梅酒のウイスキーを使った作り方!簡単に自家製梅酒をアレンジできる
梅酒が女性にも飲みやすいと、ドリンクメニューでも人気です。最近の梅酒は、梅やアルコールの種類も様々で、アルコール度数も低いものから高いものまであります。ちょっと甘い梅酒が苦手な方には、ウイスキーを使った梅酒がおすすめです。ウイスキー梅酒の作り方は意外に簡単です。ウイスキーと梅と砂糖があれば、オリジナルの自家製梅酒が簡単に作れます。ウイスキー以外にも自家製梅酒をアレンジできますので、チャレンジしてみてください。
ウイスキーの梅酒の魅力
梅酒といえばホワイトリカーを使うのが一般的ですが、ウイスキーの梅酒の魅力を知ると、ウイスキー梅酒の作り方を知りたくなるはずです。ウイスキーと梅の香りが癒しの効果もあります。自家製梅酒のウイスキーを使った作り方を紹介します。
ウイスキーと梅の香り
通常の梅酒の作り方で、ホワイトリカーをウイスキーに変えただけで、梅酒の味と香りが大きく変わります。無味無臭のホワイトリカーよりもウイスキーの芳醇なまろやかさと、梅のさわやかな酸味が一緒に合わさることで、より深みのある梅酒として楽しめます。
ウイスキーが好きな人はもちろん、あまり得意でない人も梅酒に使うと飲みやすくなったという人もいます。ウイスキーと梅の香りが良いの相乗効果があるので、この作り方でつくるウイスキー梅酒の最大の魅力です。
コクのある味わい
元々、ウイスキーは芳醇なまろやかさが特徴のお酒ですので、ウイスキーを使った梅酒は、梅の香りとの相乗効果が加わって、よいコクのある味わいの梅酒になります。
オリジナリティ
ホワイトリカーを使った梅酒では、梅や砂糖を変えると少しは味は変わりますが、ウイスキーを使った梅酒の場合は、明らかに味と香りが激変します。特に、ウイスキーの銘柄を変えると、味と香りが変わり、オリジナリティのある自分だけの梅酒として味わうことができます。
ウイスキーの梅酒の作り方
では、ウイスキーの梅酒の作り方を紹介します。準備するものと材料、下準備、仕込みなど一般的な自家製梅酒の作り方を紹介します。
準備するものと材料
ウイスキー梅酒の作り方で準備するものと材料は、梅、ウイスキー、氷砂糖、瓶の容器です。それぞれに必要な量や使い方をまとめました。
梅
ウイスキー梅酒の一番大事な材料は、まず梅です。梅の時期になればスーパーや産直販売所で売られています。大体キロ単位で売られています。1kgの梅を使うと、4Lの容器が必要になりますので、大きくて重くなり少し大変ですので、最初は梅500gでやってみることをすすめます。
ウイスキー
ウイスキーはお好みのものを選んでください。梅が500gの場合は、700mlを1本、梅1kgの場合は2本使います。ウイスキーは安いよりも高いものが良いと書いてありますが、種類によってはクセが強いものもありますので、飲み飲み慣れたものや手頃な価格のもので大丈夫です。
初めてウイスキーで梅酒を作る場合は、クセがないスッキリとした辛めのブラックニッカクリアがおすすめです。さらっと飲みやすいので、初めて試すのに最適です。また、アメリカのバーボンのベンチマークは度数が40度ありますが、味も香りも甘めで、口当たりがまろやかです。ウイスキー独特の鼻にツンとするのが苦手な方におすすめです。
氷砂糖
梅とウイスキーの次に欠かせないのが、氷砂糖です。グラニュー糖や普通の砂糖ではなく氷砂糖を使うのは、溶けにくいので、ジワジワ溶けてウイスキーに梅のエキスが溶け出しやすくするためです。梅500gの場合は、氷砂糖は250g使います。あまり甘くしたくない方も、砂糖を減らしすぎると梅のエキスが十分に出ないため、最低限は入れてください。
瓶の容器
梅、ウイスキー、氷砂糖を入れる容器は、瓶の容器が最適です。漬けた梅や氷砂糖の様子が確認しやすいし、瓶の場合消毒がし易いので、自家製梅酒を作る場合は瓶の容器を使います。瓶の大きさのめやすは、梅が500gなら2L、1kgなら4Lの瓶が必要です。
下準備
次にウイスキー梅酒を漬けるための下準備についてまとめました。梅の選別やあく抜き、ヘタをとること、瓶の消毒は必ずやってください。美味しく保存するためにもこの下準備を丁寧にすることが大切です。
梅を選別する
購入した梅の中から、きれいな梅を選びます。傷ついたり茶色く変色してる梅は、使わないようにしてください。きれいで美味しい梅酒を作るためには、まず梅を選別することが一番大切です。
梅のあく抜き
