料です。

時間がなくてもすぐに何時間も煮たブイヨンのようなスープを作る事ができて、色々な料理に合わせて使う事もできます。鶏ガラスープの素の味はしっかりとしたブイヨンでコクがありますが、あっさりとした料理にも使える便利な調味料です。

鶏ガラスープの素の代用品として最もおすすめなのは中華だしの素で、次におすすめなのは創味シャンタンです。他にも鶏ガラスープの素の代用品はありますが、この2つの調味料が特におすすめです。その理由についても、鶏ガラスープの素の代用品を紹介しながらまとめていきます。

鶏ガラスープの素の代わりにおすすめなのが、中華だしの素です。味も料理での使い方も似ているので、鶏ガラスープの素と使える料理もほとんど変わりません。2つの調味料の味が似ているのは、原材料が似ている事と関係しています。

味の素の中華だしの素の原材料を確認すると、ほとんどの調味料が一致します。異なる原材料は、ポークエキスと香辛料、オイスターエキスが中華だしの素には入っている事です。中華だしの素には鶏油やこしょう、たん白加水分解物は含まれていないのです。ポークエキスが含まれている分、複雑な味わいとコクを楽しむ事ができます。

また、オイスターエキスが入っているため味の雰囲気には若干の違いがあります。鶏ガラスープの素と使い方はほとんど同じですがコクが深いため、中華だしの素を代用品として使う場合には、味見をしながら料理に加えていくようにしましょう。

中華だしの素の次に鶏ガラスープの素の代用品として使う事がおすすめなのが、万能調味料といわれる創味シャンタンです。創味シャンタンは顆粒タイプとペースト状になっているチューブタイプがあります。料理をする時に自分が使いやすいタイプを選べる事が、人気の理由です。

原材料を比較してみると、鶏ガラスープの素と創味シャンタンとはほとんど変わりません。違いは砂糖と小麦粉、香辛料が使われている事でしょう。また創味シャンタンはチキンエキスではなく、畜肉エキスが使われています。畜肉エキスというのはチキンとポークが混ぜ合わされたエキスの事です。

中華だしの素で使われていない動植物油脂が使われているので、代用するとより鶏ガラスープの素に近い味にも感じます。食塩量は鶏ガラスープの素よりも創味シャンタンの方が多いため、代用品として使う時には創味シャンタンを料理にたくさん入れすぎないようにする必要があります。

ウェイパーとは、味覇と表記される中華の万能調味料の1つです。原材料はほとんど創味シャンタンと変わりがないので、代用調味料としておすすめです。創味シャンタンよりもウェイパーの方が、少し価格は高めになります。そもそもは2つの調味料の製造元が一緒だったので、味に大きな変化がないのです。

ウェイパーと創味シャンタンはほとんど同じ味なので、鶏ガラスープの素の代わりに使う場合には塩分に注意をする必要があります。鶏ガラスープと同じようにウェイパーを入れてしまうと、少ししょっぱいと感じるスープの味になります。

また、ウェイパーは少しポーク風味がある調味料です。鶏の風味を強くしたいという場合には、鶏肉を少しプラスして料理に使うといいでしょう。手羽元を入れるといいダシを出す事ができます。

香味ペーストも中華の万能調味料の1つです。お湯に溶かせば中華スープとなり、ご飯に混ぜて炒めるだけで簡単炒飯ができてしまう調味料です。そんな香味ペーストが鶏ガラスープの素の代わりとなるのは、チキンエキスや野菜エキス、食塩など原材料が、鶏ガラスープの素と似ているからです。

しかし、鶏ガラスープには含まれない香味油や砂糖、香辛料やポークエキスが含まれているため、香味ペーストを料理に使うとスパイシーな中華風味があります。たくさんの香味ペーストを使うと、こってりとした中華味になるため代用品として使う場合には使う量に注意が必要です。