次に、選別した梅をやさしく洗い、水につけて梅のあく抜きをします。レシピでは、あく抜きの時間はまちまちです。青梅の場合は、4時間ほど水に漬けてあく抜きしてください。また、青梅以外はあく抜きしなくても梅酒はできるともいわれています。
梅のヘタを取る
あく抜きした梅はひとつひとつ、ていねいに水気を拭き取り、梅のヘタを竹串で取ります。まわりの茶色いところは少し残ってしまいますが、梅に傷がつくと梅酒が濁る原因にもなるので、気をつけてください。また、ヘタを残しておくと、自家製梅酒の瓶に、黒いヘタが沈みます。一緒に飲んでしまうこともあるので、味も見かけも悪くなります。
瓶の消毒
小さい瓶は熱湯で消毒できますが、2Lや4Lの大きな便はなかなか煮沸消毒できません。一度きれいに洗って乾かし、水気をしっかりとった後に、ウイスキーを少量入れて瓶をまわして消毒します。ウイスキーのアルコール度数が高いので、この瓶の消毒の方法で大丈夫です。また、消毒に使ったウイスキーは、必ず捨てましょう。
仕込み
いよいよウイスキー梅酒の仕込みです。梅と砂糖の入れ方、ウイスキーの注ぎ方、漬けこみ期間についてまとめました。
梅と氷砂糖の入れ方
まず、梅と氷砂糖の入れ方は、簡単です。消毒した瓶の中に、梅と氷砂糖を順番に交互に入れていきます。梅と砂糖の量が多いと、きれいな層ができます。
ウイスキーを注ぐ
次に、梅と氷砂糖を入れた瓶の中に、ウイスキーを注ぎます。一般的にはホワイトリカーを使いますが、ウイスキーを使うと濃厚な味と香りが楽しめます。あとは、じっくり待つだけです。
漬け込み期間
ウイスキー梅酒は、作ってすぐには飲めません。漬け込み期間は、最低でも3ヶ月から半年後が飲み頃です。ウイスキー梅酒をより美味しく楽しむためには、1年は漬けこみ期間をとった方が良いそうです。気長に待つと、さらに美味しいウイスキー梅酒を楽しめます。
ウイスキーの梅酒以外の自家製アレンジ梅酒
ウイスキー梅酒以外の自家製アレンジ梅酒が作れます。ウイスキーの代わりに焼酎やブランデーで漬けると、焼酎梅酒、ブランデー梅酒になります。また、氷砂糖の代わりに黒糖や蜂蜜を使うと、黒糖梅酒や蜂蜜梅酒にもなります。自家製アレンジ梅酒についてまとめました。
焼酎梅酒
自家製梅酒を作る場合、アルコール度35度のホワイトリカーを使うのが一般的です。一方、35度以上の焼酎で自家製梅酒を作ることができます。焼酎の種類もいろいろありますが、米、麦、玄米などを原料とした焼酎を使って、焼酎梅酒を漬けることができますので、試してみてください。
米焼酎はホワイトリカーよりも飲みやすく、スッキリしています。麦焼酎は米焼酎よりもむぎの香りが強いので、米焼酎よりも少し長めに寝かせた方が、梅の味と香りがなじみ、美味しくなります。
ブランデー梅酒
自家製のウイスキー梅酒と同じように、ブランデーを使った梅酒もまろやかな味と香りが人気です。ブランデーのコクと香りが、梅の味と香りをより引き立ててくれます。お好みのブランデーを使って、ウイスキーの代わりに使ってみてください。オリジナルのブランデー梅酒を楽しんでください。
黒糖梅酒
- 梅 500g
- 黒糖 400g
- 焼酎 720ml
- 保存瓶 2L用
- 下準備として、瓶を消毒する。
- 梅を洗い、2~4時間程度水に漬けてあく抜きする。
- 梅の水気をふき、竹串でヘタを取る。
- 瓶に梅と黒糖を交互に重ね入れ、焼酎を注ぐ。
- 冷暗所で保存し、3ヵ月から飲むことができる。
氷砂糖の代わりに黒糖を使い、ウイスキーの代わりに焼酎を使うと、黒糖の優しい甘みと梅の香りが広がる自家製黒糖梅酒ができます。
蜂蜜梅酒
- 南高梅 1kg
- 蜂蜜 500~700g
- ホワイトリカーまたは焼酎 1.8L
- 梅は冷暗所で保存して完熟させると、あく抜きは不要。
- 梅を洗い、しっかりと水分を拭きとる。
- 梅と蜂蜜を交互に並べ、焼酎を入れる。
自家製梅酒を作るときに、完熟した梅を使うと、全体が濁りやすくなりますが、半年から1年経つと美味しい蜂蜜梅酒が出来上がります。
好みのウイスキーで格別な梅酒が作れる
ウイスキーを使った梅酒の作り方は意外に簡単です。また、ウイスキーと梅酒のいいところが合わさって、ひと味違う味わいのウイスキー梅酒になります。また、好みのウイスキーで格別な梅酒が作れるのも手作りの醍醐味です。ウイスキー以外のお酒や黒糖や蜂蜜など、自分の好みの材料でアレンジして、自家製梅酒の味の違いを楽しんでみてください。