あっさり感を出したいという場合には、香味ペーストをほんだしで伸ばして使うという合わせ技もテクニックとして入れるのもおすすめになります。

あっさりとした鶏ガラスープの素風の味付けにしたいと思っている時には、ほんだしを代わりに使うのもおすすめです。ほんだしというのは、和食の調味料として使われる調味料です。和食の調味料は、中華の調味料の代用品にもなります。

鶏ガラスープの素にはチキンエキスが入っていますが、ほんだしにはチキンエキスは入っていません。ほんだしに含まれているのは、かつおエキスとかつおぶし粉末です。チキンがかつおに変わってはいるものの、その他の原材料は鶏ガラスープの素と似ています。

ほんだしを鶏ガラスープの素の代用品として使う場合には、鶏肉を料理の材料にプラスしましょう。鶏肉をほんだしで煮る事で、鶏ガラスープの素を使ったような風味と味を演出する事ができます。あっさりとした料理を作りたい時にはピッタリです。

中華料理に使う鶏ガラスープの素の代わりに、洋食で使うコンソメを使う事もできます。この2つの調味料の味は全く異なります。代用品になるといわれていますが、コンソメで中華風の味付けをする事はできません。中華風にはなりませんが、コンソメで料理にコクを出す事はできます。

コンソメには固形のタイプと顆粒タイプがあります。代わりに使う場合には、味見をしながら加えていく事がいいので、顆粒タイプがあればそちらを使うようにしましょう。代用品として使いたい場合には、中華だしの素と合わせて使うのもおすすめです。

ちなみにコンソメの原材料にはチキンエキスの他に、ビーフエキスや乳糖、果糖が含まれています。コンソメだけで代用した場合には、少し甘みを感じるスープになるでしょう。

和風のブイヨンといわれるのが海鮮だしです。海鮮だしには色々な種類がありますが、魚を煮詰めて作っただしや昆布だしも海鮮だしになります。海鮮だしはほんだしよりも和風の味付けに近いため、中華料理をつくりたいという場合には、味が合わない可能性もあります。

あっさりとした味付けの料理を作りたい場合には、鶏ガラスープの素の代わりにできますが、中華ではなく和食になってしまう事もあるでしょう。中華風の料理を作りたい場合には、代用品としておすすめの調味料とはいえません。

味が濃い創味シャンタンやウェイパーなどを鶏ガラスープの素の代用調味料とする時には、海鮮だしを加えて伸ばすのもいいでしょう。まろやかな鶏ガラスープの素の味に近づけるための調味料として、海鮮だしを料理に使うのはおすすめです。

しいたけだしも鶏ガラスープの素の代わりとして使う事ができます。しいたけだしの場合、チキンエキスの代わりとなる肉エキスが含まれていないため、かなりあっさりとした味わいの料理になります。中華風の料理を作りたい場合の代用調味料としては、少しパンチが弱い味わいになるかもしれません。

しかし、野菜でできているしいたけだしはあっさりとしていて風味豊かであり、鶏ガラスープの素よりもカロリーを抑える事ができます。料理にもうひと味加えたいという事で鶏ガラスープの素を入れる代用であれば、しいたけだしを代わりに使う事もおすすめです。

鶏ガラスープの素は中華だしの素や創味シャンタンで代用すると、近い味を楽しむ事ができそうです。それでは代用した調味料を使った、中華料理のレシピを5つ紹介します。

【材料】

• そうめん 100g
• ニラ 1/2束
• 卵 2個
• ごま油 大さじ2
• ほんだし(顆粒) 大さじ1
• 醤油 小さじ1
• 水 5カップ
• 塩・こしょう お好みで

1. そうめんを固めに茹でておきます。
2. ニラを1口サイズに切り、卵を溶いておきましょう。
3. フライパンにごま油を入れてニラをサッと炒めます。
4. 水と醤油とほんだしを入れて、沸騰したらそうめんを加えます。
5. 塩とこしょうで味を調えれば完成です。

ほんだしを代用品で使った中華料理のレシピです。鶏ガラスープの素を使う場合も、大さじ1の分量で加えます。ほんだしよりも鶏ガラスープの素の方が塩分が多いため、最後に味を調える時にしっかりと味見をする必要があります。

【材料】

• ピーマン 5個
• ツナ缶 1個
• ごま油 小さじ1
• 創味シャンタン(顆粒) 小さじ1
• ブラックペッパー お好みで

1. ピーマンを細切りにします。
2. 耐熱容器にピーマンと汁気をきったツナ缶を入れてラップをかけます。
3. 電子レンジ600Wで2分加熱しましょう。
4. ごま油と創味シャンタンを加えて混ぜます。
5. お好みでブラックペッパーで味を調えれば完成です。

代用品の創味シャンタンではなく鶏ガラスープの素を使う場合にも、小さじ1の分量で味付けができます。創味シャンタンの方が、味にコクがあるやみつき無限ピーマンになるでしょう。フライパンを使わない電子レンジでできる簡単レシピなので、お弁当のおかずやお酒のおつまみにもピッタリです。

【材料】

• 鶏手羽元 6本
• 卵 2個
• 水 1/4カップ
• 醤油 1/4カップ
• 酢 1/4カップ
• 砂糖 大さじ2
• 中華だしの素 小さじ1

1. 卵を茹でてゆで卵を作ります。
2. 水と醤油、酢と砂糖と中華だしの素を鍋にいれて軽く混ぜましょう。
3. 鶏手羽元と皮を剥いたゆで卵を入れます。
4. 落とし蓋(アルミホイルでOK)をして煮立たせます。
5. 煮立ってきたら弱火にして20分ほど煮ます。
6. ゆで卵の色が変わるほど味が染みこんでいれば完成です。

鶏肉を使った料理なので、鶏ガラスープの素の代わりにほんだしや海鮮だしを使っても美味しい料理になります。もう少し中華っぽい味付けにしたい場合には、ごま油を数滴入れると風味が良くなるでしょう。酢が入っているさっぱりとした味付けの料理で、暑い時期にもおすすめの1品です。

【材料】

• 豆苗 1袋
• 鶏モモ肉 100g
• 卵 2個
• 水 3カップ
• 中華だしの素 大さじ1

1. 豆苗の根元を切って、食べやすい大きさにカットしていきます。
2. 水と中華だしの素と鶏もも肉を入れて沸騰させます。
3. 豆苗を加えてひと煮立ちさせましょう。
4. 卵を溶いて、回し入れます。
5. ゆっくりとかき混ぜたら完成です。

代用に中華だしの素を使っていますが、鶏ガラスープの素も大さじ1で味付けをする事ができます。鶏ガラスープの素を使わないレシピを紹介しているため鶏モモ肉を加えていますが、あっさりとしたスープを楽しみたいという場合には鶏モモ肉なしでも問題ありません。鶏モモ肉の代わりに鶏つくねを入れても、美味しいスープになります。

【材料】

• 鶏手羽元 4本
• 水菜 1束
• 長ネギ 1本
• しいたけ 8枚
• 豆腐 1丁
• 水 4・1/2カップ
• ほんだし 大さじ2

1. 材料を1口サイズにカットします。
2. 鍋に水とほんだしを入れて軽く混ぜましょう。
3. 鶏手羽元を鍋に入れて火にかけます。
4. 鶏手羽元に火が通ったら残りの具材を入れて2分ほど煮て完成です。

ほんだしを代用品で使っているため、鶏ガラスープの素を使った水炊き鍋よりもあっさりとした鍋になります。鶏の味をもっと楽しみたい場合には手羽元だけではなく、鶏モモ肉もプラスするといいでしょう。

鶏ガラスープの素の代わりに使える調味料をまとめました。鶏ガラスープの素と味が近いのは中華だしの素や創味シャンタンですが、あっさりとした風味を出したい時にはほんだしも使えるようです。代用品を使う事で新しいレシピが生まれる事もあるので、色々な調味料でチャレンジしてみましょう。